【その9】
後味悪い


608: 名無しさん 02/04/20 15:18
ある金持ちの男が殺し屋に拉致られ、殺されそうになる。

しかし、彼には人から恨まれるような覚えは無い。それどころか、彼はたくさんの慈善団体に多額の寄付を施すような善人だった。 

「教えてくれ、何故、私が殺されなければならないんだ」 

すると殺し屋は静かに言った。 

「貴方は、自分が死んだら、遺産は慈善団体に寄付することにしてるでしょう? 貴方が死ぬと、たくさんの人が助かるのですよ」 


616: 名無しさん 02/04/21 19:30
>>608 
すばらしい。 

598: 名無しさん 02/04/18 04:08
数年前、今のアパートに引っ越したばかりの時の実体験です。 

夜中1時過ぎに電話がかかってきました。 

「はい」とこちらの名前を言わずに応対すると、おそらく30代か40代と思われる女性が、息をきらしながら切羽詰まったような口調で「あの・・・お願いできますか?」と一言。 

何やら異様な雰囲気で一瞬言葉を失いましたが、「お間違いではありませんか?」と返すと「え、あ、す、すみません!」と電話を切られてしまいました。 

その後、そんな電話がかかってくることはありませんが、あの女性が夜中にどこに何をお願いしたかったのかをいろいろ想像すると、しばらくの間ちょっと気になったり。

605: 名無しさん 02/04/20 00:56
実話が元になったらしいけど、さだまさし主演の「飛べイカロスの翼」。

ラストでさだまさし演じるピエロが、綱渡りで転落死。

ガキの頃見たけど鬱入ったよ。今でもトラウマになってる。

609: 名無しさん 02/04/20 15:20
>>605 
♪笑ってよ~僕のために~♪

※「翔べイカロスの翼」1977年、キグレサーカスの道化師、栗原徹氏が公演中に転落事故死。この実話を元にさだまさし主演で映画が作成された。「道化師のソネット」はこの映画の主題歌として制作されたもの。
 
さだまさし主演映画 翔べイカロスの翼 DVD
さだまさし主演映画 翔べイカロスの翼 DVD

614: コピペ 02/04/20 22:58
日本で起こったエレベーター事故、落下での死亡事故は無い(ハズ)。窓ふき、工事現場等の、簡易エレベーターは除いて。 

昔あった事故で覚えてるのは、エレベーターのドアに子供が挟まり、その挟まった状態のままエレベーターが始動して、胴体が真っ二つになったと。それも、母親の目の前で。 

ソースは、俺の記憶の中の新聞。 

617: 名無しさん 02/04/21 22:13
「おとうさんがいっぱい」という児童書が後味悪かったです。 

主人公は小学生のトシオ。 

ある日、トシオのお父さんが3人に増えてしまった。お父さん達は、それぞれ自分が本物だと主張し、言い争いを始める。 

この怪現象はトシオの家だけではなく、全国的に広まり始め、困った政府当局は、子供に一人だけお父さんを選ばせることに決定し、選ばれなかったお父さんは、護送車に乗せられて処分されることになった。 トシオはあみだくじでお父さんを一人決め、家庭にはまた幸せが戻ってきた。 

