MDR-MV1公式サイト
気になる人は必見!開発者のインタビュー

去年はJVC HA-FW1000というハイエンドイヤホンを入手し、SONY TA-ZH1ESというヘッドホンアンプも手に入れたから、ヘッドホンの嗜みはほとんど完結しました。
と思った頃に、ソニーは新しいモニターヘッドホンを発表して、しかも最近のソニーにはなかなか出さないオープン型ヘッドホンだと!?
ソニーのモニター系路線が大好きの私は逃すはずがないです。

ついでに、MDR-M1STとの比較も少し書きました。

現時点持ってるソニーのヘッドホン:MDR-Z7M2、IER-M9、MDR-M1ST、MDR-MV1
Z7M2以外は全部モニターを歌う製品でした。
ソニーならモニター系、JVCなら自然系(木の振動板)、私の中ではこの2大技術の塊の路線を好きで好きでしょうがないです。

相変わらずですが、紅月の聴覚はあんまり良いものではないので、音質の感想はそこまで参考にならないと思います。
今日も忙しすぎて、まだあんまり細かく聞いてないもんね。( ˘ω˘ )

ちなみに、日本は5/12に発売予定だけど、台湾は5/3にいきなり発売しました。
どうやら今回はタイ産で、発売予定がある国を順次に発売する形になりました。
香港は4/24にもうちょっと早く発売しました。
日本のものなら日本が先に発売してほしかったですね。
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もっともアンボクシング感がない開封体験を味わいたいであれば、MDR-MV1はきっとその一つです。
エコのためではなく、この製品は元々業務向け寄りの製品なので、かなり素朴な包装を採用しました。
完全に業務向けのMDR-M1STは製品の外見を映る箱すらなく、ただの素の箱でした。
ちなみに、M1STは日本しか発売しなかったので、海外で入手はやや困難の製品でした。
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MDR-M1STはプラスチックっぽい袋に発泡スチレンで本体を守りました。
MDR-MV1は内部の包装をより簡単にして、2つの綿質の袋に本体とケーブルを入れました。
ここは本当にさらにエコです。
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MDR-MV1のケーブルとヘッドバンド部のパーツはMDR-MV1とまったく同じです。
修理のための備品はさほど困らないはずです。
MDR-Z7M2のデザインも同じだけど、幅はもうちょっと広くて、MDR-Z1RはまだZ7M2をさらに良い材質にするものです。
MDR-MVのイヤーパッドは柔らかく分厚いフランネルっぽい材質、私が触った中型のヘッドホンの中で装着感が一番良くて、単品販売はないかすぐソニーに聞きたいぐらいです。
同じ大きさのM1STとMSR7SEに使いたいですね。
変わりに被って少し暑くなり、吸汗しやすいです。
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MDR-M1STは振動板をできるだけ耳に近づくために、イヤーパッドはかなり薄くて、ほぼ耳にびったりと付きます。
MDR-MV1の分厚さは断然に違いますね。
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今回は「背面開放型音響構造」という新しい技術を採用して、ドライバーに力入れたようです。
CD900STのHI-RES対応後継機であるMDR-M1STは2020年に発売したばかりなのに、なぜすぐ2023年にMDR-MV1を発売するかと疑問を思う人は少なくないはずです。
インタビューによると、最近ソニーが押している360 Reality Audioの録音環境にいる以外、傘下の映画会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントはサウンドミキシングルーム不足の問題に直面しました。
立体な音を作るために、13chのスピーカーを持つスタジオが必要なので、せっかく最近は家でも録音できたり、音の創作はかなり簡単になった今はそんな環境がないと作れないというハードルを上げると良いことにならないので、場所に制約せず、ヘッドホン一本でそんな立体音響を実現できるヘッドホンが重要になってきたわけです。
ゆえにMDR-MV1は「立体音響のミックス作業を対応するモニターヘッドホン」になりますね。

