35 :修羅場な話 2015/10/23(金) 12:12:01 ID:tKH8BGl2.net
深刻な顔で愚痴を言いだすが最後まで聞いたら別に悩んでなかった―――という会話の多いAと友止めした。

「職場のお局さんが私にだけつらく当たるんだよね…」と悲壮感満々で話し出すんだけど、
最終的には男忄生陣全員が庇ってくれてお局ギャフン。
話がそれだけなら「良かったねー、お局ざまぁw」ってだけの話なのに、Aの場合、話し方がいちいちウザイ。
前半の「酷い目に遭ってる」な部分を延々と話す。
聞かされてるこちらが「ああしたら」「こうしたら」と親身にアドバイスするんだけどデモデモダッテを繰り返す。
こちらもいい加減疲れて、「うーん、もうこれ以上私から何も言えないわ」と投げると、
「あー大丈夫なんだよねー。実は男忄生陣が庇ってくれて今じゃお局大人しくなったからw」
と来る。
現在進行形の話かと思ったら実は過去形でしたーみたいな。

最初はイラッとしつつもたまたまそういう話し方になっただけなのかなと流していたけど、
たまたまではなく、なんというか、相談女の癖があるんだとだんだん思うようになった。
被害者として相談する事で周囲に構ってもらいたがるというか。
その癖、周囲に匙投げられると、前述のようにドヤ顔で種明かしをする。
万事が万事この調子というわけではないからこそ付き合えるけど、逆を言えば、
今度のはいつものアレか、それとも本当の相談かが、種明かしまで判明しないという不便さもあった。
Aはこの癖のせいで友達に縁切りされる事が多く、私も何度か切りかけたし、説教した事もあった。
説教されたAは「確かに自分にはそういうところがある」と反省し、一~二年はそういう話し方を改めてくれた。

しかし忄生根は変わらなかったんだろう。
その日、Aは久々に愚痴を言い出した。