昨年より1週間半程度、遅い。

 

そう、ミヤギノハギが満開になる時期の事である。

 

日中の暑さは残るが「ミヤギノハギ」満開〜2023。
 

今年は特に秋に咲く花が大打撃である。

 

ヒガンバナが遅い、金木犀も遅い。
そして、セージや萩も遅いね。酷暑って、本当に良くないよね。

 

ところで萩(ハギ)は草冠に秋と書く。
つまり由緒正しき秋の花である。

宮城野萩 ミヤギノハギ 万葉集 源氏物語 松尾芭蕉

 

そして古来、宮城野の萩が名高いのである。

源氏物語の桐壷には

「宮城野の露吹きむすぶ風の音に小萩がもとを思いこそやれ」

 

かの万葉集には「萩」を題材にした歌が非常に沢山収録されている。

そして松尾芭蕉。

「一家に遊女も寝たり萩の月」

宮城野萩 ミヤギノハギ 万葉集 源氏物語 松尾芭蕉

 

枚挙に暇がないほど萩は取り上げられることが多い。

 

 

 

 

けだしハギは物凄く沢山の種があり、ウチの宮城野萩は
宮城野に自生していたいにしえの萩とは別種の可能性が高いそうだ。

 

 

 

 

最近の研究では北陸のケハギの園芸種という説がもっぱらである。
 

 

 

 

でも、どれも似ているのでそれはそれ、これはこれで。

実際、山野に咲いていたら判断がつかない程である。

 

 

 

 

いずれにしましても「秋の七草」

とにもかくにも万葉の花である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり。

 

 

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