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「妊活に漢方薬は有効ですか?」 そう問われたら、 「妊娠を望む女性の半数以上に漢方薬は有効です」 と私は答えます。 そもそも私が漢方薬に関心を持ったのは、 医学生の時代に遡ります。 特別講義で漢方を専門とする医師のお話があり、 それにとても興味を持ったのです。 西洋医学の薬というのは、 レセプターに対するターゲットセラピー という形を取るのがほとんどです。 例えば胃潰瘍であれば、 胃酸分泌の亢進が原因となることが 多いわけですが、 それに対してH2レセプターという 胃酸を分泌するターゲットに対して、 それをブロックする薬を用いてきました。 ミサイル攻撃のようなもので
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)もしばしば見かける病気です。 卵巣のなかで卵子は成熟するのに、卵巣の外側の膜がかたくて排卵できない、排卵障害の代表的な病気のひとつです。 この病気をわかりやすく説明しましょう。 金魚鉢をイメージしてください。 金魚鉢が卵巣で、金魚の口からでた泡が卵胞です。 アワは水面に向かって上昇するとともに大きくなり、水面に達するとはじけて消えます。 それが多嚢胞性卵巣症候群では、アワがでても、水面に油の膜(じっさいには卵巣の表面の膜がかたい)があって、外に飛び出すことができないのです。 このため、多嚢胞性卵巣症候群の患者さんに超音波検査を行うと、卵巣のなか
痛み止め(NSAIDs)には排卵を抑制する作用がある - 人間の身体は、痛みや炎症が起こると、痛み物質であるプロスタグランジンが産生されます。プロスタグランジンの合成を阻害することによって、鎮痛作用、抗炎症作用、解熱作用をもたらすのが、鎮痛剤の非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)ですが、排卵も抑制します。
ごきげんよう。 むつ丸です。 妊娠するまでの話。 前回は、不妊治療始める前の生理不順だったりピルを飲んでいたよという話をさせていただきましたが、今回は不妊治療期間を中心にお話させていただきます。 不妊治療と言っても、パッと思い浮かぶような「体外受精」や「人工授精」などは行っておりません。 私が行ったのは「服薬治療」と「タイミング療法」のふたつですので、あしからず。 ピルを止めたら再び生理不順に 基礎体温をつけ始める 診断は排卵障害 クロミッドとセキソビット 漢方も飲みました ピルを止めたら再び生理不順に 結婚をして1年が過ぎた頃から、子どものことを考え始めました。 なのでピルを飲むのを止めるこ…