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良彦の祖父、敏益の最期の御用。大建て替えで良彦のことを心配していた久久紀若室葛根神が御用神。良彦の祖父だなぁ、という感じられる敏益の振る舞いでした。言葉遣いであったりは年齢もあって丁寧ですけど、距離感が良彦とよく似てる。そして、良彦と同じく特別な力というものがないからこその方法で解決する。そこで出来た縁が現在の良彦にも繋がっていくのが良いですね。しかも、偶然立ち寄った形でというのが。自然と惹かれる...
9巻から続いてきた黄金の話が完結。次々と繋がっていく最後にとてもスッキリした。惜しむ部分としては、やっぱりこのシリーズの魅力は良彦と黄金のやり取りなわけで、9巻に引き続き少なかったことですね。全てを終えて、過去を知ってもなお変わらない良彦の態度で満たされましたけど、もっとほしかった。というわけで、本当にあれもこれも繋がっていて驚きました。聡哲が忘れていたことがあまりに重要だった。田村麻呂が刀のためな...
金龍が黄金のことだということは、すぐに察することは出来ましたけど、これがどう現在に繋がってくるのだろうか、と不安なまま話がしばらく続きましたね。というわけで、黄金が一体何者なのかに触れていく話が始まることに。黄金を知る前に彼の兄弟となる黒龍のことが語られる。黒龍は人を知ろうと母になることを選んだ。黄金はそれがどういう結末になるのかわかっていて止めなかった。その結果、黒龍は封印されることになる。人に...
浅葉なつの小説『神様の御用人』シリーズを知っていますか?日本の八百万の神々が登場する本作品。番外編である『継いでゆく者』の魅力を紹介します。