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Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

序曲を楽しむ 3  

うちにある湿度計、1つは27%、1つは32%、時計に付いているのは"LL"で「低すぎ」としか表示しない;m
DSCN6611.jpgDSCN6612.jpg
もうこのあたりになると正確な測定は出来ないだろう、慌てて加湿器を入れた、湿度設定は50%にしている、こう乾燥したり加湿したり、っていうのも良くないと思う、楽器はケースに入っているので急変は避けられるとは思うが?;
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さて、今日もベートーヴェン、
緊迫感に満ちた魅力をもつ序曲、というと「コリオラン」もはずせない、「エグモント」もそうだが、「運命」にも通ずる主題で書かれ、直線的で角張った構成に感じる、なだらかな要素は第二主題が現われる部分だけ、全体の武骨さに嵌められる;
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この第二主題も[45]のあたりから導き出されるように[52]から現われる。
終結は「エグモント」のように輝かしい勝利なく、
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[299]から動機がのらりと緩慢になり、眠りにつくように終わる。
(運転中、こうなってはいけない;)

古くから名演で好きなのが1958年録音のカール・ベーム指揮、BPOだった、ゴツくさいけど引き締まっているのがコリオランにぴったり。
k be co
you tube:Beethoven,Coriolan Overture, Karl Bohm

このほか興味ある動画を漁ってみた。
まず、レナード・バーンスタイン指揮、VPO
l b be co
you tube:序曲《コリオラン》L.バーンスタイン指揮 ウィーンフィルハーモニーO
1本の指揮棒を両手で持つところあり、のびのび明快な表現で決める。

次は韓国放送公社(KBS)所属のKBS交響楽団、我が国のN響に相当する。
コリアンorch.によるコリオランだ^^
指揮は2014年から主席指揮者に就任している、ヨエル・レヴィ
kbs co
★you tubeはボリューム・レベルが大きいので絞る必要あり
you tube:Beethoven Coriolan Overture :KBS Symphony Orchestra
じつに、がっちりスタイルの演奏が印象的。

クリスティアン・ティーレマン指揮、VPO
te vpo co
you tube:Christian Thielemann: Wiener Philharmoniker Beethoven: "Coriolan" Overture, Op. 62
幾分速めにキビキビと始まる、第二主題ではぐっと穏やかにして、表情と響きの対比を十分つける、ピリオド指向の要素もある。

最後は現代らしい、まさにピリオド指向、orch.は金管など一部古楽器のようだ。
d z vpo co
you tube:ベートーヴェン:「コリオラン」序曲 ハ短調 Op. 62 / デヴィッド・ジンマン指揮 チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
快速で各パートが緻密に浮き立って引きつける、
デヴィッド・ジンマンはアメリカの指揮者で、新時代的演奏が希望に合うが、1936年生まれでシャルル・デュトワと同年なのに驚いた、ちょっと注目したい。

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category: ベートーヴェン

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ベートーヴェン:「vn協奏曲」のpf編  

昨日も寒かったが、家内が着付け教室に通っていて、借りた会場の空調設定が28℃になっていたが、ちっとも暖かくならないので、よく見ると「冷房」になっていたそうで、わるいけど、笑ってしまった;
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さて、お馴染みベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲ニ長調だが、作曲者自身がピアノ協奏曲に編曲していて、そこは何だかバッハみたい^^この曲をどのようにピアノに乗せるかも興味深いところだが、なるほど流石であるv ピアノ協奏曲に限ってはベートーヴェンはカデンツァも書いていて、この編曲でも書いている。pfソロをtimpが序奏するという異例の?カデンツァである、うちにあるCDはこれ1枚のみ、
be pf con(vn)
pf:イェネ・ヤンドー
ベーラ・ドラホシュ指揮、
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア

you tube:Beethoven - Piano Concerto Op.61a: 1st
*第一楽章、カデンツァ部分~
vn協奏曲の動機がtimpで始まるのも奇抜だがこの打音が重要な要素になっていることが、カデンツァでも示されるようだ。

vnによる演奏のカデンツァはクライスラー版がよく演奏され、多声的に書かれた部分などひじょうに味わい深いが、vn奏者のヴォルフガング・シュナイダーハンはベートーヴェンのpf用カデンツァをvnに移して演奏している、
be vn con sc
you tube:Wolfgang Schneiderhan-Beethoven-Violin Concerto
*第一楽章、カデンツァ部分~
timpのリズムに快調に乗るところ、馬術音楽風にも聴こえたり?なかなか面白いと思う、

また、トーマス・ツェートマイアーが古楽器vnで録音しているが、カデンツァはシュナイダーハン編を採用している、
t z be vn con
you tube:Beethoven violin concerto, Zehetmair, Bruggen
*第一楽章、カデンツァ部分~
"ピリオド"の立場としては作曲者に由来する版がよいだろう。

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category: ベートーヴェン

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序曲を楽しむ 2  

ウェーバーの「魔弾の射手」序曲や「狩人の合唱」は小学校か中学校?の音楽鑑賞でもたしか聴いた、懐かしくも馴染みの曲だった。m
you tube:ウェーバー: 歌劇「魔弾の射手」より、狩人の合唱
カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826)はロマン派初期に当たり、当時主流だったイタリア・オペラに対抗し、ドイツ・ロマン派のオペラ様式を完成させた。
作品はいかにもドイツ的な味わいだ、「魔弾の射手」序曲は劇中の場面を反映してか、ドラマティックで山あり谷あり、フェルマータも多く、ダイナミックレンジの広い曲だ、[269]からのppは環境が静かでないと聴こえない、SP盤時代は針ノイズに埋もれていた;
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このあと、ffで輝かしい終結部に入る、その緊迫した展開が聴きどころ、指揮者による違いを聴いてみるのも面白い。

まずはシモーネ・ヤング指揮のN響、
s y weber
you tube:歌劇「魔弾の射手」序曲 Overture From 'Der Freischutz'
シモーネ・ヤング(1961-)は1997年にN響と共演して以来、来日している。

次はまさに全盛期のカラヤン&BPOの演奏
h k weber
you tube:歌劇《魔弾の射手》序曲(ウェーバー)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908-1989)

これはオンドジェイ・ヴラベッツ指揮、チェコ・フィルの演奏、
o v weber
you tube:歌劇《魔弾の射手》序曲(ウェーバー)
オンドジェイ・ヴラベッツ(1979-)
やはり、新時代らしい感覚に聴こえる。

最後はO.スウィトナー指揮、N響、
これはスウィトナーの追悼番組でも放送されたので録画を残してある、
o s weber
you tube:Weber : Der Freischutz Ouverture (Suitner/NHKso)
オトマール・スウィトナー(1922-2010)
何とも言えぬ緊迫した間、終結部のキビキビした巻き上げは最高v

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category: その他・ロマン派

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序曲を楽しむ 1  

昨日はゆったりコタツ気分、の話だったが、今日は心地よく身の引き締まるような曲、
となるといろいろあるが、まず思いついたのが、シューマンの「マンフレッド」序曲、こういう、じわじわ迫りくるような主題で引きつけるのは、やはりシューマン、とくに好きなのがウォルフガング・サヴァリッシュ指揮、SKD(1972年)である。
このyou tubeも音源はLP盤のようだ。
sawa manf
you tube:シューマン「マンフレッド序曲」-サヴァリシュ/ドレスデン国立歌劇場O
1972/9 ルカ教会
サヴァリッシュ先生が振っているのを寝転んでは聴けない^^;
2002年にフィラデルフィアOを指揮した録音もあるが、気迫はSKD盤が伝わってくる、正当派ながら自然と湧きあがる力感とテンポの推進力で常にきりっと引き締まる。
スコアの[131]、"pp"から突如"f"へと、弦とファゴットのみで立ち上がるところ、
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意外なほど力感を込めるが、サヴァリッシュらしい目の覚めるような気合い、ブラームス交響曲の演奏でもこうした場面があった。

もう一つ、フルトヴェングラー指揮、BPOの1949年の録音があったので聴いてみた、音質はかなり良い、
fu sch manf
tou tube:Schumann - Manfred Overture Op. 115 (1852) - Furtwangler, BPO, 1949
たしかに、フルトヴェングラーらしいキレっぷりで聴かせ、これも魅力だが、サヴァリッシュの覇気も負けていないと思う。

