52377GoldenMario
 と米gi誌に掲載されたPS25周年特集に寄せたコメントで話していたのですが、以前から任天堂の諸々については漏れ聞こえてきた悪評も多いですね、何故かwikipediaの頁が消されてしまうとかいう初心会とか。
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via ■■速報@ゲーハー板 ver.52376■■

[gameinformer: (PlayStaiton)The First 25 Years]

An oral history of Sony’s big gaming play, and how it changed the world

 ソニーがいかにしてゲームプレイとゲームの世界を変えたかの口伝、という記事ですが、その中で当時から活躍していたゲーム開発者かつPS4/PS5のリードアーキテクト、Mark Cerny氏がPS1が光学メディアをゲームの媒体に採用した事による変革に触れています。

MARK CERNY [Lead System Architect, PlayStation 5]: I’d been developing cartridge-based games, and the economics were just terrible. Cartridges cost so much to manufacture that profit margins for game publishers were pretty small and therefore it was difficult to spend too much on game development. Looking back, I’m guessing that if you as a gamer spent $50 on a game, maybe $1 was going into the actual creation of that game.

CERNY: PlayStation had a huge impact here as the first successful console based on optical media. CDs were so much cheaper than cartridges that the publisher economics were totally different; suddenly many dollars, or even 10 dollars could be spent on the actual creation of the game. That meant as the gamer the experiences got much richer, but it also meant the games industry could support many more creators! A lot us can trace our careers back to Ken Kutaragi’s decision to use CD-ROMs for PlayStation games.

 “私はカートリッジベースのゲームを開発していましたが、それは経済面では悲惨な物でした。カートリッジの製造価格が非常に高く、ゲームパブリッシャの取り分が非常に少ないためゲームに多額の開発費をかけることはおよそ不可能でした。当時を振り返ってみると、もしあなたが50ドルのゲームを購入したとして制作費に使えるのはその内1ドル程度だったでしょう”

 “PlayStationは光学メディアを採用して成功したゲーム機として絶大な影響を与えました。CDはカートリッジに比べて相当安く、パブリッシャを取り巻く経済はまったく違う物になったのです。突然ゲームにより多額の開発費がかけられるようになったのです。つまり、ゲーム体験はより豊かになりゲーム業界はより多くのクリエイターを擁することが出来るようになったのです。私たち多くのゲームクリエイターの経歴は、久夛良木健がPlayStationのゲームメディアにCDを採用すると決めた事に遡ることが出来ます”

 とコメント。
 ゲーム業界へPS1が与えたインパクトは単にソフトの単価が下がってリピートが早くなっただけには留まらなかったのだと話しています。

 “やっぱ任天堂と初心会ってうんこだったんだなって”
激動のゲーム業界を“変わらないこと”で生き抜いてきた日本ファルコムのスゴさとは?【業界初、加藤会長×近藤社長対談】
[電ファミニコゲーマー]

佐藤氏:
 それまであったパソコンゲームのマーケットに、新たにゲーム専用機のマーケットができたときがビジネスの転機でしたよね。当時ファルコムさんは、ファミコン市場には参入しなかった。
 ファミコンのソフトを出すには、パソコンゲームとは違って“発売前にかなりの金額を用意しなければいけない”という事情がありました。加藤さんの資金繰りの考え方からすると、参入しないのも頷けます。

加藤氏:
 いまは「スマホのゲームを出さないとゲーム会社じゃない」と言われたりしますけれど(笑)、ファミコンが出てきた頃は「ファミコンをやろうかな」と思ったことはあったんですよね。

 ファミコンのカセットはロム基板でしたから、製造までに3ヵ月くらいかかるんだよね。そうすると、ある程度見込み生産をしないといけない。
1,000本しか作らなかったカセットは絶対に1,000本しか売れないわけですから。しかも、製造代金は全部先払いで、初期投資として5億円ぐらいは用意しないといけない。

 それに、利益率が非常に低かったからね。ロムはコストがかかるし、任天堂さんの取り分が多かったので……。
パソコン用ゲームに使うフロッピーディスクの原価も当時はそれなりに高かったけれど、“高い”といってもたかが知れていますから。最初はメディアもカセットテープだったし(笑)。

 “初心会って任天堂らしいクソでしたね”
 “ソニーが業界に革命起こしてくれて本当よかったね”
 “50ドルに対して1ドルってやべえな”
 “PSはゲームの値段下げてくれたからほんと嬉しかったの覚えてるわ、ベスト版もマジ嬉しかった”
 “ニシくんってヤクザみたいな言いがかりしてくることあるけど、マジモンが混ざってそう”
 “PSがなかったら箱も生まれてないしね”
 “あんまり任天堂の悪口いうとデジキューブされちゃうから気を付けて”
 “でもサーニーはセガでソニックとかやってたからメガドライブの話だと思うよ”
 “初心会について調べるとつい最近までシステム自体は残ってたとかまじかよって記事出てきますね”
 “ニシくんが初心会みたいな事やってて笑う”

 サーニー氏の話がメガドライブ分を含んでいるというのはその通りでしょうけど、セガにしてみたら任天堂に対抗するためにゲームソフトの価格を抑えてますます儲からなくなった、みたいな部分もあるかもしれませんね。
 これで任天堂が“性能が上がると開発費が上がってパブリッシャが苦労するんですよ”みたいな事を何度も言っていたのも何とも滑稽な話というか。

 現在は国内におけるソフト価格が上昇する傾向にもありますが、光学メディアに加えてデジタルシフトもあって開発費の回収が終わった旧作を非常に安く購入することが出来るというメリットもありますしね。

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