日曜日
こないだまで くたくたに現場で働いた
その反動で 今週ずっと腑抜けになって 机上仕事も何も手につかづ ぐずぐずに暮らしてきた。
今日からリセットとしよう思いながら、しかしやっぱり朝からだらだら仕事していた。
あと少し スキャンして色つけたら これは ひと仕事終わりだけど、米が炊けたようだ。
最近晩ご飯はずっとスーパーご飯ばかりで 不真面目な食卓だったので
今日は 真面目に米を サザエさんの時間に セットしておいたのだ。
もう少し仕事しよう、飯つくりは先だとしても、炊けた炊飯器を放置できないので
一度台所へ駆け上がり コメをしゃもじで混ぜると
もわっと ジュバジュバ言う湯気とツヤツヤな米粒を見たら、 もう おにぎりを作らずにいられなくなった。
いい卵があったら間違いなく一杯だけ卵ごはんなんですけど、 おにぎり一個だけ握って 食って また仕事して、
後で なんかちゃんと豚肉と卵でも炒めて 塩こしょーで 食うのだと思っていたのですけれど、
炊きたてをちょっと食っても良いでしょうと、
黒いどんぶりに しゃもじで 2杯 炊きたて米をついで、いただいていたスッパしょっぱい、塩昆布梅いりを混ぜ、
鰹出汁をかけ ラップで握る
あっそうだ!
スダチがあったな この前から 梅塩昆布味にすだち 炊きたてご飯が 絶妙な味であることを知っていたので、
握ったラップを開いて すだちをかけて ラップ蒸し直す。
ここで焦ってはいけない
塩昆布の塩とうまみが ご飯粒を突き抜け 昆布も芯がなくなり すだちの酸味も全体にしゅんだころ
ほのかにあがる湯気になったぐらいで ひらけて食うのがいい。
そこまで我慢するのに、気の入らないゴルフの素振りをしたりして、
うー う薄暗い台所で その後どたどたムシャムシャと一人 ジタンだ踏んでいるおっさんになる。
まざり込んだ すだちのタネもちょっと青苦くて 夏の味です。
んーいや、だめだもう一つ。仕事は焦る事はない 今日は日曜日だし 朝までにすればいいのだ、。
ふっふっ あれだ そうだ もう一つ最高のおにぎりを作ろう。
妻がこれうまいと言っていた 四ツ葉さんの ちっさい入れ物のクリームバター買ってたぞ、それそれだ、
茶碗一膳に入れ物のバター1/3ぐらいスプーンで削りとり 湯気のでる飯に乗せ まぜる 出汁醤油 うまい塩を少し、
うー
なんとも危険な匂いの湯気なってしまった んはっ。
ああっ だ、韓国のりがあったぞ、なんてものを思い出してしまったのか、
袋を急いで口で切り一枚取り出す、こ、これは 握って海苔まいてはいけない、
これはノリがしんなりしては意味がない、スプーンで丸くした米を 口に入れる
バターのうまみはわかるが それだけでは脂っこいまったりなのですが、
そこへ慌てて韓国のりを飯にのせる パリッとごま油の香りと醤油が後からやってくる、。
2回噛んで 海苔を下の上に もー これは ひとり片目閉じちゃう震えるうまさ。
次は海苔を先に口に入れ バターご飯を口に。
あー 無理だ 今日は おかずなんかどうでもいい、
とうとう、プシューとプル開けて、
最高のおにぎりではないと 途中気がついたけど
もうどうでもいい。
韓国海苔 と 黒ラベル。
夜が少し早くなってきたな、
2020 秋かな MUKUP!