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  • BWV1006a(21)

    プレリュードの通しの楽譜を2回に分けて掲載していきます。今回は58小節までです。この連載で小出しに出していった楽譜からかなり変更しています。弾き込んでいくうちにより適切な方法を見いだしていった結果です。楽譜には2018年と2024年が編曲年としてあげてありますが、実は2000年頃にも一回編曲していますので今回で3回目、3コースをシ♭にしたのは今回が初めてです。この版で一応フィックス版としたいと思います。左右指の運指も詳細に書きました。実力と音楽性がある方ならばスムーズに演奏できるはずです。BWV1006a(21)

  • いつのまにか・・・(2)

    そこで2年ほど前に購入したのがTOPPINGのD90LEでした。これにUSBで超小型Windowsコンピュータが接続されているのは以前当ブログで紹介しました。最近新たにBlutoothで機器を接続したことも書きましたが、さらにいくつかのBluetooth機器を繋げてみました。現在ペアリングしているのは、DAP(デジタル・オーディオ・プレイヤ)のTempoTecV6とiPhone14とノートパソコンのOneMix4Sです。まとめてみると、アンプに直結→CDプレーヤー、レコードプレーヤDACを通してアンプに接続DACに直接USB接続→超小型WindowsコンピュータDACにBluetoothで接続→TempoTecV6,iPhone14,OneMix4Sいつのまにか入力機器が6つになってしまったんですね。なん...いつのまにか・・・(2)

  • いつのまにか・・・(1)

    オーディオはまずアンプとスピーカーが重要で、音楽ソースを再生するのはLPの時代ならレコードプレーヤー、CDになったらCDプレーヤーでした。我が家のオーディオもほんの数年くらい前まではこれだけでしたが、最近はソース入力機器が多様化してきています。時代の流れなんでしょうか。単に流されているだけのような気もしますが・・・レッスン室にデスクトップが置いてありますが、NaxosMusicLibraryのサブスクをするようになってから、TeacのAI301-DAをPCにUSB接続し、AI301-DAからのオーディオ出力(アナログです)をデンマークのスピーカーブランド、DALIのFAZONに繋いで聴いています。これがソース入力機器が多様化し始めた嚆矢です。2017年のことでした。AI301-DAは統合型の機器で、ミュー...いつのまにか・・・(1)

  • 同じ原因

    スマホで使っている予定帳アプリはCalengooを使っています。とても多くの項目についてカスタマイズでき、スマホひと画面に表示する月予定にイベントの開始時刻まで表示できます。(ただし時間まで。分は表示不可)そして文字のフォントも大きさも自由自在。限られた画面スペース(iPhone14)にとても効率的にイベントが表示されます。多くのアプリは文字のカスタマイズができないとか、開始時刻は表示できないとか、ひどいのになるとイベントがある印の●だけついている中で、このCalengooは秀逸です。そのCalengooが突然イベントを全く表示しなくなりました。他のアプリではきちんと最新のイベントまで表示できます。大元のGoogleカレンダーでも予定イベントが消えているわけではありません。設定で同期しているカレンダーを見...同じ原因

  • 夏場のガット弦は・・・

    ここしばらくずっとバロック・リュートのオクターブ弦にガット弦を使ってきました。バス弦は合成樹脂のCD弦です。この組み合わせはとても相性がいいです。というのも音の減衰時間がCD弦の方が気持ち短いのでバスがとてもすっきりと鳴るからです。CD弦と組むオクターブ弦には、ナイルガット弦、カーボン弦を使ってきましたがいずれも音の減衰時間がバス弦より長いし音も派手目なのでバスが聞こえにくくなる傾向がありました。逆にいうとオクターブ音が目立ちすぎるのです。CD弦ととても相性がいいガット弦ですが、夏場はエアコンをかけると湿度や温度の変化が結構あり頻繁に調弦する必要があります。エアコンで温度調節をするとはいうもののピタッと温度や湿度が一定になっているわけではありません。外が38度、室温がエアコンを使って26度まで下げました。...夏場のガット弦は・・・

  • 青森まで行ける?

    河口湖飛行館を見学したあとは箱根に宿泊しました。翌日箱根の美術館などを見て帰宅の途につこうとスマホで交通状況を見てみましたら、何と東名・新東名とも一部区間が通行止めになっているではありませんか。区間は静岡から愛知県の新城あたりまで。ええーっ!こんなに長い区間!!これは一大事です。もう少し詳しい情報が欲しいのでとりあえず御殿場から東名高速道路に入り1番目の駒門SAの情報パネルで状況を見てみました。状況はスマホ情報と同じでした。どういうルートに変更すべきかなかなか判断が難しいです。レストランで軽いものを摂りながら考えていると、近くのおじさんも困っているようで会社に電話をしていました。漏れ聞こえる話では、みなさん1号線に迂回するので、1号線は大渋滞みたいでした。渋滞を我慢して1号線に迂回するかいっそのこと中央高...青森まで行ける?

  • 今年も飛行館

    今年も行ってきました。河口湖飛行館です。今年は台風が近づいていますので、たどり着けるか心配でしたが台風の進路が予想とは大幅に変わりかつ速度が極端に遅くなったので大丈夫でした。今年の目玉は4年程前からレストアが続けられている偵察機彩雲がエンジンを装着されたことです。あの「我に追いつくグラマンなし」の彩雲ですね。エンジンは中川良一氏が設計した2000馬力級の誉エンジンですが、レストアのもとになった機体のエンジンは損傷が激しく、飛行館に保管されている別の3つのエンジンから「いいとこどり」してきれいなものをくみ上げたそうです。上の写真に写っていますがそれはもう美しく立派なものです。駆動は無理なんでしょうかねぇ。今年はなぜか訪問者が例年に比べて激増しているそうです。私が訪問した前日は人であふれかえっていたそうです。...今年も飛行館

  • BWV1006a(20)

    プレリュードの残り全部です。右指の運指記号について、実線で斜め下に向かっているのは人差し指で連続的に弾弦します。(129小節目、138小節目)それから上向きまたは下向きの破線は、薬指・中指・人差し指の順で弾弦します。(128小節目)134小節目は一拍目と三拍目の和音の内それぞれ一音ずつ省略しました。自筆譜に書かれている通りだととても演奏しにくいのとそれらがなくても和音構成上は問題ないとの判断でこの形にしました。まぁこのくらいはバッハさんもまけてくれるかな?これでプレリュードは一応完結です。ここで発表後も弾きながらポジションを変えた部分もありますので、その変更分を反映した「暫定フィックス版」を次回お届けしたいと思います。バロック・リュートを演奏される方はぜひつまみ食いをお楽しみください。あるいは出版されてい...BWV1006a(20)

  • 謎曲

    バロック・リュート用のタブです。どっかで聞いたことがあるような。昨日はでてきませんでしたが。謎曲

  • 夏休みの工作(4)

    作ったのはプリント基板にバーツを配置し、プラスチックケースにそれを収めるという当時では「最新式」の二石トランジスタ・ラジオです。基板はベークライトに銅板が貼ってあるものを購入、これは近所の模型屋に売っていました。こんなイメージです。昔のプリント基板です。各パーツは裏で半田付けします。今のプリント基板はこんな感じですよね。雑誌に掲載されていた回路図に増幅回路を足したものから実体図を起こし、繋げる部分を裏の銅板の部分にセメダインを塗って描き、塗っていない部分を塩化第二鉄溶液で溶かしてプリント基板を作りました。ウチは写真屋をやっていましたので、なぜか塩化第二鉄があったのです。その頃吹奏楽部に入っていて夏のコンクールに出るべく朝から夕方まで練習をしていました。朝に塩化第二鉄溶液が入ったバットに基板を入れて置き、夕...夏休みの工作(4)

  • 夏休みの工作(3)

    小学1年、2年の夏休みの工作がそれなりに評価(1年生のものは自力ではないにもかかわらず)されたことを勘違いして、以降ずっと適当なものを作って小学校生活を過ごしてしまいました。当然ロクなものはできません。中学生になっても同じ調子でいったのですが、3年生の夏休みの工作は何を思ったかラジオを作ることにしました。それも真空管式ではなく当時最先端?のトランジスタ・ラジオです。実は2年生のとき、雑誌に載っていた回路図をもとにトランジスタ・ラジオを組んでみたんですが、大失敗で何も音がなりませんでした。回路図から実体に落とす方法が分からなかったのですが、誰も尋ねる人もおらず適当に半田付けしたらやっぱりなりませんでした。その後その雑誌に一石トランジスタ・ラジオのかなり具体的な記事が掲載されていました。雑誌の次号に二石増幅回...夏休みの工作(3)

  • 夏休みの工作(2)

    小学校1年生のときの夏休みの工作では前回書きましたように少し恥ずかしい思いをしましたので、2年生のときは完全に自力で行くことにしました。そもそも1年生のときに父親の介入を招いたのはギリギリまで作っていなかったことが原因だったと思い、夏休みも早いウチに製作をしました。ウチは写真屋をやっていたので、フィルムの殻(ケース)一杯あります。これを使った何かできないかなと思い作って見たのがロボットでした。私の当時の「ロボット観」は前谷惟光の漫画に出てくるロボット三等兵です。少し前のホンダアシモや最近のピョンピョン跳ね回るロボットとはかなり異なっていました。この作品は少年クラブに連載されていましたが、大好きな漫画でした。こち亀がなんかこのロボット三等兵の漫画に似たところがあると前々から思っていましたが、WIKIに秋本治...夏休みの工作(2)

  • 夏休みの工作(1)

    夏休みの課題がまだの小中学生は今頃はおおわらわでしょう。私が小中学生の頃は「夏休みの友」と題された4教科、5教科全部入りの冊子が学習の課題でした。感想文はあったかな?最近はAIで感想文を書くといけないので感想文の課題は出さなくなったようですが。あと工作もありました。小学校1年生のときの提出工作はなんと御在所ロープウェイのジオラマ。1m四方のジオラマで、紙粘土で鈴鹿山脈が作られていて中央に御在所岳、そこにロープウェイが繋がっているというとてつもなく立派な物でした。もちろん小学1年生にこんなものが作れるはずがなく、父親が全て作りました。工作の課題に困っていると、父親が妙にやる気を出し全て作ってしまったのです。2学期が始まり大きな風呂敷に包んで学校に持っていきましたら、クラスの子たちから「すごーい」の歓声が。先...夏休みの工作(1)

