阪神大竹耕太郎投手(29)が粘投で2年連続の2桁勝利に王手をかけた。立ち上がりからピンチの連続だった。初回は2死一、三塁からカリステを遊ゴロ。4回には1死満塁をしのいで無失点に抑えた。2-0の5回には1死二塁から福永に左翼フェンス直撃の二塁打で1点を失ったが、2死一、三塁から高橋周には自己最多となるこの日8個目の三振を奪ってほえた。

同点阻止に「今年だと追いつかれたり追い越されたりするのが5回6回7回で結構あって、トラウマじゃないですけどそこで三振を取れたのは今後に向けても大きい」と収穫を得た。球数を要したが丁寧に投げ込み5回8安打1失点。「フォアボールを出してもいいからどこで勝負するのかをうまくできた」と冷静に粘り抜いた。救援陣が無失点でつないで9勝目。「感謝をして次は自分が助けるピッチングができるように練習していくしかない」と恩返しを誓った。【林亮佑】

▼阪神ゲラ(1点リードの9回を3者凡退で無失点。今季12セーブ目)「大事な試合が続くけど、こうしてブルペン陣で締まった試合ができるのは本当に素晴らしいことだと思うよ」

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