我們謹向受地震影響的台灣民眾表達最深切的慰問。 台灣加油!
今月は遠くへ旅する御用が入って居らず、初夏の都内に概ね籠ってる私メ・・今回は普段渡らぬ隅田川を越えて久しぶりの門前仲町へ。元来は江戸六地蔵の一つ・永代寺さんの門前町ですが、明治維新後の廃仏毀釈の嵐で永代寺さんが一旦潰れた(後に再興)が為、都内最大の八幡宮・富岡八幡さまの門前町と化して居りますナ。長らく御無沙汰してましたンで、先ずは詣でて置きませんと
そんな八幡さまは貞享元年(1684)に勧進興業が行われた江戸相撲発祥地で、私メも昔の力士講釈を良く読むンでコチラを詣でると、必ず寄るのが境内奥の横綱力士碑。歴代横綱(と大関雷電)を顕彰する大きな石碑で、初代以来の四股名が裏面に刻まれてますが、スペースを使い切って最近の横綱さんは右側の副碑に。ソレも埋まったら左側を使う様ですが、あと六十人位は大丈夫そう
横綱力士碑に加えて大関力士碑も境内に在り、知ってるお名前が多いンで見てて全く飽きませんが・・この御方にもご挨拶して置かねば。千葉の佐原から上京した伊能忠敬センセが住まいされたのが門前仲町で、全国の地図作成の為の測量の旅に出られる前は必ず富岡八幡さまに詣でられたンで、二十年ほど前に忠敬センセの像が建てられますヨ。私メら地図好きにゃ神さまに等しい偉人
忠敬センセが測量の旅で歩かれた距離は地球一周に等しい約四万kmと聞きますが、私メもココ十年ほど青空療法で毎日セッセと歩いてるから、もう何年か頑張れば追いつける筈・・二万km超までスマホで記録してたのに、アプリのサービス提供で途中から判らなくなったのが残念無念。ま、誰かに見せる為に続けてる訳じゃ無いンで、折角参った門前仲町から界隈を歩いてみるコトに
私ぁ城北は板橋宿の住人ですし、ソレに加えて都心・城西・城南と山坂だらけのエリアで日頃過ごしてますンで、隅田川を越えると遠く千葉県との境までほぼ真っ平らな城東へ参ると「高低差が無さ過ぎ」て逆に面食らいますし、ずっと碁盤目だから距離感が判らなく成っちまう・・勿論コリャ慣れですが、門仲から運河伝いに二kmほど先へ来ただけなのに、随分遠くまで歩いた気分が
同じ都内でも滅多に参らぬ城東だから今イチ土地勘が無く、取り敢えずの目的地にしたのが都立木場公園。何度か近くまで参ってますし、真横を車で通ったコトは有りましたが・・園内に入るのは今回が初めて!明暦の大火を機に日本橋に在った材木河岸を墨田川東岸の深川に移させたのが木場で、新木場に戦後移転した最後の貯木場の跡を三十年ほど前に埋め立てて公園化したンだとか
千葉との境まで真っ平らな城東で坂に成ってるのは概ね川や運河を渡る橋の前後で、南北二つに別れる木場公園の中にも仙台堀川(仙台藩蔵屋敷に米を運んだ古い運河)が流れてますンで、ソレを跨ぐ結構大きな歩行者用アーチ「木場公園大橋」が架かってましたヨ。墨田川以西じゃ練馬や多摩のニュータウン位でしか見ぬ大規模な造形ですが、そうか木場界隈も一種のニュータウンなのネ
だから?公園内の芝生広場は若い親子連れのテントだらけで、成るほどバブル期以降に開発/再開発されて住宅地に成った地域に共通する雰囲気で一杯・・江戸情緒の門前仲町のすぐ隣りなのに全く違うンで驚きますが、ソレは私メの常識不足・見聞足らずでしょう。同じ都内でも知らない街はまだまだ沢山有りますンで、遠くばかりへ行ってないで「ちょっと遠く」を巡ってみなければ
と云っても公園から外に出たら真っ平らで碁盤目だから「この坂を登ったり角を曲がったら風景が変わる?」と期待させて呉れる刺激が少なく、時間都合も合って門前仲町へ戻りましたが・・元来の中心だった永代寺さん跡に在るのは「深川不動」こと成田山新勝寺の東京別院。もともと永代寺で成田山の不動明王出開帳を行ってた縁で空いた旧境内を取り込んでますが、忠敬センセにしろ成田山にしろ千葉ですナ。私メの住む城北はお隣り埼玉絡みが多いですが、城東はソレが千葉だから文化が些か違ってる様です
