1: かかし 02/03/28 20:28
皆様の、知識を拝借致したい







2: 天之御名無主 02/03/28 21:18
ユタは民間の霊能力者や拝み屋みたいな感じ。
ノロは王府公認の神女。聞得大君(きこえおおぎみ)を頂点として各間切(まぎり、行政区域)ごとに王府より任命され、神事や祭祀を司った。
ノロ(祝女)は、琉球神道における女性の祭司。神官。巫(かんなぎ)。
地域の祭祀を取りしきり、御嶽の祭祀を司る。ヌール・ヌルとも発音される。琉球王国の祭政一致による宗教支配の手段として、古琉球由来の信仰を元に整備されて王国各地に配置された。民間の巫女である「ユタ」とは異なる。


3: かかし 02/03/28 21:36
イタコとは、違うんですか?
本物なのでしょうか?
詳しく、知りたいっす。
4: 山野野衾 02/03/28 21:40
>3
当たる人は恐ろしく当たるそうで「医者半分ユタ半分」とまで言われる程。
それとイタコやユタに限らずこういった民俗的な拝み屋さんは全国に多いですよ。
十年、二十年前と較べてどうか、定義はどうするかといった問題がありますが。

68: 天之御名無主 03/07/20 04:11
一応、うちなーんちゅとして参加。
>>4
「医者半分、ユタ半分」の意味、間違ってますよ。
沖縄では病気になると医者より先にユタに見てもらう人もいる、そのくらい病気に関して医者がないがしろにされているみたいな意味です。
まぁ、体の悪い部分の治療は医者に、病気に関する不安はユタに治してもらうというくらいの意味でもいいんですけど。ユタの能力を賞賛する意味ではありません。

現在でも男のユタはいます。数は少ないですけど。ユタについて調べていると必ずぶちあたる有名なユタは姉・弟でユタです。
サンジンソウ(三世相)は少ないかなぁ…。

ユタが迫害されたのは、世間を惑わす存在としてらしいです。
ノロは霊的な能力の有無ではなく家系で選ばれ、琉球王朝の聞得大君を頂点として体系的に組織されて保護されました。そちらを保護するためにユタは迫害されたと。
現在もあまり良い印象を持たれていないのは、たくさんの偽ユタの存在(法外な謝礼を要求したりする霊感商法の一種ですね)と、遺産関係などの親族の問題を他人であるユタが口出しするということが関係しているかと。

私が面白いなぁと思うのは、ユタの自身の信仰する宗教に関してですね。
勿論、祖先崇拝というのがユタの信仰のベースなんですけど、仏教を信仰するユタ、神社に通い神道を信仰するユタ、キリスト教を信仰するユタなど様々です。
ユタはいわゆる悪魔払いを行うわけで、普通のキリスト教とは相容れないはずですが、沖縄には外国でも異端とされているキリスト教の宗派がけっこう存在していますから不思議ではないかもしれませんけど。
ユタの持つ世界観、それのベースとなる土着の祖先崇拝という信仰、それと他の宗教が共存しているという点がとても興味深いです。

6: 天之御名無主 02/03/28 22:02
>イタコは有名だけど、なんでユタって、有名じゃないの?

恐山は昔から死者の集まる霊場として有名だったからじゃないでしょうか。
それでイタコもセットになって有名なのだと思います。
それと比べると、沖縄のユタはメジャーとはいいがたい。地元では知らない人はいないでしょうけど。

8: 山野野衾 02/03/28 22:06
イタコの場合、口寄せと恐山にインパクトがあるせいでしょうね。一応述べておきますがイタコがいるのは恐山だけでも青森だけでもありません。
東北には口寄せを行わない神子やカミサマと呼ばれる人々も居ます。
他の地域では高知県のいざなぎ流の太夫さんや岡山県の上原(カンバラ)太夫さん、鹿児島県の(名称忘却)さん達辺りが思い浮かびます。
一般人が狐を降ろすとか地域のお寺の方が外道憑きを祓うとかいう話になるともっと枠は広がります。
元々日本中にこういった人々がおられたのですが今ではほとんどが記録に頼るのみとなっております。現在でも盛んな土地では盛んですが。