  • 続)初めてDAPとDACをBluetoothでつなげる

    使われている機材をよく見てみると、最近買ったDAC、DAP、ミニWindowsコンピュータは全て中国の深センや広州のメーカーです。アンプはLuxmanで日本製ですが、2002年購入。これまた日本のデノン製のCDプレーヤーは2012年購入です。ネットのサブスクサイト(NaxosとかSpotifyなど)の音楽をスマホなどで聴くのは一般的でしょうけど、そこそこのオーディオシステムに繋げて聴きたいという人もいると思います。私もその一人ですが、そのためにはコンピュータと、コンピュータからのデジタル信号をアナログ信号に変えてそれをアンプに流してやる機器=DACが必要です。最近のDACはアンプ付きのものもありますが、私の場合はアンプは旧来のLuxmanを使いますのでアンプ付きは不要です。(ちなみに仕事部屋ではTEACの...続)初めてDAPとDACをBluetoothでつなげる

  • 初めてDAPとDACをBluetoothでつなげる

    ウチのリビングルームのオーディオ機器です。上から、カバーがかかっているのがレコードプレーヤーStantonT90USB。一応LPレコードも聴けるようにしています。その下の段、左がDAC(デジタル・アナログ・コンバーター)のTOPPINGD90LEで右がWindowsコンピュータのMeLEQuieter3Cです。この極小コンピュータはファンレスでその名の通り全く音は出ません。ただ小さいのに発熱がすごいです。このコンピュータはNaxosMusicLibraryを聴くためのものです。Wi-Fiで家の中のネットワークに繋ぎ、モデムから光回線に経由でインターネットに接続します。その一段下の段はPanasonicDigaでテレビ・チューナー付きHDレコーダー+DVDプレーヤーです。テレビ番組の録画はDigaで行ってい...初めてDAPとDACをBluetoothでつなげる

  • BWV1006a(19)

    109-116小節もうこのあたりになると「難場」は過ぎ去り、割合とリュート的に自然な音の流れになります。113小節目のバスの下線はオクターブ弦のみを弾くことを示しています。94小節目でも同様の弾き方を使いました。114~116小節目は3コースをシ♭にしたおかげで左指は多少楽になっていますが、3コースの張りが強くなった分、音が目立ちがちなので弾くときは注意が必要です。117-124小節できるだけリュート的なポジションにしたつもりではありますが、リュート奏者が作った曲と比べるとこれでもまだ弾きにくいかも知れません。サウンドとしてはとてもリュートっぽいのですが。BWV1006a(19)

  • 成金

    お昼に鑑定団の再放送を見ていましたら、1500万もする絵画をポンと購入した方が出演されていました。司会者とのやりとりを聞いていますと、その方は絵には全く関心がないみたいで、1500万というお値段に興味があるみたいでした。鑑定結果は購入額をはるかに上回る2500万と出ましたのでその方は大満足でした。こういうケースを表す言い方に「猫に小判」とか「豚に真珠」なんてことばが日本にはありますが、その御仁には正にぴったりです。名古屋の某ホールは飲食チェーンで財を成した方が作られたクラシック音楽用ホールですが、私の印象ではあまり上手なホール作りとは言えないです。200席くらいのホール天井に幅1メートルくらいの溝がホール後方から前方に向かって切ってあり、それが上に抜けています。そのせいでステージで聞こえるはずの音の何分の...成金

  • attiorbato の修理出来

    スウェーデンの製作家、ラース・イェンソンからメールが来て、attiorbatoの修理が完了とのことでした。このブログでも書きましたように3月に拙宅に到着したattiorbatoが輸送中の不手際で一部故障していて、4月に製作家に修理依頼のために楽器を送り返しました。当時ラースはいくつかの仕事で手一杯で当面はエヴァンジェリナ・マスカルディの楽器の製作に追われていて、私の楽器の修理を開始するのは早くても秋頃だということでした。彼はいつも夏になると長い休暇をとるべくスタジオを離れるようですが、今年は諸般の都合で夏も休みを取らずスタジオにこもることになったそうです。その時間を使って私の楽器の修理をしていただきました。スタジオは夏になると湿度が上がる場所にあるらしいですが、(それも夏になるとスタジオを離れる理由でしょ...attiorbatoの修理出来

  • 暑い日には

    当地ではかつてないくらいの暑い日々が続いています。8日から今日までの間で全国1位の暑さが2回、そのうち1回は40度超えの新記録です。2位が1回、ベストテン入りが数回、最低温度が高いランクで2位というのも1回ありました。もう35度を下回るだけで涼しいとさえ感じます。台風の影響でまた明日もフェーン現象が起こって暑くなるみたいです。今日の夕方は風が吹いていてちょっと涼しげな感じがしないでもなかったですが、その風は湿った生暖かい風でした。そういやその風は西風です。桑名では西風はフェーン現象がおこる風です。よく西風が吹けば桶屋が儲かるといいますが、桑名で西風が吹くとどうなるんでしょう。桑名で西風が吹くと気温が上がり、体温も上がるのでみんな水を沢山飲みます。水を沢山飲みすぎるとおなかをこわします。お腹が痛くなったら医...暑い日には

  • BWV1006a(18)

    97-108小節100小節目あたりからまた左手にとってまた難場にさしかかります。リュートではあまり使わないポジションも出て来ますがこういうところはバレをしっかりすることで指が弦から外れることを防げます。例えば3コースや4コースで7フレット以降をいきなり押さえるのはかなりリスキーです。そこで102小節目~105小節目のようにバレをすれば2~4指に対する弦高が下がり指を外すことはなくなります。100-105小節間では開放弦が3箇所しかなく他の部分とは異なっていますが、それはバレを多用しているからです。バロックリュートは何年も使っているとネックがそって弦高が上がってきがちですが、そうなるとハイポジションを押さえるのが難しくなってきます。しかしそれだからといってネックを削ったり場合によってはボディのリブの上端を削...BWV1006a(18)

  • 孤愁の岸(2)

    私が小学校の高学年のときにある熱血教師が転勤してきて、その先生の学年(私のひとつ下の学年でしたが)は三学期の学芸会のときに薩摩義士の演劇を上演しました。先生の自作のシナリオで挿入歌まで先生が作られたようです。それがとても印象に残っていて薩摩義士という呼び方もその演劇で覚えました。その記憶がありましたので、杉本氏の「孤愁の岸」という作品をアマゾンで見つけたときはすかさずポチってしまいました。文庫本の下巻にある氏の年譜を見ていましたら、「孤愁の岸」が講談社から最初に出版されたのが1962年10月とありました。この年は件の熱血先生が私の小学校に転勤(ひょっとして新採用?)して来た年です。ということは実はその先生がこの小説に感動して自らシナリオを書き演劇を上演した!?充分考えられる話です。その演劇上演から60年以...孤愁の岸(2)

  • 孤愁の岸(1)

    杉本苑子作「孤愁の岸」を読みました。(講談社文庫上下2巻)本作は江戸時代の治水工事、宝暦治水(1754-1755)を描いた小説で、氏が1963年に本作で直木賞を受賞し世に出た記念碑的な作品だといわれています。宝暦治水といってピンと来ない方も多いかと思いますが、洪水が多発していた揖斐・木曽・長良川合流地点の治水対策を幕府が薩摩藩に「御手伝普請(おてつだいぶしん)」を命じたものです。桑名の旧市街は揖斐・長良川の合流地点とそれに続く河口に町があり、ナガシマ温泉で有名な桑名市長島町は木曽川と揖斐・長良川に挟まれています。工事は桑名市よりもう10キロほど上流で行われました。御手伝普請というとなんかほのぼのとした印象を受けますが、ことばの印象とは裏腹に実際は幕府の権力で無理矢理薩摩藩に金と人を出させて行わせた治水対策...孤愁の岸(1)

  • BWV1006a(17)

    77-84小節78小節目の3拍目はそれまでと右指の運指を変えてあります。これは79小節目の冒頭をスムーズに弾くためです。このフレーズがヘ長調で出て来たときも同様の処置をしてあります。(28小節目)82小節目からいよいよ技術的な「難場」に差し掛かります。82小節目はまだ予告編ですが。85-96小節82小節目の音型を使ったシーケンスが86小節目から89小節目まで続きます。ここは「難場」です。でもバレをしっかり決めれば比較的安定して弾けると思います。もちろん練習を重ねることは必要ですが。92小節目に移るところは「大難場」のひとつでしょう。別の方法として9ポジションでバレをして12フレットの音を使う方法もありますが、リュートはこの位置では楽器の構造上あまりいい音がしませんし、93小節目に移るときポジション移動が必...BWV1006a(17)

  • BWV1006a(16)

    65-72小節65-66小節は前の2小節の反復です。67小節目からは前半17小節目~28小節目と同じパターンですが調が下属調に転じています。このパターンの5小節目、全体では71小節目からは2小節単位で不協和音程→解決の形で進みます。(赤マルで囲ってある動き)一部の演奏家の演奏ではこの部分をまるでアルペジオの練習のごとく弾いていますが、(ギタリストに多い)きちんと和音の流れを出したいものです。アルペジオ練習みたいに弾いている人は一番下に来る音(ここではファです)を一番強く弾くので拍の頭がずれて聞こえます。そういう人は多分和音は聴かず指の動きだけで弾いているのでしょう。(逆にどうしてそういうことができるか不思議ですが)シ♭を開放弦で使うという点においては前半の部分と同じですが、メロディラインの弦の使い方が前半...BWV1006a(16)

  • タッチの差!

    今日の朝方はそれほど暑くは感じませんでしたが、それでも桑名は気温の高い方からの10傑にはいっていました。途中からベストテンから脱落するのですが、昼過ぎから俄然盛り返して2位に付けてきました。一位は愛知県豊田市です。トップまであと0.1度と迫ったところで終了、というか16時になり二位になってしまいました。どうせ暑いなら3日連続トップを達成してほしかったです。そうしたら多分何かの話題になるかも知れません。惜しかったですねぇ。しかしこの暑さはいったいどうなっているんでしょうねぇ。明日は多少は暑さが和らぐのでしょうか。台風の動きの関係で変化が起こるかも知れません。天気予報では、11日以降は2,3度気温が下がるみたいです。いい加減そうでないと困ります。タッチの差!

  • 今日も!

    今日も桑名は全国一位の暑さでした。しかも40.4度!自己記録の39.8度を超えて自己新記録です。2日続けての一位も初めてか!?歴代一位の四万十市、二位の多治見市に続く三位!しらんけど。さすがに今日は暑かったです。でも40度超えとは知りませんでしたねぇ。二位の豊田市に1度近い差を付けて堂々の一位です。明日はどうなんでしょうか。このまま3連勝となれば多分間違いなく記録的でしょう。がんばれ桑名!今日も!

  • 祝日本一!