そんなある日、トシオが玄関に行くと、そこにはもう一人のトシオがいた…。 

こんな感じの話なんですが、お父さんを選ぶ特権(?)を与えられた子供達が調子に乗っていたせいか、最後に自分達が選ばれる立場に逆転するあたりが薄気味悪くて。 

説明がつたなくて後味の悪さが伝わらなかったかもしれませんが、この本の中に収録されてる作品は、どれも児童書とは思えないほど気持ち悪いです。 

星新一さんなどの不条理系小説が好きな方は、ぜひ御覧あれ。

618: 名無しさん 02/04/21 22:50
>>617 
話はありがちだけど、児童書というのがきついね。

631: 名無しさん 02/04/22 19:26
>>617 
「お父さんがいっぱい」子供の時に読んで精神的に不安定になりました。

628: 名無しさん 02/04/22 01:47
>>617 
その本に収録されてた「ぼくは5階で」も後味悪かった。

あと「どこへもゆけない道」とか。平凡な子供の日常が、ちょっとしたきっかけで崩壊していく話ばかりだよね。

この本って小学校3年生~中学生向けらしいけど、子供がこんなん読んだら一生モンのトラウマを背負いそうだ。佐々木マキの不気味なイラストがまた気持ち悪さ倍増だし。 

あ、個人的には気に入ってる本ですよ。後味悪いショートショートとか好きなもんで。 

でも子供に読ませるのはどうだろ・・・。



620: 名無しさん 02/04/21 22:53
19世紀の米国で、開拓農民のキャラバン80名あまりが雪の山中に閉じこめられ、仕方なくその地で越冬するうちに半数の40名あまりが餓死凍死、そして食われる事件があった。

その事件の生き残り、ルイス・ケスバーグは後にこう語っている。
 
「牛馬の肉よりも、人肉の方が旨い。特に脳味噌なんかスープにするともう最高なんだ!」 

後年、彼はステーキハウスを開店するのだが、その宣伝文句に曰く「最高の、一番柔らかい肉しか売りません」。 

後味悪いのか良いのか判らない話。

621: 名無しさん 02/04/21 23:19
その日、○○駅のホームで電車待ちをしていた時 定刻よりずいぶん遅れて電車がホームに入ってきた。

えらく遅かったなーと思いながら今入ってくる電車を見ると、その電車と平行して、大きな顔がすごい勢いでホームを通過して行った。 

「今のは、何!?」と驚いていると、周りにいた2~3人ぐらいの人が倒れたり泣いていたという。 

そしてそれを見た数秒後、「只今~○○駅と○○駅の間で~人身事故が起きました~ 」ってアナウンスがはいったんだって。 

怖い…!!

624: 名無しさん 02/04/22 00:56
>>621 
大きな顔が~ってどういう意味? 

死体の顔が電車に貼りついてた…ってこと?

625: 名無しさん 02/04/22 00:58
>>621 
機関車トーマスが通ったんだ。

627: 名無しさん 02/04/22 01:37
>>625 
「スゲー怖い~」と思ってたのに、その一言で激しくワラタよ。

622: 名無しさん 02/04/22 00:30
中学のころ火曜サスペンスが好きで、火曜の朝新聞見たらシリアスそうな内容なので、おもしろそうとか思ってたら「主演:ガッツ石松」となっていた。 

何か変だが、「ガッツもしかして意外と演技派なのか?」という訳の分からぬ自分なりの結論。そんなガッツに期待していたPM9:00、ドラマの中にガッツはいなくて、代わりに万田久子が...。
 
どう誤植したらガッツに...。

623: 名無しさん 02/04/22 00:53
>>622 
ガッツはちょい役で出ていたのでは?

630: 621 02/04/22 10:06
>>623
ガッツ石松不在でした。

632: 名無しさん 02/04/23 02:49
小学校低学年の時に教科書に載ってた「かわいそうなぞう」って話が、後味悪いというか、恐いというか、可哀想でトラウマってます。1歳上の兄貴は全然平気みたいだったから、私だけの感覚かもしれませんが。 

まぁ、この話に限らず、どうも私は戦争物に弱いらしい。 

でも、何か気になっちゃって、自らその手の作品ばっか読んで鬱になるっていう… マゾっ気があるんだろうか?恐いけど読みたい欲求が抑えられない。ううう…。 

※「かわいそうなぞう」秋山ちえ子さん朗読
 

649: 名無しさん 02/04/23 08:15
>>632 
「かわいそうなぞう」の話は、ドラえもんにも出てたよね。

※ドラえもんのは「ぞうとおじさん」:
おじさんの少年時代の回想から殺処分されるゾウ(動物たち)を助けに、ドラえもんとのび太はタイムマシンで戦時中の動物園へ。なんやかんやでゾウを救い、ゆうびんロケットでジャングルへ送り届ける。

それから十数年後、ジャングルで道に迷いさまよっていたおじさん(動物写真家だったかな?)の前にそのゾウが現れ、おじさんを導く。あれは夢を見たのかもしれない、と語るおじさんをしり目に、ほくそ笑むドラえもんとのび太。



