九州産馬のナンバーワンを決める一戦は、熊本県生まれの2番人気ケイテンアイジン(牡、谷)が制した。出遅れて最後方からの競馬になったが、ゴール前でエイヨーアメジストを差し切り、17頭ごぼう抜きを決めた。勝ちタイムは1分10秒7。永島騎手は「駐立は我慢してくれていましたが、隣の馬がゴソッとした時に一気に気が入り、出遅れてしまいました。最後はいい脚でしたし、馬の力に助けられました」と振り返った。

岡浩二オーナー所有で、谷厩舎、本田土寿氏の生産はヨカヨカと同じ。父はディープインパクト産駒のアレスバローズ。18年のこのレースを制した母カシノティーダとの母子制覇となった。