JR2VKBのアマチュア無線日記

JR2VKBの各アワード対象地の移動運用紹介や、各種アンテナの自作方法                          発電機等のメンテナンス等を紹介するブログです。

タグ:自作

「MMANA」でのシュミレーション結果を元に早速改良作業に取り掛かりました。
材料は前回製作しました物と一部アルミ管の残材を使いました。
前回製作した物より軽量化を図ろうと思い、VP管(水道管)をVP20からVP16に替え、
アルミパイプはそれぞれ、16Ф 13Ф 10Ф と前回より細いパイプに変更し、ベース部は前回使用した物のUボルトの穴の位置を120度になるよう穴を追加しました。

エレメントの長さを調整してSWR値が50.310付近で1.5以下になった片側エレメントの寸法が下図のようになりました。
50siz
灰色部はVP16塩ビ管
Aの寸法は10mm(パイプ端から給電部の4mmボルトまでの寸法)
Bの寸法は20mm(パイプ端から塩ビ管までの寸法)
アルミパイプは左から 16Ф×475mm 13Ф×100mm(16Фとの被り分+100mm)
10Ф×825mm(13Фとの被り部+100mm)

ベース部の画像です。

b1


10ФのエレメントでSWR調整を行います。(位置が決まれば蝶ナットで固定します)

b3

完成しました「50MHz V型ダイポール」天頂角120度タイプ

ant

前回作成しました「50MHz V型ダイポール」天頂角90度タイプ

58b87f05

(その3)では測定結果について後日投稿します。


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5月も中旬に入り7MHzのコンディションは低下傾向になりましたが、これからはハイバンドのシーズンを迎えます。
自宅のダイポールアンテナも7MHzモノバンドから、自作のトラップコイルアンテナで、
7、10、18のFT8で賑やかな3BANDタイプに張り替えました。
50MHz帯は2022年7月に自作しました「50MHz V型ダイポール」の改良を行いました。
前回は天頂角を90度としましたが、今回は天頂角を120度に変更してみました。

変更前にシュミレーションソフト「MMANA」でエレメント長等を計算してみました。

①アンテナ定義です。

a1

②計算結果です。

a2

エレメント長を微調整の結果、50.310MHz付近でR(Ω)が57.281でjX(Ω)は0.077となり
SWR値は1.15となりました。

a5

③電流分布図です。

a3

④パターン図です。

a4


前回製作しました天頂角90度のシュミレーション結果です。

天頂角90度の場合は、設定周波数 50.200MHz 片側エレメント長 1,425mm
SWR値 1.05 Gain 6.21dBでした。
今回はFT8の周波数に近い設定周波数 50.310MHzで、片側エレメント長 1,405mm
SWR値  1.15 Gain 7.64dBでした。

この結果を元に改良作業に取り掛かりました。


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【短縮コイルの同調点チェック】

短縮コイルの製作」が終わりましたので、次に同調点のチェックをします。

取り敢えずカーボンロッドに仮設して、自宅近くの空き地で測定を行いました。

ba2

ba3

ba1

アンテナシュミレーションでは7.050MHzで8.77回と試算されましたので、黒色のワニ口クリップ(画像の赤丸)で、最初は8回巻の所で測定してみました。

ba4

7.000MHzよりも低い所でに同調点がありますので、2回程巻き数が少ない方に位置を替えますと2回目にFT8の周波数であります7.041MHzに同調しました。

b5

b6

最終は7回と3/8の所に同調点がありました。
早速パソコンに測定DATAを取り込みました。

①7.000MHz |Z|=42.7Ω SWR1.19
7000

②7.020MHz |Z|=44.9Ω SWR1.12
7020

③7.040MHz |Z|=46.5Ω SWR1.07
7040

④7.052MHz |Z|=47.7Ω SWR1.05
7052

④7.060MHz |Z|=48.3Ω SWR1.05
7060

⑤7.080MHz |Z|=49.8Ω SWR1.07
7080

⑥7.100MHz |Z|=51.2Ω SWR1.13
7100

⑦7.120MHz |Z|=52.8Ω SWR1.18
7120

測定の結果他の釣竿アンテナより帯域幅が広いのでSSBモードでも問題なく使用できそうです。
カーボンロッドは最上部と最下部の太さが異なり、テーパーが付いていますので、良い結果が出たように思います。