    昨日の猛暑ランキングで桑名が一位を獲得しました。これは気象庁が出しているランキングですが、午前中からトップクラスで3時前には一位、そしてそのまま逃げ切り夜間に見た同ランキングでも一位でした。一位と言われても実際の体感はそれほどでもなかったような気がします。例のフェーン現象をもたらす北西の風もなかったような感じでしたし、夜になると少し風も出て来て夕涼みができるような感じでした。この気温観測はどこで行われているのか調べてみました。場所は市内江場大字金縄というところに桑名市地域気象観測所がありそこで観測しているようです。市立陽和中学校から南西に200メートルほど行ったところで、ここは昔は田んぼばかりの所でした。伊勢湾台風のときはもっとも水が高く来た地域ということもあってか、市内の他地域と比べて工場や事業所の比率...祝日本一!

  • 作り直し!

    先日くわな新聞の広告を入稿しましたが、昨日同新聞から電話がかかってきて、相談したいことがあるとおっしゃる。おっしゃるには、お約束していた第1面の掲載ができなくなり別の面に移動していただきたいとのことでした。同新聞に掲載をお願いしたのが、4月のはじめ。ところが途中で大口の広告が入り、移動させざるを得ないということです。まぁ向こうも商売ですから何十万の掲載料を捨ててまで3万程度の私の広告を優先することはないでしょう。ただ、このまま「はい、はい」といって従うわけには行きません。同新聞側にもいくつか瑕疵があります。ひとつは4月の始めの申し込み段階で、大口広告依頼が入ったら移動してもらう可能性がある旨は伝えられていないこともうひとつ、大口広告依頼が入ったのは私の申し込みのあとですが、昨日今日のはなしではなく私が入稿...作り直し!

  • BWV1006a(15)

    61-64小節59小節目から、冒頭の9小節目からのフレーズが下属調になって出て来ます。ここは3コースがシ♭になっているととても弾きやすくなります。冒頭のファの開放弦が響いていた感じを下属調でも出すことができます。3コースがラのままでシ♭を押さえながら弾いていくことは可能です。実際20年くらい前のライブで使ったアレンジではそうしていましたが、やはりシ♭の開放弦を使ったナチュラルさにはかないません。64小節目で赤で示された文字はメロディのラインを示しています。ここのラインは4,5コースのハイポジション(リュートではウルトラ・ハイポジション?)で取ってもいいのですが、あまりきれいに響かないポジションなので一部2コースの開放弦をつかいました。(66小節目も同様)こういうことをすると音色が変わってしまうので違和感が...BWV1006a(15)

  • 広告の原稿

    くわな新聞という地域のミニコミ新聞がありますが、バロック音楽の旅の広告を毎年載せて頂いています。いままでは文字ばかりでしたが今年は写真を使ってみました。チェンバロの杉浦さん、ソプラノの増野さんと私が演奏している写真を使いました。昨年度のバロック音楽の旅16の最終回でアンコールに私が飛び入りしたときの様子です。お二人には掲載の許諾を頂いています。今年は桑名新聞の第1面に掲載をお願い致しました。実は広告の実寸はわずか96.5x92mmと小さいです。経費の関係で大きい広告は出せません。でも第1面ですのでキャッチーな広告ならきっと目を引くのではと期待しています。広告のデザインは、春頃同紙に掲載された吉本新喜劇のものを参考にしました。同じサイズですが、上の1/3に写真を入れて真ん中より少し上に「吉本新喜劇&バラエテ...広告の原稿

  • 桑名石取祭本楽

    今日は桑名の石取祭本楽です。祭りは2日間にわたっておこなわれれ、昨日は試楽(しんがく)、今日がメインイベントの本楽(ほんがく)です。昨日の試楽は午前0時がスタートです。春日神社の前に集まった祭車が午前0時の太鼓の合図で一斉に鉦をすり、太鼓を叩きはじめます。これをたたき出しといいますが、ことしはその現場にのこのこと行ってきました。8月2日の23時40分頃です。たたき出し20分ほど前の春日神社前ですがすでに沢山の人たちが来ています。本殿ではどこかの町内の方達でしょうか、ご祈祷を受けていました。神社の前に集結していた祭車です。このご町内の祭車は華麗な螺鈿装飾がほどこされています。LEDろうそくの光とあいまって豪華絢爛ギンギラギンです。今日のお昼過ぎの様子。旧東海道筋に各町内の祭車が順番に並びます。この祭車は第2...桑名石取祭本楽

  • 続々 テオルボの弦を替える

    6~8コースをHF弦に交換するとき、楽器のケースを空けましたら9コースに張ってあったCDL弦が切れていました。調べてみましたらこの弦は2021年の5月に交換した弦です。高音弦はどの素材であっても大なり小なり切れるというリスクがありますが、バス弦に関しては普通切れるということはありません。しかしアキラが出しているCD弦は「切れる」バス弦です。CDL弦は切れないと思っていましたが切れることがわかりました。(6月の本番中でなくてよかったです)CD弦は発売当初はすぐ切れてしまうので苦情がメーカーに殺到したようです。その後対策品を出してきまして切れる度合いは相当減りましたがそれでも切れるには切れます。どのくらいの期間ならまず切れないと言えるかはメーカーは何も言っていないのでわかりませんが、対策品で1年未満できれたこ...続々テオルボの弦を替える

  • 続 テオルボの弦を替える

    一夜明けて弦も少し落ち着いているはずなので、テオルボを弾いてみました。6-8コースの銀色の弦がHF弦です。この弦はカーボン弦に銀メッキ銅線を巻いている関係かどうかわかりませんが、両端が黒い糸でエンディング処理されています。弦の説明では弦をカットしないようにとありましたが、多分カットすると巻きがほつれるのでしょう。弾いてみた感じは8コースから9コースの段差感はありますが、それほどひどくはありません。サヴァレスの巻き弦で6-8コースを張ったときは9コースへの段差感はほとんどなくむしろ逆段差感があるくらいです。ただ6コースのサヴァレスはギンギラ感が出過ぎです。6~14コースの弦の選定をまとめてみました。1)ガット→8コースがかなり暗い音になる。9コースとの段差はあるが全体が暗い音なので相対的には段差は少な目2)...続テオルボの弦を替える

  • テオルボの弦を替える

    ドイツの製作家、ヘンドリック・ハーゼンフースの考案で開発したというHF弦が届きましたので、早速フレンチ・テオルボに張ってみました。このHF弦はカーボン弦のモノフィラメントを芯にして銀メッキの銅線を巻いた弦です。このカーボン・モノフィラメントというのがキモで、狙っているところはお分かりですよね?宣伝文句には、・音の持続がかなり減少・暗い「ブラックな」音とうたっています。テオルボは8コースと9コースの段差が問題になります。私の楽器の場合、8コースは弦長が75cmですが、9コースからは116.5cmになります。弦の太さは8コースからぐっと細くなり、同じ素材の弦を使っていった場合音色・音の持続時間がガラっと変わります。これはガットを使おうが、金属巻き弦を使おうが同じです。6月のコンサートで通奏低音をしたときにこの...テオルボの弦を替える

  • 今日も桑名は暑かった

    今日は当地のランキングは朝から10傑に入っていましたが、空は曇り気味で少し北西の風があり外に出てもそれほど暑いとは感じませんでした。暑いには暑いですが・・・昼からもずっと10傑入りはキープされとうとう最終的な本日ランキングでは37.8度で7位でした。午前中はランキング入りでも昼からはランク外というのケースが多いので今日は少し珍しいパターンです。一位は同じ三重県の紀伊長島で38.7度、桑名と同度7位で尾鷲もランク入りでした。三重県勢大活躍というところですが、三重県南部(いわゆる紀州というところ)の町がいくつか入っていて、三重県の最北端の市である桑名がランク入りしてひときわ異彩を放っているという感じでした。この紀州勢と桑名とは多分暑くなる理由が異なるのではと思います。気象の専門家ではないので単なる感じだけです...今日も桑名は暑かった

  • BWV1006a(14)

    技術的に楽なのは52小節あたりまでです。53小節目は次のポジションで弾くのが自然でしょうけど、これだと55小節目に移るときのポジション移動がきつくなりスムーズさがそこなわれます。そこで若干トリッキーなポジションではありますが、次のようなポジションを使ってみました。53~56小節右指の間隔が広いのですこし弾きにくいですが、55小節目にはスムーズに移ることができます。もっともこれはこれで多少の練習は必要ですが。55小節目の3つ目と4つ目音にかかるスラーは指で弾いた方が音がはっきりでるかもしれません。57~60小節57,58小節目はそう難しい箇所ではありませんが、ウラ打ちになるミ♭(3コース5フレット)が弦の張力の関係で音が大きく出がちなので演奏には注意が必要です。このミ♭を2コースでとることは残念ながらできま...BWV1006a(14)

  • アーケードのある商店街

    今日の午前中、桑名市では最高気温が37度を超え全国第7位につけていました。さすが最高気温界の古豪、地味ですがいい仕事をしています。こういう暑い日に出かけるならアーケードがある商店街に行きたいところです。日本では伝統的というか必然的に夏の暑さや梅雨時の雨、そして冬の強い風を避けるためにアーケードがある商店街が多いです。名古屋だと大須商店街とか円頓寺商店街なんかがよく知られています。円頓寺はとてもレトロな感じがする昔ながらの商店街ですが、大須はレトロ感も少し残しつつアーケード自体も新しくし現代に対応しています。桑名だと寺町商店街が昔ながらの面影を残しつつ頑張っています。よく見ますと新しいお店もちらほらと出来てきています。欧米にはなんとかモールみたいな感じの商店街がありますが、日本みたいに屋根がついているものは...アーケードのある商店街

  • BWV1006a(13)

    37~40小節目です。37小節目冒頭はト短調の主和音です。3コースがシ♭なので押さえる箇所が1つ減り楽な感じがしますが、弦が半音上になり少し張力が上がっているので音が出すぎないようにバランスに注意して弾く必要があります。41~44小節目このあたりは技術的にもっとも楽な箇所でしょう。44小節目なんかは開放弦だけですし。技術的な苦難が連続する本曲においてここは砂漠のオアシスみたいなところです。こういうのばかりだとありがたいですが、音楽的にはここは決してオアシスではありません。43,44小節目と45,46小節はフォルテとピアノを対比させる部分で、自筆譜に指示があります。フォルテの指示があるところを開放弦、ピアノの指示があるところをポジションを変えて開放弦で弾かないという工夫も可能ですが、音色まで変えると何かわざ...BWV1006a(13)

  • またオリンピックか

    2年前にオリンピックが開催されたかと思っていたらまたオリンピックが始まります。ネットだったかの調査では約4分の1の人はスポーツに関心がないそうです。私はジムで体を動かすのは好きですが、スポーツを観戦することにはほとんど興味がありません。まぁ相撲は好きなんですけどね。(笑)オリンピックが始まるとテレビの番組が見たくもないオリンピックの番組ばかりになってしまいます。めずらしくずっと見ているNHKの大河ドラマも休止になるのでしょうか。ネットの調査にはそれほどの信憑性があるとは思いませんが、マスコミが騒いでいる程には世の中スポーツ一色ではないとは思います。私も一応NHKの受信料は払っていますので、オリンピック番組中心の編成は困ります。好きな人はネットの有料チャンネルで見ればよろしい。公共性の高い地上はこんなことを...またオリンピックか

  • 馬術もか!?