14: 天之御名無主 02/03/30 01:13
ユタにはニセモノも多いらしい。そもそもユタの能力というものが本当かどうかもあやしいという意見もある。でも、中には本当にその能力を発揮する人もいるので、一概にウソということで片付けることも困難だとか。
沖縄ではそのような能力を持つ人は、一族の中の女性の系統に多いらしいということが言われているようだ。そういえば男性のユタというのは聞いたことがない。
いや、もしかしたら同じ能力を持つ人はいるのかもしれないが・・・。

実際にユタが見える世界がどういうものかというのは、ユタ本人に聞いてみるしかなさそうです。よく言われているのが、自分の先祖を大事にし、自分自身も正しい道をあゆめ、ということでしょうか。

16: ないちゃー 02/04/03 05:33
ユタ、ノロに男性はいない。沖縄の伝統的シャーマニズムは女系社会だよ。
ユタ、あるいはノロといった巫女は一種の超能力者が尊ばれる。
特にノロは超能力の有無や啓示夢などで選ばれるらしい。
ちなみに聞得大君は琉球王国が成立した1600年代からのもの。ユタやノロ自体の歴史はもっと古い。

ユタは民間レベルでの占い師、霊的な相談相手として存在する。例えば、昔から沖縄には「マブイ(魂)迷い」という考え方がある。ヤマト流にいえば茫然自失。なにか衝撃的な出来事などで、自分自身を見失ってしまった状態をいう。
こうなるとその人には一切の運気がなくなり、なにをやってもうまくいかなくなる。沖縄では、マブイはそのときにその人から落ちてどこかにいってしまったのだと考える。
そうしたときに、無くしてしまったマブイを探し出すのをユタに頼む。ユタはなくしてしまったマブイを探し当て、その人に戻してくれる。するとその人は元どおりになる…という。

こうした際にユタが何を見ているのかはわからない。
ただ言えることは、沖縄では古来から女性に特別な能力があると信仰されており、霊的概念を社会生活の中に自然に融合させているということ。それは彼らのもっとも精髄と言える精神文化であり、そこに土足で踏み込むことは同じヤマトの人間としてやめてもらいたく思うよ。

35: 天之御名無主 03/01/14 19:57
>>16
沖縄と奄美を一緒にするつもりはないけど、まめ知識として一言。
奄美に男性のユタさんがおります。
さらに、昨今その方にノロの継承者を聞きに行くこともあるらしいですよ。

603: 天之御名無主 2005/07/29(金) 08:36:01
魂(マブイ)を落としたことがある、または落としてしまった人を見たことありますか?

604: 603☆ 2005/07/30(土) 08:06:50
交通事故に会ってしまい、魂(マブイ)を落としたらしい。(笑)
その後から、対して事ではないですが事故の事を思い出すと急に動機がしたり、落ち着かなくなったりしたのですが、母が叔母にお願いして、「魂(マブイ)を拾いに行くよ。」と言われて実際拾って頂きました。
通常は事故現場に出向いてその現場に魂(マブイ)が落ちていると言います。本人の影のようなものでしょうか?それを本人がいつも着ている服に魂をのせます。
叔母は私の名前を読んだ上でその魂に対して家に帰ろうと語ると言っていましたが、実際家で待っている私に魂の乗っている服を着るようにいって、私が着た後背中をさするなどしたのですが、急に心が安堵したのを覚えています。
実際私には魂は見えませんが、おそらく暗示もあるのかも知れません。その時を境に動機もなくなりいつもの状態に戻りました。

この行為、魂が落ちている所には、たいてい別の人の魂も落ちていると言います。
その中から本人の魂を探して持ってかえる訳ですが、力のない人がこれをやると、場合によっては、別人の魂を持って帰り悪化するなんて事があるようです。

