新種の恐竜化石「ササヤマグノームス」 7月にも同じ地層で別の新種

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石田貴子
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 兵庫県立大と県立人と自然の博物館、岡山理科大などの研究チームは3日、同県丹波篠山市白亜紀前期(約1億1千万年前)の地層「篠山層群」から見つかった恐竜の化石が、トリケラトプスに代表される角竜(つのりゅう)類の新属新種と確認されたと発表した。国際学術誌に3日掲載された。

 2007年に地元の地質愛好家の足立洌(きよし)さん(81)が化石の一部を発見した。08年に発掘調査が実施され、23年までに頭や肩、脚の計17点の化石を確認。ほかの角竜類とは異なる特徴があることから新属新種と断定した。

 これまで日本で発見された角竜類の化石では最も保存状態がいいという。足立さんは元高校教諭で、06年に篠山層群で国内最大級の植物食恐竜「丹波竜」の化石を見つけた一人だ。

 今回確認した恐竜は原始的な…

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この記事を書いた人
石田貴子
阪神支局
専門・関心分野
子育て、教育、働き方、平和