    イギリスで馬術界の大物が馬への虐待が原因でオリンピック出場を辞退したそうです。何でも執拗に馬をむち打ちするショッキングなビデオが拡散したらしいです。馬に対する虐待と言えば私の地元多度神社の上げ馬神事が思い浮かびますが、このような流れが世界の主流なんでしょうか。今回の問題は海外の事例とは言え上げ馬神事にとってはさらなる逆風になるかも知れません。もっとも上げ馬神事ではすでに崖はなくなり馬は坂道を上っていくだけになっていますのでもはや馬を「上げる」必要はありませんが。でもまだ全体を見渡してチェックしないと問題点を指摘される可能性はあるかも知れません。三月のリサイタルが終わって紀州旅行した際に、伝統捕鯨で知られる太地の町にも寄ってみました。2009年に公開された映画「ザ・コーヴ」が公開されたり、太地の町に活動家が...馬術もか!?

  • BWV1006a(12)

    33小節目~36小節目です。29小節目~32小節目のヘ長調パターンが下属調に向かうと見せかけてDメジャーの和音に入ります。でもここはニ長調になった訳ではなく、方向はト短調に向かいます。冒頭の和音はgマイナーですが、2拍目にすぐ6度♮の音が入るのでニ短調の属和音を経て38小節目からニ短調に入ります。この巧みなスムーズな転調技はさすがバッハです。29小節目に始めて出てくる音型が和音のポジションや和音そのものも変えていろんな形で出て来ますが、アーティキュレーションとしては同じである必要があります。しかしポジションや和音そのものが変わって行くにつれ表情も少しずつ変化してく必要があります。そういう意味ではなかなか難しいところではあります。弦の扱い方やスラーの位置はちょっとずつ異なっていますが、上記の事柄が実現しやす...BWV1006a(12)

  • マウンテン

    レッスンの帰りにマウンテンでお昼しました。マウンテンとは名古屋市昭和区滝川町にある喫茶店ですが、創業は古く私の学生時代にはすでにありました。当時から大盛りで有名でおなかが空いたときはここで思いっきりスパゲッティを食べたものです。私が学生の頃は、このあたりは雑木林で、林の中にぽつんと立っている喫茶店という感じでした。実は数年前に学生時代以来の再訪をしましたので今回が2度目の再訪ということになります。この喫茶店、実は変わったメニューや大盛りで全国的に有名みたいです。ネットでもいろいろ出ています。YouTubeにも出ています。建物は学生時代のものではない印象ですが、昔のままみたいな感じもします。周りが変わりすぎてしまったので、ちょっと記憶がぐらついています。店内です。豚肉味噌ライスというのを注文しました。多分普...マウンテン

  • Stepped in the puddle

    今月の初め頃までウチに来ていた娘一家ですが(ダンナは仕事の都合で来られませんでしたが)一番下の孫娘が自分で作った曲をよく歌っていました。梅雨時だったので出かけるときに水たまり(puddle)に足を突っ込んでしまった時の歌らしいんですが、歌ってほしいと頼むんでもなかなか歌ってくれません。カリフォルニアに戻ってテレビ電話で歌うよう頼んでも拒否。ところがどういう風の吹き回しか、自分で録音したというファイルを母親に渡したのでそれを私に送ってもらいました。早速それに伴奏を付けるべく、まずメロディの聴き取り、歌詞の聴き取りをして(一応作詞作曲です)アレンジをしてみました。アレンジはシロホンのオブリガートを入れた童謡風のかわいらしいサウンドにしましたが、分数和音やセブンス、ナインスを多用して少し凝ったハーモニーをつけて...Steppedinthepuddle

  • BWV1006a(11)

    39小節目の音型はその後も調を変えて何度も出て来ます。(ヘ長調-ニ長調-変ロ長調-ハ短調)時に2拍目の音型はポジションや調が変わるとなかなか手強いです。弦のポジションや左右の運指が悪いとスムーズに弾けなくなってしまいます。上のタブは弦のポジションや右指の運指をできる限り統一的にしたものです。統一的にすると弾きやすくなると思われがちですが、実際に弾いてみると意外に弾きにくいです。そこで次のタブを考えてみました。こちらは左手のテクニカル・スラーも交えて弾きやすさ重視です。弾きやすくはなりますが、弦の使い方がその都度変わったり、スラーが入ったりするので、その違いが見えないよう同じようになめらかに弾くのはなかなか大変です。もともとがリュートネイティブではない音型のようなので、まるで(弾く方も聴く方も)「リュートネ...BWV1006a(11)

  • バロック音楽の旅17のチラシ

    バロック音楽の旅17講座の広告は先月に桑名市広報に掲載されました。昨年まで応募がコロナ禍からあまり立ち直ったという感じではありませんでしたが、今年はなかなかの出足です。はがきでの応募、オンラインでの応募とも昨年より大幅に増えています。さらなる増加をめざして今年は大量にチラシを配布することにしました。きちんとネットの印刷屋に頼んで印刷してもらいます。写真は昨年度のバロック音楽の旅16最終回のアンコールシーンです。私が飛び入りでバロック・ギターを弾きました。チェンバロは杉浦道子さん、ソプラノは増野友香さんです。主に桑名市外で配布する予定のチラシです。(内容は一部省略しています)きちんとしたオフセットカラー印刷にしますのできっと目を引くはずです。(ぜひ引いてほしいです)今年に入ってから行ったコンサートは3回(リ...バロック音楽の旅17のチラシ

  • ときめきフェスタ2024

    今日は岐阜県穂積市で開催されたときめきフェスタ2024を聴きに行ってきました。「ときめきフェスタ」というのはクラシックギター愛好家の合同演奏会です。岐阜県だけではなく三重県、愛知県、そして関西からも参加される方がいます。穂積市はウチからだとまっすぐ揖斐川沿いに1時間くらい車で走ったところにある町です。ほとんど堤防道路なので信号はほとんどなくドライブにももってこいのルートです。ときめきフェスタにはここ3年は毎年出かけています。今年はギターの方で私がレッスンした方や私のアレンジを使っていただく二重奏の方たちが出演されましたアマチュアの方ばかりなので全体的演奏レベルはそんなところですが、お二人だけ群を抜いたレベルの方がいらっしゃいました。お一人は私が何度かレッスンをした方でバッハを演奏しました。もうおひと方はフ...ときめきフェスタ2024

  • 第1世代も即売

    iPadPro12.9第2世代がメルカリですぐに売れたのに気をよくして、第1世代もメルカリに出しましたらこんども即売でした。お値段が第1世代と言うこともあって安めに付けたことも奏功したのでしょう。楽譜リーダーとして使うのでしたら充分な性能とバッテリーの持続時間でしょう。メルカリで販売するために保管してあった箱を探して中身を見たらいろんな書類が出て来ました。実は第1世代はアップルの認定整備品として購入して2、3ヶ月経ったら電源が入らなくなりました。認定整備品はバッテリーを新品にした上に1年間の保証付きで販売されます。出て来た書類のうちのひとつを見て見ますと名古屋のビックカメラ内にあるアップルの出店に持って行ったときの書類がありました。第2世代ともども購入が2018年なのか2019年なのか記憶になかったのです...第1世代も即売

  • 不要になったiPad Pro

    新しいiPad、iPadAir13inchは毎日快適に使っております。処理速度が今まで使っていた10年前の品より格段に速くなっているので画面の切り替わりがとてもスピーディー。画面もより鮮明です。そして何より便利なのはApplePencilProです。今まで使っていたのはApplePencilの第1世代ですが、それと比べると圧倒的に使いやすいです。どうして最初からこうしてくれなかったんでしょうねぇ。ということで今まで使っていた2枚のiPadPro(第1世代と第2世代)が不要になりました。こういうときはメルカリに限ります。最近あまり利用していなかった感じがしていましたので、調べてみますと昨年の春にiPhone8を売ったとき以来利用していません。久々に利用したのでまず最初にIDやら暗証番号を要求されました。どう...不要になったiPadPro

  • 市長はつらい

    テレビのニュースを見ていましたら、透過度が10センチもないみたいですが「きれいになった」セーヌ川をパリの市長やそのとりまきが泳いでいました。なんでもオリンピックでセーヌ川を競技に使うためのアピールだそうです。パリ市長ともなれば普段は会員制で水がきれいなプールで思う存分泳いでいるでしょうに。ニュース映像で見た限りではバーゼル市内を流れるライン川よりはずっと汚い川に見えました。彼らのいう「きれいになった」というのはゴミやペットボトルが浮いていなくなり大腸菌が少し減ったという程度のことなのかもしれません。ニュース番組ではパリを流れるセーヌ川がどうして汚くなるのかという理由も伝えていました。それはパリ市内を流れる下水道が大雨のときなどにセーヌ川に下水を流してしまうという仕組みにあるということでした。そうしないと下...市長はつらい

  • BWV1006a(10)

    4)13小節~16小節:動いているメロディラインの右手指使いは3小節のパターンと同じにします。以降このパターンが出てくるときはこの右手パターンに統一します。左指が開放弦に当たったり指が外れたりしやすいとてもリスキーな部分です。弦高が低い楽器だとそんなにリスキーではないかもしれません。まぁこの部分は練習と工夫次第です。5)17~28小節:とてもきれいな部分ですが、4)のときのようなリスキーな部分です。左指自体はそんなに難しいことはしていませんが、慎重に弾かないと指をはずしたり開放弦に指が当たります。この部分の弾き方をクラシック・ギターの人なんかはまるでアルベッジョの練習みたいにあまり意味を考えないで弾いている人がいます。でもハーモニーの流れをつかんでそれを表現しないといけません。4連音の4つ目を親指で弾くの...BWV1006a(10)

  • ノングレアフィルム

    新しいiPadAirのノングレアフィルムが届きましたので早速貼ってみました。本番のときに照明が上にありますので、できるだけ当たらない位置にiPadを置くようにはしていますが、多少は入るときもあります。ノングレアフィルムなしだと鏡のようにライトが映ります。フィルムを貼っていてもライトが反射すれば見にくいには違いありませんが、それでもフィルムがあるとないとではかなり違います。この手のフィルムは気泡がはいらないように貼るのに少々コツが必要です。この商品は失敗してもいいようにフィルムが2枚ついています。そんなの必要ないだろう、とタカをくくっていましたが、1回目はどうしても取れない気泡が2つ入ってしまい、やり直しました。2回目はコツも覚えたのでパーフェクトでした。中国のメーカーですが、フィルムの素材は日本製とのこと...ノングレアフィルム

  • BWV1006a(9)