646: 名無しさん 02/04/23 04:26
みんなの歌で「恋するニワトリ」っていうのがあって、その内容が少し悲しい。 

にわとりが風見鶏に恋をしてしまい、彼に近づきたくて、貝殻たべたりして(鉄になれると思って)恋焦がれるわけ。でも、結局実らぬ恋だということで、ひとりで思いを込めて卵を産む。

やたら明るいトーンの画像で展開するんだけど、切ないという気持ちを子供ながらも知った歌でした。

 

647: 名無しさん 02/04/23 05:05
北海道で実際にあった話。 

夜、田舎で男子高校生が個人経営の本屋に忍び込んだ。エロ本を盗みに来たのだが、店主の婆さんに見つかってしまい、殺してしまった。 

たかがエロ本で人生台無しになるなんて…。

708: 名無しさん 02/04/25 22:44
>>647 
その事件なら覚えている。 

昭和末期平成初期、場所は苫小牧市だね。物音に気が付いて出てきた婆さんを、漬け物石でぶち殺してしまうのだ。

被害者の夫が週刊誌の記者に対して、「犯人の更正を願います」と、辛そうにコメントしていたのが印象的だった。少年法が現役の時代。

653: 名無しさん 02/04/23 17:57
父上の部屋にあった「演説に使える小話集」 に収録されていた話に、こんな一編があった。 

アメリカ南部の町、一人の警官が辺りを巡回していた。
 
一通り見回ってそろそろ帰ろうとした時、前を歩いてくる男に気がついた。ひっきりなしに首を動かし、くぐもった声でブツブツ何か呟いている。

あきらかに挙動不審である。薬をやってる変質者でなければいいのだが・・・念の為職務質問をしてみようと思い、警官は男に声をかける。

男が止まったのを確認し、近寄ろうとしたその時だ。男がニヤニヤした笑いを浮かべ、上着の裏ポケットに手を突っ込んだではないか。 

「殺られる!!」 

警官は咄嗟に拳銃を抜くと、何のためらいもなく男に向けて発砲した。 

654: 653 02/04/23 17:58
銃弾を胸に受けた男はドサッとその場に倒れ、やがて動かなくなった。 

「危ないところだった・・・」 

警官は胸をなでおろし、ポケットの中の凶器を調べることにした。しかし予想に反して、出てきたのはピストルではなかったのである。それはボロボロになった古いメモ帳だったのだ。 

警官はいぶかしげにそれを手にとり、最初のページをめくった。 

「この子は生まれつき重い病気で口がきけないのです。もしも困っていたら助けてあげてください」 

メッセージの下には、男の家であろう住所と電話番号が書いてあった。震える手で次のページをめくる。 

「ぼくのかわりに電話をかけてください」
「どうもありがとう」 

そんなメッセージが、1ページごとに書き綴られていたのである。それは重度の障害をもつ息子を不憫に思う彼のお母さんが、心をこめて書いたものであった・・・。 

演説にどう使えっちゅーんじゃ!! 

655: 名無しさん 02/04/23 18:07
>>654 
うわあああん!

656: 名無しさん 02/04/23 18:09
>>654 
うわ…後味悪いな…。 

でもホント演説にどうやって使うんだ?

727: 名無しさん 02/04/27 01:38
>>656
警察学校の訓辞

658: 名無しさん 02/04/23 19:16
映画「アンナと王様」見た人いる?

あの中で、恋人同士二人そろって斬首される場面があって鬱だった。

二人で見詰め合ってて、まず男の頭がスパーン!と・・・あんな死に様はしたくないと思ったよ。自分の最愛の女性も救えなかった無力さに、その男はきっと悶えていたんだろうな・・・きっと。

あれって実話だと聞いたんだけど・・・ 。

※映画だけど、ちょっと閲覧注意。

  

661: 名無しさん 02/04/24 15:58
10年ほど前に「世にも奇妙な物語」でやった、「死ぬほど好き」が忘れられません。 

ある日、主人公(男)の靴箱にラブレターが入っていた。差出人は学園のアイドル。まさかと思った主人公は死んだ振りをし、彼女の本音を探り出そうとする。次第に話は膨らみ、親が留守だったので葬式までする事に。 

