こんにちは。今週は、フランスのシャンティイからシンエンペラーとラファミリアの近況をご報告します。

2頭は予定通り8月26日の朝に関西国際空港を出発し、ドイツのフランクフルトに到着。その後半日ほど動物専用のホテルでゆっくりした後、馬運車で約8時間ほどかけて、シャンティイに厩舎を構える清水厩舎へ到着しました。旅程としては全て予定通りだったので、馬たちもすぐに新しい馬房でゆっくりする事ができました。

愛チャンピオンSに向けて順調に調整するシンエンペラー（右）と調教パートナーのラファミリア

輸送のダメージも少なかったので、翌日からシャンティイの森の中で軽い運動などをこなし、静かな環境を満喫している感じです。特に、シンエンペラーは2年ぶりに（生産国の）フランスへ戻って来たので、すぐなじめている感じが伝わります。フランス語がまだ分かるのではないかと感じるほどです。（笑い）

シャンティイの森で運動する2頭

調教パートナー役のラファミリアはとても優しい性格で、少しシンエンペラーを頼っている感じですが、2頭で仲良く日々助け合う事は、お互いのメンタルにとってかなりプラスになります。ラファミリアはとてもかわいい子なので、今回の遠征でファンの皆さまから人気が出たらうれしいです。

馬房で岡助手にブラッシングしてもらって気持ち良すぎる表情のラファミリア（笑い）

今週から、愛チャンピオンSへ向けて、調教の負荷が上がり、そして緊迫感のある中で行われますが、まずはこのまま順調に進んで欲しいと思います。コラムが出る火曜日の夜に、1週前追い切りが行われる予定なので、来週はその模様などをお伝え出来ればと思います。ぜひお楽しみに。（レースホースコーディネーター）