★次回は「東京都豊島区南大塚」への訪問記です★
(参考リンク)
★「江東おでかけ情報局」江東区観光協会HP
★「タウン誌『深川』が運営する東京深川の地域情報サイト」タウン誌 深川WEB HP
★「東陽町・木場の情報を発信するローカルメディア」江東区東陽町・木場の地域情報ニュース【公式】HP
★「江戸の情緒が感じられる門前仲町を観光!代表的なスポット7選をご紹介!」skyticket HP
★「永代寺の謎・消えた永代寺」深川其角せんべいHP
★「江戸期に始まる深川の賑わい」三井住友トラスト不動産HP
★「富岡八幡宮 江戸最大の八幡様」東京十社会HP
★「江戸最大の八幡宮『富岡八幡宮』のみどころ紹介! 骨董市や『深川八幡祭り』などのイベントも」るるぶ&more HP
★「今年で創建400年!と思いきや、まさかのフライングだった 江戸最大・富岡八幡宮の歴史を定義した神職の使命感」47NEWS HP
★「相撲と富岡八幡宮」富岡八幡宮HP
★「久しぶりに富岡八幡宮境内にある『横綱力士碑』を見に行った、大鵬、柏戸、輪島、琴櫻、曙、貴乃花」kabukumono(執行雅臣)のブログ、ファッション界の話題、街歩きの報告、気になる話、今を知る話ブログ
★「伊能忠敬とは」香取市役所HP
★「伊能忠敬とは?生涯や成し遂げたことをご紹介。距離はどのように測量していた?」ベネッセ教育情報HP
★「【ぷらっとTOKYO】『門前仲町』伊能忠敬ゆかりの地」東京新聞TOKYOWeb HP
★「水と緑の森林公園 木場公園」公園へ行こう!東京都公園協会HP
★「現代の名橋・木場公園大橋【紀伊国新宮水野家(和歌山県)72】」トコトコ鳥蔵ブログ
★「成田山深川不動堂」同HP
★「深川不動堂(成田山新勝寺東京別院)」東京とりっぷHP
★「東京屋台生まれの元祖背脂ギタギタ系」らーめん弁慶HP
★「門前仲町・らーめん弁慶(背脂ギトギトらーめん)!」飲みパパの酒場放浪記ブログ
★「弁慶【門前仲町駅】浅草で創業50年以上の名店が門前仲町に!健康度外視のギタギタコールでラーメンライスをキメる!」ぶるちゃんグルメブログ
(関連する記事)
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(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
(城東の中でも江東区はまだ知ってる方、他は正直ナゾの地です)
調べてみたら門前仲町を記事にするのは十三年ぶりで、少なくとも年に一度は高座で参ってる筈なのに・・と驚くばかりですが、門仲へ参るとナゼか寄ってしまうのが弁慶なるラーメン屋。浅草に本店を構える老舗のラーメン屋の支店ですが、ココのラーメンは例え真夏でも雪が積もったかの様に真っ白け!お店自らギトギトとかギタギタと称する位に、ブタの背脂をこれでもかこれでもかとブっ掛けて呉れますンで、まぁ脂っぽくて丼を持てない程ですが・・コレが妙に美味しいのですヨ。無論今じゃ似た様な背脂ブっ掛けラーメンは全国各地に在りますが、私メの知ってる限り四半世紀前にゃ既にコレだった様な覚えが。スープ自体は豚骨なのにスッキリしてる東京風ですが、そのスッキリさを全く蔑ろにして余りある背脂背脂背脂のギットギトでギッタギタ!絶対に身体に良くないコトは重々判ってるンですが、門仲へ来るとコレが食べたく成ってしまう・・浅草の本店は未だドコに在るのか知らない位なのにネ。流石に今回は控えめにギタギタ程度で抑えましたが、頼めば超ギタも作って呉れるらしく・・もう少し若かったら頼みますが、流石にギタギタ程度で頑張ろう!と思う私メです