福島城 (3)
所在地:新潟県上越市港町
縄  張:輪郭式平城
城  主:堀氏、松平氏
遺  構:なし
文化財:なし
探訪日:平成26年(2014年)5月11日

概要
安土桃山末期に堀秀治によって築かれた城。秀治は旧国主であった上杉氏の春日山に入ったが、山城の不便さを感じ、監物堀という土塁と堀をを春日山城下に築いた。しかし、よりよい場所を求めこの福島城を築き春日山城を完全に廃城とした。
秀治の子忠俊の代に城は完成したが、お家騒動により忠俊は改易、代わって松平忠輝(徳川家康の六男)が藩主として入城した。だが、忠輝は内陸側に高田城を築き福島城を廃した。これにより福島城はわずか十数年の短命の城に終わったが、廃城の理由としては、水害説の他に「波の音がうるさい」という忠輝我儘説もある。


短命の城かつ、廃城後に破城されてしまったため、現在は遺構は全く残っていません。
現在の古城小学校敷地内に案内板や石碑があるのみです。

縄張り図
福島城 (4)
本丸を二の丸、外郭で囲んだ輪郭式の城だったようです。

こちらは本丸の推定復元図。
福島城 (5)
あくまでも推定なので実際のところは不明ですが三層の天守を有した城だったようで。

で、現在は上記のとおり中心部は古城小学校となっています。
福島城 (12)福島城 (10)
城跡の案内板は校門を入ってすぐのところにあり、また土日は生徒がいないため入り口周辺は自由に散策できます。
元々壊滅している城なので、こうやって案内板を設置してくれるだけでも親切ですね。



マップ

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