今年は合計17個の卵がとれたが、菌糸ボトルには何頭投入可能なのかまだ定まらずもやもやした日々が続いている。それでもスケジュールと産卵数はほぼ計画通りだったので、区切りとしてここまでの産卵に関して振り返っておく。

♀2102  2年目でもよく産んでくれた
→近所のショップ店長からも、2年目でも問題なく産むと教わっていたとおり、最初に卵10個を確保出来てホッとした。その後も菌床産卵で5個、材に2個で合計17個と理想的な数がとれた。
→ただ、たたたた(ん幼虫が虚弱なのが気になる。2年目となるとそうなるのか、♀のエサ消化も昨年以下だったし。これは幼虫の成長をみながら考えていこうと思っているが、♀を複数年使用するのは控えた方が良いかも知れない。
→♀2102はとても大事な種♀となった。非常に感謝しており忘れることはないだろう。

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バクテリア材が使えることを確認
→最初のセットは材3本でそれぞれ卵を回収することが出来たが、一番多く産んだのはバクテリア材だった。2週間程度の廃マットへの埋め込み効果があったと信じて、手軽に出来ることから次回からも作成しようと思う。青カビも目立たないレベルだったことも良かった。

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カワラ材 有効性の高さを再確認
→去年作成して未使用だったものを使用。卵はバクテリア材より一つ少なかったが、他の材よりもセット期間が1週間短かったことを考えれば、やはりカワラ材は良く産むと実感。
→更に、1年間の保管でスカスカだったにも拘らず、他の材より優先して産卵したことで乾燥保管も有効であることが分かった。加水を最小限に抑えたことで材をバラバラにされずに済んだがM材なら1週間程度が限度だろう。

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オオヒラタケ材 産んでくれたが今ひとつ
→卵は1個のみ。バクテリア材とカワラ材ほど有効では無かったという結果。自作時はうまく出来たつもりだったが、キノコが生えたり管理し辛い面はあった。来年はカワラ材作成の予定なのでオオヒラタケ材作りは一旦お休み。


温度管理と産卵適温について
→今年は♀が食べ始めるのが早かったので余裕を持っていたが、産卵セット投入時の温度がやや低かった。2週目で2℃近く上がり26℃に達したことで産卵スピードは上がったが、投入時期を焦らないように気をつけたい。
→今年は2年目♀だったのでコンディションが昨年以下だった可能性があることをもっと念頭に置いておくべきだった。産卵終了まで(〜6/下旬)までの1〜2週間(産卵期間)をどこで確保するか、♀のエサ食い加減と温度管理とのバランスは毎年の課題になるだろう。


見切り発車の菌糸調達
→昨年、5/下旬に卵が取れてそれから菌糸を準備、気温上昇で菌のまわりが甘い状態で投入することとなった。
→今年は、3月に詰めたボトルは結局二度の菌床産卵で使用。5/初旬に詰めた800cc×12本は最終的には余る可能性は高い。しかし、すでにボトルが準備出来ている安心感は大事かなと思う。

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菌床産卵について

→今年はあまりに幼虫が弱く何匹残るか分からなくなってきたので、余るであろう菌糸ボトルに産わ1週間で5個と効率よく産んでくれた。♀の取出しタイミングが難しいのが気になるものの、中々産まないとかあと少し産んで欲しいという場合はオススメ。
→実は、もうそろそろ隠居をと思っている♀2102だが、先週のエサ消化が良かったので再度ボトルに投入中。今回も6〜7日で終了させ、青カビの心配が無ければ7/末頃割り出す予定。
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