アイルランドのエイダン・オブライエン調教師(54)が9月14、15日の「アイリッシュチャンピオンズ・ウィークエンド」を前に2日、私設調教場「バリードイル」で地元メディアに調教を公開し、取材に応じている。

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今年の愛チャンピオンS(G1、芝2000メートル、14日=レパーズタウン)で大手ブックメーカー各社が単勝前売りオッズで1番人気にしているのは、英国のエコノミクス(牡3、W・ハガス、父ナイトオブサンダー)だ。昨年11月のデビュー戦は4着に敗れたが、今年4月の未勝利戦、英ダービートライアルのG2ダンテS、前走フランスのG2ギョームドルナノ賞で3連勝中。ここまで4戦3勝でG1初挑戦の立場だが、ダンテSの6馬身差圧勝(英ダービーには登録がなかったため出走せず)、ギョームドルナノ賞の豪快な差し切りでその評価は高まっている。管理するのは英国のベテラン、ウィリアム・ハガス調教師で、主戦はトム・マーカンド騎手が務める。

 

また、この日、5月のG1タタソールズゴールドCでオーギュストロダンに3馬身差をつける勝利を挙げ、今シーズン3戦無敗のホワイトバーチ(牡4、J・マーフィー、父ユリシーズ)陣営が愛チャンピオンSの回避と残りのシーズンの全休を発表している。

 

大手ブックメーカー、「パディパワー」社のオッズでは、エコノミクスが単勝2・63倍の1番人気。2番人気のオーギュストロダンが4・5倍。3番人気がロスアンゼルスで7倍。日本のシンエンペラー(牡3、矢作)は17倍の評価となっている。

 

今年の愛チャンピオンSにはシンエンペラーが出走予定。JRAが海外馬券発売(日本国内独自のオッズ)を行うことが発表されている。