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  • 合成エメラルド

    もひとつ人工石。エメラルドという石は、どうも厄介。古来珍重されてきた石で、ある種の緑色の名前としても知らない人はいない。けれどねえ、エメラルドなんていう鉱物はない。ベリルBe3Al2(SiO3)6の中でクロムを含んで緑に発色するものをそう呼んでいるだけ。だから、いろんな色合いのエメラルドがある。何でもそうだろうけど、エメラルドは、明るい色調のものや青に近いものまで、けっこう幅が広い。しかもこの青みがかった緑というのは、ひじょーに認識しにくい。日本人は青と緑を混同するとよく言われていて、このあたりの弁別は大脳生理学的に難しいのだろうか。(んなわきゃないだろ)だから、いろんなエメラルドを見て、「ああ、エメラルドね」と受け止めるけれど、さて、本当の「エメラルド色」というのはどういう色か、と思い返してみると、これ...合成エメラルド

  • モアッサナイト

    人工石というのはあまり食指が動かなかったのだけれど、どうしても見てみたいと思ったものが出てきまして。その一つがモアッサナイト。言わずと知れた「ダイヤモンド類似石」。といってもダンビュライトなどの「安価な代用品」とは格が違う。人工石ではあるけれど性能としてはダイヤモンドを凌駕する。・屈折率モアッサナイト:2.65~2.69ダイヤモンド:2.42・分散度モアッサナイト:0.104ダイヤモンド:0.044・ダイヤモンドは立方晶系で複屈折なし。モアッサナイトは六方晶系で複屈折あり。複屈折があると干渉による色彩変化や方向変色(多色性)が見られる。まあ、つまりですね、「ダイヤよりすげえぜ」という石なのですね。だから、実際に見たかったのです。で、夕星庵さんでお安めのが出ていたのでゲット。(何だよこの写真)いや、あちきの...モアッサナイト

  • ピカソ・ストーン?

    (また変なものをみつけてきたのかいなw)ヤフオクで面白そうな丸玉が出ていたので、ちょとばかし高めだけどゲット。(何か変な方向に向かってないか?)「ピカソ・ストーン」と銘打たれている。ピカソ・ストーンは前に一つ買った。モノトーンのもの。だいぶ違う。そもそもピカソストーンとは何ぞや。もちろん正式な岩石名ではない。ユタ州で出る模様入り「大理石」の商品名。ピカソ・マーブルとも呼ばれる。ピカソ・ジャスパーと呼ばれることもあるがジャスパー(玉髄)ではない。石灰岩が変成して大理石になった際に、いろいろな鉱物・元素が模様を作ったとされる。どうも誰かがピカソみたいだということで名付けて売り出し、その後いろいろと尾ひれがついたみたい。芸術的インスピレーションを導く石だとか、ピカソが携帯していたとかね。前に買ったものはユタ産だ...ピカソ・ストーン?

  • バイカラー・カイヤナイト?

    ヤフオクで変なものを見つけまして。安かったのでゲット。(また例の悪癖かよ)「カイヤナイトの丸玉」なんですけど、なんと青とオレンジのツートンになっている。通常の室内光だと沈んで紫に見えるけど、太陽光だとかなり鮮やかなオレンジないし朱色。それが混じり合っている。は?ですね。バイカラー・カイヤナイトなんて聞いたことない。何じゃこれは?カイヤナイトは前にも書きましたけど、繊細な青や緑が美しい石。とても好きです。ところが、2009年のツーソンでオレンジのものが紹介され、新種として注目された。あちきも東サさんのミニ標本で一つ持ってます。タンザニア産。カイヤナイトはAl2SiO5でネソケイ酸塩(単独派)。とても単純な鉱物。主に高圧条件でできた結晶片岩中に産する。同質異形にアンダルーサイト、シリマナイトがある。で、カイヤ...バイカラー・カイヤナイト?