と、ここまで書きましたが私には魂見えませんのであくまでおばから聞いた話です。
それと魂を拾う行為生きている人間ばかりではありません。死んだ人の魂を家に連れ帰る事もあるようです。それはまた、別の機会に書き込みますね

605: 天之御名無主 2005/07/30(土) 09:44:35
私の祖母の住んでいるど田舎村のさらに僻地の部落に「死者の魂と対話する」ことを生業としている人たちが住んでいました。
誰かが死ぬと、遺言代わりに亡くなった人の声を聞いてもらうためにその部落に依頼して来てもらい、最期の声を伝えてもらってたらしい。
ただその部落の人たちは当然いわゆる「○落民」といわれる人たちの集団で本当にその能力があったのかは疑問。「イタコ」級に怪しいかも。
特殊な仕事しかなかったため、その手の生業で食いつないでいたのではないかな。
村でも半ば慣習のようになっていたから、○落民と村人の共存がなりたっていたのだと思う。
昔は医者にもかけられず、原因不明の病でぽっくり死ぬ人も多かったから、死者の無念の思いや、思い残したことなどを聞いて、供養してあげようということが目的だったみたいです。
今はその風習はないらしい。
やってくれる人もいない。そんなことしなくても、今は生活が保証されているからね。
○落の人たちは血族結婚は多く、その結果不具者がけっこういて、そういう人こそその手の特殊能力が強かったって言われています。
亡くなった宜母さんも片目、方耳しか機能していなかったというから、不具を補うためにそのような能力が身についたのかもしれないですね。

貧しい寒村だからこそ根付いた風習と、隔絶された貧しい歴史の沖縄などの島々でのユタの風習と、どこか共通しているなと思いました。
614: 603 2005/07/31(日) 05:41:09
>>604
とても興味深いおはなしですね。
本人自体にはあまり自覚がないものなんですね。
私の友達(沖縄人)がスノボに行った時に頭を強打して、彼女はこれはマブイを落としたかもっ!と思ったらしく慌ててマブイを拾うおまじないみたいのをはじめたら周りの人に頭がおかしくなったんじゃないかと怖がられたそうです。

ユタという存在は沖縄の伝統や習慣を守っていく上では大事な存在だと思います。
私の知り合いはなにかの行事があるごとにお世話になってるユタさんがいるそうです。
お正月、シーミー、そのたびにどのように行えばいいのかアドバイスを貰うそうな
ユタの役割は霊媒以外に伝統文化を将来に受け継がせる役割があると思います。
沖縄生まれで沖縄育ちなのに一度もユタさんに会う機会がありません。
一度お話してみたいなー。

606: 605☆ 2005/07/30(土) 14:25:12
どうも沖縄以外の方が想像するユタと言うものは、特殊な集落での不幸な身の上の例のように捉えるのかも知れませんが、沖縄自体大きな島です。そのような認識は沖縄に行けば覆るかと思います。

魂と言う概念は私にもよく分からないのですが、沖縄ではびっくりした時や、強烈な事に会うと落とすと言われています。魂は7つあり、ひとつを落としても死ぬことはないけど、元気が無くなったりすると言われています。
でもどこかで聞いた話ですが、私には暗示の類かな?と思うのですが、確かに叔母にやっていただいた後に、身体がぽかぽかして、心が安定した気がします。

さて皆さんはシックスセンスと言う映画で主人公がお母さんに幽霊が見えると言う話をご存知ですか?
話しているそばで事故にあった血まみれの人が窓に立っているシーン。
あれが叔母には見えると言います。時々依頼で、交通事故で亡くなった方の魂を成仏させる為に家に戻してくれと言う依頼が来ます。その時はまず家族の方から本人の写真を借ります。
それを持って現場に行くと、たいてい事故現場と言うものは、何人もの人がそこで亡くなっているので、成仏できない霊が沢山います。その霊の中から本人を見つけて生前本人が着ていた服などに本人をのせるそうです。
その時周囲には助けを求める霊が来るのですが、叔母は、家族の依頼がなければむやみに連れていく事はできません。
家族が気づいてくれるように神様にお願いするから勘弁して下さいと言いながら、後ろ髪ひかれる思いで、その場を離れると言います。
現場から連れてきた魂を家に連れて帰り、あの世への橋渡しをしてあげるそうです。

