東博でJRA70周年特別展示
特別展の端境期。
いまだにサルスベリな表慶館でこんな企画展が開催中。
〜10/20迄で、入場料¥1,000で見れる。
次回特別展は10/16(水)~からの「はにわ」展。
まだ、展示リストが発表されてないんだけど。
ポスター右下には”会場内 撮影OK"とあるんで、楽しみ。
東博蔵以外の国宝はにわ。
・三重県宝塚一号墳出土埴輪(松阪市はにわ館)
春の東博・新指定国宝・重文展で何点か観覧
・綿貫観音山古墳出土埴輪(群馬家県立歴史博物館) これ、まだ未見
が出展されるか、興味津々。
いずれも、現地の博物館へ行けば、撮影はOKなんだが。
で、本日は。
日程がはにわ展とはかぶらない (国宝室:〜10/14迄展示)、
これがお目当て。狩野永徳の檜図屏風。
見るのは3度目だけど。写真撮影できたのは、これが初めて。
旧八条宮家邸にあった襖絵なんだ。
国立博物館メンバーズパス(4館共通)を¥2,500を購入。
東博特別展のみ、割引がなくなっちゃってるんだけど。
今日みたいな日があるんで、総合展のみ¥1,000を3回で元がとれるって次第。
さて、本題。
JRAは今年70周年だそうでして。
各地でいろんなイベントが開催中。その一環みたいでして。
東博・表慶館にて。
(JRA公式ウェブサイトより)
東博・JRAのウェブサイトとも、展示内容詳細は書かれてないんだけど。
展示内容はこんな感じ。1階のみだけど、2階にはあがれるかと思う。
何しろ、東博内では本館と同じく重要文化財。
迎賓館を設計した片山東熊の作なんで、建物を見るだけでも価値あり。
以前、2階の展示室を見たときの様子はこちら。
エントランスは芸大生が描いた代表馬達。
早逝したナリタブライアン。戦績は [12, 3, 1, 5] G1 5勝, 2着1回。
ナリタブライアンを含み、ブライアンズタイムの後継種牡馬が出なかったのが
残念なとこ。
エントランスから右側のエリアは、ダービー馬と海外G1馬のコーナー。
奥ではビデオ上映なんかも。
ウォッカの優勝肩掛(これは複製みたい)に。
ダービー優勝時の蹄鉄に、騎手の使用鞭。
因みに、ウオッカの戦績は[10, 5, 3, 8] G1 7勝 2着2回。
並んで展示されてるのはディープの。
ウオッカは結構負けてるんだけど。ディープの戦績は凄い。
[12, 1, 0, 1] G1 8勝 2着1回。
凱旋門賞は3着後に、失格。
で、国内唯一の敗戦がハーツクライ1着の有馬記念である。
ただ、1年後の引退レース。再びの有馬記念で勝つ所は流石。
(netkeiba.comより)
その国内唯一の敗戦で、万馬券とってるってとこは鼻高々。
ただし、ディープ2着流しなんだが。
三連単 10(ハーツクライ) → 6 (ディープ) → 14 (リンカーン) ¥30,500
因みに、他馬は下記でした。
2:サンライズペガサス、3:ゼンノロブロイ、7:ヘヴンリーロマンス。
オルフェのも。
最近のダービー馬3頭と言えば、この3頭ってことだろう。
オルフェーヴルの戦績は [12, 6, 3, 2] G1 6勝、2着3回。
特筆すべきは、G1 2着3回が、凱旋門賞、ジャパンC、凱旋門賞ってとこ。
凱旋門賞制覇に最も近かった馬。
因みに、今年も駄目だった凱旋門賞(G1)
錚々たる日本出走馬も、結構惨敗してる。
2024 シンエンペラー 12着
2023 スルーセブンシーズ 4着
2022 タイトルホルダー 12着 ステイフーリッシュ 14着
ディープボンド 18着 ドウデュース 19着
2021 クロノジェネシス 7着 ディープボンド 14着
2020 ディアドラ 9着
2019 キセキ 7着 ブラストワンピース 11着 フィエールマン 12着
2018 クリンチャー 17着
2017 サトノダイヤモンド 15着 サトノノブレス 16着
2016 マカヒキ 14着
2014 ハープスター 6着 ジャスタウェイ 8着 ゴールドシップ 14着
2013 オルフェーヴル 2着 キズナ 4着
2012 オルフェーヴル 2着
2011 ヒルノダムール 10着 ナカヤマフェスタ 11着
2010 ナカヤマフェスタ 2着 ヴィクトワールピサ 7着
2008 メイショウサムソン 10着
2006 ディープインパクト 3着後失格
2004 タップダンスシチー 17着
2002 マンハッタンカフェ 13着
1999 エルコンドルパサー 2着
エルコンドルパサーを除き、好走馬は。
SS → ディープインパクト → キズナ
SS → ステイゴールド → オルフェーブル・ナカヤマフェスタ
SS → ステイゴールド → ドリームジャーニー → スルーセブンシーズ
ステゴ系かディープ系に限られる。
三冠馬シンザンの、三冠達成の記念トロフィーに蹄鉄。