ベースローディング式は、センターローディング式と違い、いちいちアンテナを降ろしてワニ口クリップの位置を変える必要が無く、架設の状態で出来ますし、簡単でしかも早く調整作業が出来ますので、釣竿アンテナを検討されています局には、是非カーボンロッド式のアンテナをお勧めします。


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アンテナシュミレーションソフト「MMANA」で試算した結果を元に「短縮コイル」の製作に取り掛かりました。

<材料>
  ・直径1.2mmの裸銅線
  ・クリアフォルダー
  ・自在ブッシュ
  ※全て以前短縮コイルを製作した際の残材です。

<製作手順>

①クリアフォルダーに自在ブッシュを両面テープで貼り付けます。

b11

自竿ブッシュを貼る位置は、クリアフォルダーの上端から1cm空けて8等分にし、赤丸印が
巻き始めの位置になります。
その左側2本は巻き始めの自在ブッシュより1目下げて貼ります。
(1巻き目と2巻き目の段差が付かないようになります)
右端の矢印は他の自在ブッシュ間の空きスペース寸法より狭くしておきます。
(瓶に巻付けた時にセロハンテープで仮止めしますので、狭くしておきますとテープが貼り易い)

②クリアフォルダーを巻き付ける空き瓶です。

c1

直径が75mm有ります。
c2

③この空き瓶にクリアフォルダーを巻き付ける際に、空き瓶とクリアフォルダーの間に厚紙
 を入れておきます。

b2

④裸銅線の巻き始めをセロテープで仮止めして、自在ブッシュの目に沿って矢印の方向に入れていきます。

b3

シュミレーションではコイルの直径が8.2cmの場合、巻き数は8.77回となりました。
今回は空き瓶の直径が7.5cmで、自在ブッシュの厚みが2mm有りますので、7.5+0.2+0.2=7.9cmとなります。
そこで、巻き数が10回程になると予測し、予備分を含めて12回巻としました。
巻き終わりをセロテープで仮止めします。

⑤クールガンを使用してホットボンドで裸銅線を固定します。
 巻始めと、2,4,6番目を全体にホットボンドで固定し、1,3,5,7番目は巻始めと巻終わり部分のみ固定します。

a4

⑥ホットボンドが固まったのを確認してから、空き瓶とクリアフォルダーの間に入れてある厚紙を引き抜きます。

b55
※赤丸印が巻き始めと巻終わりの部分のみホットボンドで固定した。

⑦楽に空き瓶からコイルを抜き出すことが出来ます。

a6

⑧完成しました短縮コイルです。

a7

短縮コイルが完成しましたので、次は同調点を探すためにカーボンロッドに仮設して測定します。

※測定結果は後日投稿させて頂きます。
購入しましたカーボンロッド


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 購入しましたカーボンロッドの導通テストの結果、アンテナとして使用できることが分かりましたので早速自作に取り掛かりました。

自作に先立ち、穂先が細く折れやすいため、穂先は使わない事にしましたので、アンテナとして使える部分は5.96mになりました。

aa1

長さを補足するため、以前友人局のJO2IRR局が「持ち手部分に直接被覆線を巻き付ける方法はどうか」と提案されたことが有り、この方法が一番手っ取り早いので先ずはこの方法を採用しました。

ca1

始めに0.5Sqの被覆線を密巻きで30回巻いて測定してみました。

30k

測定の結果、6.300MHz付近に同調点が有りましたので、巻き数を25回に減らしました。

630

測定の結果、目的の7.040MHz付近で同調が取れましたが、VSWR値が3.0と高くこのままでは使用に難が有ります。

701

次にもう少し太い被覆線ではどうかと思い、0.75Sqの被覆線を24回巻きにして測定してみました。

b33

測定結果は

25kk1

VSWR値は2,0 付近まで下がりました。

25kk2

しかし、|Z|:33.6Ωと低いので、ATU(オートアンテナチューナー)等で50Ωになるよう調整が必要ですが、当局はATUを持ち合わせておりませんので、持ち手部分での被覆線巻き式では無理があると判断して、次の方法として「短縮コイル」を使ったベースローディングによる調整方法に取り組みました。
※ベースローディング式に付きましては、後日投稿させて頂きます。


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