番外編 - DELL Inspiron 14-5480 Platinum の特徴と不具合解消

2019/01/02
 追記・更新 2019/03/24
追記・更新 2021/08/18
追記・更新 2021/08/12
追記・更新 2021/08/30
追記・更新 2021/09/27
追記・更新 2021/11/24
追記・更新 2022/10/18
追記・更新 2023/01/29
追記・更新 2023/05/12
追記 2023/06/18
追記 2023/10/12
追記 2023/12/30
追記 2024/01/01
追記 2024/01/03
追記 2024/04/23


▶ 2024/01/03 銘板ステッカーの貼り直し
▶ 2024/01/01 システムドライブとデータドライブを新たな SSD に換装
▶ 2023/12/30  液晶周りのベゼルの割れと トップカバーの歪みの修理 - 液晶部のi一括交換
▶ 2023/10/12: Windows Update [すべてダウンロードしてインストール]で先に進まない
▶ 2023/06/18: Win11 にアップグレード後、回復ドライブが作成できない
▶ 2023/06/18: Windows 11 へアップグレード
▶ 2023/05/12: CPU発熱問題の解消
▶ 2023/05/12: インターネット接続不安定化から接続不能事象の解消
▶ 2023/01/29: ベースカバーの交換とバッテリ充電モードの変更
▶ 2022/10/18: Windows10 ソフトウェア例外 0xe06d7363 エラーの解消
▶ 2022/10/08: Windows10 スタートメニューの Windowsシステムツールの修復
▶ 2021/08/18:
バッテリー、ボトムケース、キーボード一体型パームレストを契約内無償交換
▶ 2021/08/21: PCを最初に購入した時のバッテリーが最初から劣化していた可能性が見つかった
▶ 2021/08/30:
 電源スイッチとスピーカーを契約内無償交換
▶ 2021/09/27: パームレスト一体型のキーボードを契約内無償交換
▶ 2021/11/24: CHINEBENCH R15 のベンチマーク結果を入れ忘れていたので追記




DELL Inspiron 14-5480 Platinum - コストパフォーマンスが良い


このPCには大変満足している。

毎日持ち運ぶのが全く苦にならず、とてもキビキビ動作するモバイルパソコンといえる。なによりもデフォルトのディスプレイ設定(150%推奨)で老眼にとても優しく見やすい (私にはこれが最大の購入動機だった)。老眼でなければ 100% 設定にすれば Full HDの画面を広く使える。



Inspiron 14-5480 Platinum については、以下のサイトがとても良い参考になる。
  1. パソコン納得購入ガイド - 使いやすくて高パフォーマンスな14インチ標準ノート DELL Inspiron 14 5000 (Inspiron 14 5480) レビュー
  2. 【Whisky Lake】アルミ天板と狭額画面のスタイリッシュ!14インチノート DELL Inspiron 14 5000 (5480) レビュー
  3. 【Whisky Lake】アルミ天板と狭額画面のスタイリッシュ!14インチノート Inspiron 14 (5480) の2機目レビュー プラチナシルバー
  4. PROTOTYPE - Dell Inspiron 14 3000 (5480) のレビュー GeFOrce MX150搭載も選べる!スリムベゼル採用の14型ノートパソコン
これら記事を踏まえて、一般的なレビュー記事で取り上げられていない項目を中心に、実際に使いながら細かい仕様や長期間(5年以上)使用時に発生する様々なトラブルや問題への対処についても、今後追記してゆく。購入4年でメモリ増設し、5年後にストレージを余裕の容量のSSDに換装し、使い勝手がさらに良くなった。Window 11 にアップグレードしたので サポート期限の2025年10月14日までは少なくとも愛用する予定だ。1台のPCについて、購入後の全てを5年以上の期間にわたって詳細に記録したものが本記事で、備忘録の意味もある。



目 次

 ● モバイル用としての14インチPC
 ● プレインストール - Microsoft Office の問題
 ● Outlook365 - 添付ファイル付きメールがタイムアウトで送信できない  
 ● プレインストール - PDF編集ソフトウェア

 ● 画面サイズと表示サイズ
 ● サイズと重量の比較 (カタログ値)
 ● ストレージの比較
 ● HDDアクセスの比較
 ● CHINEBENCH R15 のベンチマーク結果
 ● アクセスモニタLED

 ● 電源モニタLED
 ● 電源をオフにするとLEDは "電源モニタ" に自動切替え
 
 ● バッテリー駆動時間
 ● ファンクションロック (ファンクションキーの切り替え)
 ● Bluetoothマウスが時々動かなくなる [2019/02/01 更新]
 ● Bluetooth 5 対応 (4.2ではなかった)
[2019/03/25 追加]
 ● PC起動のインジケーター

 ● 回復ドライブ
 ● アルミ天板奥の角 (2カ所) の変形の心配 [2019/02/01 追加]
 ● アクセサリ - ぴったりサイズのインナーバッグ
 [2019/03/24 追記修正]
 ● バッテリー交換 - 新品時に劣化していた可能性 [2021/08/21]
 ● ベースカバー / パームレストとキーボードアセンブリの交換 [2021/08/18-09/27]
 ● Windows10 スタートメニューのWindowsシステムツールの修復
 ● Windows10 ソフトウェア例外 0xe06d7363 エラーの解消 
 ● 割れたベースカバーの交換再び - プレミアサポートの効用 
    [2022/12/08 - 2022/12/22]
 ● バッテリー交換と充電モードの変更 [2022/11/05 - 2023/01/29]
 ● メモリ不足のエラー - SupportAssist メモリ使用量の肥大化 [2022/12/27]
 ● メモリの増設 [2023/05/12]
 ● インターネット接続不能の解消 [2023/05/12]
 ● CPU発熱問題の解消 [2023/05/12]
 ● Windows 11 へアップグレード [2023/06/18]
 ● Windows 11 へアップグレード後、回復ドライブが作成できない  [2024/0423]
    [2023/06/18]
 ● Windows Update [すべてダウンロードしてインストール] で先に進まない
    [2023/10/12]
 ● 液晶周りのベゼルの割れとトップカバー歪みの修理 - 液晶部の一括交換
    [2023/12/30]
 システ厶ドライブとデータドライブを新たな SSD に換装 [2024/01/01]

 ● 銘板ステッカーの剥がれを補修 [2024/01/03]


モバイル用途としての 14インチPC

ほぼ毎日ノートPCを持ち歩いて使っているが、11.6インチPCの画面では、フォントやアイコンなどすべてが小さく感じて、長時間見ているとピントが合わなくなるくらい目が疲れることもあった。

一方、自宅などで17インチの液晶パネルにつないで使っているときは、小さくて見づらいこともなく、目の疲れもほとんど感じない。そこで、より大きな液晶を搭載しつつ、軽量コンパクトなノートPC を探していた。

