マゼールは音で車の型を当てることができたそうです。更にモーターのピッチがBの音になったらギアを入れ替えていたとか・・・ホントかねとも思いますがあのマゼールのこと多分できたんでしょうね。

NHKBSのプレミアムシアター、オペラ系は月1回。これじゃ受信料を払いたくないなとブツブツ言っていましたが録画が溜まる一方。劇場なら集中して見れますがホームシアターだと煎餅を食べたりコーヒーを飲んだり・・・挙句にウトウトしてしまって。これも加齢に伴う現象なんでしょうか。マーラーやブルックナー交響曲ですら数日かかることもあります。

ベルリン国立歌劇場のモーツァルト「ポントの王ミトリーダ」を・・・この伝統ある劇場で初めて起用された日本人演出家の宮城聰のインタビュー、復讐劇ではなく鎮魂、非等身大として描く云々が面白くさて!とTV桟敷に座ったものの30分くらいでウトウト。

ミンコフスキの音楽もよく導入は「いけるか」と思いましたが、天才モーツァルトといえど14歳の作品、しかもセリアとなると陽気な笑いばかりともいかず段々副交感神経が優位になってまたの機会にとなってしまいました。

演出家の宮城聰、2017年のニッセイオペラ「ルサルカ」で観ています。確かあの時はチケットもぎりのところに立っていて「楽しんでください」とかなんとか来場者各々に声を掛けていたと思います。こうした飾らないところに好感を抱いていました。歌舞伎に歌舞伎に金屏風、明快なコンセプト。是非また見たいものです。