冬キャンプで使ってみたいキャンプギア(2023年)テント、寝具、暖房器具

キャンプを初めて約1年が経ちました。2022年の10月下旬に同じテーマで記事を書きましたが、それから1年を経過して、いまであれば冬キャンプでどんなキャンプギアを使ってみたいのかを改めて記事にしてみたいと思います。
前提としては最低気温は0℃前後で薪スト―プや石油ストーブを使用する。雨キャンプはOK、おこもり前提。徒歩キャンプではなく、車での移動を前提としたいと思います。極寒冬キャンプは前提としない。軽量化は特に求めない。

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まずはテントから。
薪スト―プなどの暖房器具のインストール、おこもり、雨OKを前提としますので、煙突穴付き、天井高130cm以上、スノースカート付きを原則としたいと思います。
ドーム型、ワンポールテント、パップテントの順に紹介していきます。

ドーム型ですが、3つ紹介したいと思います。

まずは、ネイチャーハイクのNaturehike The hillsです。
オガワのステーシーST2、Whole Earth EARTH TRIPPERなどとほぼ同じサイズですが、なんと煙突穴がついています。値段も他のものと比べるととても安いです。
寝室の天井高も120cmあり、前室は145cmあるので十分おこもりができると思います。
2面メッシュもついていますし、キャノピー仕様となっていることや、ワンポールテントと異なり立ち上がりの角度があるので、雨の日でも快適に過ごせると思います。少し残念なのはインナーテントがフルメッシュですので寝具の装備を十分にしないといけないことです。
インナーテントをつけずに、DODのフカヅメカンガルーテントSS、またはGOGlamping SKY EYEを中に入れて使うのが良いかもしれません。
夏の様子ですが、使用したときの記事はこちらから確認できます。


次に、POMOLY Dome X4です。私は、おそらくOEM版のTOMOUNT DOME-OTTO(グランドシート付)を購入しました。AnlinkのものもOEM商品ではないかと思います。
こちらのテントの場合は必ずオプションのグランドシートを購入したほうがいいと思います。薪スト―プ用の耐熱シートがついているからです。私の場合、雨キャンプも想定しているのとテント内がぐちょぐちょになるのがいやなので、グランドシートを必ずテント内に敷いています。インナーテントもオプションなのですが、こちらもフルクローズにはならないので、本当に耐えられない場合には、カンガルースタイルでよいと思います。実際に使ってみての唯一の欠点は雨の日に天井に雨水がたまってしまうことです。排水溝はついているのですが、満水にならないと流れていかない感じになっています。一晩中雨でしたが崩壊することはありませんでした。


最後に、Tenplay シェルターテント ドームテントです。
こちらの特長は耐水圧5,000mm、内側のシルバーコーティング、高さが170㎝あることと天井にTPUの透明な窓がついていること、メッシュドア、TPUドア、グランドシート、タープなどのオプションがあることです。残念なのはグランドシートに耐熱シート部分がないことです。薪スト―プを使うときには、グランドシートがそのままでは使えなくなります。耐熱シートを敷いて、その上に耐熱テーブル、その上に薪ストーブをのせるなどの工夫が必要だと思います。なお、耐熱シート(焚き火シート)の上に薪ストーブを置いてしまうと、グランドシートが溶けてしまいます。こちらも購入済みですが、まだ未使用です。



番外編ですが、薪ストーブではなく、アルパカやパセコなどの石油ストーブをインストールすることを前提に考えると、OGAWA ステイシー ファルダ、ヴィガス、Whole Earth EARTH TRIPPERも選択肢に入ってくると思います。値段的には高額ですので、セールのときに購入するか、メルカリ、ヤフオクなどで使用頻度が低い中古で買うのもよいかと思います。新商品がでているのでST2やヴィガスは値段が下がっていると思います。また、EARTH TRIPPERは定価は高いのですが、よくセールしていますので時々Amazon、楽天を見ておくとよいと思います。

ヴィガスの使用についての記事はこちら

Whole Earth EARTH TRIPPER2.0の使用についての記事はこちら





ワンポールテントの紹介をしたいと思います。

まずは、Pomoly MANTA、中古でインナーテント付の物を購入しました。何回か使用されているようでしたが、撥水効果など抜群でした。
特長ですが、天井高が260cmと高く、テント生地も厚めで、内側にはシルバーコーティングがされています。
グランドシートがオプションでありますが、こちらも薪ストーブ用の耐熱シート部分があるのでおすすめです。
また、グランドシートがあるとペグの位置もある程度簡単に決めることができるので便利です。
少し残念なところは重いところと、インナーテントがやはりほぼフルメッシュであるところでしょうか。
こちらはインナーテントなしも選択できますので、カンガルースタイルで考えてもよいかと思います。
私は夏でも使いたいのでインナーテントは必須ですが、、、
追加で雨のときには別途タープ連結が必要かと思います。
こちらの使用についての記事はこちら