そして、液晶回りの縁を狭く作ることで横幅と奥行きを小さくした 14インチの液晶を搭載し、持ち歩き可能な薄型軽量の製品 DELL Inspiron 14-5480 Platinum を入手した。実際に使ってみて気づいたこと、取説に書かれていない仕様、モバイル機としての利便性 (現在持ち運び用として使っている DELL Inspiron 11-3148 2in1 (11.6インチ) が比較対象) と使いこなし情報、などを紹介する。

DELL Inspiron 11-3148 2in1 (11.6インチ) を使い始めて4年目に入っているが、タブレットとしても使えるのが気に入っている。長期間利用しているこの機種に関する記事は、Dell Inspiron 11-3148 (2in1) の」特徴と不具合解消 (Dellのサポート) に不具合解消に関して追記を継続している。

タブレットとしても使えるのが気に入っており、とことん使うつもりだ。

DELL Inspiron 14-5480 Platinum - 今回購入した14インチPC

少し大きめのディスプレイにして老眼でも見やすくするのが最優先事項。14インチを選択した。しかも毎日持ち運んで使えるように、軽量コンパクトであることも重要なポイント。そこで Inspiron 14-5480 Platinum を選択。今使っている11.6インチPCよりは、幅と奥行きは少し増えるが、逆に薄い! 重量は殆ど変わらない。
  • CPU: Intel Core i7 8565U (第8世代 Whisky Lake-U - 4 Core / 8 Thread - 1.8GHz、boost 4.6GHz)
  • 内蔵GPU: Intel UHD Graphics 620 / NVIDIA GeForce MX150 (2GB)
  • Memory: 8GB, DDR4
  • Storage: 128GB M.2 PCIe NVMe SDD (システム) + 1TB HDD 5400rpm (ストレージ)
  • Display: 14 inch IPS, 1920 x 1080 (Full HD)
  • OS: Windows 10 Home
システムは SDD で爆速、1TB HDDもストレージとして使えるのはありがたい。メモリも倍の8GBになりスピードアップ。CPUも第8世代 Core i7 Whisky Lake-U で大幅パワーアップ。まさにミドルクラスのPCだ。DELLのサイトで調べてみると、元々コストパフォーマンスが良い上に、年末セールの値引きもあり、3年前入手したローコストPCである Inspiron 11-3148 2-in-1 (11.6インチ、Office Home & Business 付き) と Office無しの Inspiron 14-5480 Platinum が保守サービス契約付きでほぼ同じ費用で、別途アマゾンで購入した Office Home & Business の費用が今回余計に必要だった。

DELLの保守サービス契約はレベルが高くて気に入っているので、今回は最初から「4年間プレミアムサポート、アクシデンタルダメージ付き」(¥23,000) を契約。さらに容量低下したバッテリーを新品に交換できる「2-3年目バッテリー保証延長サービス」(¥5,900)も追加した。2~3年目で新品のバッテリーに交換できるのはチョットお得かもしれない。

Inspiron 5480 
Inspiron 5480_2


外観は、価格の割には高級感があり、MacBook に近い丸みを帯びた上品なデザインだ。

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プレインストール - Microsoft Office の問題

Officeの製品構成はちょっとわかりにくい。
3年前に 11.6インチPC - Inspiron 11-3148 を注文した時は、Microsoft Orrice 2016 Home & Business Premium というパッケージのプレインストールを選択した。これは、最初の1年は 「Office 2018 Home & Business」として利用でき、2年目以降は 「Office 365 Business」として最新バージョンへのアップデートが永続的に可能、ただしプレインストールしたPCが使える限り利用可能、というものだった。このパッケージのキーワードは Premium だ。

今回 DELLの公式サイトでの Microsoft Office のオプション表示は、以下のようになっていた。

Office 

左側の画像に "Office Home & Business Premium" とあるので、Premium 版だと思ったが、右側の選択ガイドには Premiumという表記が無い。DELLに確認したところ、現在は Premium 版は販売しておらず、Office 2016 (永続ライセンス版) のPersonal、Home & Business、Professional の3パッケージのみだとわかった。DELLは、Web表示の画像に誤りがあったことを認めた。

現在は以下のように改められている。

Office_revised 


この誤記で、知らずに影響を受けたユーザーはどれほどいるのだろうか?

私は、Officeバンドル無しで注文し、別途Amazonで Office 365 SOLO を購入した。

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Outlook365の異常 - 添付ファイル付きメールがタイムアウトで送信できない

[2019/01/15 追記]
このPCに最初にインストールしたのが Office 365 Solo だ。このOffice はPCへのバンドル版ではなくて、個別にAmazonから購入したものだ。

Office 365 Solo に含まれている Outlook 365 を使い始めて10日ほど経った頃、添付ファイルがあるメッセージが殆ど送れなくなった。送信できたとしても添付ファイルが壊れてしまう。正常動作していた時から異常が見られるまでの期間、新たにインストールしたソフトウェアは無い。但し電源管理や不要なスタートアップやサービスを無効化するなどの、環境設定の調整は行った。Dell 提供の SupportAssist も実行した。

Microsoft の Officeサポートのアドバイスをもらいながら、様々なチェックを行い、最終的には 新しいWindowsアカウントを作り、そこへOffice365を再インスト-ルしたが、それでも解決しなかった。唯一貢献してくれたのは、メールが送れない時のエラー番号の意味がわかったことだ。メール送信のタイムアウトが原因だという。結論として、Outolook 365 単体の問題ではなくパソコン側の問題だという。他社製品が要因だと見事に(?)切り分けてくれた。

そこで、Dellカスタマーサポートに連絡をしたが、このような事例はデータベースには無く、いくつかの対策を試したが解決しなかった。ハードウェアには問題が無いことも念のため確認。Dellカスタマーサポートは、Windowsに本当に原因があるかどうかわからないのに親切に対応してくれ、Microsoft の2人の担当よりも明らかにスキルが高かった。Dellマスタマーサポートの人と色々話しをしているうちに、1つひらめいたので、それを実行したら見事解決した。要するに他のインストールプログラムが何らかの干渉を起こしているのなら、一時的にそのサービスを停止させてみれば問題解決するはず...というもの。Dellカスタマーサポートの方が嫌がらずに相談に乗ってくれて色々な会話ができたのが、この方法を思いついた一因だ。

左下のスタートアイコンを右クリックし、"ファイル名を指定して実行(R)" をクリック。現れるダイアログで msconfig と入力し [OK] クリック。現れた "システム構成" ダイアログで、[サービス] タブを選び、"Microsoft のサービスをすべて隠す(H)" にチェックする。ここで [すべて無効] ボタンをクリックしてPCを再起動。

すると、問題は解決。つまり添付ファイル付きメッセージが問題なく送信できるようになり、受信した添付ファイルが壊れることも無くなった。Dellカスタマーサポートの担当者に感謝したい。

