yokohama

 Jリーグでは以前から、「外資に門戸を開くべきか?」という論争があった。詳しいことは知らないが、現在も、外国籍の企業がクラブの株式の過半数を握ることは禁止されているのだと思う、たぶん(違ったらゴメン)。ただし、外国企業がスポンサーになることはOKだし、外資が少数株主になることは問題ない、というのが現時点でのルールなのだろう。

 今般の中村俊輔の移籍でクローズアップされたように、横浜Fマリノスの場合は、こちらから拝借した上掲図のように、日産が70%を握り、外資のシティー・フットボール・グループ(CFG)というところが2014年から20%を保有という出資比率ながら、なぜかクラブの経営・編成でCFGが全権を握り、日産は社長を出しながら運営にまったく口が出せないという、不可思議な構図になっていたようだ。

 自動車会社と言えば、トヨタが名古屋グランパスを腐らせてしまったことが記憶に新しく、日産もマリノスを堕落させるのか?と連想してしまう。ただ、今問題になっているのは、日産自体は善意をもってマリノスを良くしようとしているものの、黒船CFGが大暴れしてマリノスをぶち壊しつつある、という図式らしい。

 2017シーズン、マリノスは大きな代償を支払う可能性が小さくない。わずか20%の外資を入れただけで、マリノスほどの名門がこれだけ滅茶苦茶になってしまうのだから、Jリーグへの外資の解禁といった議論は、当面後退するかもしれない。まあ、超ドメスティックかつローカルな清水とは、あまり関係ない話かもしれないが。

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