    2)7,8小節は4コースのファから一気に2オクターブ駆け上がるフレーズです。ここは相当ポジションを工夫しないとなめらかには弾けません。ここを音がブツ切れでよたって弾いていてはリュート奏者が廃ります。カッコよく一気に2オクターブ上まで行きましょう。カンパネラ式の動きがポイント。10フレット以上での音階はバレをしないと指が弦から外れがちになります。7小節目の3拍目冒頭では、2拍目の3つ目の1の指を10フレットに持っていきバレ、8小節目の1拍目で一時的にバレを外しますが、2拍目以降はまたバレをして12フレットまで駆け上がります。3)9,10小節:9小節目の最初のファと次のドは1コースで弾いてスラーにしたいところです。※この図版と次の図版の右指使いが間違っていました。2拍目の3つ目の指は人差し指(・)です。ただ残...BWV1006a(9)

  • BWV1006a(8)

    プレリュードは139小節にわたる長い無窮動曲です。そのあとにフランス的な舞曲が続く組曲ですが、ヴァイスなどのリュート奏者による作品で冒頭にこのような大がかりな曲が置かれているものはほとんどありません。小節ベースではこのプレリュードが全体の3分の1以上を占めるというある意味では特異な曲といえます。長大なプレリュードにはリュートにとって技術的な要になる箇所がいくつか出てきます。そこをどうやってリュートにとって効果的な左手ポジションと右手指使いに落とし込むかが編曲のポイントになります。それらをひとつずつ見て生きましょう。1)3,4小節:左手のポジションはこんなところでしょうけど、右手に関してはこの曲のポイントとなる指使いが出てきます。まず3小節目ですがここはこれではなくこちらです。下のラインを親指だけで弾かない...BWV1006a(8)

  • 夏場にガット弦を使う

    最近バロック・リュートのオクターブ弦をガットに替えたという話は少し前に当ブログに書きました。いつも練習する部屋はエアコンを書けて室温が25,6度、室温が40%台になるようにしています。しかし外気の影響を受けますので、完全に一定というわけではありません。猛暑になった日では書きは40度近いですから、内と外の気温差は10数度になります。こういう条件ですから6~13コースのオクターブ弦は、気温の条件でかなりの幅の音程が狂います。合成樹脂弦の場合も気温の影響を受けますが狂う音程幅はガット弦よりは狭いです。この時期ガット弦のオクターブ弦は数分もしないうちにかなりの割合で音程が上がります。どのくらいの幅でしょうか、1,2セントではありません。多分10セント以上はいっていると思います。私の今の弦ソリューションでは、6~1...夏場にガット弦を使う

  • 新しい iPad

    新しいiPadが到着しました。13インチのiPadAir、メモリは128Gです。楽譜リーダー専用なので64Gで十分なのですが、残念ながら64Gというモデルはありません。あとApplePencilPro、バンパーケースとノングレアのフィルムも併せて購入しました。2019年の初め頃にアップルの認定整備済み製品から第1世代と第2世代のiPadPro13インチを購入、それらを2枚並べて使ってきました。電池は認定整備済み製品の場合新品に交換されるので今でも特に問題なく数時間は楽にもちます。アプリはForScoreを使い、同じソフトハウスのCueというアプリで2枚のiPadProを連動させて使っていました。左のiPadProでForScoreをデュアルページモードで起動し、右のiPadProでCueを起動させて使いま...新しいiPad

  • 帰国

    賑やかだった孫達も昨日帰国の途に就き無事自宅に到着したようです。東京に住んでいる息子も帰ってきていましたので、家内と二人だけの生活が7人の大家族になってしまいました。孫達は日本語がまだほとんどできませんので、会話は英語になってしまいます。「来日」して4,5日経った頃には私の脳もずいぶん活性化し、英語脳が働くようになっていました。孫達も日本語たっぷりの環境ですごしたので、随分日本語に慣れたことでしょう。孫達の聖地は桑名のア○タです。ディズニーランドとかレゴランドとかUSJには全く興味がありません。そのうち飽きるだろうと思っていましたが、今回も飽きずに何度もア○タに言っていました。来日して間もないころトヨタ自動車博物館に行ってきましたが、行くときに途中でア○タ長久手店を発見。帰りは寿司でも食べようかと思ってい...帰国

  • BWV1006a(7)

    では今回から具体的に編曲タブを見ていきましょう。まずプレリュードの冒頭8小節あまりです。3コースは半音上げてシ♭です。ちなみに他の方の編曲を見て見ましょうホプキンソン・スミス版今村版ではスコルダトゥーラ(ミド♯ラミド♯ラ)のホ長調版です。冒頭の8小節あまりでもこのように三者三様です。このあとはもう奏者の考え方・解釈や指クセなどにより全く異なっています。でもこの違いはこの曲をどう捉えるかの違いであって、むしろ同じであることの方が不思議です。この曲の場合はヴァイオリンやチェロの無伴奏作品と異なりバスや和声を加えることは基本的にはありませんが、どの弦のどのポジションでどの指で弾くかは奏者による曲の解釈そのものです。今後この曲のタブを少しずつ公開していき、ほぼ1曲分そろってしまうかもしれませんが、決してこの曲を弾...BWV1006a(7)

  • いい環境大臣

    「私たち水俣病被害者たちは、・・・長い間苦しんで・」「はい、時間が来ましたので打ち切って下さい」「え?でもまだ全部言っていませんけど」「時間です。これは決まりです。はい、係の方、マイクのボリュームを落として下さい」「・・・・・・・・」「ちょっと待ちなさい。まだおっしゃりたいことがあるようですよ」「はぁ、でも、これは決められていることですので・・・」「何をいっとる!ここは私が責任をもつのでマイクのボリュームを上げなさい」「いや、しかし・・・」「しかしもかかしもない!(意見陳述者に向かって)大変申し訳ありませんでした。部下がトンマなので大変ご迷惑をおかけしました。どうぞ今日ここでおっしゃりたいことをお続けください」「あ、ありがとうございます」・・・・・・という様な環境大臣だったらいいのにねぇ。あそこの場面で名...いい環境大臣

  • BWV1006a(6)

    1~6コースをミ、ド♯、ラ、ミ、ド♯、ラ(7コース以下はホ長調の音階)のスコルダトゥーラでBWV1006aをコンサートで弾くとすると、どういう曲と組み合わせるかは大きな問題です。アルバム録音だけなら特に問題はありませんが。一番近い調であるイ長調の曲をその次に弾くとすると、1,2,4,5コースをそれぞれ半音上げ7コースを半音下げなければなりません。弦数にして8本!これは大変なことです。続けて弾く場合音程がずっと不安定です。もう1曲このスコルダトゥーラで編曲した曲を演奏し、休憩をはさんで後半はイ長調の曲、という形ならなんとか行くでしょうか。同じスコルダトゥーラだとどういった曲がいいでしょうか。10コースをレ?にしてイ長調の曲がいいかも知れません。もうこのコンサート全曲ミ、ド♯、ラ、ミ、ド♯、ラで行くなら逆に問...BWV1006a(6)

  • BWV1006a(5)

    70年代初めだったと思いますが、前の前のバーゼル・スコラ・カントルム・リュート科教授だったオイゲン・ミュラー・ドンボア氏が、BWV1006aはスコルダトゥーラを使えば全く問題なくバロック・リュートで弾けるという内容の論文を発表しました。そのスコルダトゥーラというのは、1~6コースをミ、ド♯、ラ、ミ、ド♯、ラにするというものです。このスコルダトゥーラが歴史的に存在していたかどうかは調べて見たことがないのでわかりませんが、知っている限りでは見たことがないです。近いスコルダトゥーラではロイスナーが1~3コースをミ、ド、ラにするスコルダトゥーラの曲を作っています。(4~6は変更なしです)3コースをシ♭にした場合、ドンボア氏が提唱したスコルダトゥーラと1~5コースまでは各コースの音程間隔は同じになりますので、ミ、ド...BWV1006a(5)

  • 街は almost falling

    「日本は遅れている!」とか「日本はアカンなぁ!」なんていうのはカブレの人か自虐感の強い人の言いぐさだと思っていました。少し前の話ですが、日本の教育は遅れているとおっしゃる方はよくフィンランドの例を出し嘆いていました。国情も規模も歴史も異なる国の教育の一部を比較してその優劣なんてつけられるはずもないのに日本の問題点を探すわけです。小さい頃プロレス中継で力道山が外国人勢にやられているシーンになると「やっぱ日本はアカンなぁ」といういう大人がよくいました。そういう大人は力道山が空手チョップを繰り出し敵をやっつけると大興奮してとても満足げになるのでした。まんまとプロレス興行主のシナリオにはまってしまうのです。でも最近はどうも本当にアカンと思うことが増えてきたような感じがします。先日娘一家が「来日」しましたが、中部空...街はalmostfalling

  • BWV1006a(4)

    この曲をリュートで弾くにはいくつかの方法があります。代表的なのはホ長調ではなく半音上げてヘ長調で弾くことです。大体都合よく弾けるようになりますが、ひとつだけメンドクサイ部分があります。それはプレリュードのいち部分(2回目のカンパネラ、63小節目~)です。ここをスムーズに弾くにはB♭の開放弦があると都合がいいです。ここを乗りきる方法としては、1)何とか指を伸ばし、ポジションを工夫して弾き切る、2)3コースを半音上げてB♭にする、3)オクターブ下のB♭を使う。ギターの人はもうみんな割り切って3)の方法をとっています。師匠のホプキンソン・スミスは1)の方法をとった楽譜をUTORPHEUSEDIZIONIから出版していますが、それを見るとかなり広い指のエクステンションがあり、私の指だとちょっと届かない部分が出て来...BWV1006a(4)

  • 楽器のキャラ

    この間の日曜日のNHK大河で久々にバロック・リュートのBGMが出てきました。以前当ブログで紹介しました曲です。バロック・リュートを弾かれる方は弾いてみましたか?著作権の関係でわざと訂正がいっぱいの草稿風に書いてみましたが採譜は正確ですよ。例のリュート曲が使われる場面は静かな場面なんだけど意味ありげな対話が続くシーンですね。昔の絵画でもリュートは愛の象徴とかただれた愛とか堕落とか虚無の象徴などとして描かれて来ました。まぁこのあたりがリュートという楽器のキャラでしょう。激しい場面とかおとぼけ場面では似合いません。激しい感じがする場面ですとヴァイオリンのキャラがよく合いそうです。ギターだともう少し情熱的な音楽を奏でることができます。厳しい現実が突き付けられた場面だとオルガンでしょうか。バラエティ番組のとぼけたシ...楽器のキャラ