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category: シューマン

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形だけのソファ  

気温の低い日が続き、先日降った雪も日陰では溶けず、夜はバリバリです、m
しかしこれだけ寒いからこそ、暖かい煮物など美味しいし、裸足でコタツに入ったときの極楽感は格別ですv 恥ずかしながら、うちのTVのある居間はこんな感じ、
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冬はコタツに入って、ソファは後ろの背もたれ兼物置き台と化しています^^; コタツは布団を外せばテーブルでオールシーズン使えるのでこのまま、冬以外も結局、床に座ってしまうので、ソファに座ることはめったにないです; すぐに寝転べる体勢が良いんですね、
こういう脚上げ台で少し高くすると、横向きに寝転ぶとき具合よいです、
asiage.jpg
TV観るときはすっかりダメ人間に浸っている^^;
いや人間だけじゃなく、コタツを準備しだしたら、犬も大喜びみたい!
you tube:こたつ天国の幕開けです
you tube:こたつの中の猫
*そう言えば、また昭和の話で; 初期の電気ごたつは暖まるのに時間がかかり、足に熱線を照射する感じでした、赤外線こたつが登場してからホンワカと暖かく快適でしたが、今はファン式で温風を出す仕組みのようです。

でも一応クラシック音楽聴くときは、リスニング椅子にちゃんと座り、ひと仕事する?みたいな体勢です。
昨夜はフェシュテティーチSQのハイドン 弦楽四重奏曲全集から最後の完成作品、No.82ヘ長調Hob.III:82を聴いた。
fe hay 77 2
No.82は「雲が行くまで待とう」の副題があるらしい、
やはりハイドンのSQはほっこり、コタツに入った気分v フェシュテティーチSQの雑味感のない申し分ない演奏で最後の充実したSQが聴ける、
第一楽章の[20]からが第二主題だろうか、[21],[23]の7度の響きが好きなところ、これが展開部でも聴きどころとなる。
sc hay sq 77 2
第二楽章、メヌエットPrestoは実質スケルツォの雰囲気で活気がある、
第三楽章はポリフォニックな書法を入れた変奏で充実、
終楽章は総奏音を鳴らしたあと、軽快なテーマに入る、民族音楽的なリズムの魅力を下地に楽しい外殻と緻密な内部構造をもつ、
you tubeにはモザイクSQの録音が挙がっていたが、これも同様に好演。
hay sq 77 2
you tube:J. Haydn - Hob III:82 - String Quartet Op. 77 No. 2 in F major

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category: F.J.ハイドン

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昭和のお菓子 5  

また懐かしい昭和のお菓子をいくつか思いだしました、現在そういうお菓子を売っている専門店もあるようですが。m

駄菓子屋のお菓子にはけっこうニッキ味のものがありました、このニッキ水はわりと近年買った憶えがあります、味が濃くてチビチビ味わうものです、今もあるでしょう。
nikkisui.jpgnikki kanten
チューブ入りのニッキ寒天もありました。

これは変わり玉って言いましたが、味は単に甘いだけの飴玉、
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溶けて内側のほうで色が変わるというものです;

ラムネを固形にしたお菓子もありました、口で溶けると発砲します、
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ラムネはレモネードが訛った名前だそうで、

あと結構好きだったのが、マンボと言っていたお菓子、ビニール・チューブに何やら甘い粉を固めて半乾き状態で詰めてあり、歯で挟んで扱き出すという、誰が考えたのか、みょうな菓子だが、中身の口溶け感がよかった、昔は長ーいのや太いのもあった。
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ニッキ味やフルーツ味があり、中身は「コーンスターチ、砂糖、ゼラチン、香料」なんだそうで、調べて初めて知りました;

粉末ジュースもよく買いました、これ、水に溶かすより、パンにマーガリン塗って、これを振りかけると美味しいと聞きました、
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このCMは古すぎるかなあ;
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you tube:渡辺のジュースの素・CM

大手メーカーでは、源氏パイ、アーモンドグリコなど、古くからありました、
genji.jpgalmond glico
源氏パイは今もよく買います。

最後は年に一度のXマス・ケーキ、今もバタークリームで作るお店があり、
Christmas cake
昨年はパスしたけど、また注文したいです。

追記:ちょっと思い出したキャンディーを追加です、
pine candyciao_201801262123296e3.jpg
まず、(株)パインのパインアメ、まさしく純粋なパインキャンディーで、子供の頃、自販機の紙コップで飲むジュースも飴も、とにかく"パイン"が好きだったので、個人的には「=昭和の味」です、最近買ったばかり。
もう一つはサクマのチャオ、透明な飴の中にチョコレートがそのまま入っていて、溶けてチョコレートが出てくるのが楽しみ。

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category: 昭和の記憶

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「ヤマト」のLP  

今朝は晴れていますが、気温が低く、昨晩降った雪がまったく溶けません、m
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当地は若狭湾から入った雪雲が風向きによっては流れてくる場所です、
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静岡あたりなら殆ど来ないでしょうが。
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先日は宇宙と音楽と題して「宇宙戦艦ヤマト」や「スターウォーズ」を取り上げた。CD時代に入ってから、一旦殆どのLP盤は処分してしまい、残したのは僅かだったが;ヤマトのLP、まだあったんじゃ?と寒い倉庫を探して見つけた、幸い盤もジャケットも良好のまま^^
yamato 2
ヤマトは1974年、まずTVアニメシリーズとして始まり、それを編集した映画が放映されてヒット、次に映画版として「さらば宇宙戦艦ヤマト」が製作された、ヤマトと主人公らは自らを犠牲にして彗星帝国を倒し、これが完結編になると宣言されたが、映画版の僅か2か月後からTV版の「ヤマト2」が始まり、映画版と基本ストーリーは同じだが、こちらではヤマトも宿敵デスラーも生き残り、さらに続くシリーズへ繋げる展開とした。
これほど一度決めた方針を反転180°したシリーズも珍しいが^^続編を希望する声が多かったためだろう、伊武雅刀氏が声を演じたデスラー総統にも人気が集まった。
近年はCG技術を使った観応えのあるアニメ映像でリメイク版が製作されている。

さて、LPは映画版「さらば宇宙戦艦ヤマト」の音楽を集めたものだが、これはTV版でも使われた。久しぶりに聴くと結構厚みのある充実サウンドだった、作曲の宮川泰氏は良いメロディーメーカーである、

印象に残るのがこのスキャット
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you tube:「想人(おもいで)」

先日も挙げたオルガンによる「白色彗星のテーマ」もLPでは満足な再生音で聴ける
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超巨大戦艦「ガトランティス」(全長:12200m)
you tube:「白色彗星」テーマ

"デスラー・ファン"には外せない「孤独」という曲がある、vnで始まるが、orch.がやんだあと、ギター1本のソロで終わるところがいい、you tubeに状態の良い音源はないがこの曲、
you tube:デスラー「孤独」

ほか、「アンドロメダ」のマーチ、デスラー「襲撃」、「ガトランティス」のテーマなど懐かしく楽しんだ。
yamato 05

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category: TV・DVD・映画

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術中に嵌まる  

かなり昔のことだが、それまでフルトヴェングラーにはさほど関心がなかったけど、このブラームスの交響曲No.4をFM放送で聴いたときは圧倒された、たしかEMIがCD化した紹介も兼ねた放送だった。ブラームスの交響曲No.4はまさにフルトヴェングラーの術中に収まる格好の曲の1つだ、当時はCDデッキがなかったのでLP盤で購入した。
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ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニーO 
1948年10月ベルリン、ゲマインデハウス(ライヴ)

fu b sym4 you tube
you tube:W.Furtwangler/Berlin Phil: Brahms'Symphony No.4 Live,1948
この1948年、EMIのライヴ録音はその表現法が最もよく練り上げられているようだ、
第一楽章はじわりと始まるが加熱と沈静化を巧みに操り引きつけていく、展開部さらに終結部にかけての熱気が凄まじく、速度は合奏の限界を超えるところまで行く、
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[422]から、vn1~vaは16分音符を刻むが、音が乱れ散る、timpの爆音とともに終わる。

