2024年06月05日

プロローグ(栃木県戦場ヶ原車中泊X その1)

旅の日 2023.1.20(金)〜21(土)

通算62回目の車中泊旅行。



(目的地選定)


待望のスノーシーズンの到来だ。

雪山登山をしたく、登山仲間のKと雪山へ行こうと話しているが、1月は何かと忙しく予定を合わせるのも大変だったので、2月,3月に行く予定にしている。

そこで今月は自分の都合の付く日に単独で出掛けることにした。

行先はおなじみ且つ大好きな戦場ヶ原だ。

ここで新しく買った60ℓザックの雪中での使い心地を試したいと思った。

そして、いつもと全く同じコースではつまらないと思い、ネットでいろいろ調べていたら、秘境の地にある滝を発見した。

戦場ヶ原の奥深く、一般ルートではないバリエーションルートを通って辿り着くことが出来る「庵滝」だ。

通常の道は用意されていないが、冬は人気スポットとなるため、雪にトレースがしっかり付いているとの情報。

方向を示すピンクテープもあるようだ。

それならオレでも何とか行けそうだ。

だいたいは平坦なルートのようだが、往復4時間くらいのちゃんとした雪中ハイキングとなるようだ。

そこでおニューのザックを試そう。

中々楽しそうだ。


昨日はザックにいろいろと嵩張る物を入れて準備したが、さすがの60ℓ、全然余裕がありうれしくなった。

見た目はスリムでそんな大げさじゃないし、カッコいい。

これから荷物が多くなる冬山登山で使って行こうと思っている。

もちろん将来的には小屋泊やテント泊でも使うつもりだ。

それでは心落ち着くおなじみ戦場ヶ原にワクワク感もプラスした新年最初の車中泊旅行のスタートです!

posted by としまる at 20:22| Comment(0) | 栃木県戦場ヶ原車中泊X | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月08日

物価高と上がらない給料。微々たる上昇で満足してはいけない(栃木県戦場ヶ原車中泊X その2)

2023.1.20(金) 晴れ 8


1030 自宅をスタート。


良く晴れた気持ちのいい空の下、東北道を進む。



1200 東北道 佐野SA 快晴 11


昼食に立ち寄り。

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新しい感じの綺麗なサービスエリア。


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佐野こってりラーメン・餃子セット(1,530円)を注文。

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他のメニュー含め、全般高め。

物価高が続いている。

円安等で原材料が上がっているので、これが適正価格なのかも知れない。

問題はサラリーマンの給料が一向に上がらないことだ。

一部大企業では上がっているとの話も聞くが、微々たる上昇で満足してはいけない。

経営者も自己満足してはならない。

何と言っても、日本はバブル経済崩壊後、失われた30年間に渡り、実質賃金が目減りしているのだ。

その分を取り戻すくらいの上昇幅が無ければ本来満足などしてはいけないはずだ。

小さい目標で満足していたら世界から取り残される。


日本経済は永らくデフレ脱却を目標とし、物価が上がれば企業が儲かり、労働者の給料も上がると触れ込まれていたが、物価は上がっても一向に給料は上がらない。

「これ、こんなに安く買えんのー!」という驚きがあったデフレ時代が懐かしい。

庶民はデフレ時代の方が幸せだったんじゃないだろうか。

企業が収益を貯め込んでばかりで、給料を上げないんだったら、国が法人税を上げて、増収分をサラリーマンに配るとか、そのくらいやらないといけないレベルまで日本は落ちているという自覚が国に無いとダメなところまで来ていると思う。

そろそろ日本も大企業・大組織優遇じゃなく、個人一人一人の豊かさにフォーカスして行かなければ先は無い。

少子化進んじゃうしね。


今日の朝のニュースでやってたけど、フランスで年金の受給を2年遅らせる案を政府が出したら、大暴動発生ですよ。

インタビューされたフランス人が「2年も多く働くようになる政策なんて暴動起きて当然だ」と言ってましたよ。


おっと、食事の話でした。

ラーメンも餃子もちょっとづつ違ってて、ちょっとづつうまいけど、食べ終わって大満足という感じではありませんでした。

そんな感じ。

ラベル:食事 道の駅
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2024年06月11日

明知平ロープウェイでちょっと一服(栃木県戦場ヶ原車中泊X その3)