AMSRを聞く効果はきっと良いでしょうね。
ぐへへへ…。
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日本の技芸の一つは「どんな材質でもプラスチックっぽくなる」と海外によく言われます。
今回のMDR-MV1も外見はプラスチックっぽいだけど、実はアルミハウジングです。
重量を減るし、ハウジングはほぼ穴を空いてるデザインは薄さと穴の距離も考慮して、プラスチックを採用したら、かなり折りやすいみたいです。
ハウジング真正面の穴だけではなく、横にある長形の穴は全部一本のアルミで完成させました。
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外見を言えば、MDR-MV1は少し単純すぎたか、個人的にはこのヘッドホンはデザインがいかに技術面の課題を突破できるかあんまり強調できないところは少し惜しいです。
業務用ヘッドホンは外見をそこまで拘らなくても良いけど、MDR-M1STは格好いいもんね。( ˘ω˘ )
懐中電灯でMDR-MV1に当てる、光はハウジングに透けて、ドライバーまで見れます。
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振動板は低域を大音圧で再生させるために大きく振幅させ、歪みを制御するために、溝の形状を見直したようです。
ハウジング部はまったく空いていて、ほかの構造がないので、通気孔などの機能は全部ドライバーユニットで完結させました。
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そして通気をコントロールして、音圧を作る音響レジスターは全部、前面板に持たせたようですね。
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MDR-M1STはソニー太陽工場で作られたMADE IN JAPANだけど、今回のMDR-MV1はタイ産なのはちょっと惜しいです。
一般販売だけでなく、全世界へ展開するために、生産数量の事情だろうね。
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前回、オープン型ヘッドホンを買ったことは既に13年前ほどでした。
オーディオテクニカのATH-AD500のおかげで、良い大学時代を過ごしました。
エッチな動画を見て、休憩する時に、音漏れがかなり大きいと気づいて、良い思い出でした。

同じくオープン型ヘッドホンのMDR-MV1もハウジングはほぼ空いてるから、音漏れがかなりして、WALKMAN NW-ZX300を使って聞く場合、音量70はハウジングで音漏れは30以上はします。
ほかの人がいるオフィス環境は当然あんまりお勧めできないです。
ヘッドホンアンプTA-ZH1ESを使って聞く場合、M1STとMV1の音量はまったく同じく、-35 dBで満足できます。

最初に鳴らす時、低音は噂ほどなく、比較的に自然で沈みがある鳴らし方でした。
でもASIAN KUNG-FU GENERATIONの『リライト』を聞くと、ロック必要な低音がしっかりしていると気付き、もしかして少しエージングすれば、低音はかなり変わるかもしれないです。
密閉型のM1STに比べると、低音の量はまさかほぼ同じく、力があって圧迫感がない良い低音でした。
聞きながら自然なエージングをさせて、聞けば聞くほど良い味があるオープン型にしては嬉しい低音です。

高音はすごく伸びることはないけど、5Hz - 80,000 Hzを対応するし、オープン型のおかげで、足りないことを感じずにかなり聞きやすい音色です。
人声はウェットとドライを分けるなら、MDR-MV1は少しドライ寄りで綺麗な響きがします。
人によっては少し渇く感じるかもしれないが、私には鳴らしばかりの状態でも感情を感じる良い人声でした。

MDR-M1STの音場は少し特殊で、初めて聞く時に眉をひそめるほどでした。
少し狭くて、中低音寄りなのに、高い解像度のおかげで、どんな音でも確認しやすく、小型のスタジオで全貌を聞くような感じでした。
MDR-MV1に変わると、音場が一気に広まって、人声はよりきらびやかに気色が良くて、小劇場で全体の雰囲気を見れる気がします。
おかげで、あんまり気づいてなかった音や距離を楽しめました。例えば、『忍道 戒』の「幻月」は小さく鳴らした弦を弾いた音はこんなに惹かれて聞けると思わなかったです。

プロな音響職人は常に2種類のヘッドホンを用意して、一つはディテールをチェックするモニター用、一つは楽しめるかチェックするリスニング用だそうです。
私にとって、M1STは前者寄りで正統派だけど楽しさを失わないしっかりとすつモニターヘッドホンでした。
MV1は後者寄りでよりリスニング的で、躍動感があるヘッドホンです。

M1STは録音する時にどんな音もはっきりと聞き取れて、誠実なヘッドホンであれば、MV1はミックスの時に全般の立体感と音色の方向を把握できるヘッドホンです。

MDR-MV1は業務用寄りのモニターヘッドホンなので、アンボクシングの楽しさやヘッドホンの重量感を感じて興奮する人にはあんまり向いてないです。
高級感があるリスニング用ならば、値段はもう少しあるけど、MDR-Z7M2というかなり良いヘッドホンがあります。
でもこの5.68万円の価格帯に装着感が良くてストレスがなく、高中低音全部しっかりと鳴らしてくれて、解像度も高くて、音場が広い録音現場の基準でありながら、リスニング性も持たせるモニターヘッドホンを求めるなら、MDR-MV1はかなり良い選択ではないかと思います。
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