  • ブルー・ブルーサイト

    もりとーいずみにー(やめなさい古すぎて誰も知らん)ブルーサイトというと、まあ黄色。前に書いた。黄色の石は多くないなかで頑張っている。こちらはブルーサイトのルース。黄色い宝石なんてちょっと不思議な感じがする。と思っていたら、エヌズさんで澄んだライトブルーのが出た。美しそうで安かったのでポチっと。安いけどあんまり見ない。レア?ブルーサイトはMg(OH)。水酸化マグネシウム。しかしこんなのが本当に鉱物と言えるのか。たとえばお塩。NaCl。塩化ナトリウム。それが晶出したのがハーライト=岩塩。でも要するにお塩ですぜ。なんかこういう「水が揮発して結晶になった」のは、どうも石とは違うような気がする。石というのは熱や圧力でぎゅっと固まったもの。そういう固定観念があるのでしょうねえ。その最たるのがエクロジャイトとか翡翠とか...ブルー・ブルーサイト

  • アズライト vs. マラカイト

    アズライト、藍銅鉱というのは、石集めの最初に買った石で、その後も結晶ものとかボールとかちょぼちょぼと買っている。青の色が好きなんだろうと思う。始めの頃、アズライトはやがてマラカイトに変わってしまうという話を聞いた時には驚きでしたねえ。あまりにびっくりで、石屋さんに行った時に「アズライトってマラカイトになっちゃうんですか?」と聞いたら「いや、数千年の話ですよ」と笑われました。でも一安心。で、今回はヤフオクで美しい色の標本が出ていたので落札。ちょとお高い。中国安徽省産。アズライトの深い青とマラカイトの緑の取り合わせがえらく美しい。両方とも透明度はないので、透明結晶派の方々は敬遠するかも。しかしこれ、アズライトが徐々にマラカイトに変わっていく、その途中の姿ではないだろうか。つまり、アズライトとマラカイトとがガチ...アズライトvs.マラカイト

  • ブルー・タルク

    なんかツイッターがぐちゃぐちゃしていて、どうも「ブログの更新告知なんかするんじゃねえ」みたいな感じになってるらしい。URL載せると変なことになるとか。そのテストも兼ねて軽く更新。青い滑石。滑石は前に書きました。あれは枯山水の石みたいな枯淡の味わい。これは青く透明で、表面が輝く。美麗な滑石です。ちょっと天使の羽みたいじゃないですか?手に持つと、石けんを持った時のような、やわらかーい感じがする。手というのは対象の材質を敏感に捉えるのだなあと感心。しかし滑石というのは、橄欖石→蛇紋石→滑石と変化してきたわけで、もう石という世界をはみ出るくらい柔らかーい石。これもまた進化なのかしら。ブルー・タルク

  • 隠岐の黒曜石

    出雲鏡石とセットで購入。「めのや」さん、つまりAnahitaStyleさんもの。浅学なもので、隠岐に黒曜石が出るとは知らなかった。新石器時代から産出・流通していたものだという。ただ、流通範囲は中国地方中心で、和田峠とか神津島のように全国津々浦々に広まったわけではないらしい。隠岐ものの特徴は、不透明であること。光を全然透さない。だから和田峠もののようにもてはやされなかったのかもしれない。けれど強い光を当てると、内包されている何かがキラリと光る。ちょっとぞくっとする。出雲大社にはこれを磨いた神鏡があるとか。黒曜石の鏡があるなんて知らなかった。神秘的。しかし真っ黒な石を磨いても光を発しているもの以外何も写らないぜよ。太陽を写したのかな。黒点でも調べたとか。(まさかね)黒曜石は隠岐の数カ所で産し、海岸でも採れると...隠岐の黒曜石

  • 出雲鏡石

    ヤフオクを眺めていたら知らない石が出ていた。「出雲鏡石・隠岐黒曜石セット」。もうすぐ終了で入札0。割とお安いのでポチっ。で、調べてみると、ツイッターで知っている「AnahitaStyle」さんの商品。「“めのや”で購入」と説明があったのだけど、めのや=AnahitaStyleとは知らなかったのです。直径20ミリ。いいですねえ。こういう色々な鉱物がごちゃごちゃっと混じり合った石というのは、あちきは好きです。派手ではないけど、何とも言えない味わいがある。この「出雲鏡石」は「めのや」さんが近年商品化したものだそうで。《出雲鏡石とは、島根県出雲市にある「鏡山(かがみやま)」で約1500万年前の噴火によって形成された天然石です。鏡山は、古事記における「ヤマタノオロチ伝説」に登場する斐伊川と、風土記に登場するスサノオ...出雲鏡石

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