1345 清滝IC降り、近くのコンビニ 快晴 9


見える山々にほとんど雪は無く、気温も高い。

とても寒く、雪の多い地域なのだが。

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IC降りたところのコンビニが最後で、この先お店は無いのでいろいろ忘れないように調達。

VOXYのウインドーを下げて一服すれば心地いい風が入って来る。

春みたい。

1月だけど。

風は季節外れに心地いいけど、枯れ枝ばかりの茶色い春なんてねー。

ここは一つ白い雪で覆われた冬の情緒が欲しいところ。



1445 明知平ロープウェイ 快晴 3


運行中のようだったが、空いていて駐車しやすかったので立ち寄ってみた。

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男体山
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いろは坂を上り、気温は3℃まで一気に下がって来たが、冬山の服装で来ているので特に寒くは無い。

この辺から華厳の滝が見えるという映像を観たことがある気がするのだが、この駐車場からは見えなかった。

特段いい景観も無く、駐車場に駐まっていたカッコいいサニートラックを撮影。

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若い頃はこの年代の車は一目でカローラとかシルビアとかセドリック、グロリア、マークU、チェイサー、ローレルとか分かったもんだけど、段々見掛けなくなって忘れてきちゃいましたね。

カウンタックLP400とかフェラーリー512BBとかロールスロイス シルバーシャドーとか、F14トムキャットとかF15イーグル、戦艦大和・長門、空母赤城とか、世界各国の国旗、花の名前、虫の名前、星座とか。

子供の頃の記憶力というのはもの凄いですね。

何でも飽きずにスラスラ覚えちゃってましたもんね。

数式とか英単語とか歴史の年表とか味気ないものを覚え始めて、記憶するのが億劫になってきちゃうんじゃないでしょうかねー。


ここからの景色は大したことなかったけど、きっとロープウェイからの景色はいいんでしょう。

posted by としまる at 22:19| Comment(0) | 栃木県戦場ヶ原車中泊X | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月14日

真冬の戦場ヶ原(栃木県戦場ヶ原車中泊X その4)

1530 戦場ヶ原三本松駐車場 快晴 3


途中、赤沼茶屋辺りから見た戦場ヶ原の湿原には雪が少なかった。

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ハイキー仕上げ
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路面もずっとドライなままだった。

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戦場ヶ原には何度か冬に来ているが、一番雪が少ない感じだ。


三本松駐車場は雪掻きされた雪が端々に集められていた。

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雪は降るのは降ったけど、ここのところの晴天続きで湿原の雪は融けてしまったのだろうか?

明日のハイクはちょっと暑くなるかも知れない。

雪が少ないのは残念だ。


三本松駐車場のすぐ近くにある戦場ヶ原展望所に行ってみた。

冷たい冷気の中、ゆっくりゆっくり歩く。

行動をゆっくりにすると気持ちも落ち着いて来る。

ゆっくり歩くのが気持ちいい。

地面の雪は半分凍り付いている。

展望所から眺める戦場ヶ原は雪原の白と青空が綺麗だ。

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以前冬に来た時は遠く白樺林が地吹雪で霞むほどで、とても近付けそうも無かったが、今日は風も無く、穏やかだ。


駐車場に戻り、自販機で温かいカプチーノを買ってVOXYで一服。

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ウインドーは開け、冷たい風を入れながらくつろぐ。


時間があるので、ミニ三脚を使って自撮り。

お気に入りの雪山ファッションを全身入れて撮影。

大体いつもiPhoneを手持ちでの自撮りなので、全身を入れて撮るのは自分の記録として貴重。

どうせならカッコよく撮りたいが被写体に問題があるため?、いいのが撮れるまで時間が掛かり、いい暇つぶしとなった(苦笑💧


こちらはお気に入り車中泊&登山グッズ
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左から 左奥 トイレ代わりの尿瓶:左手前 登山靴:車中泊用エアーマット:シュラフ:60ℓザック


その後夕陽を一枚撮り、17時ビールで一杯始める。

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寒々しい景色を眺めながら快適な車内で一杯やるのは格別だ。


18時半、外に出るとすでに星が凄い。

陽は完全に落ち、外灯も無いけどボヤーッと明るい。

星明りなんですかね?