OneTigrisのワンポールテントも煙突穴がついています。10角テントなのでペグダウンが大変なのが欠点でしょうか。煙突穴が他のテントと比べると上の方にあるので、暖かくなりますが、その分、薪スト―プが中心にくることになります。

Mobi Gardenのワンポールテントは未購入ですが、あらかじめ二股ポールになっていることと雨のときでも別途タープが不要ではないかと思いとても欲しいテントです。欠点は重いということとハーフインナーテントのオプションがないことです。夏の使用を考えるとハーフインナーテントが欲しいです。


Aricxiのワンポールテントは超軽量です。R3とR5がありますが、R5の方が高さが190cm-210cmなのでおすすめです。
190cmに高さを調節して内側からガイラインを張ればスカートのような感じにすることができます。
ただし、風が吹いたりするとひらひらとなるので、石やポールなどで押さえないと風が入ってきます。
こちらも雨のときにはタープとの連結が必要です。
インナーテントはついていない(オプションではあります)のでカンガルースタイルで使用しました。
因みにオプションのインナーテントはフルメッシュです。
こちらの使用についてはこちら。

Naturehikeの牧場Fireと呼ばれるワンポールもおすすめです。こちらも薪ストーブがインストールできますし、私が好きなオリーブ色です。高さ2.1mで高すぎず低すぎないし、重さも4.8kgとまあまあ軽量です。もちろんインナーテント付です。
Naturehikeはとてもコスパが高くとても良い商品を出してくれます。
購入はしたもののまだ使用しておりませんので、使用したらレビューいたします。


最後にパップテントです。

まずは、Pomoly STOVEHUT 20です。本当はPomoly FORTをおすすめしたいのですが、廃版となっているので購入できません。中古で購入しました。Pomoly STOVEHUT 20の特長は軽い、薪ストーブ専用のスペースが確保されていることでしょうか。見た目もかっこいいですよ。メインスペースも2,200mm×1,500mmなので荷物を入れても寝るスペースを十分確保することができます。
メッシュスクリーンがついていて、インナーテント不要のシングルウォールとなります。また、高さが1,250mmと少し低いです。スカートがついていないことが欠点となります。
こちらの使用についてはこちら。


石油ストーブ前提の番外編になりますが、OneTigris SOLO HOMESTEADもおすすめです。
オプションのグランドシートを購入すると床面がすべて覆うことができます。
また、メイン部分が2,400mm×2,400mmなのと、高さが1,600mmあるので石油ストーブを入れても十分なスペースを確保することができおこもりができます。
TC素材ですと薪ストーブの煙突穴がついているのですが耐水圧を考えると私はちょっと躊躇してしまいます。
実は、ナイロン製のもので煙突穴付きのものが初期の段階では販売していたようなので、時々メルカリなどで中古で出品されていたりします。私は運よく購入することができましたのでこの冬に薪ストーブを試してみたいと思っています。
こちらの使用についてはこちら。

こちらも番外編ですが、煙突穴付きTCタープとTCテントの組み合わせを紹介します。
まずは、煙突穴付きTCタープがMAKUAKEでDragonHorse社から出ています
煙突穴が2つついていて、4m×4mのTCタープで、色もオリーブとなっています。

これと組み合わせるテントを2つ紹介します。
1つ目はDRASOULのカンガルーテントです。こちらはインナーテントがTC素材となっていて、前後にフルクローズ、フルメッシュ、フルオープンとなっていて、左右にはTPU材質の窓が付いていて、外の景色が楽しめます。フライシートは210Dオックスフォード生地で耐水圧2,000mmとなっています。

2つ目はGOGlampingのSKY EYEです。こちらもTC素材のカンガルーテントで前後フルクローズ、フルメッシュ、フルオープンができ、天井にもメッシュ、クローズができるようになっています。DODのフカヅメカンガルーテントSSとほぼ同じです。
これに別売のフライシートをつけることができます。両方で2万円でお釣りが来ます。


続いて寝具関連について。
冬キャンプで一番重要なのは寝具ですよね。
薪ストーブや石油ストーブを入れても寝るときは消して寝るため十分な寝具を用意するのが重要となります。
グランドシートの上に何を敷くのかから始めたいと思います。
まずはマットですよね。一番寒いときには私の場合、グランドシート、アルミマット、グランドシート、ラグ、コット、エアマットの上にインナーシュラフ、シュラフ、シュラフカバーと続きます。