あとは、すべて無効にしたサービスを1つづつ戻しながら、どのサービス/ソフトウェアが原因だったのかを調べた。結果として、いずれのサービスもソフトウェアも問題にならないことがわかった。明確な原因は不明だが、考えられるのは、SupportAssistの "パフォーマンスの調整""ネットワークの最適化" が遠因かもしれないが、ピンポイントで原因は不明のまま。"パフォーマンスの調整" を実行すると HID準拠マウスのデバイスドライバの設定が勝手に変更され、"ネットワークの調整" を実行すると Blurtoothのデイバイスドライバの設定が変更されることは分かっている。何をどう調整するかわからないこれらの機能は、使うべきではない。この経験から、濡れ衣かも知れないが SupportAssist を容疑者に入れ、気長に調査中だ 。 

回復を実行して工場出荷状態に戻さずに済んで、助かった。

[2021/08/18 追記]
購入してから2年8ヶ月経ったが、Support Assist は頻繁にアップデートされる。アップデートの結果、どのタイミングがはわからないが、上記の問題は解消されている。

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プレインストール - PDF編集ソフトウェア [2019/01/04 追記]

個人的にはPDF編集ソフトウェアは必須なので、これまで色々なものを使っている。中でも Foxit PhantomPDF は良さそうだと思っていたが普通に購入すると結構高価だ。ところが、今回DELLのサイトで Foxit PhantomPDF スタンダードが、¥3,600 でプレインストール可能なのを見つけた。このPCを使い続ける限りこの価格で使い続けられるので、プレインストールを選択した。

[2021/08/18 追記]
購入してから2年8ヶ月経過し Foxit PhantomPDF スタンダードは、セキュリティの高いPDF作成にとても役立っている。コスパの良い選択だったと思う。

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画面サイズと表示サイズ

14インチと11.6インチの画面サイズは、下の写真のように劇的な違いはない。

しかし、液晶の解像度は大きく異なる。14インチ液晶の解像度は 1920 x 1080 、比較対象の11.6インチ液晶は 1366 x 768 となっている。そして、スタートメニューから [設定] - [デイスプレイ]「拡大縮小とレイアウト」のデフォルトは、14インチ液晶は 150% (推奨) となっていて、一方 11.6インチ液晶は 100% になっている。つまりフォントやアイコンが150%大きくなったわけだ。
 LCD_Comparison 
表示サイズの増加(ほぼ150%)は、とても良い。第一の目的は達成だ。

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サイズと重量の比較 (カタログ値)

モデル名Inspiron 11-3148Inspiron 14-5480
ディスプレイサイズ11.6インチ14インチ
292 mm324 mm (32 mm 増)
奥行き196 mm232 mm (36 mm 増)
厚み20.8 mm18.77 ~ 19.1 mm
重量1.55 Kg1.48 Kg (実測 1.575 Kg)

カタログ値での比較から、14インチPCの重量と厚みは減っている。幅と奥行きは増えているが、下の写真のようにそれほど大きな増加ではない。結論として14インチの Inspiron 14-5480 は持ち歩きには全く問題ない。

[2019/01/07 追記]
表示精度の良いハカリで重量を量ってみると 1.575 Kg だった。Inspiron 11-3148 に比べて 25g 程度の僅かな増加だ。

Size_COmparison 
14インチPCの上に 11.6インチPCを重ねた。幅と奥行きはこの程度の違いしかなく、14インチPCでも十分持ち歩ける。

Thickness_Comparison 
左の14インチPCの方が、右の 11.6インチPC よりもむしろ薄い。

Inspiron 11-3148 (11.6インチ) がモバイルPCなら、Inspiron 14-5480 も十分モバイルPCとして使える。

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ストレージの比較

11.6インチPC (Inspiron 11-3148) は 500GB HDD 搭載。
一方、14インチPC (Inspiron 14-5480) はハイブリッドストレージで、システム (Cドライブ)が 128 GB SSD、Dドライブが 1 TB HDD の構成だ。SSDのシステムドライブに、ソフトウェアをインストールすれば、Windows起動や各種ソフトウェアの動作がとても速くなる。さらにデータは 1 TB のHDDに余裕をもって保存できる。
ハイブリッドドライブ
Windowsの起動に15秒程度、Outlook、Excel、Word、PowerPoint、Visual Studio 2017 などの起動が5秒程度と、劇的に速くなった。

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HDDアクセスの比較

HDDのベンチマークソフト CrystalDiskMark でHDDアクセスを調べた。

Inspiron 11-3148 (500GB HDD 5400 rpm) は、100GB程度の空き領域で、以下の結果。 
Inspiron3148 HDD 

一方、Inspiron 14-5480 Platinum は、システム (Cドライブ) SSD の空き領域が 48 GB、Dドライブ HDD の空き領域が 700 GB程度の状態で、調べた結果は以下のようになった。

CrystalDiskMark6-C_2 CrystalDiskMark6-D 

SSDのシステムドライブの速さが際立っていることがわかる。
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CHINEBENCH R15 のベンチマーク結果 [2021/11/24 追記]

マルチコア性能を計測する CHINEBENCH R15 で調べて見た。

CHINEBENCH_HI_Result

CPU は 639 と本格的にゲームを楽しむのでなければ、十分な性能だ。
計測はやっていたが、記事に入れるのを忘れていたので追記した。
<目次に戻る>




アクセスモニタLED

11.6インチPC - Inspiron 11-3148 2-in-1 は、 くるっと折りたたんでタブレットとしても使える仕様のためか、ドライブへのアクセスモニタとしてのLED点滅機能が無い。唯一搭載されているインジケータLEDは電源状況を知らせるものだ。

PCが固まってしまったとき、ドライブへのアクセスモニタとしてのLEDが点滅していれば、単に遅いだけでもう少し待って様子をみようといった判断ができる。固まってしまった時にこの確認ができないのは不便だった。

Access_LED.png 

14インチPC - Inspiron 14-5480 Platinum のインジケータLEDは電源プラグの横にあり、ドライブアクセス確認用と電源状況確認用を切りかえて使える。[Fn] + [H] で切り替える。現在設定されているモードは、実際の動作で確認するしかない。
ドライブアクセスモニタは、SSD (Cドライブ)、HDD (Dドライブ) の双方の状況を示す。

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電源モニタLED

電源モニタでのLED動作は、
・白色に点灯: ACアダプタに接続して充電中
・橙色に点灯: バッテリ残量が非常に少ない
・消灯   : 上記以外の状態


電源をオフにすると LEDは "電源モニタ" に自動切替え

LED表示は、[Fn] + [H] で ドライブへの "アクセスモニタ" と "電源モニタ" の切り替えができる。
ところが、"アクセスモニタ" に設定していても、電源をオフ (スリープ、休止状態、シャットダウン、再起動) を実行すると、自動的に "電源モニタ" に切り替わる。

