今年は
ローゼル栽培を初めてやってみたのですが、残念ながら収穫に至らず終了していました(→
ローゼル、終了…)。
そんな可哀想な私に、わいわいさん(→
わいわいblog)が、ローゼルの実を送ってくださいました。
それも、ミカン箱いっぱい!(しかもスダチ付きw)
中には、枝付きのローゼルも一枝。これを見て、家族と「うちのローゼルと全然違うね!」と、大笑い…w 実の膨れ具合もですが、枝についている実がくっついていて締まっているところが、我が家の徒長ローゼルの雰囲気とは大違いでした。こういうものなんですね…。
さて、実や枝を見てひとしきり喜んだあと、そういえば、ジャムとかお茶とかを作るには、その前に種を取らないといけないんだなあ、ということに気が付きました。
参考のため、左の写真の二段目はローゼルの実を横に切ったり、縦に切ったりしてみたところですが、赤い実の中には種があります。写真の下のほうは枝に付いているお尻の部分を切って種を取り出したところです。
ローゼルの料理に使うのは種の周りを覆っている赤くなっている萼と苞なので、種を取らないといけません。(赤い部分は肉薄の鱗片みたいな感じですが、上のほうは5つに分かれているけど元のほうはくっついています。)
手で剥くのも簡単ではあるので、試しに少し剥いてみたのが右の写真です。…しばらく剥いて、これだとはかどらないなあ、、、それにジャムなら元の形がわからなくてもいいけど、他はやっぱり形が残っているほうがかっこいいだろうなあ…。そういえば、わいわいさんは種取り器を自作してたなあ(
ピンク花ローゼル収穫・出荷(商工会分)①&自作種取り器改良)…。
ここでいつもの通り、遅まきながらの検索をすると、種取りの仕方はだいたい3つくらい。
1.包丁で実の下部を切り、苞のくっついているところにも縦に切れ目を入れて種を取る。
2.包丁で実の下部を切り、棒状のもので下から種を押し出す。
3.種取り器を使う。
一番楽そうでロスが少ないのが3で、種取り器は売っているのも自作のものも、パイプ状のものに持ち手をつけたような感じで、それをローゼルの実に刺して種を押し出すものです。わいわいさんはパイプの先端に切り刃もつけてます。
それではと近所のHCに行き、適当なものを物色し、ステンレス巻パイプ(サイズ約直径9.5mm×厚さ0.6mm×長さ910mm)を購入しました。確か、わいわいさんの使っていたパイプは径11mmだったけど、売っていたのは9.5mmの次は13mmだったので…。
20㎝程度に切ってほしかったけど、店舗改装中で加工サービスは休止中でした。
ということで、全体像はお見せできませんが、椅子に座って膝の間に91cmの加工なしのステンレスパイプを立てて(パイプの下にはタオルを敷いて)、ゴム手袋をしてローゼルの実をパイプの上から刺して種取りをしてみたら、意外と(比較的…なにと?w)楽に種が抜けました。
やってみたら、パイプを切らなかったのがかえって良かったみたいで、固定したパイプに上からローゼルを刺すほうが、短いパイプを手で持って突き刺すより、力が入れやすいようです。
とはいえ、けっこうな量だし、だんだん力が抜けていくし、全部の種を取るのに、足掛け三日、トータル6、7時間かかったような気がします…w(合間合間にやっていたので、正確ではありませんが。)
ステンレスパイプの先端をもう少し鋭く出来たらよかったけど、ちょっと危ないかも…。
パイプの径はやはり11mmくらいがよさそうでした。実のサイズにもよるのですが、径が細いと茎に近い実の固い部分にパイプを刺すことになるようです。
数時間の種取り作業で、私の手の人差し指の腹には豆ができましたが、なんとか終了。
こちらが、作業後の苞と種です。苞は2kgちょっとでした。種の重量は倍ちょっとだったと思います。(体重計で測ってます…w)
さあ、これでローゼルが加工できるぞ! (そちらは別の記事で…。)
(種取り、けっこう大変でした。鮮度が落ちないうちにやってしまわないとと思って、せっせと頑張りました。思えば、送ってもらった実は、熟し具合をみて一つずつ切り取って収穫したものなわけで、そちらも大変そう。ローゼルって、なかなか手間がかかるんだなあと実感…。)
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