あくまで聞いた話です細部が違っているかもしれませんが、叔母からそのような話を聞いております。

615: 天之御名無主 2005/07/31(日) 09:30:37
ところで、ここでは魂といっていますが、琉球(沖縄)では「マブイ」といいます。
琉球でいう「マブイ」とヤマトでいう「魂」は微妙に異なります。

ヤマトでいう魂とは「魂魄」の「魂」であり、霊魂の意味が強く、死後に天界にいく思念です(ちなみに死後、魂が天にいくのに対して、魄は地に沈むとされてます)。
これに対して、琉球で言うマブイは、そうした魂魄も含め、さらにそのもの自身を形作る要素というべきものです。アイデンテティというとわかりやすい。
マブイを落とすということは、その人を形作る一部が失われてしまうわけで、その人がその人本来の存在でなくなってしまうわけです。

>>606
>魂は7つあり
この「7つ」というのは「たくさん」という意味で使われている数字で、具体的な意味ではないという説があります。(「百」や「千」を「たくさん」の意味で使うことがしばしばありますが、それと同じ)

616: 603☆ 2005/07/31(日) 11:39:02
お年寄りがいる家庭では今でもおまじないのような事を口にします。
びっくりした時や事故にあった時など
「マブヤーマブヤーウーッティクーヨー。(魂よ、魂よ、戻って下さい!!)」
くしゃみした時(特にこどもが小さい時)
「クスクエー(ウンコ食べろ!!)」
と、言います。知らない人からすれば気が触れたかも思うかもしれませんが、昔からの言い伝えなどから行う儀礼ですね。今ではそんな儀礼なんて大げさなものではなく、おまじないのような簡単な事ですが、>>603さんの友人がしたのもいつもそのような昔からの言い伝えを実践していたのでしょうね。

ユタの行為は、>>603さんの仰る通り、霊媒なんて事よりも、死者に対する儀礼、伝統的なものを伝える媒介のような役割もあると思います。昔から行ってきた儀礼がわからない人が多い世の中、それを伝える役割を持っています。無論インチキユタには、できません。
617: 615☆ 2005/07/31(日) 11:44:35
確かに沖縄の魂(マブイ)と本土の魂では、意味あいが違ってきますね。
今後、沖縄の魂はマブイと書きますね。

7つと言う言葉には、色々な意味があるようですね。参考にします。
私がマブイグミをした時には、叔母から
「あんた前にもマブイ落としているさー、早く言わないとだめよ!」
と言われました。確かにひやっとした事があったけど、その時の事かな?
と思いましたが結構簡単に落ちるもののようです。

623: 天之御名無主 2005/08/01(月) 23:21:21
沖縄の祖母が亡くなった時、祖母の子ども達つまり私の母や叔父、叔母が近所のヨタさんのとこに行って、祖母の最後の言葉を聞きに行ったよ。今から八年前くらいだけどそういう風習だって言ってた。

624: 623☆ 2005/08/02(火) 00:14:43
>>623
沖縄では四十九日の日にマブイワカシと言う儀礼を行います。
その時にユタの口から死者の言葉を伝えます。
体力的にユタにとってもきつい仕事らしいです。

625: 618ですが 2005/08/04(木) 13:08:16
関係ないが沖縄に仕事で年に数回行く。
営業所の現地採用社員はなんですぐ辞めるんだ?
2年と続かない。
事務員の女性も20代前半で子供が複数いて、離婚歴ありというパターンが非常に多い。
毎回とはいわないけど、顔ぶれがしょっちゅう変っているのが不思議でならない。

現地の人ともずいぶん親しくなったけど、ユタのことは話題にあがったことがないな。
まったく関与せずに過ごしている人たちも多いということか。

626: 618☆ 2005/08/04(木) 18:47:22
>>625
居心地が良ければやめないと思います。職場の雰囲気さえ良ければやめないだろうし、あるいは家庭の事情とか色々あるかと思います。
そうそう、沖縄は離婚に対しておおらかな所があります。
「だめだったら、帰ってくればいいさー。」
的な親が多いのも確か。だめな男が多いのと、経済的に男一人では家族を養うには給与が少ない為、女性も共働きのケースが多く自立した女性が多いですね。
と一般的な事ではこんな感じでしょうか?