駐車場は誰も居なくなってオレだけだったが、今、離れたところに1台やって来た。

先月の九十九里での車中泊では、夜はカラオケに行って酔っぱらって、車では寝るだけだったので、車内でゆっくりするのは2ヶ月ぶり。

いいですねー、車中泊。

車内は手の届くところに何でもあって、動く必要も無く、快適。

posted by としまる at 21:18| Comment(0) | 栃木県戦場ヶ原車中泊X | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月17日

粉雪舞う車中泊の夜(栃木県戦場ヶ原車中泊X その5)

7時のNHKニュースを観ながら夕食。

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19時半、借りて来たDVD映画視聴。

タイトルは「ザ・センチネル 陰謀の星条旗」。

2006年公開のアメリカ映画。

マイケル・ダグラスと “24” のキーファー・サザーランドが主演。

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大統領警護のシークレットサービスが舞台のサスペンスドラマ。

黒服のSS達がカッコいい。

スジも楽しめます。


20時半、ふと外を見ると一面雲が掛かり、粉雪が降っていた。

車内からフラッシュ撮影。

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時折ゴォーという強い風が吹く。

VOXYが揺れる。


食後にイチゴの酎ハイを開けた。

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うまい。

栓を開けた途端、イチゴの香りが鼻孔をくすぐる。


22時頃、映画も見終わり、ネットニュースを見ながら寝る準備。

まだ早いし寝れるかなー。

2台車がやって来て、薄く雪が積もった駐車場でドリフトを始めたが、すぐに出て行った。


23時、シュラフイン。

寝巻はスウェットの上下。

ホッカイロは無し。

外気2℃でそんなに寒くない。


中々寝付けなかったが、ベッドでウダウダする感じでは無く、横になっているのが気持ちいいという感じ。

いつの間にか寝たのだろう。

ふと目が覚め、時間を見ると3時半。

寒かったのでエンジンを掛けてヒーターを入れ、靴下も履いた。

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フロントウインドーには雪が積もっていた。

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風が猛烈に強い。

誰かに押されているようにVOXYが揺れる。

一服しようとしたがサイドウインドーが凍り付いて開かなかった。

寒い中外に出て、マフラー周りに雪が積もっていないか確認。

大丈夫だった。

外気-8℃。

またシュラフに入って寝ようとしたが、まあうつらうつらくらいで6時のアラームが鳴ってしまった。

もう明るくなっていた。

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2024年06月20日

秘境ハイキングの朝(栃木県戦場ヶ原車中泊X その6)

2023.1.21(土) 晴れ  -8℃


6時半、起き出して身支度。

車が数台駐まっていて、もう出掛けて行くハイカーがいた。

車内のペットボトルのお茶は氷が浮かび、飲むとコロコロ音がする。

朝飯用のおにぎりも冷たく固くなっていたので、ヒーターの吹き出し口にくっつけて温めた。

風はまだ強く、積もった雪が舞い上がっている。

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トイレを済まし、自販機で温かいカプチーノコーヒーとお茶を買おうとするが、寒さで認識系が狂っているのか、コインを入れてもそのまま出て来てしまう。

数回目でやっと投入出来た。

お釣りの10円玉と50円玉は凍り付いていて、手に張り付いてしまった。

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-8℃の外気の中で登山靴を履き、ゲイターを付ける。

寒いのとゲイターの付け方を忘れてしまっていて、ちょっと手間取る。

その後iPhoneの充電待ち。

失敗だった。

昨晩100%にしておくべきだった。

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庵滝までの行き方を細かく教えてくれるブログがあったので、電波が無い時の為に、各ページをスクショしておいた。

おニューの60ℓザックにドリンク類を収納し、毛糸の帽子を被る。

服装はフリースにモンベルのULサーマラップジャケット、その上にゴアテックスジャケット。

厚手のノーマルサーマラップジャケットはスタッフバッグに入れて小さくし、ザックに入れた。

ちょっと腰が痛いが、動き出せば案外感じなくなると思う。経験上。その程度。

iPhoneの充電は89%。

待ちきれなくなり、9時スタート。

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ラベル:登山
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2024年06月23日

奥日光の秘境庵滝<nイキングスタート(栃木県戦場ヶ原車中泊X その7)

気温-8℃だが、雪山登山の装備を身に付け、寒くは無い。

昨日、夕方到着した時は見た目雪は少なく、気温は2℃もあり、全然冬の戦場ヶ原らしくないなーと思ってがっかりしたが、昨晩降った雪と猛烈な強風により、一気に気温は下がり、らしくなってくれた。

そして今朝の快晴の空。

最高じゃん!