  • 温泉旅行

    昨日の夕方から温泉に来ています。先月末に娘一家が来日して、市内にある長島温泉に総勢7人で出かけました。2泊3日の大旅行です。もっとも車2台に分乗して所要時間は10分ちょっとですが。長島温泉は全国有数の温泉施設で、こんな立派な施設が市内にあるなんてありがたいことです。ここの温泉は多分伊勢湾口にある大きな断層の隙間に地下水がたまっているのをくみ上げているのだと思います。火山性の温泉ではないので温泉の成分は薄い感じですが、湧出量は豊富で湯温も地下水脈から湧き出る温泉としては高めの50度台です。もともとは天然ガスを求めてこの地を掘削していたらしいのですが、出て来るお湯には残念ながらガス成分がなく苦肉の策として温泉施設にしたそうです。それが大ヒットしたんですね。湯が出てきた当初は掘っ立て小屋を作りお風呂にして近隣の...温泉旅行

  • ファンダム

    日曜日の新聞にファンダムということばについて書かれている記事がありました。ガンダムではありません。ファンダムです。なんでも推し活にいそしむ人々の集団は「ファンダム」と呼ばれる形に進化したそうです。なんかよくわかりませんが、なんとかのファンの「ファン」と集団を表す「ダム」をくっつけた造語だそうです。推し活にはまってしまった人たちのことをいうのでしょうか。この人たちの行動を分析している大学の先生によると何かを神聖視する際に人は、善悪を直感的に判断する脳の部位が活性化すると言います。「ひとたび対象が『侵された』と感じると、損得を計算する功利的判断を伴わずに激しい反発が生じる」のだそうです。なるほど、こういう脳の働きがあるからSNSで炎上するわけです。ここまで読んでよく似た例をふと思い出してしまいました。SNSの...ファンダム

  • BWV1006a(3)

    このバロック・リュートにとって不向きな調の曲がどうしてリュート曲になったのか、その理由は多分消去法でリュートになったのではないかと推測されます。自筆譜に表紙があったり、プレリュードの一番上段にタイトルが書かれていれば、この曲がどういう楽器のためのものか分かるのですが、あいにく武蔵野音大図書館に所蔵されている自筆譜にはそういったものがありません。表紙は散逸したのでしょうか。武蔵野音大図書館所蔵のBWV1006aのコピー。40年以上前ですが、知り合いの武蔵野音大の学生に頼んでコピーしてもらったものです。鍵盤曲としては音が少なすぎる、ハープ曲としてはこの曲の特性が生かされない、ではもうリュートしか残らない、みたいな感じでリュート曲に分類されたということでしょうか。BWV1006a(3)

  • BWV1006a(2)

    このBWV1006aは旧バッハ全集でも新バッハ全集でもリュート曲として分類されていますが、ホ長調という調性はリュートには全く不向きな調です。ヴァイスの作品では単一楽章としてでさえ寡聞にして見たことがありません。イ長調なら6コース以下の変更は多いですが、レもラも開放弦で出せるのでむしろリュートにとってはよく響く都合がいい調と言えます。イ長調の平行調である嬰ヘ短調も意外にもイケる調です。なにしろ開放弦のFが(嬰へ短調の導音である)E♯として使えるという特殊なことができる調です。ところがホ長調/嬰ハ短調となると格段に弾きにくくなり、ソロ作品ではまず見かけない調になります。バス弦は7ソ、8ファ、10レ、11ド、12シ♭を半音あげなくてはならず、24弦あるうちの10弦も変更することになります。おまけに1~6コースの...BWV1006a(2)

  • BWV1006a(1)

    バッハの組曲ホ長調BWV1006aは1736年から1737年頃にかけて成立した作品です。原曲となったのは1720年に完成した無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータホ長調です。1720年といえばバッハはケーテンの宮廷楽団の楽長をしていたときで、BWV1006aに編曲したときはライプチヒのトーマスカントールの時代です。これらの作品の第1曲目のプレリュードはバッハ自身が気に入っていた作品のようで、複数のカンタータに転用しています。(BWV29とBWV120a)ただしカンタータ版はオルガンが主たるラインを演奏し、そこにトランペットも加わったオケ伴がついたとても華やかというかにぎやかな曲になっています。それもそのはず、BWV29は市参事会改選(1731年初演)のため、BWV29aは結婚式(初演は1729年頃か)に作...BWV1006a(1)

  • バロック・リュートのオクターブ弦をガットに(3)

    左手で押さえるのは6コース、それよりは頻度は減りますが7コース、8,9コースはさらに頻度は減ります。6コースにしても高音弦ほどは頻繁には押さえないでしょうから耐久性の問題はほとんどないと思います。でもガット弦は湿度にとても敏感なので素早く調弦できるように楽器を調整しておく必要があります。ポイントは3つ。まずペグがどんなに速度を遅くしても完全無段階でまわるようにすること。ある程度の速度ではなめらかに動くが、スローにまわすとカクカクするペグはNG。キッキッキと鳴くようはペグは論外です。2つ目はナットの部分の滑りをよくすること。4Bとか5Bのような鉛筆でナットの溝が黒くなるように塗りつけます。同じような処置はロバート・ダウランドの理論書にも書かれています。3つ目はペグボックス内の弦を伸びない素材(高強力アラミド...バロック・リュートのオクターブ弦をガットに(3)

  • バロック・リュートのオクターブ弦をガットに(2)

    バスレンジ弦の張力はバス弦が3kg前後の張力にしています。そしてオクターブ弦はその約80%になるようにしています。ただ全てを機械的に計算してその張力で弦を張っている訳ではなく、割と頻繁に下げることの多い9コース(ミ)は1割ほど強めの弦を使い、ミ♭にしてもへたり感がないようにしています。またバスライダーに乗っかっている12,13コースはバスライダーにかかる負担を少し減らす為にバス弦、オクターブ弦とも1割ほど弱めの弦にしています。今回張った弦は手持ちの弦を使ったので全て同じメーカーのものではありませんでしたが、多くはアクイラ社のHL弦を使いました。HL弦はメーカーの説明ではオイル処理をした表面がなめらかなビーフガット弦です。6コースと11コースには手元にいいゲージの弦がなかったので、ガムート社のビーフガットを...バロック・リュートのオクターブ弦をガットに(2)

  • バロック・リュートのオクターブ弦をガットに(1)

    バロック・リュートのバス弦は選定がなかなか難しいです。張力だけではなく、素材の選定もいろいろな選択肢があって悩ましい限りです。もうバロック・リュートを弾き始めて50年以上経っていますがいまだに弦の選定には苦労しています。他の奏者も基本的には同じ流れで来ているみたいで、皆さんそれぞれ独自の道を歩み独自のソリューションを持っているようです。これというのも昔と違って決定打がない(=ヴァイスの時代と同性能の弦がまだ入手できない)からでしょう。私のソリューションとしてはバス弦にはアキラのCD弦(ローデドナイルガット弦)またはカーボン弦(サヴァレスのKF弦)です。バス弦に対するオクターブ弦は始めはナイルガットを張っていましたが、思ったより悪目立ちするのでカーボンに替えました。以前も当ブログで書いたと思いますが、カーボ...バロック・リュートのオクターブ弦をガットに(1)

  • 国民教育として外国語を教えるということ

    最近は日本国内に沢山の外国人が住んでいますが、彼らの中には日本語が不自由な方も。そういう方達に「おー、オレ、日本語ぺらぺらやで教えたるで!」とおっしゃる方がときどきいらっしゃいます。簡単な日本語なら誰でも教えることができると思いがちですが、実際には単語を何語か教えることが出来たらいいところで、たとえ日本語が流暢に話せてもきちんと非日本語話者に日本語を教えることはできません。小中高に日本語指導助手(ALT)が配属されるようになって久しいですが、彼ら彼女らの大半は言語教育の専門家ではありません。世間的には、英語ネイティブが英語を教えるのには最適だと思われているかもしれませんが、実際には英語ネイティブというだけできちんと日本人生徒に英語を教えることはできません。現状を見る限り世間の期待とは裏腹に彼らに高い給料を...国民教育として外国語を教えるということ

  • エコノミー席シートのリクライニング問題

    コロナ以降円安も相まって海外に出かけるハードルが高くなってきました。飛行機に乗るときにいつも気になるのは前席の人のリクライニングです。私はリクライニングをするのがあまり好きでなく、背面シートをまっ縦に近い角度にしています。昨年の秋に久しぶりに香港にいきましたが、そのとき斜め前の長い髪の人(多分女性?)が思いっきりリクライニングをしてきて、髪の毛がこちらに垂れてくるのを見ていました。隣は空席だったので別にどうということはなかったのですが。以前同じような状況になったことがあり、そのときは自分の真ん前の人だったので本当に困りました。なにしろ垂れ下がる髪の毛が自分の顔のすぐ近くに来ているのですから。髪の毛が垂れ下がらなくても、前席のリクライニング角度が大きいとホントに窮屈な感じになり困ります。飛行機のエコノミーク...エコノミー席シートのリクライニング問題

  • 祈りの昇華

    今日は名古屋市内のヤマザキマザック美術館で「祈りの昇華」と題したコンサートをしました。共演は髙橋弘治さん(ヴィオラ・ダ・ガンバ)と森川郁子さん(ソプラノ)です。同美術館では4月26日から6月30日まで特別展「Photograph記憶の花藤原更SarahFujiwara」開催していますが、その期間のイベントとしてのコンサートになります。コンサートには藤原更にもお越し頂きました。右から2人目の方です。コンサート会場は絵画の展示室のひとつで、まるでヨーロッパの教会で演奏しているような柔らかで豊かな残響がある部屋です。プログラムはバッハとヘンデルを中心に組んでみました。コラール「わが魂の友よ、汝の愛に安らげば」BWV517アリア「汝のそばでよろこび持て」BWV508(これは伝バッハの作品で、作曲者はシュテルツェル...祈りの昇華

  • 西洋音楽と信長・秀吉の時代

    アマゾンで注文していた「文庫版完訳フロイス日本史3」が届きましたので、少し目を通してみました。第48章に、オルガンティーノ師とロレンソ修道士を多くの武将のいる前に呼びいろいろ話をした場面が出て来ます。「・・・信長は司祭がヨーロッパから日本に来るのにどのような旅をしたかを地球儀によって示すことを希望した。彼はそれを見聞した後、手をたたいて感心し、驚嘆の色を見せ・・・」とあるように信長は宣教師達の国の文化に多大な関心を抱いていたことが分かります。それと戦乱に明け暮れていたとはいうものの信長が全て出陣していたわけではないみたいで、結構キリスト教文化に触れる機会があったようです。ということは安土のセミナリオで生徒達が演奏している音楽(もちろんルネサンス音楽です)に触れた可能性も出て来ます。ただそのようなことに関す...西洋音楽と信長・秀吉の時代

