七戸城 (9)
所在地:青森県上北郡七戸町七戸
城  主:七戸南部氏
遺  構:郭、土塁、堀
文化財:国史跡
探訪日:平成24年(2012年)7月15日

概要
南部氏により室町期に築城されたのが始まり。南部氏の居城の中では最北端の居城であり、この城の北方には敵対する安藤氏の居城があったため、最前線の城であった。
七戸南部氏は戦国期までこの城を居城としていたが、天正年間に宗家三戸南部氏に九戸氏が謀反を起こした際に七戸南部氏は九戸氏に味方した。このことにより三戸南部氏の要請を受けた豊臣軍により攻められ落城した。
江戸期になると七戸の重要性が最注目されたため代官所が置かれ明治まで存続した。


自然丘陵の先端をうまく利用したかなり巨大な城郭です。各郭や、堀が残っており、しかも至る所に駐車場が設けられているため、車で回ってもかなり見やすい城となっています。

縄張り図
七戸城 (5)

本丸
七戸城 (36)
城の中心をなす部分であり、江戸時代には代官が置かれていた場所です。

本丸切岸
七戸城 (32)
かなり大規模な切岸。
土造りでもこの迫力ですから、もしこれが石垣だったらと考えると壮大な城壁ですね。

二の丸
七戸城 (19)

二の丸土塁
七戸城 (21)

二の丸水堀
七戸城 (18)
二の丸の西側の一部のみ水堀となっています。

二の丸虎口
七戸城 (29)

西館郭
七戸城 (15)


西館堀
七戸城 (11)

東門(木造・模擬建築)
七戸城 (28)
形状的には模擬らしいのですが、本丸・二の丸直下にあるため、当時も何らかの門があったんでしょうね。



マップ

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