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9時3分。

青空の下、歩き出す。

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風も無く快適だ。

日光が当たると温かい。


昨日完全ドライだった道路には薄っすらと雪が被っていた。

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遠くの峰は白く煙っている箇所があった。

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あれは雪が降っているのだろうか?


巨大な男体山を横に見ながら進む。

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赤沼茶屋まで1qほどの直線道路は案外交通量が多く、皆かっ飛ばしているので、車が来ると端っこに避難。

端っこは凍り付いているので滑らないように注意。

まだチェーンスパイクは付けていない。


926分、赤沼茶屋に着いた。

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トイレで用を足し、戦場ヶ原の散策路に入る。

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この先トイレは無い。

トイレ脇のベンチには合計10名ほどのハイカーが居た。

この先、混まなければいいのだが。

自然を感じながら歩きたい。

基本誰にも会わない山が好きだ。

人が居て良かったな、と思うのはこの道でいいのかな? とちょっと不安になった時と、夕方遅くなってしまった時。

そんな時は、人に会ってホッとする。


雪の戦場ヶ原は2回ほど来ているし、雪の無いシーズンにも来ているので、しばらくは慣れた道だ。

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ただ今回は途中でいつもとは違う方向に進むので、分岐には注意する。

分岐に来るとスクショしておいたブログをチェックする。

分かりやすい写真と記事で助かる。


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小田代ヶ原方面へ進む。

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雪道は踏み固められ、歩きやすい。

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カメラは今回もポケットサイズのSONY RX-100 Mark7を持ってきた。

もうね、このサイズに慣れちゃうと、一眼をぶら下げて登山というのが億劫になっちゃうね。

このカメラは描写も焦点距離も十分だしね。

ただ氷点下での作動状態とバッテリーの保ちは未知数だ。

また雪が激しいと防滴仕様ではないので、故障の恐れが出てしまう。


小田代ヶ原に近付くとハイカーが増えて来た。

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小田代ヶ原はスノーシューハイキングで有名なところだ。

そちらに行ってくれればいいのだが。

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庵滝は小田代ヶ原を過ぎて、さらに山深いところにある。

ラベル:登山
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2024年06月26日

バリエーションルートを進む ・庵滝ハイキング(栃木県戦場ヶ原車中泊X その8)

10時、小田代ヶ原到着。

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戦場ヶ原より見晴らしは効かず、狭い感じがした。

木道で周遊出来るようだ。


庵滝へは一旦道路に出て、先を進む。

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右側は小田代ヶ原
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左は林
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10分ほど進むと冬季閉鎖中のトイレと東屋があった。

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ちょうどいいので東屋でチェーンスパイクを装着。

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新しく購入したノードカム60ℓザック
前面のジッパーを大きく開けて、チェーンスパイクを取り出す。
使い心地は上々だ。
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先行していた大人数のパーティーはここから小田代ヶ原へ入るようだ。

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小田代ヶ原を過ぎ、弓張峠を目指す。

黄色矢印の弓張峠から赤矢印方向の庵滝を目指す。
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弓張峠までは道路を進む。
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雪が少なくチェーンスパイクを履くのは早過ぎた。
左にカーブしたところが弓張峠。
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弓張峠の左カーブ右側にピンクテープがあった。
ここから中に入って行く。ここでスパイクを履いた方が良かった。
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キツイカーブを描く弓張峠の途中から山の中へ入って行く。

ここからは登山ルートが整備されていないバリエーションルートとなる。

ただ情報通り、先行者のトレースがしっかり付いており、分かりやすいし歩きやすい。

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ピンクテープが巻かれた杭と鹿被害を防ぐ木に巻かれた網が目印だ。

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ここから山に入って行く。

まあ山といってもアップダウンは少なく、森の中という感じだった。

ここからは歩きやすいとは言ってもここまでよりも雪は深く、踏み跡があっても、けっこう足が沈む箇所がある。

しばらく行ってからトレッキングポールを出したが失敗。

雪用のアタッチメントを付け忘れていた。

雪に刺すとズブズブと深く刺さってしまう。

マズったが、雪は締まっているところが多かったので、まあ何とかなった。

軽く刺してバランスを取ることは可能だった。

良かった。

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1115分、前方に「まんが日本昔話」に出てくるようなもっこりとした山が二つ見えた。