アルミマットはホームセンターのものを使用しています。


もしくは、こちらを使います。


この上に、こちらのシート。


この上に、ラグ。
ラグはお好みのものでよいと思います。あまり防寒には効果はないかもしれません。見た目の暖かさですよね。


この上に、コット。
コットもお好みのものでよいと思います。私は次の2つを使っています。


サーマレストのコットはアルミシートがついていて防寒用です。

続いてエアマット。
とても高価なものですが、冬にテント内で睡眠をとるためには一番重要なものだと思いますので惜しまず購入して法が良いと思っています。
体温の熱で暖かく感じました。

インナーシュラフも重要だと思います。
2つぐらい購入して使い分けるのが良いかなあと思っています。



シュラフはやはりNANGAでしょうか。



シュラフカバーはこちら。
もしかしたらシュラフカバーはいらないかもしれませんが、、、


この上に、掛けるものとして、こちらを購入しました。UDD BAG 630DXが欲しいのですが高価ですので、UDD BAG 450DXの上にこれをかけてこの冬をしのげるのではないかと期待しております。このダウンブランケット自体は600フィルパワーのダウン300gが入っているので、450+300で750gのダウン量となるので行けるのではないかと思っています。


気温に応じて、コット、エアマット、インナーシュラフ、シュラフの組み合わせを使い分けることによって寒い冬を乗り越えることができるのではないかと思います。因みに、私の場合、10℃前後の気温だとコットのみでは背中が少し寒く感じましたのでエアマットは必須です。

それと必要に応じて湯たんぽですね。私は、昨年度の冬は12月、2月、3月で数回キャンプをしましたが、湯たんぽやカイロの出番はありませんでした。千葉県のキャンプ場だったので参考にはならないかもしれませんが、、、

今期は道志の森キャンプ場にも行く予定ですので試してみたいと思います。

暖房器具は、薪ストーブ、石油ストーブ、ガスストーブ、アタッチメントヒーターですよね。

薪ストーブはこちらを使用しています。
コンパクトで軽くてソロ用のテントにはちょうど良いと思います。コメリの23cmの広葉樹の薪がちょうどよいです。一般的な薪の場合は切らないと入りません。私の場合、針葉樹の薪だとちょっと匂いが気持ち悪く感じますので苦手です。焚き火のときもほとんど針葉樹を使用しません。


石油ストーブはこちらがいいですよね。

もっているのはこちら。厳密には石油ストーブではないのですが、、、。一番コンパクトな石油の熱源でした、、、


ガスストーブはこちら。メルカリで購入済み。ガスなのでドロップダウン対策必要ですよね、きっと、、、


アタッチメントヒーターはこちら
こちらは思った以上に暖かいです。
焚き火やシングルバーナーなどで調理して、ソロ用のテント内を暖めることを考えるとこれで十分かもしれません。
ドロップダウン対策は必要となりますが、、、


一酸化炭素チェッカーは今年はこちらを試してみます。購入済みです。


冬に気をつけたいのはあとガス器具ですよね。
コンビニとかで売っている一般のCB缶ですとドロップダウン現象が起きて火力が弱まり、最終的には消えてしまう現象が起こります。
それを起こりにくくするためには冬用のガスを使用する必要があります。
CB缶の場合は、下記のパワーガスを使用することになります。
使用する前には手で温めたり、ホッカイロで温めたり、シュラフに入れたりして対策を取ります。
ただし、焚き火とか薪ストーブの前において温めたりすることは爆発の危険性が高いので絶対にしてはいけません。




いろいろな対策をとっていても、5℃を下回ってくるとドロップダウンが出てくるようです。

5℃を下回るようだったらOD缶のパワーガスを選択することになります。








ガス器具とOD缶は同じメーカのもので揃えることをメーカーは推奨しています。
私は、CB缶はSOTO、OD缶はプリムスを使用しています。





あとはホワイトガソリン系
少しサイズは大きいですが、Colemanの器具は扱いやすいのでおすすめです。
ケロシン系とか、SVEA123Rとか試してみましたが私には扱いづらかったのでこちらの2つに絞られています。


暖房器具を石油ストーブにするかたは、FEUERHAND(フュアーハンド) ランタン 276の燃料に石油を使われるのが良いと思います。
芯を出す長さをちゃんと調節すれば煤が出ることはあまりありません。芯を出しすぎると大量の煤が出ます。

私は基本的には冬の調理は薪ストーブで、特に、早くお湯を沸かしたいときなど補助的にバーナーを使っています。
明かりはテント内はLEDランタン+オイルランタンで、外に、Colemanのガソリンランタンかプリムスのガスランタンを使用しています。

冬キャンプはお金がかかりますよね。でも、命に係わることなので仕方がありませんね。
でも昨年度何回か冬キャンプ(ほぼおこもり)をしましたが、静かですし、空気が澄んでいますし、とても良い経験をしました。
今年は更にグレードをあげて道志の森キャンプ場で氷点下近い気温でのチャレンジをしたいと思っております。



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