電源モニタの動作
・白色に点灯: 充電中(ACアダプタ接続中)
・橙色に点灯: バッテリ残量が少ない
・消灯: 上記以外の状態

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バッテリー駆動時間

実際のバッテリー駆動時間は、最も電力消費を抑えた"最大のバッテリ残量"のモードで、満充電 (100%) からバッテリー残量6% になるまで 7時間40分ほどであった。画面の明るさ50&で、動画再生はせず、メール、Webサイト閲覧、Excel、Word、ホームページビルダーでのWebサイト作成など、一般的な事務仕事に近い作業を行い、動画視聴、動画編集といった重い作業は無しの条件。実用的にはかなり役立つレベルだ。

Amazon Prime Video をWiFiでストリーミング再生した時は、同じ条件下で満充電からバッテリー残量 6%まで、4時間30分程度であった。

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ファンクションロック (ファンクションキーの切り替え)

[F1] から [F12] までのファンクションキーは、そのまま押した時と [Fn] との同時押しの時の機能の優先度の切り替えができる。[Fn] + [ESC] で切り替えでき、トグル動作である。現在設定されているモードは、実際の動作で確認するしかない。なおファンクションロックは、モビリティーセンタでは設定できない。

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Bluetoothマウスが時々動かなくなる [2019/02/01 更新]

これは、Blurtoothコントロールのデバイスドライバにある節電機能の悪影響だ。

スタートメニューを右クリックし、メニューから "デバイスマネージャー (M)" を起動し、"ヒューマン インターフェース デバイス" を展開し、"Bluetooth 低エネルギーGATT対応HIDデバイス" を右クリックして [プロパティー] を開く。

デバイスマネージャ3  Bluetooth 低エネルギーHID  

開いたプロパティの [電源の管理] タブを選び、"電力の節約のために、コンピュータでこのデバイスの電源をオフにできるようにする(A)" のチェックを外す。

試行錯誤の結果、この1カ所の設定変更のみで問題解消できると思われる。まだ問題がある場合や、さらに何かわかればアップデートしようと思う。

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Bluetooth 5 対応 (4.2 ではなかった) [2019/03/24 追加]

すいラボ のけんさんの記事で、Inspiron 5480 は Bluetooth 5 に対応していると書かれていた。

この記事では、Bluetooth Version Finder v1 というアプリが紹介されていたので、早速ダウンロードしてインストールした。
実行すると、以下のようになって、Bluetooth 5 だと分かる。
BluetoothVersionFinder 

さて、このダウンロードサイトには丁寧な説明があり、Bluetoothバージョンはデバイスマネージャで確認できると解説している。
Inspiron 14-5480 Platinum の場合は、デバイスマネージャで "Bluetooth" - "インテル(R) ワイヤレス Bluetooth(R)" を選びプロパティを表示し、[詳細設定] タブを開くと、ファームウェアバージョンが 「HCI 9.256 / LMP 9.256」となっいてる。

このダウンロードサイトの説明では、以下のような LMPバージョンの一覧があり、

LMP 9.x – Bluetooth 5.0
LMP 8.x – Bluetooth 4.2
LMP 7.x – Bluetooth 4.1
LMP 6.x – Bluetooth 4.0
LMP 5.x – Bluetooth 3.0 + HS
LMP 4.x – Bluetooth 2.1 + EDR
LMP 3.x – Bluetooth 2.0 + EDR
LMP 2.x – Bluetooth 1.2
LMP 1.x – Bluetooth 1.1
LMP 0.x – Bluetooth 1.0b

このリストからも、LMP 9.x だから BLuetooth 5.0 だと分かる。Bluetooth Version Finder はこのリストから判定しているのだろう。

Bluetooth 5 は 4.2 に比べて規格上ではあるが、通信可能エリアが4倍、通信速度 1Mbpsから2Mbpsへ2倍に増えるとのこと。
BluetoothスピーカーやBluetoothマウスでは、狭い我が家では大きな違いを感じないが、消費電力が大幅に低減された点はバッテリ駆動で使う時には良い影響があるかも知れない。今後対応機器が出てくる中で Ver 5 対応は役に立つだろう。

ところで、すいラボ は、ご夫婦で共通の趣味をコアにして互いにクロスオーバーして一緒に楽しんで居られる様子がうかがえて、楽しさが伝わってくるサイトなので、ここで紹介したい。当ブログのリンクにも追加した。

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PC起動のインジケータ [2019/01/05 追記]

PCが起動するとき、[CapsLock]キーにだけある白色LEDが点灯し、しばらくして消える。
CapsLock 
本来は、[SHIFT]+[CapsLock]を押せばこのLEDが点灯するが、PC起動時の点灯は隠し機能といえる。
スタートメニューからPCの電源を切る際に、シャットダウンを選ぶと、PCの状態を保存してから電源を切るので、ある程度の時間がかかる。すぐに起動したくなって、電源ボタンを押してもしばらくは起動できず焦ることがあるかも知れない。特に Inspiron 14-5480 の電源ボタンは深く押す必要があるので、押し直すこともよくある。こんな時はPC起動時の[CapsLock]のLED点灯はありがたい。

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回復ドライブ [2019/01/05 追記]

Inspiron 14-5480 の回復ドライブには 19.3 GB 必要だ。

回復ドライブには 16 GB 以上必要となっているので、回復ドライブ用に 16 GB のUSBフラッシュドライブを使うと容量が足りず回復ドライブ作成に失敗する。32 GB のUSBドライブ(メモリ) が必要になる。

なお、書き込み速度の速いものを使うと良い。SanDisk の Ultra Fit 32 GB は、¥1,000 以下で高速書き込みできるので、50分程度で回復ドライブが作成できた。


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アルミ天板の奥の角 (2カ所) の変形の可能性 - 心配なし [2019/02/01 追記]

天板をたたんだ状態で持ち運ぶのが普通だろう。私は以下で紹介しているインナーケースにPCを収納した上で、カバンに入れている。最大の問題が満員電車で圧迫される可能性が高いことだ。

天板の内側には、厚み2.5 mm で黒いプラスチック部材 (液晶の額縁) があるが、天板の奥の2カ所の角には黒いプラスチック材が薄く、パームレスト面との間 (2.5mm) には何も無い。
Space2 

この部分が強い力で圧迫されると、曲がる可能性が心配される。実際に手で少し力をかけるとたわむ。設計時点である程度の強度を持たせる配慮はあるかも知れないが、注意しつつ、見守ってゆく。何があれば追記する。

[2021/08/18 追記]
干渉機能のあるインナーバッグに入れて、満員電車に揉まれて毎日持ち歩いている。購入から2年8ヶ月経ったが、特に問題はない。杞憂であったようだ。

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アクセサリ - ぴったりサイズのインナーケース [2019/03/24 追記修正]

PC_Sleeve毎日持ち歩くためには、インナースリーブに納めてからビジネスバッグに入れている。Inspiron 5480 Platinum に合うぴったりサイズのものがアマゾンで見つかった。
Voova 13-13.5インチ パソコンバック 衝撃吸収 ラップトップ スリーブ 防水  ノートパソコン 持ち歩き 通勤 PC収納ンナーケース ... 