*ところで、vnパートの[137]から現われるこの部分、どういうことだろう、
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四分音符にスタッカートが付き、休符を間に挟み、レガートで繋ぐって、何ともビミョーな・・?;聴いてみると、まあそんな感じか・・ってところ^^;

第二楽章は夢見心地に始め、懐深い、後半部での強奏や弦の沸き上がりは予想どおり、
第三楽章たるや爆撃だ、
終楽章、パッサカリアは整然と聴かせる手もあるが、フルトヴェングラーは一際ドラマティックに仕上げている、溜めに溜めて例の[132]からのffは炸裂と加速、一気に最後まで突き進む。
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因みに同じBPOとの1943年のライブ録音が手元にあるが、このCDはマスターテープじゃなく、レコード盤の状態の良いものから移したそうだ、さすがに磁気テープは劣化が激しく、レコード盤のほうが保存性が高い。
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ベルリン・フィルハーモニーO 1943年
さらに凄いというか荒削りで、これを完成度よくまとめたのがEMI盤の演奏、という感じだ。

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category: ブラームス

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ベートーヴェンの後継者  

近年注目され、録音物が増えている作曲家の一人にフェルディナント・リース(1784-1838)がいて、以前も取り上げた。
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フェルディナント・リース
リースはベートーヴェンの弟子で、彼の弟弟子にはピアノ・エチュードで有名なカール・ツェルニーがいた、ツェルニーは優秀だったが、演奏会用作品は面白みに欠けるかな?
手広く作品を書いているリースのほうは聴き応えがあり、歴史的にベートーヴェンからシューマンへと繋ぐ位置だと思う。実に器用というか、いろんな面から楽しませてくれる掘り起こし甲斐のある作曲家だが、のちに忘れられた存在となったので器用貧乏なのかな?

弦楽四重奏曲No.2ト長調op.70
弦楽四重奏は生涯にわたり書いているが、面白いのは新しい作風の曲もあれば、ハイドンのプロコヴィッツSQあたりを思わせる曲もある、No.2 ト長調などそんな趣に感じる。
Ries 02第一楽章
you tube:Ferdinand Ries - String Quartet No 2 in G major Op 70, 1st Movement
シュパンツィヒSQ

歌劇「強盗の花嫁」序曲
Ries 01
you tube:Ferdinand Ries - Die Rauberbraut Op. 156 Act I
リースはオペラも書いているが、この序曲を聴くとorch.作品の面白さも十分ある、

交響曲No.6ニ長調
交響曲は8曲書いている、師ベートーヴェンを思わせる要素もあるが、スタイルはシューマンの交響曲を予感させる。
Ries 03
you tube:Ries Symphony No.6(第二楽章~)
ハワード・グリフィス指揮、チューリッヒ室内O
面白いのはNo.6の第二楽章、メヌエット(Moderato)で、主題の趣味やバスの動きがバロック風でH.パーセルを思わせる、トリオは長閑なワルツ風、メヌエットの再現ではバスラインがよりバロック的になる。

ピアノ協奏曲No.4ハ短調op.115
リースの作品でとくに見事に感じるのはピアノ協奏曲だろうか、テクニックは師ベートーヴェンを彷彿させ、なかなかの内容を持つ。
Ries 04
you tube:Ferdinand Ries: Piano Concerto no. 4 in C minor, Op. 115
クリストファー・ヒンターフーバー (ピアノ)
ウーヴェ・グロット指揮、ニュージーランドSO

*第一級の演奏で聴かせるこの動画、C.ヒンターフーバーはリースのpfとorch.のための作品全曲を録音している。

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category: F.リース

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美味いと不味いは紙一重 Ⅱ  

あるいは美食と悪食?は紙一重「怖いもの見たさシリーズ」;
Ⅰのときのメインは「シュールストレミング」だったが、ほかにも、食べられると知らなければ即捨ててしまうだろう食材がある;多くの人が食べているから、安心できるわけで;
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先日の牡蠣など磯臭の塊で慣れるまでは食べにくいほうかもしれない;

カース・マルツゥ
これはシュールストレミングに負けないインパクト!なんと、腐った(発酵した)チーズに生きたウジがいる状態だそうで、普通はまったく食えるもんじゃない、と思うが;
一応、食品と認められている、
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ペコリーノ・サルドという羊乳のチーズにチーズバエが卵を産み付け、その幼虫が体外消化をすることによって、独特の発酵が起きるらしい、幼虫を取り除かず食べる人もいるそうだが、呑み込んでしまうと、幼虫は胃腸の中でも生き続け;腸ハエウジ病を引き起こすとか;
you tube:ウジ虫:チーズ!サルデーニャ特産品?

オオグソクムシ
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大糞食ぃ虫・・じゃなく、大具足虫ね;カンブリア紀からいるような、三葉虫を思わせる姿、これが、エビとシャコの中間のような味だとのこと、エビやカニも、殻を開けば中は内臓やらミソやら、エイリアンの幼体みたいだが、ミソが美味しいと知っているからいける;
美味で知られるセミエビやウチワエビだって、外見はそう遠くない・・かな?;
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左:セミエビ、右:ウチワエビ

フナクイムシ
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ムシと名がついているが、二枚貝の仲間だそうで、流木や木造船に穴をあけて巣くっている、木のセルロースを溶かして入り込み、奥には貝殻の名残がある、ワーム類のような見た目がキツい・・;しかしアサリと同様、二枚貝の旨味があるそうで、フィリピンではマングローブに巣くっているのが珍味とされる。

ヒザラガイ
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背面に瓦のような殻を並べ、岩浜にはりついている、アワビとは種類が違うらしく、あまり食用にされないようだが、生息条件の良い場所なら、アワビと似た食感で旨味があるそうだ。

ワラスボ
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一応、ハゼ科の魚で有明海の泥の中に生息、満ち潮になると泥から出てきて小動物を補食する、目は殆ど退化して、鋭い口と長細い体だけのワームのようだが;美味しいそうだ。
生は泥臭いので日干しにすることが多く、昔はダシを取るのにも使われた。
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ゲンゲ
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ゲンゲ科の仲間
NHKの深海を探る番組でよく見かける、北半球の深海に棲む魚で、げんげ鍋がお馴染み、ゼラチン質の柔らかい体で、節足動物など補食するが、食物連鎖の底辺は海底に落ちてくる生物の死骸になる、游ぎは不活発だが、捕食のときは意外に素早い、身はトロトロで美味しいダシが出るそうだ。
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カンテンゲンゲの味噌汁 これは美味しそうv

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category: 時事・雑記

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仮想飛行:オリオン大星雲  

NASAの教育普及プロジェクトの研究者とCGの専門家でつくるチームは立体的に捉えたオリオン大星雲の中を飛行する画像をこれまでで最も詳細なレベルで製作した、実際の観測データをもとにハリウッドの映像技術を用いたそうだ。
nasa M42
you tube:Flight Through Orion Nebula in Visible and Infrared Light
この動画はHSTによる可視光とスピッツァー天文衛星による赤外線画像が合成されている、
約3分の動画だが、バーチャルの世界だけで成り立つ映像だ、実際にオリオン大星雲に到着した宇宙艇でこのように実写するとして、宇宙艇が光の5%ほどの速度なら500年くらい?の飛行で撮影完了し、その映像の早送りでこういう動画もあり得るが、リアルタイムでこの動きを得るには宇宙艇は光速を超えて飛行することになり、あり得ない。また仮に宇宙艇が光速に近い飛行をすれば30~50年くらいで撮影飛行は済みそうだが、光速に近づくと視界の全ての光は青方偏移して進行方向の一点に集まってしまい、映像にならないだろう;

最近はHSTや天文衛星ガイアの観測データにより、恒星が動いていく様子もシミュレーションされるようになった、
これは天の川銀河に所属するω星団(球状星団)の中心部をHSTが捉えた8年間の動きを元に、1万年間の動きに延長した画像、(星の動きが見られるのは最後のほう)
omega.jpg
you tube:Zooming in on Omega Centauri Stellar Motion
観測でわかった動きを直線的に延長してあるだけで、密集した星同士の重力による影響は加味していない、正しくは1万年待たないとわからない。
同様にHSTは天の川銀河のバルジ中心の星々の動きも捉えている、動画はまだないが製作されれば見てみたいところ;
Milky Way Galaxy
拡大

次はESAの天文衛星:ガイアのデータに基づくオリオン座付近の星の動き、この画面内の星々は十分距離が空いているので、重力の影響なく、ほぼ予測どおりの動きになるだろう、ただし星の生と死は表現されていない。
Gaia Orion
you tube:The future of the Orion constellation
シアターモードで見ると最小の星まで動いているのがわかる。

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category: 宇宙・天体

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猫のフーガ etc.  