ユタについては、お年寄りのいる家だと話題にのぼるかも知れませんが、若い世代にはあまり関心を持たない人も多いと思います。知っている人は知っている。
知らない人は知らないそんな所でしょうか。

636: 天之御名無主 2005/09/05(月) 19:50:24
なんかユタを神聖な高尚な人々と思っている人いるみたいですが、大間違いですよ。
元々ユタは娼婦と同じぐらい社会的に軽蔑されていた。
「人をだまし、破滅させ、風紀をみだす」という点でユタと娼婦は同じだったから。
昔からユタが弾圧され、迫害を受けたのはそのためさ。
親族にユタがいるなんて、「親族に売春婦がいる」というくらい恥ずかしいことだった時代だってあったそうだよ。
ユタと娼婦は嘘つきの代名詞さ。確かそんなことわざもあったよ。
それとユタと娼婦も兼ねていた場合も多かったらしいし、男ユタと娼婦との関係も切っても切り離せないぐらい密接にあったらしい。
ユタを民間信仰のナンセンスな風習と解釈する程度なら害はないだろうけどな。

653: 天之御名無主 2005/12/19(月) 21:33:18
古代ギリシャでもユタのようなおつげ(デルフォイの神託)があったが、おつげの場所は地中からガスの出るところだったという記事を読んだことがある。恐山は硫黄ガスだし、ありそうと思った。
マヤとかインカも調べてみれば面白いかも。
グアテマラは火山国だし。
664: 天之御名無主 2005/12/30(金) 00:56:04
沖縄ではユタを嫌う人も多い
それぐらい、影響はある。
ま、表層的には見えないけどね。
ちなみに、タウンページに職業として載ってるw

799: 天之御名無主 2006/04/21(金) 18:23:17
ユタは宗教ではないし、きちんとした定義付けもない民間信仰だから学術版には本来不向きなテーマ。
実際のユタの仕事って霊感を使って霊視して金を取るから、よくある霊能者のトラブルとかぶってくるのは当たり前。
しかもユタって沖縄や周辺の島出身者が多いから必然的に本土との常識や金銭感覚、道徳観まで違うからどうしたってトラブルは避けられない。
地元民も地元以外で商売しているユタには批判的なんだよね。地元でずっと支持されているようなユタなら当り障りなく大丈夫だと思うけど、都市部で占いや霊感をメインに商売しているユタは100%まがいもんのユタだよ。
トラブルおこして地元を去ったユタとかね。

822: 天之御名無主 2006/06/02(金) 08:13:52
昔女ユタは売春と同じようなことしてたって本当?
それと男ユタはほとんどが売春婦のヒモだったってきくけど?

824: 天之御名無主 2006/06/02(金) 10:05:37
古代からセクスと神事はつきものだったから。
古代のシャーマン(巫女)は聖娼といわれた公認の娼婦。
ユタはシャーマンの末裔。当然その流れでセクスを商売にしていても不思議じゃない。
でも近年では神事とは別にセクスがメインの金儲け主義になったり、客に治療だなんだと称して猥褻行為をする男ユタのトラブルも多い。

834: 天之御名無主 2006/06/02(金) 23:46:28
ユタ買いって売春のことだったんだ。
ばあちゃんとかが「ユタ」をとても軽蔑してたのはそのためだったんだね。