まるで専用ケースのようなフィット感だ。

なお、Amazonでのレビューでは、持ち手が取れやすいという内容が見られる。私のようにインナーケースとして使うには全く問題ない。持ち歩きには別のバッグを使うと良いだろう。

私はこのサイズでブラックを購入したが、今はブラックは無くグレーかレッドしか無い。これだけフィットするものは珍しいので、早めに調達すると良いかも知れない。[2019/03/24]

[2021/08/18 追記]
通勤用リュックに入れて毎日持ち歩いている。リュックには縦方向に入れており、取り出すとき取っ手を使わないようにしているが、それでも手が取っ手に引っかかって、取っ手を引っ張ることもある。購入してから2年5ヶ月経ったが取っ手はまだ無事だ。

むしろこのインナーを購入してから1年8ヶ月で、ポケットのファスナーと周囲のファスナーの2つの引き手の金具が割れて外れてしまった。そこで、アマゾンで下記を購入して修理した。修理してから現在で1年経つが問題なく使えている。
Amazon_ファスナー引き手
↑クリックしてAmazonページへ




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バッテリーの交換 - 新品時に劣化していた可能性 [2021/08/18 追記]
購入してから2年も経つとバッテリーがかなり劣化してくる。2年半もすれば "最大のバッテリー残量" の設定にしても2~3時間くらいしか保たなくなった。

Windows 10 には電源管理のユーティリティ - Powercfg.exe が備わっており、その中の batteryreport 機能を使うと、Windows を使い始めてから現在までのバッテリーの満充電容量の記録や現在の満充電容量、つまりバッテリー劣化の状況が定量的にわかる。

管理者モードでコマンドプロンプトか Power shell を起動し、powercfg/batteryreport と入力して Enter キーを押すと各種電源状態を記録した html ファイル (battery-report.html) を生成する。

BatteryReport_Comd

生成された battery-report.html の中にある Battery capacity history には、このPCで windows10 をアクティベートしてから現在までのバッテリー満充電容量の変化が1週間単位で示される。その結果をグラフにしてみると、劣化が大きく進んだタイミングがわかり、何かやっちまったのか反省する材料が見えるかも知れない。心当たりがあれば今後の参考になりそうだ。

Battery_Dereriortion

購入時に比べて満充電の容量が 40% 程度に低下している。容量が40% になると 駆動時間が 40% になるわけではなく、"最大のバッテリー残量" に設定しても2~3時間しか保たないことがよくわかった。

=====

さて、購入時に、「4年間プレミアムサポート、アクシデンタルダメージ付き」(¥23,000) を契約。さらに容量低下したバッテリーを新品に交換できる「2-3年目バッテリー保証延長サービス」(¥5,900)も追加した。そこで、2年8ヶ月経ったところで、オンサイトサービスを利用して無料でのバッテリー交換作業をお願いした。

DELLのオンサイトサービスでは、先ずDELLのテクニカルサポートと話をして、作業に必要な部材を決定してもらい、その部材の発送日が決まったところで、DELLと契約しているサービス会社の技術者の来訪日時を調整。そして実際に作業に来てくれる段取りになっている。

交換して取り出した古いバッテリーパックをみると、42 Wh とある。
Old_Battery

交換後、batteryreport を取得すると、Installed batteries に表示されている満充電容量は下記のようになっており、100% になっていることが確認できた。
- DESIGN CAPACITY - 新品時の充電容量: 41,998 mWh
- FULL CARGE CAPACITY - 満充電時の充電容量: 41,998 mWh
※ ほぼ 42 Wh になっているのでOK!

Installed_Batteries

======

[2021/08/21 追記]
ところで、battery-report.html の中にある Battery capacity history を見ると気になる点が見つかった。
 
Battery capacity history_1
   ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・
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Battery capacity history_2

2018-12-31 つまり購入してWindows 10 をアクティベートした少しあとの FULL CHARGE CAPACITY39,900 mWh で、DESIGN CAPACtY41,999 mWh となっている。つまり新品のバッテリーが既に劣化していた可能性が考えられる。

そして、バッテリー交換後の 2021-08-192021-08-20 のデータを見ると FULL CHARGE CAPACITY41,998 mWh となっており、DESIGN CAPACITY も同じ 41,998 mWh となっている。つまりこのレポートの出力は、新品のバッテリーは 両方とも同じ値を示すことが確認できた。ということは、やはりこのPC購入時に付いていたバッテリーは劣化していた可能性が濃厚である。その劣化は 新品状態の 95% であった計算になり、5% も劣化していたわけだ。

今後PCを購入した場合は、必ずバッテリーの状態をチェックすべきだ。

そこで、powercfg.exe のレポート機能を簡単に使えるように、バッチファイルを作った [2023/05/12 修正]
PowerCfg.zip のダウンロード

解凍して得られる PowerCfg.bat を右クリックして "管理者として実行(A)" を選んで実行する。

すると、"続行するには何かキーを押してください..." と表示するので、終了したいときはウィンドウを閉じる (画面の右上の [X] をクリック)。

続行すると、battery-report.html が ダウンロード / Downloads フォルダに作成される。
当初はデスクトップに作成するようにしていたが、OneDriveを使っているとデスクトップに作成されないことに気づいたので、ダウンロード / Downloads フォルダに作成するように変更した。

続いて ”電源効率の診断レポート" を作成するが、ここで中断したい場合はウィンドウを閉じます。
60秒ほど待つと デスクトップに energy-report.html が作成される。
ここでエラーレポートも表示されるが、電源接続のとき所定時間でスリープモードにしない設定をしており、これをエラーとして表示しているようで、私の場合は問題のあるエラーでないので無視している。このレポートはよくわからない点も多いが、何かのときに役立つかも知れない。

それぞれのレポ-ト作成時のタイムスタンプも表示するようにしているので、この情報を参考にしてレポート html のフィアル名を変更して履歴として保存できる (私はそのようにしている)。

=====

タスクバーの右に表示されるバッテリーアイコンをクリックして表示される "残りの駆動時間" は、状況に応じて変化する。起動直後やバッテリーを使う作業の直後は残り時間が短くなる。直前の状況に応じて計算していると思われる。

バッテリー交換後、"最大のバッテリー残量" の設定だと、残り駆動時間は11時間20分程度になった。"より良いバッテリー” の設定だと7時間30分程度になった。購入した直後がどうだったのかよく覚えていないが、外出して半日程度は使えそうだ。

<目次に戻る>



ベースカバー / パームレストとキーボードアセンブリの交換 [2021/08/18 - 09/27]

