昨日、仕事を始めることを書いたが、これまでやっているボランティアをすべて続けながら仕事をするのは、かなり時間が厳しくなってきたと思っていた。それに11月には、またニュージーランドへ行こうと思っているので、休めない日本語教室のレッスンを1回だけオンラインでできないかと思っていた。

 そんなことを考えながら、日本語教室へ行ったら、衝撃の事実が・・・。私が教えていたのは、去年技能実習生として来日したミャンマー人男性。まだ20代半ばだった。自動車関連の工場で勤めていた。その会社には、他にミャンマー人とベトナム人の実習生がいて、そこから4人が日本語教室に来ている。その彼がその会社を辞めたというのだ。

 8月の休み中に、お兄さんのいる日光への行き方をラインで聞かれ、教えてあげたことがある。9月最初の授業で、ちゃんと日光まで行けたこと、東京で出会った日本人に親切にしてもらえてラインも交換したこと、そんなことを嬉しそうに話してくれた。

 でも同時に、「仕事を辞めたいから、それをいつどう言えばいいか」ということも聞かれた。私も技能実習制度には詳しくなかったので、また次回までに調べておくねと言っただけなのだが・・・。

 あらためて調べてみたが、技能実習生は、転職することはできない。だから彼が仕事を辞めるということは、そのビザを失いミャンマーに帰らないといけない。ただ、今はミャンマーの情勢不安を理由に、6か月間の特定活動ができるビザが下りるそうだ。彼もそのことを話していて、お兄さんのもとに行きたいと言っていた。

 でもこれは、私の推測に過ぎない。日本語教室の担当者の方からは、彼が仕事を辞めたので、日本語教室もやめると連絡があったと聞いただけだ。

 技能実習生が勤め先から急にいなくなるという話は、よくある話だと言われている。でもこの制度では、送り出し側にも受け入れ側にも問題が多いと言われている。

 私はこれまで技能実習生への日本語指導をしたことがなかったので、制度についてもあまり詳しくない。ただこんな風に目の前にいた実習生がいなくなったことに、ちょっとショックを受けている。


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