第8回大阪万博の「リング」やトイレは高すぎか 識者が考える万博と建築

有料記事霧中の大阪万博 開幕まで1年

聞き手・西村宏治
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 2025年大阪・関西万博の開幕まで残り1年。会場では様々なパビリオンの建築が進む。

 万博では、パビリオンの建築そのものも会場を彩る展示だと言われてきた。

 今回の万博では、会場を囲む1周2キロの木造建築「リング」が約350億円、若手建築家らがデザインしたトイレや休憩所が、1カ所で最高2億円など建設費をめぐり、「高すぎる」といった批判も噴き出している。

 万博と建築の関係をどう見るのか。リングや建築家への批判をどう考えるのか。建築史などを専門とする東北大の五十嵐太郎教授に聞いた。

 ――これまで様々な建築を見てこられたと思います。これはすごい、と感じた万博パビリオンはありますか。

 実際に見たもので言えば、10年上海万博の英国館はすごかったですね。トーマス・ヘザウィックというデザイナーの設計です。

 ――どのあたりがすごかったのですか。

 普通、パビリオンは外側のデ…

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この記事を書いた人
西村宏治
経済部|関西経済
専門・関心分野
経済、ビジネス、国際関係
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    綿野恵太
    (文筆家)
    2024年4月18日9時56分 投稿
    【視点】

    万博と建築の歴史ついてわかりやすく教えてくれるとてもいい記事だと思います。建築物の画像が豊富に引用されているのも良いですね。ウェブ特別版の記事でしょうか。 記事にご指摘されている通り、今回の関西万博は「半年で壊して、更地にする」ことが問題

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    長島美紀
    (SDGsジャパン 理事)
    2024年4月19日7時36分 投稿
    【視点】

    万博というと最近では批判的な論調や世論での関心の低さが指摘される中で、万博に際して建てられた建築物が都市景観に与える芸術性と都市計画との関連について、建物のデザイン考えさせられる記事でした。私自身知らなかったことも多く、なるほどと考えさせら

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