新紙幣、偽造防止が主目的 麻生氏「明治以降の文化人という考えを踏襲」

発表された新紙幣のイメージ。上が表、下が裏=財務省で2019年4月9日午前9時25分、喜屋武真之介撮影
発表された新紙幣のイメージ。上が表、下が裏=財務省で2019年4月9日午前9時25分、喜屋武真之介撮影

 政府は9日、全面的に刷新する1万円、5000円、1000円の各紙幣(日本銀行券)の図柄を発表した。新たに肖像画となるのは、1万円札は第一国立銀行など多くの企業の設立・経営に関わった実業家の渋沢栄一▽5000円札は日本初の女子留学生の一人で津田塾大創設者の津田梅子▽1000円札はペスト菌発見など医学の発展に貢献した北里柴三郎。2024年度上期をめどに発行する。

 図柄を刷新するのは04年以来。偽造防止が主な目的で、最新技術を使ったホログラムなどを導入するほか、見やすいように額面の数字も大きくする。麻生太郎財務相は9日の閣議後記者会見で「偽造防止の観点から、おおむね20年ごとに刷新している」と話した。

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