因みに、三冠馬は、たった8頭しかいない。
牡馬三冠馬:1. セントライト (1941)
2. シンザン (1964)
3. ミスターシービー (1983)
4. シンボリルドルフ (1984)
5. ナリタブライアン (1994)
6. ディープインパクト (2005)
7. オルフェーブル (2011)
8. コントレイル (2020)
その一頭、シンボリルドルフ JC制覇時の記念品。
賞状なんてあるんだな。
同じく、ジャパンカップから。イクイノックス。
三冠馬でも、ダービー馬でもないんだけど。
戦績は突出。[8, 2, 0, 0] G1 6勝, 2着2回。海外G1も1勝。血統は。
ブラックタイド(ディープの兄) → キタサンブラック → イクイノックス
(netkeiba.comより)
そして、海外G1。
44頭で、計56勝。
最初は1998年のシーキングザパール。
同年、ジャックルマロワ賞を制したタイキシャトルの優勝カップ。
因みに、左のハクチカラのワシントンバースデーハンデキャップ(1959)は、
日本調教馬が初めて日本国外の重賞制覇を達成したレースなんだとか。
最新の海外G1制覇は、2023年のウシュバテソーロ。
実は今年2024年も2着だったドバイワールドカップ(G1)。
なお、ドバイワールドカップ(G1)については、2011年にヴィクトワールピサも
制している。
自身は凱旋門賞2着2回だったオルフェーヴルの産駒なんだな。
芝ではプリンシパルS 4着が最高だが。ダート転向後は [8, 3, 1, 1]。
JRAの重賞には出走したことがないんだが、G1では[4, 2, 0, 1]。
海外G1は [2, 1, 0, 1] で、BCクラシック(GI)、ドバイワールドC(GI)を制覇。
2021ブリーダーズカップディスタフ(G1)を制したマルシュロレーヌ。
優勝カップとレイ。
こちらも、オルフェーヴル産駒。
ウシュバテソーロ同様、こちらもダートのG1。
今年から産駒がデビューしたエポガドーロ(皐月賞馬)位しか、まだ、後継種牡馬
がいないんで。
アスターブジエ(英彦山→阿寒湖連勝中)、マコトヴェリーキー(高山SでOP入)
の飛躍に期待。
海外G1最多3勝のラヴズオンリーユー。
米国ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(G1)の優勝トロフィーとレイ。
なお、海外G1 3勝馬は他に、モーリス、エイシンプレストンと計3頭。
2勝馬はアグネスワールド、ロードカナロア、エイシンヒカリ、ウインブライト、
グローリヴェイズ、パンサラッサの6頭。
国内G1はオークスだけだが、海外G1は [3, 0, 1, 0]
香港で2勝、米国で1勝、ドバイでも3着と何処でも走ってる。
ディープ自身は、凱旋門賞失格も、産駒は8頭で12勝。
ジェンテイルドンナ(香港1勝), リアルインパクト(豪1勝),
エイシンヒカリ(仏1勝, 香港1勝), リアルスティール (ドバイ1勝),
ヴィブロス(ドバイ1勝), グローリーヴェイズ(香港2勝),
ラヴズオンリーユー (香港2勝, 米1勝), シャフリヤール(ドバイ1勝)
もう一つのフロアでは。
皇室からの御下賜品、天皇賞優勝盾は、当日表彰式のみ触れる代物。
馬主には後日、複製品が渡されるんだとか。
左:伊藤博文馬主服、右:西郷従道(西郷どんの弟)馬主服。
明治時代には、上野不忍池競馬で競馬が開催されてたんだとか。
因みに、ギャンブルとしての開催ではないらしい。
貴族階級の社交場的な。
天皇賞の前身で1944年まで行なわれていた競馬の競走「帝室御賞典」の展示。
明治天皇から「菊花御紋付銀製花盛器」が下賜されてたそうな。
1933年、現在の東京競馬場(府中市)に移転される以前は、現在の東京都
目黒区下目黒にあった、1周1マイルの目黒競馬場で競馬は開催されてたんだとか。
(1907年(明治40年)〜1933年(昭和8年))
目黒記念は、その目黒競馬場の名を後世に残すため1932年(昭和7年)に創設
され、以来現在まで続く伝統のレースとなっている。
敬愛するステイゴールドの初重賞制覇がこのレース。
因みに、ステイゴールドは。
全50戦 [7, 12, 8, 23]
重賞 [4, 7, 7, 20]、G1 [1, 4, 2, 13]。
引退レースの香港ヴァーズ(GI)で初G1制覇だったんだよね。
また、G1昇格前のドバイシーマC(GII)も1着で、海外は2戦2勝。
昭和初期の競馬柄襦袢。
第10回 日本ダービーを制したセントライト号の馬主へ送られたトロフィや
日本刀などなど。
展示数はそれほどでもないんだけど。
馬好きは是非。
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