  • 秀吉と西洋音楽

    秀吉と西洋音楽の出会いはすでに当ブログで何回も書いていますが、1582年の本能寺の変から8年後の1590年に天下統一を成し遂げた秀吉は、1591年に聚楽第で少年使節らを招き御前演奏を求めました。もう戦乱の時代ではなくなりつつあるので、こうしたことが行われたわけです。こういった事象の記録は、日本人の手によった場合は簡潔に事実だけを1、2行しか書かないでしょうが、当時来日していたポルトガル人宣教師のルイス・フロイスは現代のジャーナリストのようにその様子を詳細に記述しています。(完訳日本史4、ルイス・フロイス著、松田毅一、川崎桃太訳、中公文庫)楽器についてはハープ、キーボード、リュート、レベッカで演奏されたとあります。フロイスはこの御前演奏に同席したのかどうかは分かりませんが、仮に同席していなかったとしても同席...秀吉と西洋音楽

  • 最終リハーサル→守山SA

    今日は土曜日の美術館コンサートの最終リハーサルでした。最終といっても2回目ですが。コンサートの会場は名古屋市内のヤマザキマザック美術館です。共演はソプラノの森川郁子さんとヴィオラ・ダ・ガンバの髙橋弘治さんです。お二方のそれぞれとは何度もご一緒させていただいたことがあるのですが、なぜか3人でのコンサートは実は今回が初めて。リハーサルの会場は春日井市内でしたが、順調に進んでちょっと早めに終りました。お二人は春日井市内在住ですのでリハ会場の近くです。私は高速道路を1時間くらいかけて帰宅するのですが、帰り道に前から寄ってみたいところがありましたのでそちらに向かいました。その場所とは東名高速道路にある守山サービスエリアです。ほとんどのサービスエリアはなんか妙にきれいに衣替えして、「大手資本」が入り個性がなくなってい...最終リハーサル→守山SA

  • デジタル改革って?

    河野デジタル大臣は法令などでフロッピーディスクの提出を求めていた行政手続きが6月中に全廃されると明らかにしました。これでデジタル化がすすんだとおっしゃっていますが、フロッピーってもともとデジタルですよね?誤振込金をすぐに返さずギャンブルに流用した事件が少しまえにありましたがそのときも銀行のデータをフロッピーでやりとりしていたということがわかって話題になりました。地方銀行だからそんな時代遅れな方法が生きていたと思っていましたが、国の行政手続きではフロッピーが生きていたとはあきれるばかりです。ということはまだドライブもメディアも売っているのでしょうか。アマゾンを見てみましたら、わんさか出て来ました。まだまだ現行品という感じです。民間の会社でフロッピーを使っているところは少ないでしょうけど、(もしそうだったらそ...デジタル改革って?

  • 古典技法の写真とリュート弦

    ガラス板に溶液を塗りそれを感光させる写真「湿板写真」を復元されている方が今朝の日経文化欄に記事を書いていました。この湿板写真は幕末の坂本龍馬の有名なポートレートにも使われた写真だそうですが、なかなか手間がかかる方法らしく筆者はまだ当時の技術レベルに達していないとのことです。最近はこの古典的技法をさらに発展させたプラチナプリントというものあるそうです。銀のかわりにプラチナを使うと500年持つらしいです。この記事を読んでいたらリュートの弦のことを思い出しました。昔のガット弦、特にバス弦はいろんな方法で再現が試みられていますが、いまだ決定打がありません。数年前に開発された合成樹脂弦であるローデドナイルガット弦は古典的なバス弦のかわりに使われていますが、なかなか使い勝手のいい弦です。音の持続時間も十分短い。いった...古典技法の写真とリュート弦

  • 織田信長と西洋音楽

    今年のバロック音楽の旅17講座の第2回目(10月13日)で秀吉が聴いたヨーロッパ音楽についてレクチャーをする予定です。レクチャーはきちんと御前演奏の資料が残っている秀吉についてが中心になりますが、信長についても触れる予定です。よく信長は「安土のセミナリオを訪れて生徒達が演奏するオルガンを聴き入っていた」なんて説明がありますが、これはきちんとした根拠がある話なんでしょうか。そもそも当時の政権トップがふらふらと(だったかどうかはわかりませんが)セミナリオに行ってオルガンを聴くなんてことはありえることなんでしょうか。安土セミナリオは当時来日していたオルガンチノ神父が信長の許しを得て1580年5月に開講した神学校です。そこではキリスト教理、ラテン語、修辞学、音楽などが教えられていました。しかし1582年6月に本能...織田信長と西洋音楽

  • リュー幸

    東京都知事の立候補者数は回を追う毎に増えているようで、今回は40人超えという話もあります。最終的には何人になるのでしょう。立候補するには供託金として300万円を納めなければなりません。結構高いです。でもこれも考えようで政見放送や看板にポスターを貼ってもらえるようなのでそれを考えると安いとも言えそうです。ポスター印刷代は自前かも知れませんが、今時ネット印刷業者に頼めば安いものです。貼る人件費の方は要らないみたいなので結構お得です。政見放送は自分で完パケを作って持ち込みはだめみたいでNHKのスタジオで撮ってもらいます。政見放送が5分30秒、経歴が30秒だそうです。政見放送と経歴が2回、経歴のみが1回放映されます。民放のCMの場合15秒もので放映料が40万~80万が、制作費が100万が相場といいます。政見放送と...リュー幸

  • ヒップホップ禁止令!?

    東京都内の中学校でヒップホップ禁止令が出たそうな。なんでも文化祭や体育祭のときに同校のダンス部がヒップホップダンスを披露してきたのが、昨年度は禁止になりヒップホップダンスではなく創作ダンスをやるようにお達しが出ていたとのことでした。え?今の話?60年以上前の話ではないんですよね?(もっとも60年位前はヒップホップは存在してませんでしたが)昔もエレキやビートルズの音楽に対して学校が制限を加えるというような話はありましたが、ヒップホップってとっくに世の中に認知されて久しいですから禁止令は時代錯誤な話です。私が中学生の時代は、エレキやビートルズなどの音楽はまだ世の中に認知されてはいませんでしたが、学校は寛容でした。校長は新聞の取材に「ダンス部は運動部なので公式の中体連(日本中学校体育連盟)の大会を目指すべきだと...ヒップホップ禁止令!?

  • アメリカ大統領選の行方

    ビラロボスと言えばブラジルの大作曲家ですが、アメリカ・テキサス州のマッカレンという町の市長さんも同名のビラロボスです。マッカレンはメキシコ国境に近い町で85%がヒスパニックだそうです。もともとここは民主党の強いところでしたが、2021年の選挙で共和党のビラロボスが当選したそうです。不法移民の問題が大きくなっている中、背に腹は代えられないというところでしょうか、アメリカ・ファーストに舵を切ったようです。そのアメリカ・ファーストを唱えているトランプが民主党の岩盤支持層であるヒスパニックを切り崩しているようです。私の娘が住んでいるカリフォルニア州は最大の民主党支持州(かな?)ですが、結構トランプ支持者もいるみたいです。でも周りが周りだからトランプ支持をあまりおおっぴらには言えないので「隠れトランプ」みたいになっ...アメリカ大統領選の行方

  • Fireflyが到着!

    bluetooth接続のフットペダル、PageFlip社製Fireflyが早くも到着しました。パッケージ最下段、アプリの例示でforScoreは世界的に有名なので出ていますが、日本のPiascoreは残念ながら出ていません。もうひとふんばりがんばりましょう!さてパッケージを空けてみるとこんな感じの品が出て参りました。充電式ではなく電池式です。これって意外に重要で、充電式だと内蔵バッテリーが弱ってきたときにリハーサル、本番に堪えられないかもしれません。その点電池式だと当日に新品の電池を入れて置けば、仮にリハーサルと本番をONにしたままでも切れることはありません。実際に使うとこんな感じになります。この靴は私が最近本番で使っている靴です。さすがに足の裏ではペダルの感覚をつかめませんが、ペダルのサイズに十分な幅が...Fireflyが到着!

  • 新しい学校

    女性4人のユニット、新しい学校のリーダーズが海外でも大人気です。海外ではAtarashiiGakko(AG)です。何を今更という感じですが、日本でも紅白に出たそうです。(紅白は見ていないのであとで知りました)AGのコンセプトは日本の学校文化と80年代のスパイスをまぶした音楽です。日本の学校では制服反対!自由な服装でという流れで女子のセーラー服が減ってきているのですが、その様式美に気づいて世界に出た彼女たち(とそのスタッフ)はエラい!彼女たちの楽曲には応援団風の振り付け、特攻服風の衣装、掃除のアイテムなんかも登場します。いずれも一般の日本人から見ればあたりまえに存在していて、どちらかというとちょっとダサイ系のものばかりですが、実はそれが他の文化圏の人からみればとてもクールに映る。日本の学校はとても濃い文化を...新しい学校

  • Piascoreのレビュー

    Piacsoreは確か国産で以前も詳細を調べてみたことがありました。それからバージョンアップもしていることだし今回改めて詳しくみてみました。まずForscoreにあるデュアルページモードがあるかどうか調べてみました。デュアルページモードというのはiPadを2枚並べて使う時、2ベージ分ベージ送りしてくれるモードです。片ページA4サイズの本のページめくりのイメージです。Piascoreには残念ながらそのような機能はありませんでした。2台(あるいはそれ以上)を連動させて同時に同じページをめくるという機能はありましたが・・・(それってどういうときに使うものなんでしょう?)クラウドから楽譜をダウンロードする機能やダウンロードした楽譜をセットにする機能はありました。ペンで注などを書き込む可能(アノーテイション)もつい...Piascoreのレビュー

  • 現代ギター6月号

    現代ギター6月号に3月のリサイタルのレビューが掲載されました。執筆して頂いたのは名古屋在住のトップギタリスト、谷辺昌央さんです。著作権の都合で全画面は掲載できませんが、読んで見たいというお方は是非現代ギター誌を購入のうえお読みください。現代ギター誌は50年ほど前は、現代リュートといわれるくらいリュート関連の記事が豊富でした。黎明期の古楽情報を、断片的ではありましたが、ほぼリアルタイムで得ることができたのは私としてはとても幸運でした。最近はもちろんギターの専門誌ですからリュート関連の記事はたまに掲載される程度ですが、本号では竹内太郎氏によるマンドーラに関する記事が掲載されています。現代ギター6月号

  • 新しいページ・ターナー

    最近は楽譜をiPadで見る人が増えてきました。今度ご一緒させて頂くチェロの(最近はガンバも)高橋君もいつのまにかiPadProを使うようになっています。iPadProで使う楽譜閲覧アプリはForscoreとかPiascoreなどがあります。私はForscoreを使っていますが、Piascoreの方も多いようです。Forscoreはデュアルページモードのバグをちっとも取ってくれないので、Piascoreを検討しようかなとも思っています。iPadで楽譜を見るときに欠かせないのが、足踏み式ページ送り装置=ページターナーです。Bluetoothで接続して使います。私は今このiRigのBlueTurnを使っています。踏んだときの「入り感」の節度があってとてもいいのですが、ちょっとスイッチ部分が小さいのが難点です。素...新しいページ・ターナー

  • リュート買い取りセンター!?

