イタリアのバンドReale Accademia Di Musicaが、1972年にイタリア国営放送(RAI)に出演した際のスタジオライヴ映像。
曲は1st「Reale Accademia Di Musica」(1972)のラスト曲「Vertigine」。
[members]
Federico Troiani(キーボード)
Gianfranco Coletta(ギター)
Henryk Topel Cabanes(リード・ボーカル)
Pierfranco Pavone(ベース)
Roberto Senzasono(ドラムス、パーカッション)
Reale Accademia Di Musicaは1972年に結成、同年1stアルバムを発表しますが、同じ1972 年のこのTV出演時にはすでにギターがニコラ・アグリミ(Nicola Agrimi)からジャンフランコ・コレッタに交替しています(間にさらに一人ギタリストが在籍していた模様)。そのなこともあってか、このライヴではギターはまだアルバムほどの自己主張をするには至っていない感じですね。
1st発表後の1973年には実質バンドは崩壊してキーボードのフェデリコとドラムスのロベルトだけが残り、翌1974年にアドリアーノ・モンテドゥーロ(Adriano Monteduro)というカンタトーレ・ギタリストとの共作「Adriano Monteduro & Reale Accademia di Musica」を出して解散することになります。
バンドとしては非常に短い期間しか存続しなかったわけですが、その音楽はボーカルのヘンリク・トペルのジェントルな声質もあって、哀愁溢れる上質なシンフォニック・ロック。中でも安定したリズム・セクションの上で奏でられるフェデリコの厚みと深みのあるキーボードが印象的です。決して派手ではないのですが、彼のプレイからは全体を包み込みリードする音楽的豊かさが感じられます。
ところがなんと近年、2ndアルバムの未発表音源が「La Cometa」として発掘され、2010年にダウンロードで、2013年にCD&LPでリリースされました。フェデリコ、ヘンリク、ジャンフランコら1stのメンバーがほとんど顔を揃えた音源とのこと。
ところがなんと近年、2ndアルバムの未発表音源が「La Cometa」として発掘され、2010年にダウンロードで、2013年にCD&LPでリリースされました。フェデリコ、ヘンリク、ジャンフランコら1stのメンバーがほとんど顔を揃えた音源とのこと。