64 :鬼女日記 2012/06/16(土) 10:21:27 0
大学時代バイトしていた本屋は、けっこう大きい(ビル全てその店舗の)本屋で、
開く窓がなかった。真夏のある日、空調が壊れて、店内の温度が30度近くなった。
しかも電気屋さんが忙しいとか、新しい空調にしないといけないとかで、すぐ直らない。
かなり蒸し暑く、お客さんはもちろんだけど、店員もフラフラするレベル。
それでも働いてたら、何か突然、目に異常を感じた。その次に鼻に刺激を感じた。
しばらくして、あぁこれ臭いだ、と気付いた。

階段あがってきたのは、リュックサックを背負った人。(店にエレベーターない)
灰色無地のTシャツは汗でしっとりいている。
その人から、刺激臭に似たワキガが漂ってくるのは間違いない。
一気に蒸し暑い3階フロアが、刺激臭で満たされる。
とりあえず暑さもあったんだけど、もう気分が悪くて、他の階に3分ほど非難。
もちろんだけど、この刺激臭は店内にも漂っていて、「何の匂い???」と
他の店員も騒いでいる。でも「ワキガです!ワキガがいます!」とは言えないから、
メモで「お客さまがお一人暑さで刺激臭出してます」と店員同士でまわした。
その間、匂い発生源のワキガがいる3階は、お客さんが顔をしかめながら
帰っていくぐらい、匂いが濃くなっている。
私も仕事しないわけにはいけないから、避難訓練のように鼻と口にハンカチあてて
3階に戻ったけど、それでも臭い。というか目にくる。2階の店員が様子見に来たけど
すぐ戻った。戻った後、もう一度やってきて、メモで「タタリ神様だ」「さぞかし名のある山の主」
とメモを渡してきた。笑えなかった。
そのワキガが30分ぐらい、ヱロゲー雑誌を立ち読みして帰っていくまでが修羅場だった。