836: 天之御名無主 2006/06/03(土) 00:54:48
>>834
本来の「ユタ買い」は、自分の望まない神託を伝えられた事に納得できず、自分に都合の良い神託が出るまで、その他ユタをはしごする事を指している。
当然複数のユタを回る訳だから神託は同一ではなく千差万別だ。
普通は毎回違う信託が降りる事に疑問を持ち始めるのだが、こう言う人達は完全に依存しきっているので何とも思わない。哀れだよ。
難病を抱えた人が病院や医者を転々とする「病院はしご」とは、抱える問題の深刻さでいえば取るに足らない理由が多い。
殆どが自分の努力でどうにかなるレベルだ。
でも「ユタ買い」が売春の隠語として機能していた可能性も高いだろうね。

病気、借金、生活苦、精神病等、自身に問題を抱えた人たちが沖縄各地の「拝所」と呼ばれる神所を巡り続ける事を「拝所マニア」と呼ぶ。文字通り全ての心霊スポットを巡らないと気が済まないらしい。
当然どれだけ拝所を巡ろうが物理的な効果が得られないばかりか、問題はより深刻化していく一方なのだが、全く意に介する事もなく散財を続けるのが最大の特徴。

こう言う人達はユタを始めとする霊的業者からすれば大口の客。
とにかく沖縄の民間信仰を生業にしている人たちにロクな奴はいないので、興味本位レベルでも絶対に近づかない事!

844: 天之御名無主 2006/06/04(日) 17:17:32
ユタの世界にはまっている作家や漫画家も多いよな。
昔の古きよき日本はこういう信仰が当たり前にあった…みたいな感じで書いてあるけど…

845: 天之御名無主 2006/06/04(日) 17:29:15
ユタの世界にはまっているというより、シャーマニズムを信じたいんじゃないか?
偶像崇拝の宗教より自然神の信仰は純粋で澄んだイメージがある。
現代のユタがやっていることは金欲、色情まみれの低俗な信仰だけどね。

861: 天之御名無主 2006/06/05(月) 21:26:52
ユタになれる条件の一つが神ダーリ。
突然泡吹いてぶったおれたり、精神錯乱を神が降りたと解釈している。
でもたんなる癲癇持ちが分裂症の発作にすぎないのは現代の医学では明らか。
そうなるとユタの霊視なんて分裂症患者のおこす幻覚、幻聴ってことになって説明がつく。
それ以外の神ダーリは狐憑きをそう表現した可能性はある。
狐に憑かれれば透視、霊視、予知能力にすぐれることはありうる。
でもしょせん狐は低級霊。神のふりして自分を崇拝してもらうために人を化かしているに過ぎないから、最期は取り付いた人間を破滅させる。
それと動物霊だから色恋に歯止めがきかない。
性欲おもむくまま手当たり次第なのはそのため。
すごく有名な新興宗教の教会なんて人によっては動物臭がすごいってよ。
もちろんクリアな霊感を持った人にしか感じない嗅覚みたいだけど。

864: 天之御名無主 2006/06/05(月) 21:53:03
>>861
神ダーリの件については完全同意。
だが、狐憑きや霊感の存在をや肯定するかのような文章はどうなんだろう?
動物臭って何だよ?単に風呂にはいってないだけだろ?W
898: 天之御名無主 2006/06/14(水) 13:45:38
沖縄ってユタの噂話とか多いよね。
悪い噂しか聞かないけどさ、工事の時の地鎮祭とかに必ずいるよね。

900: 天之御名無主 2006/06/14(水) 21:27:59
へぇ地鎮祭の仕事はユタがやってるんだ。
そういえばもしかして沖縄に神社ってないかも。

901: 天之御名無主 2006/06/14(水) 21:42:07
>>900
あるけど少ないよ。神職常駐してるのは波の上宮とと普天間と沖宮かな?