ドメニコ・スカルラッティが「猫のフーガ」という曲を書いているが、彼が飼っていた猫がクラヴサンの鍵盤上をよく歩き、偶然出た音をテーマにしてフーガを書いた、と伝わる曲だ。
実際、猫が鍵盤の上を歩けば、2鍵くらい一緒に踏むだろうし、後ろ足で踏む音も出るし、こんなふうには聴こえない、印象に残った音をヒントにしてテーマにした、くらいか?m
cats fuga 01
you tube:scarlatti sonata g minor (cat's fugue) K30 - L499
なかなか良いフーガで、終盤[139]からオルガンの持続低音を模倣して終わる。
cats fuga 02

動物の鳴き声描写の鍵盤曲としてはジャン・フィリップ・ラモーの新クラヴサン組曲No.2に含まれる「雌鳥 "La poule"」がお馴染み、この組曲全体が様々な描写音楽で面白い。
まずはクラヴサンによる演奏、
you tube 01
you tube:Hank Knox - Rameau, La Poule
もう1つピアノによる鮮やかな演奏、
you tube 02
you tube:Grigory Sokolov Rameau's "La Poule"
この速さでクラヴサンを弾いたら、けたたましいかも?;

また、ラモーの「クラヴサン曲集と運指法」第1集、組曲No.2には「鳥のさえずり」という同様の曲が入っている。
you tube 03
you tube:J.P.Rameau - Le Rappel des Oiseaux - Pieces de Clavecin (Scott Ross)

ほかに、ヘンデルのオルガン協奏曲で「カッコーとナイチンゲール」の声を入れた曲がある。
hadel org con
you tube:G.F. Händel: Organ concerto No. 13 in F Major HWV 295
バロック作品に絞ったが、いずれもさすがセンスよく、聴き応えのある曲になっている。

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category: その他・バロック

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昔の「パート譜」を見てみたい  

モーツァルトの「リンツ」の初演を考えてふと思ったこと、
現代なら、作曲家はorch.作品でもPCの楽譜ソフトに入力し、総譜からパート譜もちょいとクリックすれば出来てしまう、
古典派やロマン派あたりのorch.作品で、作曲家あるいは助手が書いた総譜はいくつかネット上にも公開されているが、当時実際に使われたorch.のパート譜って見たことがない(室内楽ならあるが)、実際作られたはずだが、それが残っていないのだろうか、総譜さえ保存されれば、とりあえず問題はないが、パート譜は当時の演奏を垣間見る資料となりそうな気がする、
ハイドンが活躍したエステルハージ家のorch.なら少人数なので、用意は手早かったかも、
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エステルハーザ
オラトリオみたいな大作では大ごとだったのでは・・資料館などに残ってはいるが公開されないだけなのか?初演ぎりぎりに写譜屋が大急ぎで間に合わせたパート譜とか見てみたい、
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ハイドンのオラトリオ「天地創造」が再演されたときの模様、中央で後ろ向きに腰掛けているのがハイドン、演奏はA.サリエリが指揮と通奏低音を行った。(*このときは再演なので、印刷譜もあったかもしれない)

PCが普及する以前まで、できたばかりの曲を活版化、印刷するなど時間がかかりすぎるので、急ぎの場合、昔と似たようなことをやっていたそうだ。マーラーの大編成の曲も、初演のときのパート譜はどうしたのか、興味がある。

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ハイドンの総譜(交響曲No.92より):第一楽章、主部始まり
写譜屋に渡す前の原稿だろう、ざっくりと、しかし読み違いのないように書いてある、このあと写譜屋が作ったであろうパート譜にも興味が湧く、実用譜なので、きちんと読みやすく書いてあるのだろうか。
さて、アイヴォー・ボルトン指揮の興味深い「オックスフォード」があった、
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you tube:Joseph Haydn 1732-1809 - Symfoni 92 (Oxford) - DRSO - Ivor Bolton

因みに現在はリュート譜(タブラチュア)を作るPCソフトもあるが、自分は使っていない;リュート曲を作曲するわけじゃないので、原譜の写しがあればいい、見づらい所は画像処理して使うか、ざっと手で書き写す、オタマジャクシの楽譜は面倒だが、アルファベットを書くだけなので、結構手早くできる。

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category: 古典派

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グロッケンシュピール  

昨夜、雨があがった後、空を見たら、いつになく星がたくさん見えるようだった、光害はいつもとかわりないのだが、空の塵や水蒸気が少ないと、それだけ地上の灯りに照らされず空が暗くなって、いくらか星を見る条件が良くなるようだ。m
*PC画面で天体写真を見るときも背景色は暗いほうがいい、当ブログは"白"なので光害だ;
オリオン座の左上の赤い1等星、ベテルギウスは6.4年の周期で0.0~1.3等の間で明るさが変わる脈動変光星だが、昨夜見たときは右下のリゲルより暗かった、
下は2016年3月21日にコンデジ撮影、この時はベテルギウスのほうが明るかったようだ。
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拡大
変光しないリゲルとの比較で、ベテルギウスは肉眼で変光の様子が最もわかりやすい。

星のきらめきをイメージさせる楽器の音で浮かんでくるのがグロッケンシュピールだ、
「グロッケンシュピール」とは鉄琴を意味し、モーツァルトのオペラ「魔笛」に使用されたのはこれに鍵盤機構を付けたもので、19世紀に作られたチェレスタとは姻戚関係はないらしい、
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左:鍵盤式グロッケンシュピール、右:チェレスタ
チェレスタが共鳴箱を有し、音量があり柔らかい音であるのに対し、グロッケンシュピールはハンマーが金属などで出来ており、音量は小さいがきらびやかな音を発する、この両者を互いに代用するのは適切ではないとされる。
グロッケンシュピールはパパゲーノが鳴らす「魔法の鈴」にもふさわしいし、小さくキラキラ鳴る音は、手の届かない遠い「星」のイメージそのものだ。
シギスヴァルト・クイケン指揮、モーツァルトの「魔笛」では当時使われた複製楽器のグロッケンシュピールが用いられる。
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you tube:「パパゲーノのアリア」

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category: W.A.モーツァルト

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バーンスタイン:シューマン 交響曲「春」  

今まで、バーンスタインの演奏を取り上げたのは少ない、ときに指揮台で飛び跳ねたりする、その率直で活きのいい演奏が曲目によって好みとなったり、そうでなかったり、しかしシューマンの4つの交響曲のうち、No.1「春」はツボにはまったように気に入ってしまった。m「春」はW.サヴァリッシュやB.ハイティンクも堅実ながら活き活きとした快演で好みだが。
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レナード・バーンスタイン指揮、ウィーン・フィルハーモニーO.

