フランスのプログレッシヴ・ロック・バンドPulsarが、1975年11月にジュネーヴのDiplodocus Clubで行なったライヴの映像。
曲は1st「Pollen」(1975)から「Puzzle / Omen」。オリジナルは女性のモノローグ(英語)入りの8分に渡る大曲ですが、モノローグだけテープで流しながらのリアル・ライヴだと思われます。
[members]
Victor Bosch(ドラムス)
Michel Masson(ベース)
Gilbert Gandil(ギター、ボーカル)
Roland Richard(フルート、キーボード)
フランスにはGenesis、King Crimsonの影響を受けたバンドが多い気がしますが、このPulsarはPink Floydのスペイシーなサウンドからの影響が伺える珍しいバンド。しかし物憂いフルートや冷たいキーボードの音が作り出す世界は、より内省的・幻想的なオリジナルの魅力に溢れています。
1stアルバムでベース&ボーカルを担当していたPhilippe Romanはすでに脱退し、次作「Strands of the Future」(1976)からアルバムにクレジットされるミッシェル・メイソンがベースを弾いているようです。
全アルバムに参加しているキーボード専任奏者のジャック・ローマン(Jacques Roman)がこのライヴには参加していないようですが、ローラン・リシャールがフルートとキーボードを兼任し、アルバムではシンセサイザーが奏でるメロディーをフルートで演奏したりと活躍しています。
幻想的でありながら“ファンタジック”にならないのは、ジルベール・ガンディルのダークで力強いなファズ・ギターや、ヴィクトール・ボッシュの多彩でタイトなドラミングによるものでしょう。異次元空間を漂うような雰囲気は特にこの1stが強く、そんなアルバムの音が見事に再現されていますね。
全アルバムに参加しているキーボード専任奏者のジャック・ローマン(Jacques Roman)がこのライヴには参加していないようですが、ローラン・リシャールがフルートとキーボードを兼任し、アルバムではシンセサイザーが奏でるメロディーをフルートで演奏したりと活躍しています。
幻想的でありながら“ファンタジック”にならないのは、ジルベール・ガンディルのダークで力強いなファズ・ギターや、ヴィクトール・ボッシュの多彩でタイトなドラミングによるものでしょう。異次元空間を漂うような雰囲気は特にこの1stが強く、そんなアルバムの音が見事に再現されていますね。
しかしまさかPulsarの映像が残っているとは思っていませんでしたので、見つけた時には正直震えました。非常に貴重な映像と言えるでしょう。
尚、バンド名の発音は当初英語読みで“パルサー”と表記されていましたが、後にフランス語読みの“ピュルサー”が一般的となりました。
尚、バンド名の発音は当初英語読みで“パルサー”と表記されていましたが、後にフランス語読みの“ピュルサー”が一般的となりました。
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