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2006年9月 5日 (火)

日本人は“鮪”が好き

Photo_389 友人が、ご主人の仕事に付き合って宮城県・気仙沼に行った。

気仙沼も鮪漁港の一つである。

ご主人の仕事はデザイナーだが、デザインするものの規模が大きい。

町や村を丸ごとデザインする・・・つまり、“町興し”“村興し”の一種だと思う。観光客や企業を呼べる地域開発のようなことだ。

今度も漁港のある某町の依頼で、開発の参考に行ったらしい。

そして、ご主人の見学中に、友人は水揚げされた鮪たちを、携帯メールで私に送ってきた。タグを見ると、パラオの文字が読める。

南鮪(本鮪)だろうか。かなり大きそう。 鮪の仲間には、ビンナガ(ビンチョウ)、メバチ、キハダ(キワダ)などがあり、いずれも紡錘形の体で、泳ぎが上手で速い回遊魚。Photo_390

鮪は、これらの鮪と区別するために、本鮪とか、体色が真っ黒なので黒鮪と呼んでいる。

つまり鮪=マグロ=真黒が名の由来。

鮪の類は、暖かい海が好きで、三陸沖から小笠原、大島辺りの漁獲が一番多い。ただ、青森県・大間や北海道・函館に上がる鮪は、脂の乗りが最もいいと、別格扱いの値が付けられている。

関東では刺身と言えば“鮪”と言うほど人気で、刺身の王者と称される。

昔は赤身が好まれ、トロは安物扱いで、葱や豆腐などと鍋にしたり焼いて脂を落として食べていたが、近年では立場が逆転・・・トロの人気急上昇だ。

刺身、寿司種が主流だが、照り焼きや煮付け、葱マ鍋も美味しい。

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