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2008年3月24日 (月)

赤魚の煮付け

本日の東京多摩地区は、花粉症ご同類、雨の日は少し軽い?

Photo_115 赤魚鯛(アコウダイ)・・・名前に鯛と付いてはいるが、鯛の仲間ではない。

日本人はことのほか鯛が好きで、タイ科とは縁もユカリもないものまで「○○鯛」と呼んでいる。

この“アコウダイ”もそのひとつで、実は本籍はカサゴ科の魚だ。

いわば、戸籍詐称の「あやかりタイ」なのだ。

Photo ただ、形や色=容姿が鯛に似ているのだから、マ、可愛いウソと思おう。

(私のイラストの方が可愛いと思いません?)

アコウダイの特徴は、全体に鮮やかな鮮紅色で美しい。

眼や口が大きく、頭には棘が多く、ゴツゴツした魚体だ。

本来は冬から春が旬で、5月には旬は終る。

脂気が多いので、湯通しして洗いにするのが美味しいと言われる。

新鮮なものなら、刺身、照り焼き、塩焼き、寿司種にも使われる。

生姜の薄切りを入れて甘辛く煮付けるのも美味しい。

ただ、なかなか新鮮な生のものが市場には出ない。

紛らわしいのは、アコオという魚もある。

大雑把にいえば、赤い魚はみんな赤魚といえるのだが、アコオというのは50cm~1mにもなる水気の多い魚だ。

406他には北大西洋辺りから輸入される、アラスカメヌケが“赤魚(アカウオ)”として売られている。

アコウダイは高級魚だが、アカウオは大衆的な値段で買いやすい。

ベーリング海やアラスカ湾、カリフォルニア南部で大量に漁獲、輸入されているが、極めて若干ながら、北海道には水揚げがある。

冷凍品は煮つけ、塩焼き、唐揚げにして美味。

他には粕漬け、味噌漬けなどに加工されて出てくる。

アコウダイは高いので、アカウオを煮付けた。

赤魚の煮付け1459

甘辛いこっくりした味付けが合う。

一緒に煮た野菜も美味しくなるのが嬉しい。

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《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。

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