このPCを車に乗せて運転中、飛び出してきた車を避けるために急ブレーキをかけたら、車の席に置いていたPCの入ったかばんが車の床に激突し ベースカバーの複数箇所が完全に断裂しているワレが発生してしまった。

Right_RJ45_2 Left_USB_1

Right_Bottom

このPC購入時に「4年間プレミアムサポート、アクシデンタルダメージ付き」(¥23,000) を契約。アクシデンタルダメージは、このような事故による破損の修理に使える。これは一種の掛け捨て保険で、一度使うと1年間は使えないので、適用するかどうかは状況を考えて決める必要がある。今回はアクシデンタルダメージの保険を使うことにした。

ワレが発生したベースカバーの交換が主な内容だ。しかし DELL は、実際にバラして細かく調べないとわからない損傷がパームレストとキーボードアセンブリ (キーボードはパームレストと一体なのでまとめて交換) にも発生している可能性を想定して、パームレストとキーボードアセンブリも交換の対象となった。

今回作業をしてくれた技術者は、ベースカバーに貼ってある銘板(サービスタグやエクスプレスコードが記載されている)とパームレストに貼ってある intel と GEFORCEの小さなステッカーをドライヤーを使ってきれいに移植してくれた。張り直したとは思えない仕上がりになった。

ところで、今回の修理で内部を開けてみて判明したのは、電源ボタンのプラスチック部品の裏側が折れて破損していたこと、さらにスピーカーとベースカバーの間にあるべきシリコンゴム製のクッションが最初から欠損していたこともわかった。そこで、電源ボタンとスピーカーの交換を2回目のオンサイトサービスで行うことになった。

=====

さて、キーボード交換したPCをしばらく使っていると、交換したキーボードの左[SHIFT]キーがキー押下の取りこぼしが発生することが判った。そしてよく見るとキートップが変形していて、中央部が膨らんでいることに気がついた。取りこぼしの問題がなければ気づかないほどの微妙な変形だ。

SHIFT_key_deformation

そこで、2回目のオンサイトサービスの際にキーボード交換も合わせて実施することになった。

[2021/08/30 追記]
2回目のオンサイトサービスで、電源スイッチとスピーカーの交換作業が終了。
交換前のスイッチはメッキが剥げかけていたので、新品になって気持ちが良い。
PWR_SW_Old PWR_SW_New2

ところで、キーボードの交換も予定されていたが、送られてきたキーボード部品が組付け不能品であった。元々のPCには、パームレストにキーボードが溶着した一体品が使われていたのだが、パームレストとキーボードが分離していて、これらを組み付ける前提の部材が用意されていた。適合する部材の手配に失敗したようで、修理は不可能であった。

そこで、キーボード交換は次の3回目のオンサイトサービスに持ち越しとなった。

=====

[2021/09/27 追記]
2回目のオンサイトサービスの後、今回の3回目のオンサイトサービスまで1ヶ月近く経った。Inspiron 5480 には多くのマイナーバージョンがあり、私のPCに適合するキーボードの確定作業に苦労したというDELL側の事情があり、さらに最近の半導体や各種部材不足の影響を受けて、適性な交換部材の確保に手間取ったようだ。

3回目のインサイトサービスでは、キーボードと一体になったパームレストを交換することになり、無事作業が終了。[SHIFT]キーの取りこぼしの問題が解消した。

なお、intel と GEFORCE の小さなステッカを今回もきれいに張り替えてくれた。

一連の修理の申し込みから完了するまで1ヶ月以上の時間を要したが、その間PC自体を使うことはできた ([SHIFT] キーの取りこぼしはあったが、なんとかできる範囲であった) ので、それほどストレスを感じることはなかった。

今回の一連の修理を経験して改めて言えることだが、DELLのPCを購入する際には必ず有償サポート契約を結ぶべきである。サポート契約に入ったとしても、他メーカーよりもトータルコストは抑えられるものが多いと言える。これが DELL のビジネスモデルであると理解すると良いと思う。

結果として、購入してから2年9ヶ月経って、PCのフタ(液晶部分)とスライドパッド以外の外観は、全てきれいな部品に置き換えられたので、改めて愛着が湧いてきた。

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割れたベースカバーの交換再び - プレミアサポートの効用 [2022/12/08 - 2022/12/12]

ベースカバーの割れの修理を以前行っている。今回同じ部分で割れが再発した。

2022_Dec_Crack_Again

今回の割れ発生は、前回とどうようにこのPCを入れたかばんが車の席から床へ落ちたことによる。
この部位が衝撃に弱いことが、これで明らかになった。

前回は、アクシデンタル・ダメージを無償で修理するサービスを使ったが、使ってから10ヶ月以内は再び使えない (保険のようなものだ)。今回は10ヶ月以上経っていたので、再び無償修理となった。今回もオンサイト修理サービスを利用した。

この交換作業の際に、バッテリーの交換も実施してもらった (下記参照)。

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バッテリー交換と充電モードの変更 [2022/11/05 - 2023/01/29]

2021年8月に、プレミアサポートに追加したバッテリー交換サービスを使って、無償でバッテリーを新しくしていた。この時は 22ヶ月で 41.998 mWh から 27,666 mWh まで 34% 劣化していた。

この新しくしたバッテリーは、その後13ヶ月で 41,998 mWh から 27,736 mWh まで 34% 劣化した。つまり 34% 劣化するのが 1.7 倍速いわけだ。バッテリーの初期不良が疑われたが、バッテリーは消耗品であり使い方で寿命が大きく変わる部品のため、保証はない。

バッテリー性能の判定は、システム起動時に [F12] キーを押して現れる画面で DIagnostic を選んで実施するテストで異常と判定され、それが新品バッテリー使用後3ヶ月以内なら、この診断で異常であれば、無償交換の対象となる。今回のような劣化速度でも、この診断方法で "良好" となれば交換対象にならない。

このPCは、プレミアサポート期間の4年を超えても愛用したいと思っているので、このタイミングで新品バッテリーを購入 (\6,000 と安い) し、ベースカバーの交換時にバッテリーも交換してもらった。

さて、この機会にバッテリ-の充電モードを見直した。それまでは Adaputive (適応) モードであったが、実際にはAC電源での使用が圧倒的に多いので、充電モードを AC Adapter (常時AC接続) に変更。さらに電源プランは、 "Dell" プランにして "最も高いパフォーマンス" で使うことにした。

なお、充電モードは BIOS で設定できる。Windows にログインしているときは、My Dell に組み込まれている "電源マネージャ" で設定を行えるように My Dell アプリの仕様が変更されている。その代わりに 電源マネージャアプリが無くなっている。以前は電源マネージャアプリがあったのだが、Dell 関連のアプリのアップデート時に削除されたようだ。