交響曲No.1変ロ長調「春」
VPOとの演奏、D.Gの録音は各パート明確に聴けて好ましい。
第一楽章、自由な要素をもったソナタ形式、序奏は金管、timp鋭く引き締める、付点のある弾むような第一主題が中心、シューマンは展開部の書法が得意でないとのことだが、それにかわる第一主題による山場が複数ある、バーンスタインのぐっと弱奏に押さえてからのcresc.に伴うアッチェルランドがじつにいい、「春」の喜びをワクワクと噛みしめるようだ、
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展開部より
再現部~終結部では序奏が挿入されたり、まったく新たなテーマが登場し華々しくとじる、ここは心得たもの。
第二楽章、シューマンがベートーヴェンの緩徐楽章を参考にしているらしい、ロマン主義だが、どこか「第九」の第三楽章を思わせる神聖な面持ちがある、バーンスタインはVPOのしなやかな歌いぶりを存分に活かす、
第三楽章、ニ短調になり、深々としたmolte vivaceのスケルツォ、2つのトリオを持つが、第一トリオは軽やかで第一楽章の主題に近似して面白い、最後は終楽章に繋いで書かれている、
終楽章、第一楽章のような輝かしい序奏が置かれ、軽やかなテーマ、バーンスタインはこの楽章も、強弱対比と速度変化を自然、巧みに操り、一際痛快にまとめる。
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you tube:Lenard Bernstein Schumann Symphony No.1&4 CD4

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category: シューマン

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牡蛎  

幼少の頃、苦手だった食べ物は、チーズと牡蛎だった、なんだか味が濃すぎて、気持ち悪くなった;チーズは牛乳を濃縮したもので当然、牡蛎も海の栄養分を掻き集め濃縮している、
海岸付近の海水には生きたプランクトンもいれば、死骸もあり、生物の排泄物も含まれている、すべて引っくるめた磯臭い味だ^^;
海岸の岩にくっついた不定形な殻、それを掻き取ると、グニョっとした中身がある;
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これが食べられると知らなかったら・・どうするかな^^;

今でも「すごく美味い」とは認めないけど;なぜか食べずにいられない味なのだ、
人間は「うまい」と「まずい」の境目のような、きわどい味が癖になるようだ;
手近なところで、CoCo壱番屋のカキフライカレーに乗っているのが結構いける。
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牡蛎にパン粉を付けてフライにするのは日本独自の調理法だそうで、東洋では古来から牡蛎は加熱調理するのが常識だったが、フランスを中心に欧米では調理せず、生で食べるのが主流、生きて動いているのが条件らしい、生魚は欧米では敬遠されるので、日本と逆転している。

牡蛎は種類が同じでも産地によって海の環境が違い、味も違うのが面白いところ、一度味わってみたいのが、北海道厚岸郡厚岸町、厚岸湖の牡蛎、
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厚岸湖は淡水と海水が混ざる汽水湖だそうで、牡蛎殻が堆積した島があり、ここでは岩にくっつかず寄り集まっているようだ、
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厚岸湖の牡蛎島
外海の牡蛎に比べ、雑味が少なく、苦手な人も食べやすいとか。

音楽も、優美、爽やかな曲ばかりじゃなく、主題がゴツくさかったり、執拗にゼクヴェンツが続いたりする、クセのある曲が聴きたくなる、バッハで言えばチェンバロ協奏曲No.1とか、
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主題は優美というより生き物がうごめくようで、何だか養分濃厚な感じで飽きがこない、
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you tube:BWV 1052 - Harpsichord Concerto in D Minor (Scrolling)
演奏:T.ピノック

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category: 時事・雑記

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今年の大相撲  

セクハラ騒動がハリウッド映画界にはじまり、クラシック音楽界にも波及している、現在、NHK交響楽団の名誉音楽監督でもある、シャルル・デュトワがセクハラの告発をうけ、英国、ロイヤル・フィルハーモニーO.が芸術監督を解任すると報じている。
N響の名誉音楽監督の座も「事実関係を確かめた上で・・」だそうだが、
NHK NEWS WEB
相撲協会でも、立行司の式守伊之助が十代の行司にセクハラという事件が発覚、日馬富士の件も片付いていないし、そもそも未成年者を深夜の酒席に付き合わせるのがダメ、協会は13日、処分を決定、伊之助の復帰はない。
一言でいえば、音楽家も大相撲も人気仕事で、詳しい事実はわからないが、こういう不祥事でイメージを崩すと落としどころがない;(まったく無実であれば徹底して争えばいいが、)
一方でフランスの女優の集まりが「訴えの行き過ぎ」に一石を投じる声明を出しているそうで・・一件ずつ悪質か、そうでないかを見極めるのは難しいし、訴えられた側に非は無かったとしても悪い風評は消えない?訴えた側も逆被害をうけることもあるだろうし。

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さて、14日から始まった初場所、稀勢の里は初日に敗れ、立派に立行司を代行するはずだったであろう、式守勘太夫がこの相撲で差し違え;
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you tube: 新小結貴景勝 稀勢の里から2場所連続金星
何だか滑り出しで躓いているが、皆一生懸命だろうから、長い目でみましょ;

不祥事続きのせいか、明治神宮奉納土俵入りには人出が減ったそうだが、初場所の前売りチケットは完売、不謹慎な見方かもしれないが、いろんな騒動があったゆえに、力士らの相撲ぶりや、協会はどう対処していくのか、関心が向いてしまう;
白鵬は横綱にふさわしくない取り口をよく使う、とよく言われるが、禁じ手ではないし、いろんな技が使えるのも強さだという見方もできるが、昔からの相撲ファンは不器用でも凌いで勝つ横綱が好きかもしれない、解説の北の富士さん曰く、「白鵬は記録を伸ばすのはもう十分でしょ、誰も抜けないから、それより見応えのある相撲を・・」と、同感の部分もあるが、下の力士は金星を取ろうと、あらゆる作戦でくるので理想どおりにはいかないかも;

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category: 時事・雑記

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宇宙と音楽  

現在も続編やらリメイク作品が作られている、宇宙を舞台にした、SF映画、アニメはいつも人気があります。
先日、NHK-BS「コズミックフロントNEXT」の特番として、これらの音楽がorch.(東京フィル)で演奏されました。録画して軽く観流そうと思ったら、結構楽しんでしまった^^
指揮は宮川彬良で、父の宮川泰は「宇宙戦艦ヤマト」の音楽を作曲している、いずれも昭和の時期に始まっているので、これも昭和シリーズとします^^
宮川氏の解説で、「宇宙をイメージした音楽には音域を跳躍する旋律が多い」とのこと、たしかにお馴染みのこのスキャットは典型、
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you tube:宇宙戦艦ヤマト「無限に広がる大宇宙」スキャット
*ディズニー映画の「星に願いを」などもそうだ。

この「デスラー襲撃」の音楽はかつては脅威であったが、やがてガミラスと地球は友好関係になり、ヤマト最終話では間一髪、ヤマトを囲む敵艦隊を撃破し危機を救う、
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you tube:デスラー襲撃
ここでは頼もしい味方の音楽に聴こえる、コントラバスに始まる武骨さがいいが、パープも加わる粋なところがデスラーらしい。

そして、NHKホールのオルガンでこれが演奏された、
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you tube:さらば宇宙戦艦ヤマト「白色彗星」のテーマ
"悪"を表す音楽にあえて聖なる楽器オルガンを用いたのは「異化効果」だそうで、神のような力を悪が持っているイメージか、パッサカリア、フーガ風の書法。
演奏中に「中性子星」の映像が流れたがイメージぴったり、とてつもない重力と磁場を持ち、これが高速移動すれば遭遇した惑星系は容赦なく破壊される、全ての希望を捨てるしかない現実の脅威だ;
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地球に接近する中性子星:想像図
ヤマトのシリーズは旋律美のある音楽も大きく支えていたと思う。

次はSW、何度も聴いたはずだが映画館へ行き、このテーマの冒頭が響くと期待が膨らんだ、
SW 01
you tube:「スターウォーズ 」J.ウイリアムズ指揮 ボストンポップス
ジョン・ウィリアムズ作曲、聴いていると"ホルストの惑星(火星)"とか、ワーグナー風に聴こえる所がある、過去の音楽を有効に活かすのも手だと思う、行進曲風ながら、シンコペーションがあったり、リズムの取り方が単調でないところがいい。

そしてこちらも悪役側の音楽が魅力、
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you tube:帝国(ダース・ベイダー)のテーマ:J.ウイリアムズ指揮 ボストンポップス
ご愛敬でこんな編曲がある、一度はどこかで聴かれたのでは?
you tube:~やる気のないダースベイダーのテーマ~
SWも優れた音楽が格調高くしている。

宇宙と音楽の共通項として、探れば必ず"法則"が見つかるということです。この世界の物質の最小単位は粒子ではなく、ミクロの振動する弦だという理論があり、弦の振動が異なって様々な物質の素になっているとのこと。

SW、ヤマト、古くはサンダーバードでお馴染みのITC作品など、登場する艦船、ロケット、航空機、車両など、どれも立体模型にできる設計デザインなので、プラモも多く作られてきました、バンダイが多いかな、これも人気を呼ぶ要素でしょう。
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you tube:サンダーバード オリジナル・サウンド・トラックより

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プラモデル:地球防衛軍旗艦アンドロメダ(宇宙戦艦ヤマト)