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これは参考にしたブログにされていた表現でその通りの山容。

そしてこれが目印。

これが見えれば間違っていない。

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ルート脇には半分凍り付いた小川が流れていた。

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晴れた中、一枚脱ごうかというくらい暑くなってくる。

ザックに仕舞うのも面倒なので上着のファスナーを開けて風を入れながら歩く。

急傾斜はほとんどないので、呼吸は楽。

美しい雪の森を進む。

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いい気分だ。

ただ、登山道が整備されていない森の中だ。

トレースが無かったら、すぐに方向感覚を失いそうだ。

雪の無い時期に来るとしたら、GPSが必須だろうね。


登山道の整備されていないバリエーションルート。先行者のトレースが頼りだ。
トレースが2方向に分かれていて、選んだ方では小高い丘を登らされてまた合流とかが2回ほどあった。
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ラベル:登山
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2024年06月29日

ブルーアイスの氷瀑 ・庵滝到着(栃木県戦場ヶ原車中泊X その9)

空腹を感じて来たちょうどお昼ごろ、凍り付いた滝が見えた。

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到着だ。

かなりでかい。

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どん突きの崖の上から滝が凍り付いている。

大した事無いんじゃないか、くらいに思っていたのだけど、けっこう大したことあった。

感動。


滝付近は立て込んでいたので、まずは昼飯を取ることにした。

休憩している人、滝下で写真を撮る人等20名ほどのハイカーが居た。

遅い出発が幸いして、道中はほとんど人に出会わなかったのは良かった。

コースタイム片道2時間ほどだったので大したものは用意してなく、カレーパン一つと玉子パン一つ。

戻ってから茶屋で温かい蕎麦でも食べようと思っている。

オレは三本松駐車場からの出発で、写真を撮りながらゆっくり来たので3時間掛かっており、けっこうしっかりしたハイクとなった。


滝が見えるところが空いていたので眺めながら食事。

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滝周辺はなだらかな斜面になっていて、平らなところもあり、ゆっくり休憩出来る。

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滝を眺めながら食事
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気温は2℃あった。

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12時なので本日の最高気温くらいでしょうか。


軽い食事を済ませ、滝下が空いて来たので行ってみることに。

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いやぁー、中々の景観です。

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速い速度で流れ落ちている水がどういう風に凍って行くんでしょうねー?

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氷の芸術、自然が造ったアートですね。

凍り付いた滝は青味掛かっている。

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不純物が少ないとこうなるらしい。

綺麗なブルーアイスです。

来た甲斐がありました。

途中の森の中も楽しかったしね。

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滝の右の大きいところは暖冬で凍ってなく、滝が流れ落ちていた。

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晴れ続きで崩れ落ちたって感じでしょうか。

でも返って一部動きと音があって、これはこれで滝らしく感じます。


ここは滝の裏側に入ることも出来る。

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歴史を感じる無骨な岩石と今年造られた滑らかなブルーアイスとの対比が鮮やかです。

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地図にも出てないバリエーションルート。

最初に見付けた人はどんな感じだったんですかねー。

夏だったんでしょうか?

凍り付いた冬でしょうか?

登山家でしょうか?

川沿いだし釣り人のような気もしますが。


さてと、写真も撮ったし、動画も撮ったし、自撮りもしたし、堪能したので帰りましょう。
ラベル:登山
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2024年07月02日

帰路(栃木県戦場ヶ原車中泊X その10)

団体さんはもう帰っていたので、遠足みたいにはならずに済んだ。

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往きと同じルートで距離感も分かっているので、写真を撮りながらゆっくり歩く。

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風になびく儚げなピンクテープ。
これと、先行者の足跡が頼り。
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新しく買った防水グローブ
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親指と人差し指を出すことが出来る。
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1515分、赤沼茶屋到着。

トイレを済ませ、三本松駐車場を目指し道路沿いを歩く。

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往きより長く感じる。

まだチェーンスパイクを付けているので歩きやすい。


15時半、三本松駐車場着。

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茶屋で蕎麦でも食べようかと思っていたけど、あまりお腹も空いていなかったので、まっすぐVOXYへ。