また急速充電管理の管理は BIOSで設定でき、Windows起動状態でも Dell Battery Manager で設定できる。この機能は無用にバッテリーに負荷をかける可能性が高いので、今後は可能な限り使わないことにした。

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メモリ不足のエラー - SupportAssist メモリ使用量の肥大化 [2022/12/27]

最近メモリ不足のエラーが頻繁に発生するので気になっていたところ、SupportAssist をインストールするとメモリを 1.4GB も消費することに気づいた。2023年1月に入ってからのことだ。以前は SupportAssist をインスト-ルしていて、メモリ不足の経験が殆どなかった。その当時に比べてインストールソフトウェアは変わっていない。

つまり SupportAssistはメモリ使用量が肥大化してきたようだ。現在 8GB メモリを搭載しており、システム起動しただけの状態で使えるメモリが 2.6GB になる。これは異常が。SupportAssistをアンインストールすると、使えるメモリは 4GB になるので、SupportAssistのみで 1.4GBもメモリを無駄遣いしているようだ。

しばらくは、SupportAssist をアンインストールしておこうと思う。SupportAssist は以前から頻繁にアップデートしてきており、今後のアップデートでメモリ消費問題も解決する可能性が高い。

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メモリの増設 [2023/05/12]

SupportAssist アンインストール後、メモリ不足問題の発生頻度は格段に減ったが、それでもメモリ占有の大きなデータを扱っている際にはたまに発生している。そこで、メモリを 8GB から 16GB に増設した。
Dell Inspiron 14-5480 Platinum - メモリ増設

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インターネット接続不能の解消 [2023/05/12]

2022年半ば以降、インターネット接続が不安定になっていた。これは RJ45コネクタでの有線LANケーブル接続のときもWi-Fi接続のときでも同様に発生していた。接続できないときは、PCの再起動や Wi-Fi ルーターの再起動により対処していた。

ところが、2023年に入ってから接続できない頻度が急激に増加し、ついにはPCやルーターの再起動では対処できず、どうにもならなくなった。有線LANでダウンリンクが通常 90Gbps 程度の回線が 12 Kbps や 回線速度測定不能といった状況だ。LAN-USB変換アダプタ、Wi-Fi、RJ45直挿し のいすれもダメ。

他のPCを接続すると全く問題が無いので、Inspiron 5480 Platinum 自体に原因がある。そこで [Fn] キーを押しながらPCの電源を入れると始まる診断テストを行った。ネット接続無しにスタントアロンで診断可能になっている。その結果異常無しの結果が得られた。

ネット接続問題に加えて、最近どうも全体的に動作が遅くなっている体感はあった。これらに共通する原因の可能性として ウィルスチェックソフトが考えられ、実際に Symantec の Norton 360 を今だにインストールしている。

これをアンインストールしたら問題は解決した。

ネット接続問題は解消し本来の回線速度に戻った。体感としてPCの動作も速くなった。
PCMark 10 で調べると総合スコアが 2600 程度まで低下していたのが 3600 程度まで戻ったので、体感は正しい。

Norton 360 は今後使わず、Windows セキュリティーだけで対応してゆく。

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CPU発熱問題の解消 [2023/05/12]

2022年12月に割れたベースカバーの交換修理をオンサイトサービスで行ってもらった。その直後からファンの動作音がうるさく感じるようになった。同じ部屋の環境 (騒音レベルが同じ場所) で通常通りの作業を行っているとき、それまでファンが回らないときにファンの音がしたり、ファンが回っているときでも回転数が高いことに気がついた。

つまりファンによる冷却パターンが変化しているわけで、CPUの発熱が増えた可能性がある。
これまでオンサイトサービスでマザーボードを外す作業の際は、組立時には必ず導電グリースを塗り替えてからCPUを取り付けて貰っていたが、ベースカバー交換作業の際はグリースの塗り替えは行わなかった。

Dell のテクニカルサポートにグリースの塗り替えについて問い合わせると、作業手順にはグリース塗り替えは含まれておらず、塗り替えの必要はないことになっているとのことだ。過去にグリースを塗り替えてくれたのは作業者の現場判断と好意によるものだとのことでもあった。

[Fn]キーを押しながら電源を入れてスタートする診断テストでは、熱に関係するファンや CPU、メモリで異常が見られない。

オンサイトサービスから半年近く経ち、Windows Update や Dell Update により必要なドライバ更新が行われる可能性も想定していたが、状況は改善せず、逆に悪化してきた。Hardware Monitor - HWMonitor というソフトでCPU温度をチェックしてきたが、最近 100℃近く (96 ~ 98 ℃) になることが増えてきたのだ。

そこで、Dellのテクニカルサポートに再び相談した。すると BIOS (UEFI) は最新になっているが、Intel のチップセットのデバイスドライバを更新すると改善する可能性があるとのことで、実際にチップセットのドライバ更新を実施した。

問題が改善した!

HWMonitor でも CPU 温度が90℃以上になる頻度と時間が明らかに減った。そしてファンの動作も以前に戻り、回転しない時間が増え、回転数も減って静かになった。

Dell テクニカルサポートで対応してくれる担当者により対応内容が異なる。スキルや経験の差である。
同じ問題でも自分なりに現象を客観的に評価できるように工夫して実際に様子をみて、最新状況について改めてテクニカルサポートに相談すると、別の担当者が見事に問題を解決してくれるという、良い事例だと思う。

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Windows 11 へアップグレード [2023/06/18]

あらかじめ BitLocker は解除しており、その状態で Windows Update から Windows 11 へアップグレードを実施した。既にインストールしているソフトウェアの動作も問題なかった。

但し、Windows 10 に慣れているので、Windows 11 は一部とても使いにくいと感じるので、使いやすくするために以下のような対応を行った。

タスクバーやスタートメニューを Windows 10 の仕様に戻す
これまで、タスクバーからポップアップするオリジナルのツールバーに、よく使うソフトウェアを登録して利用してきた。Windows 11 ではこの機能が使えず、管理人にとっては非常に使いづらい環境になってしまった。

そこで、ExplorerPatcher というフリーソフトを使うことで、スタートメニュー、タスクバーとファイルエクスプローラを Windows 10 風に変更した。このソフトは、Windows 11 が備えている Windows 10 のインターフェースを呼び出すもので、非常に便利なのでお勧めだ。ExplorerPatcher で実現したものを、いくつか紹介する。

ツールバーを使った自作 Quick メニュー (Win11 初期設定では難しい)
QuickMenu2_s

このように ツールバーとして Quick メニューを作り、よく使うソフトウェアをここから簡単に呼び出せる。2014年から Windows 10 で使い始めていて、今はこれが使えないと不便でしかたない。

スタートメニュー
Win11_StartMenu_s
[スタート]をクリックすると、最初から "すべてのアプリ" が表示されるように設定可能だ。
さらに、電源ボタンの横に "ダウンロード" と "設定" のボタンも配置できる。