903: 天之御名無主 2006/06/15(木) 09:11:46
神社仏閣がほとんどないからユタにひっかかってしまうんだな。

908: 天之御名無主 2006/06/16(金) 10:55:02
>>903
理性人から見るとそう見えるかもしれないが、気持ちで納得できればバランスがとれる、というのがヒトのメカニズムだから結果的に相談者のバランスの回復を目的としているのよね
いろんなカミサマを想定することもバランサーなのよ

質量世界のバランスしか見えなくなった現代人には人生は辛くないですか

914: 天之御名無主 2006/06/18(日) 10:44:45
ユタに対しての知識もない人がユタ被害と言う偽ユタの被害をユタ被害として、批判している事をユタ被害としてひとくくりにしているよね?ユタと偽ユタを区別して話をしないと、話の論点がずれるよ。

琉球王朝時代にはユタは禁止の時代もありました。ユタ行為をすれば、死罪。
そんな時代で偽ユタなら島流しと言う罰の違いがありました。
社会の秩序を崩すのがユタと言う考えた方がありました。それは今も同じでしょうが、

現在ユタと偽ユタは混在していますが、ここいらで分けて考えてくれませんか?

ここでバッシングしているユタの大部分が偽ユタであり、本物のユタの事を知っていて書き込んでいる人はいるのかな?
ユタの霊力は衰えます。中には霊力がなくなってもお金に固執して、商売として続けるユタ崩れのユタもいます。

そう言った偽ユタと、本物のユタを区別してから論議して下さい。
もう、根本からおかしいのに自分の意見が正しいと言うのは見てて見苦しいです。

936: 天之御名無主 2006/06/25(日) 18:23:03
李王朝の頃は巫女(シャーマン)は賎民扱いされていた。
日本の部落の歴史とかぶるところが多く、芸人、遊女、屠殺、皮革製造業、などが被差別身分とされていた。九州地方から朝鮮半島の渡来人が渡ってきたことを考えればシャーマンを生業としたユタが被差別部落民扱いをされていても不思議ではない。

937: 914 2006/06/25(日) 18:53:35
沖縄では本土と同じようなエタと呼ばれるような差別民はありません。
ただし、宗教的な弾圧から、一部の宗派の人をニンブチャーと言って、差別していました。今の日蓮の一派と思われます。
ユタがエタと言うのが語源と言うのは、エタがいない沖縄ですから間違い。
ユンタク・・・話すと言う意味だろうと言うのが正しいような気がします。
(学術的にそうかはしりませんが)

940: 天之御名無主 2006/06/26(月) 14:54:06
>>937
弾圧されていたのは日蓮宗ではなく浄土真宗。
薩摩侵入後の琉球王国では、浄土真宗が禁制とされた。
これは薩摩藩でも浄土真宗が禁止されていたためで、鹿児島には今でも「隠れキリシタン」ならぬ「隠れ念仏」の悲話が伝わっている。
琉球には浄土真宗を広めようとして流刑になった人物もいる。

943: 914 2006/06/26(月) 22:52:38
>>940
すみません。日蓮宗と勘違いしてました。戦前には首里のある地域に、その方々の集落があって、ニンブチャー(念仏を唱える人)と呼んで差別していたようです。

母に寄れば終戦直後にもお葬式とか出産があるとやって来て、何か施しをしないと悪さするとか言われた記憶があると言ってました。

942: 天之御名無主 2006/06/26(月) 21:36:18
ユタは霊能者というイメージだけど本来は違う。
信仰している自然神の声を伝え、自然神を崇め、奉り、人々と自然の共存の仲立ちをするのが仕事。
本当のユタは素朴なばーさんやじーさんで、細々とした悩みを聞いてあげたり、地元に伝わる年中行事を仕切ったりする程度で害はなく、礼金も物納だったり、本当に気持ち程度しか受取らない。
先祖の霊の声を聞く、個人の守護霊のメッセージを聞く、悪霊を払って高額な金銭を要求したり、神棚を売りつけようとした時点でユタの使命を逸脱してるし、かりに本当に霊能力があってもユタとしてやってはいけないことをしている。

つまり本物のユタも使いものにならないし、ユタの名を借りた商売人はもっと悪質になるだけ。
結局ユタなんかに関わってろくなことはないんだけど、ユタの見極め判断として参考にしてください。

引用元: ・沖縄のユタについてなの~