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category: TV・DVD・映画

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ダイソン球ではなかった  

はくちょう座約1000光年にある、ダビー星(KIC 8462852)は謎の減光現象を起こしていて、「異星人がダイソン球のような建造物を作って恒星を取り囲み、それが減光させているのかも」 とかいう説まで飛び出した、それほど減光パターンの原因が説明し辛いものだった。
過去記事:
KIC 8462852(2016/4/15)
異星人建造物説とダイソン球の否定的考察(2016/4/22)
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ダイソン球想像図の一例
その後、米・ルイジアナ州立大学、米・ペンシルベニア州立大学の研究チームが世界に設置された望遠鏡のネットワーク「ラス・クンブレス天文台グローバル望遠鏡ネットワーク(LCOGT)」を用い、2016年3月~2017年12月の長期に渡って観測し、データを集めた、研究チームのJason Wright氏は「リアルタイムで減光を観測できれば、減光量が全ての波長(光の色)で同じかどうかがわかると考えた。減光量がどの波長でもほぼ同じであれば、減光の原因は何か不透明な物体、たとえば星の周囲を公転する円盤や惑星、別の恒星、または巨大構造物などであることが示唆される。」と説明した。
観測結果から、ダビー星は波長ごとに異なる減光をしていたので、塵による遮蔽の可能性が高まった。(*地球での夕日が赤くなるように、塵や気体など半透明のものが遮蔽すればその厚みで色の変化が生じる) 暗くなったとき、赤い色の傾向になる、とか報道されるとわかりやすいと思うが?少なくとも、惑星や異星人の巨大建造物?のような不透明な物体であることは否定されるようだ。
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タビーの星の想像図。むらのある塵の環や彗星が星を取り巻いている様子(資料:NASA/JPL-Caltech)

昨年12月にも、うお座RZ星(約550光年)に不規則な減光があることについて、研究結果が発表されている、この減光は惑星が破壊された残骸の塵やガスが取り巻いているのが原因で、RZ星に落ち込んでいたり、外側に飛ばされているところ、と見られている。
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you tube:‘Winking’ Star May Be Devouring Wrecked Planets
うお座RZ星の年齢は約3000万~5000万歳と推定され、まだ原始惑星同士の衝突が起こりうる時期だろうか、しかし先述のダビー星の惑星系は太陽系同様、成熟した安定期で、惑星同士の衝突は考えにくいというのが謎の一つだ。

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category: 宇宙・天体

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作者不詳:ヴィターリのシャコンヌ etc.  

「ヴィターリのシャコンヌ」というのが、vnの名曲としてあるが、これはバロック期のリンダーという、ドレスデンの音楽家による手稿譜が残るのみで、vn奏者のT.A.ヴィターリ(Tomaso Antonio Vitali、1663年-1745 伊)が作曲したという証拠はないらしい、
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Tomaso Antonio Vitali
明らかなのはバロック期の誰かが作ったということ。
リンダーの手稿譜を元に19世紀、メンデルスゾーンと同時期のvn奏者F.ダヴィットがvnとpfのために編曲している、さらにロマン派後期の頃、L.シャルリエという人が華やかな変奏を加えたものが今日よく演奏されるらしい。H.シェリングのシャルリエ版による演奏を聴くとリンダーの譜にはない挿入部分がかなりあり、pfパートも含め、ロマン趣味に感じる。
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you tube:Henryk Szeryng plays Vitali's Chaconne
音楽として楽しめれば否定するつもりはないが、
バロック期に戻ったリンダー版による演奏はバロックvnの先駆者、E.メルクスが最も初期に録音している、
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you tube:Vitali - Ciaccona, Chaconne ("Original" Version), part 1
vn:エドゥアルト・メルクス
org:E.ミュラー、lute:K.シャイト

確かに"混ぜ物感"はなくなるが、古楽奏法は模索の時期だった。
vi cac
リンダー版
参考:リンダー版による新録音でAttilio Motzo(バロックvn)の動画
v chaco
you tube:Tomaso Antonio Vitali - Ciaccona in sol min. per Violino e Basso
作曲が誰であれ、手を加えずとも魅力あるシャコンヌだ。

ほかにも有名作曲家の曲として、長く親しまれてきた曲に、実は他人の作曲だったというのがいろいろある、
バッハのメヌエット(BWV Anh 114)とされてきたこれは、
bwv anh114
C.ペッツォルト(Christian Petzold)というオルガン奏者の作だった。

「ハイドンのセレナード」でお馴染みだったSQの主題は
andante canta
ロマン・ホフシュテッター(Roman Hofstetter)という修道士でアマチュアの作だった。

また「おもちゃの交響曲」もハイドン作と伝わっていたが、これには早くから疑問にされていた、1951年、レオポルト・モーツァルトのカッサシオンに含まれる曲とわかり、"父モーツァルト作曲"が定着したが、1992年にオーストリアのシュタムス修道院で、当時の神父が写譜した「おもちゃの交響曲」が見つかり、同地の作曲家エトムント・アンゲラーが1770年頃に作曲したと記されていた、現在、原作者はアンゲラーが有力視されている。

このほか、バッハのvnと鍵盤のための組曲イ長調 BWV1025が、リュートのS.L.ヴァイスの曲だったという件は過去にも書いた。
桐山建志&大塚直哉:バッハ vnと鍵盤の為の作品集 vol.5

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category: その他・バロック

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昭和のTV時代劇  

なぜか、昭和シリーズを続けます;
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昭和のTV番組で、時代劇と刑事ドラマは各局競っていたと思います、
「銭形平次」「水戸黄門」「遠山の金さん」「大岡越前」「鬼平犯科帳」等々・・変わり種で「必殺シリーズ」もあった。
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水戸黄門:題字(TBS放送)
水戸黄門は主演俳優が高齢のため代替わりしていったが、銭形平次(初代:大川橋蔵、2代:北大路欣也)、大岡越前(加藤剛)と主演俳優のイメージで成り立っているものもあった。
毎回完結の娯楽時代劇に対し、重厚な連続劇にしたのが「大河」だった。セットやロケでコストがかかる時代劇が作れるのは今はNHKくらいか、

一方でNHKはBS時代劇というのを製作している、その1つで、2013年から東山紀之 主演の「大岡越前」が始まり、リクエストが多いせいか、今月12日から第4シリーズが始まる、
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大岡越前:題字(TBS放送時)
NHK-BSプレミアム:番組ホームページ
原作のC.A.Lの協力で、TBSで放送したときと題字やテーマ音楽なども同じで製作されている、前作までを見たところ、現代的なアレンジは少なく、当時の雰囲気を再現しているのが良い、
いわゆる捕り物があり、悪人を裁く"刑事裁判"もあれば、町人同士の争いを収める"民事裁判"もあり、「三方一両損」や「芝浜」「大工調べ」など落語を脚本にした話もあって面白い、
東山紀之といえば、この前まで必殺シリーズの"裏家業"で悪人を始末していたが、次は"お奉行様"で裁くという大転身が面白い、加藤剛とは個性が違うが、東山流越前を築いていて良いと思う。あの片岡千恵蔵が演じた親父どの(忠高)は津川雅彦、これも津川流がいい^^
ほか周りを固めるキャストもよい味だしている。
PS.小石川養生所の医師は榊原伊織だが、今回、留守中を代行する医師、結城新三郎を寺脇康文が演じる。

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category: 時事・雑記

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J.カイルベルト:モーツァルト 交響曲「リンツ」  

モーツァルトの「ハフナー」や「リンツ」も昔、たまたま手にしたカイルベルト指揮、バンベルク響が初聴き盤だった、
その時はハイドンの楷書的作風に対し、ハフナーは音が渦巻くような印象を受け、リンツも流麗だが木管がob属だけなので、少し地味に聴こえた、それくらいしか憶えていない;
そのLPを数十年ぶりに取り寄せ、再度聴いてみたしだい。
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ヨーゼフ・カイルベルト指揮、バンベルクSO
あらためて聴くと、
第一楽章、序奏から、やんわりとした表現は一切なく、適度にスタッカートを入れた歯切れ良さが心地よい、主部も速めで、弦の各パートが対等に出て、がっちりした構えに聴かせる。
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第二楽章は遅すぎず、trpやtimpも使われることから、結構ダイナミズムを効かせ、奥行きをつけた演奏に仕上げる、
メヌエットも当時の他の演奏に対し、歯切れ良いリズムで聴かせる。
終楽章は落ち着いたテンポで、vn2やvaも明確に押し出す、第一楽章と同様にがちっとした構え、終結のエネルギッシュな運びも引き締める。
ある意味、K.ベームより武骨かもしれないが、余分な脚色を廃した真摯な好演に思える。
これも残念ながらyou tubeにはない;