PC
PC_s
ファイル エクスプローラの設定変更もできて、このように表示アイテムをすっきりさせることが可能。管理人が個人的に必要だと思うアイテムだけを表示できている。

電源の状態表示
BatteryStatus
通知領域にあるバッテリーアイコンを左クリックすると出てくる表示で。電源の現在の状況と電源モードを簡単に変更できる。

電源オプションの呼び出し
Ppower_Option_s
通知領域にあるバッテリーアイコンを右クリックすると出てくる表示。電源オプションを簡単に呼び出せるので便利だ。

Wi-Fi の状態と設定
NetWork_blur.png
現在のネットワークの状態 (上は有線接続の例) を示すアイコンを左クリックすると、拾える Wi-Fi の SSID 一覧が表示される。

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Windows 11 へアップグレード後、回復ドライブが作成できない [2024/04/23]

Windows 11 へアップグレード後、回復ドライブを作成しようとすると、作業途中のエラーで作成ができない問題が発生。

エラーの可能性と最初を自分なりに調べたが解決しない。そこでプレミアムサポートに相談しているが、自分で調べたこと以上の対処方法が得られず、解決していない。

[2024/04/23 追記]
Windows10 から Windows11 へアップグレードすると、回復ドライブが作成できないことは普通にある、というのがDELLプレミアムサポートの見解であった。当面はこの見解を受け入れようと思う。

<目次に戻る>



Windows Update [すべてダウンロードしてインストール] で先に進まない [2023/10/12]

9月下旬に Windows Update を無事に済ませている状態で、10月12日に Windows 11 バージョン 22H2 でおそらく最後の Windows Update を実行しようとしたら、うまく進まない状況になった。

アップデートのリストが表示され、そのリストの上に [すべてダウンロードしてインストール] ボタンが表示されている。このボタンをクリックしても先に進まない。何か準備が整っていない可能性を考え、1時間ほど放置してから再度このボタンをクリックしたが、何も起こらない...という状況に陥った。PCを再起動しても状況は変わらなかった。

原因として Windows Update 関連を含めて、システムファイルが破損しているか整合性がとれなくなっている可能性を考えた。

そこで、"ターミナル(管理者)" を起動し、以下の2つのコマンドを順に実行させた (定番の処置だと思う)。
 DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
  62.3 %まで進んでから %表示が全く進まないように見えたが、30分ほど放置したら 100% になって終了していた
 sfc /scannow
  異常なしとの結果が表示された

その後、PCを再起動し "設定" から "Windows Update" を表示させたら、直ちにダウンロードとインストールが始まった。

当初の予想通り、Windows Update 関連も含めてシステムファイルの破損や不整合を修復したことで問題が解消したようだ。その後、途中に再起動を挟み、無事に全てのリストが処理され、無事にアップデートが完了した。

<目次に戻る>



液晶周りのベゼルの割れとトップカバー歪みの修理 - 液晶部の一括交換 
  [2023/12/30]

液晶周りのベゼルが割れているのに気がついた。

ベゼル割れ_矢印

また、液晶のトップカバーが歪んでいることに気がついた。

トップカバー歪み_矢印

このPCは、使わない時も内部がクッションで覆われているインナーケースに常に入れており、時々に合わせたバッグにインナーケースごと入れて持ち運んでいる。バッグごと駐車場のアスファルトに落としたことで、変な力がかかって、このような割れ歪みが発生したようだ。

PCを落としたのが 2023/12/19 で、破損に気がついたのが 2023/12/23、翌日の 12/24 にプレミアムサポートへ連絡をした。

プレミアムサポート期間が 2023/12/25 までで終了する、その前日のタイミングでアクシデンタルダメージ保障 (一種の損害保険) を使って無償修理を申し込んだら、適用してもらえることが分かった。また、申し込み受付日がプレミアムサポート終了前であれば、期間を過ぎても必要なアクションを行えるとのことだ。全く幸運なことだ!

修理方法は、オンサイトサービスか工場での修理かの二択で、今回は古いPCの部品手配に手間取る可能性があるため、PCを工場へ送って修理することになった。ヤマトの宅急便が無償で引き取りにきてくれた。 

工場に到着して現物の点検後、液晶モニター部の一括交換を行うことになった。

液晶部

これまでの様々な修理と今回の修理の結果、購入時のまま使っているのは、内部のマザーボードとスピーカー、そしてスライドパッドのみだ。他は全て交換されている。その結果、目に見える部分は購入時とかわらない状態であり、今後も愛用したいと思わせるには十分だ。


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システムドライブとデータドライブを新たなSSDに換装 [2024/01/01]

購入後5年が経過し、プレミアムサポートの有効期限も切れた。

これまで、システムドライブ (C:ドライブ) は 128GB SSD で空き容量は 20GB程度しかない状態で使ってきた。これを容量アップしたい。

データドライブは 1TB HDD であり、空き容量も余裕がある。しかし SSD の時代にHDDのアクセス速度では遅過ぎるので、速度向上のために SSD に換装したい。

換装前のドライブ状況

そこで、システムドライブ (C:ドライブ) は 1TB の SSD に換装し、データドライブ (D: ドライブ) は 1TB の SSD (SATA) に換装した。

"DELL Inspiron 14-5480 Platinum - SSD 換装

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銘板ステッカーの剥がれを補修 [2024/01/03]

ベースカバーに貼り付けられている銘板ステッカーには、PC個体のシリアル番号、サービスタグ、エクスプレスサービスコードなど、保障を受けるために必要なPC個体を区別するための情報が記載されている。

以前のプレミアムサポートでの修理の際にベースカバーをオンサイトサービスて交換しているが、その際銘板ステッカーを一旦剥がして貼り直す際に、端を汚い指でベタベタ触っていてたことが気になっていた。私なら先端を洗浄したピンセットを使うのだが、その技術員は全く気にしていなかった。

やはり、指で触った部分の粘着力が失われ、作業後すぐに端が剥がれ、そこに埃が付いて粘着力がほとんど失われていた。

ステッカー剥がれ

現時点で、新品のように美しい外装になっているので、ステッカーの剥がれが気になり、今回この剥がれをなんとか補修した。

今回は、紙に塗って使える粘着剤 - ミツワ メーカーセメント Sコート - をアマゾンで購入した。
粘着剤

この粘着剤は、ある程度強度のある紙を剥がして張り直しができるようなので、今後も利用価値があると思って、試しに使ってみることにした。

見た目は完全に平らにはならなかったが、剥がれは解消された。
ステッカー張直し

ステッカー端の剥がれを修復したので、粘着力が今後維持されるか見極めたいと思う。


<目次に戻る>






さらに何かあれば、追記します。


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なお管理人はカシオ計算機の関係者ではありません。いつでもどこでもプログラミングができるプログラム電卓が好きな1ユーザーです。


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