三菱UFJ頭取「事実関係答えられない」 顧客情報の無断共有疑惑で

大阪銀行協会の新会長就任記者会見で発言する三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取=大阪市北区で2024年6月10日午後1時15分、妹尾直道撮影
大阪銀行協会の新会長就任記者会見で発言する三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取=大阪市北区で2024年6月10日午後1時15分、妹尾直道撮影

 三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の三菱UFJ銀行と三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券が融資先企業の情報を無断で共有していたとされる問題について、同行の半沢淳一頭取は10日、事実関係について「今の段階ではお答えすることはできない」と述べた。大阪市内で開かれた大阪銀行協会の新会長就任記者会見で発言した。

 証券取引等監視委員会は金融商品取引法違反の疑いで3社を処分するよう金融庁に勧告する方針を固めている。半沢氏は「現時点で勧告発出の事実はない。勧告がされるか否かについては、お答えする立場にはない」と話した。

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