交響曲No.36ハ長調「リンツ」K.425について、
第一楽章に序奏を置き、主部の構築の仕方、また緩叙楽章でもtrp、timpの効果を用いるところ等々、ハイドンの影響を受けた作品とされる、ただし音楽の趣味はあくまでモーツァルトだ。
(弦楽四重奏や五重奏ではハイドン趣味の主題で書いた曲がある)
曲の成立についてはモーツァルトがリンツを訪れて、新作の交響曲を依頼され、わずか4日間で書きあげたというのがNo.36「リンツ」で天才ぶりを伝える話として有名だが、本当に原譜を4日で書いたとして、演奏可能だろうか?
リンツに到着したのが1783年の10月30日、演奏会が開かれたのが11月4日だそうで、日付が正しいなら到着翌日から数えて5日目である、現代からの見方だが、4日目に書き上がったとして、orch.のパート譜作りと演奏リハーサルをやる時間はあったのだろうか、原譜が書けた部分から写譜屋のパート譜作りにまわしたとしてもかなり厳しいのでは?
PS.写譜屋は人海戦術で間に合わせるらしい、
また「リンツ」は先述のようにハイドンの書法を取り入れた、モーツァルトにとっては新タイプの作品で、急場しのぎの内容には思えない、曲の構想は前々からなされ、頭の中に完成していて、書き出すだけだったとすれば、原譜の書き上げに4日というのはあり得るだろうが。

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category: W.A.モーツァルト

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今年の「大河」  

去年の「直虎」は一通り見た、柴咲コウの直虎には親しんだし、政次(高橋一生)の存在が強かった、終盤は井伊直政(菅田将暉)が準主役で活躍、市川海老蔵の信長がきまっていた、
亀之丞(藤本哉汰)鶴丸(小林 颯)が約1年の間にいい感じに成長、再出演がよかった、m
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直虎は信長と同年に死去するので歴史的見どころはこれから、というところで終わった。
これはかつての「新選組!」の土方歳三と同じように井伊直政主演の続編も見たくなる^^

さて、とりあえず録画しといた今年の大河「西郷どん」を見てみた、幕末・近代ものってあまり興味湧かないけど、
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ⓃⒽⓀ:番組ホームページ

まず、風間杜夫、松坂慶子、平田満の三人揃えばどうしても映画「蒲田行進曲」であり、忘れろといっても無理だ;

語りに西田敏行、出演者で鹿賀丈史って薩摩の過去大河「翔ぶが如く」じゃ、

渡辺謙は大河の最大ヒット「独眼竜政宗」だし、ゴーグルを付けた斉彬役は時代がすっ飛んだ登場、外国映画でも活躍するイメージそのまま^^

次回から大久保利通で登場する瑛太も大河「篤姫」で同じ薩摩藩士だったし、

過去作品を知っている人を引きつける"飛び道具キャスト"一杯;
何だか頭がグルグルして、初回が終わった^^;

あとも見るか、少し続きを見て判断したい;

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category: TV・DVD・映画

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昭和のお薬  

春の七草、
「せりなずな 御形はこべら 仏の座 すずなすずしろ これぞ七草」と和歌にになっています、
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昨晩は一年の息災を願って七草粥を食べました。

とは言っても普段、薬の世話にはなっています。
薬の話なんて、楽しくないかもしれませんが、一応、昭和シリーズです^^;
子供の頃、やれ風邪ひいた、お腹痛い、頭痛いとかで、いろいろ飲みましたが、効いたのか自然に治ったのかよくわかりません;
青魚を食べるとすぐ蕁麻疹で抗ヒスタミン剤を飲みました;うっかり古いものを食べちゃったとき、正露丸飲んどけばまず大丈夫でしたが^^
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歯痛に今治水はとりあえず助かりました、
やたらにがいのが陀羅尼助(百草)、黒い板状の塊を割ってよく飲まされました、こういうのや粉薬はオブラートが必要、
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ご飯を炊くとお釜の縁に薄いデンプンの膜ができますがオブラートはこれと同じで、昔はキャンディーやゼリー菓子もこれに包んでありました、薄ーいのに濡れてもすぐ破れず喉を通るのが優れものです。

近頃の病院の建物は豪華になり、病室や通路が広くなっていいですが、外観は昭和の病院の白い建物、質素な屋内っていうのが落ち着く気がします。それから昭和の注射器はガラス製でした、一番下は小学校で受けたツベルクリン接種用、
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(何故かコレクション^^;)

一方、現在の医薬品は進歩して、副作用が少なくよく効くのがあって助かります、鎮痛、解熱は何科でもロキソニンですね、高い熱もすぐ下がります。
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現在、自分の薬いろいろ(ジェネリックあり)
神経内科、泌尿器科で処方されたものです、たまに整形外科も;

追記:そういえば少なくとも5、6年、風邪だけはひいていません、マスクをつけ、人混みを避けてきたおかげか、一度だけ鼻の奥がヒリヒリしたので、すぐ鼻のほうへ水が行くうがいをして、ヴィックスドロップ(グリーン)を舐めて過ごしたら風邪には至らなかったようです。

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category: 昭和の記憶

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J.カイルベルト:ハイドン 交響曲No.101「時計」【再】  

自分がハイドンを聴き始めた頃、国内では音盤の数も少なく、やたらロマンティックな装いの演奏しかなかった、昔、"名盤ガイド"のたぐいの本に紹介されていた「時計」は、トーマス・ビーチャム指揮:ロイヤル・フィルハーモニーO、フリッツ・ライナー指揮:交響楽団あたりが筆頭に挙がっていた、今、両者ともtou tubeで聴けるが、
トーマス・ビーチャム(1879-1961)
hay s 101a
you tube:Haydn: Symphony No. 101 (The Clock), Beecham & RPO (1958)
フリッツ・ライナー(1988-1963)
hay s 101b
you tube:Haydn: Symphony No. 101 (The Clock), Reiner & HisSO (1963)
この時代なりに優れた演奏で、わるくはないが、物々しく脚色された序奏部、第二楽章、メヌエット・・自分にはどっちも同じに聴こえる、

しかし、録音は同じ頃と思われるが、次の世代でカラヤンと同年生まれのヨーゼフ・カイルベルト(1908-1968)の演奏はかなり違う、10年も世代が違えば芸術上の潮流、価値観も変わってくるようだ。
一昨日のK.リヒター、モーツァルトで挙げたLPのA面だが、これは初めて聴いたハイドン交響曲のLPでもあり、当時はよくわからずに聴いていた;
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ヨーゼフ・カイルベルト指揮、バンベルクSO
交響曲No.101ニ長調「時計」 TELEFUNKEN

第一楽章、序奏は引きずらず、さらりと清涼、主部は小刻みな両主題をキビキビと粒立て、聴かせどころを心得た演奏、
第二楽章、ファゴットが前に出て、振子のリズムを刻む、遅すぎないテンポでリズミカルに聴かせるのが良い、
メヌエットもスタッカート気味で歯切れ良く、聴き疲れしない、
終楽章は程よいテンポで構成をきちんと聴かせる。
全楽章、楷書的演奏で、ロマンティックな脚色がなく作品に対する真摯な姿勢を感じる。
この名演は残念ながらyou tubeにはなかった。
「時計」のベスト盤となると容易には選べないが、これはその1つに加わりそうだ。

次はカイルベルトのモーツァルト交響曲について書く予定、演奏姿勢は同じで好ましい。

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category: F.J.ハイドン

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昭和の電車Ⅱ  

私はかなり昔産まれのわりに、SLに乗った記憶が少ないです、近くのJR高山線は単線で今も架線がないので電車は走れず、ディーゼルカーです、昔はSLも走っていたので、あの警笛の音が凄くて怖がっていました。
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JR高山線 左:現在

