宮尾城 (23)
所在地:広島県廿日市市宮島町
縄  張:連郭式平山城
城  主:毛利氏、己斐氏
遺  構:郭、堀切
文化財:特別史跡・特別名勝(厳島として)
探訪日:令和5年(2023年)1月8日

概要
室町後期に毛利元就が築いた城とされるが、大内氏が築城したという説もある。毛利軍と陶軍・大内軍との戦(厳島の戦)の際には毛利氏家臣の己斐直之が城に入り、敵方の水軍から城を守り抜いた。
その後の廃城時期等は不明だが、現在は要害山として公園となっている。


厳島のフェリー乗り場から直ぐのところにありまして、高くない丘のためかなり登りやすい城です。

縄張り図
宮尾城
国土地理院の地図に大体の郭の位置を落とし込んだもの。
西側の丘陵に主郭や二の郭、東側の丘陵に東郭を置いた連郭式の縄張り。
両丘陵の間には堀切が設けられています。

登城口
宮尾城 (1)
宮尾城 (2)

北郭
宮尾城 (3)
先ほどの階段を上って直ぐのところにある細長い郭。
丘陵から北に突き出た感じになっています。

主郭
宮尾城 (6)
宮尾城 (8)
西側の丘陵の頂にある郭。

二の郭
宮尾城 (13)
主郭から東側に一段下がった場所にある郭。

堀切
宮尾城 (22)
西側丘陵と東側丘陵を分断する堀切。
現在は歩道設置のためかなり鋭利になっていますが、元々はもう少し浅かったと思われます。

堀切にかかる橋を渡って平坦地(郭?)を進むと東郭へ。
宮尾城 (24)

東郭
宮尾城 (36)
東側の丘陵の頂にある郭。
階段等はないため、斜面を無理矢理登っていきます。

ちなみに、南側にも登城口があり、南北両方から登ることが出来ます。
宮尾城 (42)


厳島と言えば厳島神社は勿論外せませんが、非常に登りやすい城のため、厳島に行かれる際はこの城にも足を伸ばすのもいいかもしれません。


マップ

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