    ネットでこういうのを見つけました。中を覗いてみましたら、ア○アリュートを始め国内外の製作家の楽器が10台ほど出ていました。ア○アリュートが2万円台、ナントカという外国の製作家のものが15万ほどの買い取り価格がついていました。中には8000円台のものまで。この専門の査定員というのはどういう人なんでしょう。そもそもリュートを買い取るという広告自体意味があるのかどうか。買い取りで商売になるほど流通はしていないとは思いますが。どっかの自動車買い取りの会社が、事故車でもいい、壊れていてもいい、その自信は・・・?というTVCMを出していますが、このCMを見るたびになんかダークな背景を感じてしまします。リュートを買い取ってそのあと売るのでしょうけど、どうせ結構高いプライスを付けるんでしょう。でも商売になるんかな?リュート買い取りセンター!?

  • なぜ?のその後

    iPadProのForscoreでCueを使う時、Cue側のリンクが切れてしまう問題。何のことかわかりにくいですが、5月27日のエントリーの続きです。その後自宅でCueを使いデュアルページモードで楽譜を見ていましたが、あら不思議、六華苑のコンサート以降片ページ(右ページ=右においたもうひとつのiPadPro)が落ちることはありませんでした。ということは六華苑のWi-Fi環境が影響している?と思われたので近いうちに六華苑に行ってチェックしようと思っていた矢先、自宅でも落ちました!でも落ちたのは2回のみでその後は何事もなかったかのようにデュアルページモードで粛々と楽譜をみることができています。ちょっと意味がわからなくなってきた矢先、今度は先日のリハーサル。六華苑のときと同じように片ページ落ちまくります。紙に出...なぜ?のその後

  • シティホール+パブリックセンター

    ChatGPTと会話をしてみました。CityHallというのはどういう意味ですか?市役所(MunicipalBuilding):「cityhall」は、市の行政機関が入っている建物を指します。市長や市議会、市の各種部門のオフィスがここにあり、市民に対する行政サービスが提供される場所です。例えば、住民票の発行、婚姻届の受理、各種税金の納付などが行われます。市政府(MunicipalGovernment):広義には、市の行政機関そのもの、つまり市政府を指す場合もあります。この場合、「cityhall」は市長、市議会、および市の各部門や職員を含む、市の運営に関わる全ての機関を指す言葉となりますなるほど。では市民会館をCityHallと言ってはいけませんかと尋ねると、「市民会館」を「cityhall」と呼ぶことは...シティホール+パブリックセンター

  • 今村泰典講習会2024

    来る9月24日(火)に次の様な要領で今村泰典講習会を開催致します。日時:2024年9月24日(火)13時~21時会場:スタジオ・フィオリーレ(〒453-0054 名古屋市中村区鳥居西通1-51 アンジュパティオ中村公園801号)募集:受講生7名、聴講生数名程度受講料等:受講16000円、聴講3000円対象:リュート、ギター、ヴァイオリン、チェロ、チェンバロ、声楽など(ただし受講曲は18世紀中頃までの曲に限ります)今回はリュートやギターだけでなく、広くバロック時代の楽器声楽の受講生を募ります。チェンバロはこちらで用意しますが、通奏低音の奏者は同伴してください。受講ならびに聴講ご希望の方は私までご一報ください。今村泰典講習会2024

  • リハーサル

    今日は名古屋市の今池にほど近い某所で、コンサートのリハーサルを行いました。コンサートは6月22日(土)会場はヤマザキマザック美術館5階展示室で、「Photograph記憶の花藤原更SarahFujiwara」という展覧会にちなんだコンサートです。同展覧会は現在開催中で6月30日に終了します。コンサートのプログラムはバッハとヘンデルの作品を予定しています。演奏はソプラノ:森川郁子さん、チェロ/ガンバ:高橋弘治さんと私のテオルボです。テオルボはこの間の六華苑コンサートで使った楽器と同じ、モーリス・オッティジェーのフレンチ・テオルボです。この楽器にニ短調調弦の弦を張って通奏低音をします。ニ短調調弦は各調性に対する対応力がとても柔軟で重宝します。高橋さんと私はそれぞれソロも弾く予定です。コンサートのお申し込みは2...リハーサル

  • ごまかさないクラシック音楽(3)

    フーガとかカノンだけについて述べているのかもしれませんが、フーガやカノンも含めてバッハの音楽の一番の魅力はフレーズやハーモニーが「エモい」ことです。もちろんバッハが作るフーガやカノンはとても構成的で「完全なるシステム」ですし、書法も完璧です。でも彼の音楽の最大の特質はその様な構成的な音楽に使われているフレーズやハーモニーが「エモい」ことです。マタイ受難曲のアリアのなんという甘美さ。宗教曲、しかも受難曲でこの甘美さはいったいどういうことなのか!高校生1年の時初めてバッハのマタイを聴いたときの思いでした。バッハが作り出したフレーズやハーモニーは時に甘美に、時に深遠にあるいはあり得ないような斬新さで響きます。これはフーガでもカノンでも同じです。演奏家はこのことをきちんと受け止めて表現するわけで、けっして「機械論...ごまかさないクラシック音楽(3)

  • ごまかさないクラシック音楽(2)

    例えば武満の若い頃の作品「2つのレント」を音楽以前だと評論した評論家Y氏。一説にはY氏はピアノもろくすっぽ弾けなかったそうです。私が若い頃、偉そうに古楽を論じていた中京地区のX氏、偉そうに音楽論をぶつX氏に若い演奏家はみんなヘコヘコしていました。文筆対文筆で「勝負」するのならまだしも、音楽を創造している人たちに対しては彼らこそヘコヘコすべきです。彼らが楽譜から音楽を「聴き取り」それで評論するのならまだしも、評論の元は録音やライブである以上クリエイター側に依存しているわけです。バッハ以前の音楽に対して評論の鋭さが見られないのは録音点数、ライブ件数がぐっと少なく、音楽自体を楽譜などの資料から「聞き取れ」ないからでしょう。バッハに関しても思い違いをしているような記述がありました。P.313岡田氏『バッハの音楽は...ごまかさないクラシック音楽(2)

  • ごまかさないクラシック音楽(1)

    最近読んだ本です。著者の岡田暁生氏と片山杜秀氏はそれぞれ著名な音楽学者、音楽評論家です。特に片山氏は音楽以外の分野にも健筆を奮っています。とても興味深い内容で視点も斬新なので一気に読んでしまいました。対談形式で古楽から現代音楽までを扱っていますのでとても読みやすく構成されています。特に片山氏の近現代のロシア音楽の造詣には感服しました。ぜひ近いうちに聴いてみたいと思います。ただ古典派以降、近現代の記述がとても充実していて興味深いですが、いわゆる古楽の範疇に入る古い音楽についてはとても見方が偏っていて鋭さを感じませんでした。そのわけについては後述します。ところで私は評論家や音楽学者の言っていることは基本的に信じていません。というか言っていることに根本的なずれがあると考えています。演奏家や作・編曲家など音楽の「...ごまかさないクラシック音楽(1)

  • キダ・タローさんの作曲料

    先頃亡くなられた浪速のモーツアルトことキダ・タローさんのCM作曲料は1曲200万円だとか。すごいですね。でもこの200万はコミコミの200万だそうです。今みたいに作曲家がコンピュータを使って完パケを納めるのではなくて昔のやりかたでしょうから、スタジオを借りてミュージシャンを呼んで録音するという方式でしょう。プロポーズ大作戦のテーマなんか今YouTubeで聴いてみますと懐かしいサウンドです。私もCMの仕事を1回だけしたことがありましたが、作曲料はケタが2つ違っていました。(笑)キダ・タローさんの場合はコミコミとは言っても破格の作曲料と言っていいと思います。私の場合はCM制作会社の下請けという形での仕事で、20年以上前でしたがすでにコンピュータで完パケを納める形でした。納期は短いし下請けでしたから安い仕事でし...キダ・タローさんの作曲料

  • 満開ですが・・・

    天然野草苑のドクダミは満開になりました。白い清楚な花は相変わらず愛しいものです。でもちぎって一輪挿しに生けることは残念ながらいたしません。しかし開花を始めた頃のエントリーでも書きましたが、今年は昨年よりさらにドクダミの勢力が衰えています。一昨年まではこの向こうまでびっしり一面にドクダミの花が咲き誇っていましたが今年はご覧の状態です。かつて栄華を誇っていたどっかの政治勢力が衰えてしまった成れの果てみたいな感じです。果たして復活はあるのでしょうか。かくなる上は人工的に根を移植するしかないかも。でもこれは「天然野草苑」の趣旨に反しますのでやりたくないところです。ドクダミが天下を取っていればオオアレチノギクとかセイタカアワダシソウのような立ちの高い草が生えてこないのでありがたいのですが、野草の世界も目に見えない勢...満開ですが・・・

  • NVIDIA

    テスクトップ・コンピュータの自作を始めてもう20数年になります。現在使用しているデスクトップは第8作目で2020年8月に製作しました。不要なところにはお金を使わず、メモリは64ギガ、実質完全無音の品です。自分の音楽系の仕事や一般的な仕事、日常の作業からするとグラボを増設するのは不要です。マザボ内蔵グラフィックで充分以上の性能があります。ですのでマザボを選択するときはグラフィック内蔵のものを選んでいます。私のコンピュータ自作で一番用がないのがグラボなんですが、いつも気にはなっていました。昔からNVIDIAのGeforceが有名で大昔に普及品レベルの品を導入したこともありました。NVIDIAと言えば周辺機器のグラボメーカーだと認識が普通だったと思います。日本で言えば少しジャンルは違いますが、IODATAとかB...NVIDIA

  • なぜ?

    実は先日の六華苑のコンサート、iPadProの同期が不調で焦りました。ここ5年くらいは本番でiPadProを使って楽譜をみています。私の場合2枚のiPadProを使ってA3見開きサイズの楽譜で演奏しています。左側のiPadProにはforScoreという楽譜リーディングアプリを立ち上げ、右側には同じベンダーが出しているCueという専用アプリを使い、左右連動させて使っています。つまり画面タッチとかペダルでページ送りの指示をしたら右ページも一緒に譜めくりができるということです。ところがリハーサルで譜面を見ようとforScoreとCueを立ち上げてもすぐにDualPageModeのConnectが落ちてしまうのです。iPadProをリセットしても同じ結果です。過去のコンサートや自宅での練習時に落ちたことは一度も...なぜ?

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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」
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