普段の交通手段は電車で家のそばを走っている名鉄のローカル線でした。駅と駅の距離がやけに短いところがあり、数十年前に間引きして廃駅にするとの話も出ましたが、今もきっちりそのままです、昼間など乗り降りが一、二人の駅でも近年はオール自動改札になり全駅舎を建て替えています。
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現在の名鉄駅
昔は電車の車内もSLの客車と同じような木製でした、ローカル線の電車は旧型で、上り坂に入ると速度が落ち、電圧が下がるのか車内の電球も暗くなっていました;
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名古屋方面に行く本線に乗り換えると特急専用の新型車両は車内が金属張りで明るく、エアサスペンションが使われ、快速に走り、乗り心地も快適、これに乗るのが楽しみだった、
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まさに田舎から街へ行くってのを実感、今も同じ路線上を走ると、車窓からの景色に、自分の幼少の頃からある古い建物もちらほら見られ、そこだけ時間が止まっているようで、古い家屋の外壁にこんな看板があったりすると最高^^
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さすがに"ナショナル"はないかも;
鉄板に塗料を焼き付けたホーロー看板というやつで長持ちです、アース製薬、大塚グループなどよくありました^^現場写真がunagiさんのブログにあります。
鉄道の好きな人ってこういうのも好きなのでは?
こういう豪華な感じとはかけ離れていて、
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you tube:ヨハン・シュトラウス ポルカ「観光列車」(Neujahrskonzert 2001)
もっとノスタルジックなものです、
こういう気分に浸れるって・・歳食うのもわるくないかも^^;;

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category: 昭和の記憶

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K.リヒター:モーツァルト 交響曲 No.29  

大バッハの音楽が「絶対音楽」と呼ばれるように、楽器の特性だの、演奏技法だの力を借りずとも、作品そのものに絶対的価値が備わっている、そういう面も確かにあると思う。m

じつはこのLP、A面のJ.カイルベルト指揮、ハイドンの「時計」がお目当てだったが、カップリングされたK.リヒターのモーツァルト、交響曲No.29が非常に良いのに気付いたしだい。
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カール・リヒター指揮、ミュンヘン・バッハO
29番というと、軽く冗長な曲に聴こえてしまい、今までさほど注目しなかった曲だが、リヒターとミュンヘン・バッハOの演奏で、一際彫りの深い充実感で払拭されるようだ。
ロマンティックか、ピリオドか、を超えた「絶対演奏」というべきか、リヒターのバッハ演奏と同様、モーツァルトにも効いてくる。

交響曲No.29イ長調 K.201
第一楽章から、弦楽の全パートが対等で、通常不足がちなvaのパートもがっちり、ミュンヘン・バッハOの完璧に緻密なアンサンブルが印象強く、立体感豊かだ、展開部は短いものだが、再現部の反復の後にコーダが付く、コーダ部分で、hornが第一主題を吹いているのがこれほど明快に聴けたのは初めてである。
sc moz29 01
第二楽章もしっかり地に足のついた味わい、
メヌエット、編成は大きいが、キメ細かい響きが気品を醸し出す。
終楽章、結構快速だ、しかし"絶対演奏"といえる緻密なアンサンブルが見事な痛快さとなる、短いながら展開部も彫りが深い味わい、29番の演奏、数あれど、これは貴重な名演ではないだろうか、録音もきっちりバランスよく捉えていて好ましい。
同録音の動画
moz sym29
you tube:Mozart, Sinfonia No 29, K 201. Karl Richter
リヒターによるモーツァルト交響曲、もっと聴きたいところだが、残念ながら29番だけしかないようだ;

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category: W.A.モーツァルト

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体感:宇宙のスケール  

地球をどんどん離れ、視野が広大になっていき、宇宙のスケールを実感させる映像は、昔は科学館のような所で見られました、今はyou tubeでいくつか見られます。m
これらの元になった距離データは遠い天体では赤方偏移とハッブル定数によるものでしょう。
まず、国立天文台の(Mitaka 版)が面白い、
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you tube:宇宙の大きさを体感できる動画(Mitaka 版)
太陽系から離れるにつれ、お馴染みの恒星の名が次々出てくる、太陽系からかなり離れた視点でデネブ、サドル、ガーネット・スターという恒星が目に付きます、
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ガーネット・スター
「ガーネット・スター」は赤色超巨星で視等級4.04等(平均)と肉眼で見える赤い星だが、距離は約3500光年と遠く、絶対等級は-7.0等だそうで、もし地球に一番近い恒星:プロキシマ・ケンタウリと同じ距離(4.23光年)にあったら、-11.4等と、満月(-12.6等)に近く、眩い輝きになりそうです。
【絶対等級:その天体を地球から10パーセク(約32.616光年)の距離に置いた場合の明るさ、マイナスがついて数値が大きいほど明るくなる、因みに太陽の絶対等級は4.82等】
sitokyu.jpgsitoukyu.jpg

*さらに遠い距離、25000光年に「ピストル星」という現在知られている最も絶対等級が明るい超巨星(高光度青色変光星)がHSTにより見つかっている。
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ピストル星 左:HST撮影、右:想像図
ピストル星は太陽の約27倍質量で、表面温度は11800度、絶対等級が-12.3等で満月ほどの明るさ、さらに先ほどの4.23光年の距離に置いたら、-16.7等にもなる、たぶん夜を明るくするほど青く輝き、紫外線が強そうだ;

次の動画は小惑星のサイズから順に惑星、恒星、銀河へと・・
star.jpg
you tube:Star Size Comparison 2
太陽系外の天体(惑星、赤色矮星、褐色矮星 等)が途中に入っているのも興味深くできています、「ピストル星」も出てくるv

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category: 宇宙・天体

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お茶かけご飯  

雑煮もいいけど、ご飯のお茶漬けも食べたくなります、m
今の"お茶漬け"というと、塩鮭、タラコ、しぐれ煮など味の出る具をご飯にのせる、
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または永谷園のお茶漬けなどふりかけ、熱いお茶かお湯をかけて、茶碗の中で味付け済みで食べるのが普通かな、

自分の場合、それもいいですが、たまにご飯にはお茶だけかけて、塩鮭や梅干し、漬け物、椎茸昆布などいくつか具を小皿で並べて、
yaki-tarako-1-360-250.jpg73_1.jpg
tyaduke.jpg
具を一口ずつ食べながら、お茶かけご飯をサクサクかき込む、口の中で具の味と無味に近いお茶かけご飯の対比があり、混ざり合う、こんな食べ方好きなんです^^;
室町~江戸時代の"湯漬け"みたいかな。

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category: 時事・雑記

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DVD:「オデッセイ」  

正月は観たかったDVDでゆっくりと過ごしています。m
B級映画は本当に観るだけ時間のムダだが、スターウォーズのように完全な空想でも良く作られていれば面白い、
面白かったのが「オデッセイ」でした、原題の"MARTIAN"のほうがしっくりくるようです。
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2015年製作、20世紀フォックス
これはズバリ、NASA協力の製作で、有人火星探査ミッションが題材で現実味があり、監督は「エイリアン」でもお馴染みのリドリー・スコット、怪物は出てこないが、宇宙(地球以外の場所)そのものの怖さをよく描いている。

「アポロ13」はまさに現実だったが、有人火星探査となれば、救助は桁違いに困難になるのはわかる、地球と火星が接近(会合)するのはおよそ2年おき、いつでもよいわけじゃなく、機会を逃せばまた2年後になる、
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火星の嵐からクルーが脱出する際、死んだと思われて一人取り残された主人公の救助が来るまでの生き延びる術と、救出にあたる地球の人々の努力を科学的に描いている、砂に埋もれた「マーズ・パスファインダー」を掘り出し、再起動させて交信に利用したり、可能なあらゆる手段が駆使される、さすがにまだ「キュリオシティ」は出せないか^^
とは言え、最後の救出の場面はかなり危なっかしいアクロバットで、さすがアメリカ映画らしい;セリフの退屈させないところも^^
martian 03
登場する探査船には遠心力(重力)を得るリング状のユニットがあり、ここ以外の部分は回転しない、そうでないとこのソーラーパネルは安定発電できない?昔から宇宙ステーションのモデルとして描かれる回転構造だが、まだ現実には作られていない。

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category: TV・DVD・映画

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