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自民パーティー券事件

自民党の派閥が政治資金パーティーの収入を政治資金収支報告書に過少記載したとして刑事告発されました。

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確定申告終え「正直者が割を食わぬよう」 納税者ら政倫審受け

衆院政治倫理審査会を終え、国会を出る岸田文雄首相(中央)=2024年2月29日午後3時半、竹内幹撮影
衆院政治倫理審査会を終え、国会を出る岸田文雄首相(中央)=2024年2月29日午後3時半、竹内幹撮影

 衆院政治倫理審査会(政倫審)の議論を受け、年度末で確定申告の手続きを進めている各地の納税者からは改めて自民党の裏金事件を批判する声が上がった。

 東京都千代田区の神田税務署を訪れた洋服店経営、島野三津子さん(62)は、岸田文雄首相の出席について「世論の批判を受けて渋々決断したようにしか見えない」と話す。「生活が苦しい人はたくさんいる。『裏金何千万円』という金額は国民と感覚の差が大きすぎて、本当に暗い気持ちになる」。確定申告を終えた飲食店経営、吉川謙さん(46)は「政倫審の結果がどうなるにせよ、正直な納税者が割を食わない世の中になってほしい」と望んだ。

 福岡市中央区の弁護士、中田拓也さん(27)は「裏金問題は『またか』という印象。国民に誠実に向き合うのが政治家としてのあるべき姿だと思うが、今はそうじゃない。自身の言葉でしっかり語ってほしい」と求めた。同市東区のパートの女性(76)は「政倫審が非公開じゃなくなったのは良かった」と評価し、首相の出席についても「それが総理大臣としての責任だと思う」と語った。

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