違法駐車-。フランスのクラオン競馬場で2日、前代未聞の出来事があった。ジャンプ(障害競走)のレース中、障害物に先頭の馬が向かったところ、障害物(フェンス)の手前、コースのど真ん中に白い車が駐車してあり、各馬がそれを避けていく事態に…。

レーシングポスト電子版によると、このレースはハンデキャップのルシュー賞(芝4100メートル)で出走していたのは7頭。車が駐車されているのは、ゴールまで残り3つ目の障害物の手前だった。車の左側から3頭、右側から4頭が駆け抜け、無事に障害物を飛越し、7頭すべてが完走。大事には至らなかったが、競馬メディア「アットザレーシズ」はX(旧ツイッター)にレースの動画と「駐車違反です、間違いなく」というメッセージを投稿。この投稿には「笑い事じゃない」「これ以上ひどいことがあるだろうか、恥ずかしい」「生け垣の横に停まっていると思った」「ここに止めちゃアカン」「レースが始まる前にそこにいたの? なぜ、レースを続行させたんだ?」「解説者は駐車している馬に言及すべき」「フランスの競馬と車の所有者は無責任だ」と怒りや戸惑いの声が寄せられている。