予定では彼女の気持ちを友人が聞き出し、その後、棺から抜け出すはずだった。ところが主人公は棺から抜け出そうとした時、足を滑らせて頭を打ち、気を失ってしまう。その間に棺は釘を打たれ、火葬場へ運ばれる。 

焼かれる寸前で意識が戻り、大声で叫ぶが周囲には聞こえない。母親には聞こえたが「もう喋れるわけがない」と言い、そのまま焼かれてしまう。 

外では彼女と友達が話していて、手紙の差出人は間違いなく彼女だとわかるが、いつまで経っても主人公が出てこない。親に尋ねると、「今焼いてる途中」と言われ、火葬場を見ると煙突から黒い煙が上がっていた。(終) 

テレビのお話なので覚えている人も多いでしょうね。 

663: 名無しさん 02/04/24 18:06
>>661 
その話、私も見た事ある。
 
何か未だに忘れられない…。

662: 名無しさん 02/04/24 16:55
小学校の映画の時間に見た映画。 

なんかアフリカ旅行で、お父さんと子供がはぐれる。子供とヨークシャテリアみたいなイヌが、一緒にお父さんを探して旅を続ける。 

こうして書くとなんか冒険物みたいだけど、なんかこう全編に絶望感に満ちていて、途中で毒蛇のせいで失明したり、せっかく助けてくれようとしている原住民に石投げつけたり… 。

ラストもなんか救いが無かった。お父さんと会えるんだけど、結局遭難者が増えただけ、みたいな。 

見ていたクラスの子、いや学校中の子泣きまくり。気分が悪くなって保健室に行った子もいた。 

なんでそんなもん見せるかな。 

681: 名無しさん 02/04/24 23:03
>>662 
アレってお父さんが犬を射殺しなかった? 

オレ32歳で、さっきまでその映画のことすっかり忘れてたけど、今、すっかり思い出しちまったよ!長靴を履いたなんとかって映画の次の映画だったので、そのノリで見た児童はほぼ全員打ちのめされてたな・・・。

あの頃の先生って何考えてたんだか・・・。

696: 名無しさん 02/04/25 04:03
>>662>>681 
それ勘違いしてる。

原住民に石を投げたのは、彼らが出してくれた肉を、自分の犬のものだと勘違いしたため。父親が犬を殺そうとするのは、足手まといになるからで、銃声だけはするんだけど、結局殺してなかった。 

最後はへりかセスナが着て助かったはずだよ。

710: 名無しさん 02/04/25 23:25
>>662 
もしかして私も見た奴だろか?? 

もしかしてサソリなんかも出てきたかしら???

721: 名無しさん 02/04/26 16:51
>>662
俺もそれ小学校で見たよ(練馬区。行事の一環なんだろう)。
 
んで、書いてあるとおりの内容。何でこんなもんみせるの?って感じだった。

657: 名無しさん 02/04/23 19:04
夜中に放送してた洋画。

貧乏な少年が、あこがれていたスポーツの試合が、隣町あたりで開催されるのを知る。親から盗んだり、学校の費用をちょろまかしたりして、なんとかチケットを買えた。
 
夜中に家を抜け出し、友達と一緒に行く予定だったのだが、タイミングが合わず抜け出せられなかった。朝になり、寝坊したことに気付いた少年は急いで隣町へ向かう。 

試合が行われる会場には人が溢れている。試合までまだ時間がある。親切なおじさんが、「隣の席とっておいてあげる」と言う。その言葉に甘え、少年は近くの広場へ行き、寝転がる。 

ふと気付くと少年は熟睡してしまい、試合はとっくに終わってしまっていた。会場にはごみだけが残っている。 

たしかこんなような話。途中から見たし、どこの国の映画だかもわからんけど、後味悪かったよ。

659: 名無しさん 02/04/23 20:27
>>657さんは、後味悪かったでしょうけど、読んでておもしろかったです。 

その少年寝すぎ。

660: 名無しさん 02/04/24 10:26
>>657 
楽しみにしてたのに寝坊した挙句に寝過ごしかよ・・・。

そんな話をよく映画にしようとしたな。

【その11へ】