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まあ、病気と言えば病気なんだろうけど、まず一服したかった。

登山へはタバコを持っていかないので、下山中はけっこうタバコが吸いたくなってくる。

もしへばっても遭難してもタバコを吸いたい一心で頑張れそうなくらいだ。


VOXYで一服し、装備を外していく。

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雪山の後は登山靴もゲイターもポールも綺麗なので、帰ってからの後片付けも楽だ。

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気温は-5℃。

寒さはそんなに感じなかったが温かい缶コーヒーでもう一服。

登山後のこの充足感も堪らない。

あとはのんびりドライブして帰るだけだ。

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1930 帰宅 晴れ 2

ラベル:登山
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2024年07月05日

栃木県戦場ヶ原車中泊X まとめ

(掛かった費用)


高速代(他、有料道路)              6,730円。

ガソリン代                 約4,700円。

観光費(カラオケ代)                 0円。

飲食費                     約 5,200円。

風呂代                       0円。

おみやげ代                     0円。

合計                   だいだい16,630円。




(走行距離)


1日目        180q。

2日目        174q。

総走行距離     354q。



(まとめ)


大好きな車中泊地戦場ヶ原へ行って来た。

夏は猛暑とは無縁の世界で涼しく快適に眠ることが出来る。

冬は一面の雪景色。

人も少なく、温暖化以前の冬らしい自然を感じることが出来る。

今回はその戦場ヶ原から雪の森の奥深くにある滝まで行って来た。

登山道は設定されていないので、バリエーションルートで先行者のトレースを頼りに行って来た。

行く前の準備段階では不安もあった。

途中で吹雪いてきたらどうしよう?

トレースが途中で消えていたらどうする?

初めてソロ雪山登山をした時のような感覚が戻って来た。

驕り高ぶり、実力以上の自信過剰になるのを抑えるためにも、たまには不安を感じるくらいの冒険に出るものいいかも知れない。

そして、その冒険を無事に成功させることが出来たなら、それは自分なりに一歩成長したことになる。


不安を解消するために、準備はいつも以上に入念にした。

先駆者の詳しいブログがとても参考になった。

到着時の戦場ヶ原は雪が少なく拍子抜けだったが、夜半から雪が降り、冬感をマシマシにしてくれた。

そして山行当日は快晴と絶好の気象条件となった。

小田代ヶ原を過ぎ、バリエーションルートに入ってからは人は少なく、見渡す限り一人だけという時間が多かった。

一般道には無い大自然を感じることが出来た。

冬の森も美しい。


今回持ち込んだSONY RX-1007はコンパクトで邪魔にならず、登山にも向いている。

朝の‐8℃から昼の2℃くらいの気温の中で使用したが、作動に問題は無く、バッテリーの減り方も気になることは無かった。

最高の画質とは言えないかも知れないが、このコンパクトさを考えると登山での出番は増えそうだ。


新しく購入したノードカムの60ℓザックも快適だった。

容量に余裕があるというのは素晴らしい。

前面がジッパーで大きく開くので、荷物の出し入れが非常に楽だ。

またカッコよさ性能がすこぶる高い。

カッコいい装備は士気を上げてくれる。

重要な要素だ。

荷物の多くなる雪山やテント泊時に活躍してくれそうだ。


雪の森奥深くを歩き、3時間後に到着した庵滝は思っていたより大きく、壮観だった。

美しい天然のブルーアイスを間近で楽しめた。

とにかくすぐそばまで行くことが出来、恋人繋ぎが出来るくらいの距離まで近付けるのだ。

相手はとっても冷たいけれど(笑。

美しい滝でした。

来るまでの雪の森散策も楽しめるし、辿り着いた滝も期待を裏切ることはないでしょう。

アップダウンも少ないので、初雪山チャレンジの方を誘うにもいいスポットかも知れない。

情報通りトレースはしっかりしていて、要所にはピンクテープもありました。

スタート前は不安もありましたが、雪山経験者でしたら問題無く楽しんでこれるスポットと思います。


人生に時々小さな冒険を

雪の平原.jpg

「栃木県戦場ヶ原車中泊X」の旅 おわり。
ラベル:登山
posted by としまる at 21:22| Comment(0) | 栃木県戦場ヶ原車中泊X | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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