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Vougeot 1er Cru Les Petits Vougeot2017(CHAUVENET-CHOPIN)
ヴージョ プティヴージョ(ショーヴネ ショパン) 畑的にあまり飲むことがないのでいいか悪いかともかく例えてしまうならシャンボールチックなワインです。ただし陰のあるシャンボールといった風情で小粒なベリー、柘榴、朱色の果実、ほんのり煙、白い石灰系ミネラル、穏やかな黒土、少し熟成から来ている香りも混じるでしょうか。スワリングでピンクの薔薇。 味わいは瑞々しくエキシー。陰はありながら重さはなく冷涼感もあり、綺麗な赤系果実のほんのりと甘みを持ったエキスが中域で適度に広がり無理なく伸びていきます。余韻はクラスなり。 化粧っ気もなければ、ひけらかす事もせず、それ故に煌びやかではないもののー、土に汚れた人の手…
Bourgogne Pinot Noir2020(Jean-Marie Fourrier)
ブルゴーニュ ピノノワール(ジャンマリーフーリエ)会計の時に”やっちまったー”と思ったのは元々買う気などさっぱりなかったわけで、笑 それでも何でも人から(ここでは店主)薦められたものは基本ことわないという主義なので買ってみました。まぁ、偶然を仕込むのは難しいものなので自分の身に起こることは全ていいことだと前向きに考えるようにします。 この作り手をリリース時すぐに飲むなんて5年以上ぶりかもしれません。だいぶ人気も落ちたしね。因みにドメーヌではなくジャンマリー名義。赤と紫の果実、オレンジビール、黒糖、煙草の葉、スワリングするとピンクのパラに冷涼感のある風がグラス内で流れます。あけて10分はまとまら…
Nuits-Saint-Georges2019(Decelle)
ニュイサンジョルジュ(ドゥセル) 開けたてはチェリー、ベリーなどの小粒な赤果実、ほんのりと梅香、ローズヒップ、白い岩のミネラル、ニュイらしい大地香がほんのりと立ち上がります。 味わいは現状、口当たり最初のファーストタッチは柔らかく、ほぼ何も感じないタンニンにフワリとした黒土の甘みに赤系果実のエキスそのものといった味わいの印象で軽いのに希薄さはなく暖かみのある酸が緊張させる事なくどこまでも飲み続けられてしまいそうです。果実の要素や複雑性はクラスなりかもしれませんが余韻は比較的長いです。時間経過で真紅の薔薇、湧き立つ黒土の大地香の香りが立ち上がります。VTの恩恵なのか亜硫酸は多分控えられているよう…
Bourgogne Passetoutgrains2020(Fontaine-Gagnard)
ブルゴーニュ パストゥーグラン(フォンテーヌ ガニャール)ようやく20年ものを飲んでみたのですがやはり3000円代のACブルはほぼなく、今後飲まないという事はないでしょうが予告通りパスグラから始めます。笑香りはふわっと軽いチェリー、強くない朱色の果実、白いミネラル、黒土、ガメイのコク。当然ながらピノだけの香りではないですが、構えていたよりも黒く重くなく、軽やか。 味わいは重くなく、ピノの酸味と軽い赤果実にガメの強すぎない黒果実が下支え。口当たりはスムーズでカドがなくギシギシしないので気持ちよく飲み進められます。口内での果実の複雑さやハーモニー、飲んだ時から余韻までのリズムはないのでそういってこ…
11月のある晴れた日、図らずもわが家は皆様のご厚意で、怒涛の秋の味覚祭りとなりました。◆名産千葉のさつま芋千葉の友人が名産品のさつま芋を沢山送ってくれました。しかも3種類も!「べにあずま」「べにはるか」「シルクスイート」です。早速、べにあずまを焼き芋にしま
Labrune et Fils Pinot Noir ラブリュンヌ・エ・フィス 2020 フランス
評価:3.5/5Labrune et Fils Pinot Noir(ラブリュンヌ・エ・フィス Vinica 無料のワインアプリ フランス ラブリュンヌ ピノノワール 750ml
N-S-G Les Murgers 2016(CHAUVENET-CHOPIN)
ニュイサンジョルジュ レ ミュルジュ(ショーヴネ ショパン)これは今を生きる埋没系どころが惜しまれながら?18年に閉鎖してしまったドメーヌになります。言葉を変えると今を生きる閉鎖系とでも言ったらいいのでしょうか。 畑もいいところをそこそこ持っており価格もこなれていて今ブルゴーニュをお勉強するにはいいドメーヌかもしれません。 このワインもこの地に求める求心力やエレガンスを伴ったしなやかな強さは感じられませんが、無理をした抽出などは感じずに熟成も相まってタンニンの落ち着いた赤い果実や花、少しの黒いニュアンス。いじり込んでいない、どちらかというと田舎臭さが残る造りが何とも言えないホッコリとした気持ち…
Bourgogne Rouge2019 (Guillard)
ブルゴーニュルージュ(ギーヤール)個人的に買う生産者のリリースで1番遅くリリースされるこの作り手。人気もあまりなく価格もまだ悲惨な値上がりにはあっていないので、普段飲みに重宝するといえば重宝しています。ただ年々滑らかさも増しており、10年前とはだいぶ違う質感を持ったワインを作っているのは間違いありません。本当か嘘かマジシャンベルタンをもっている?持っていた?らしくまぁ、全く見たことがないので持っていたとしても畑売っちゃったのかななどと邪推。お隣の畑のレコルボーはまだお安いのでそっちで雰囲気だけ感じるようにします。笑香りはやや閉じ気味ながら調子が出て来れば村名ジュヴレ位のポテンシャルはありそうで…
Santenay Clos des Hates2012(Hubert Lamy)
サントネイ クロ デ ザート(ユベールラミー)この頃は赤はもとより白すらもあまり見向きもされていなかったのですが、何がどう変わったか19年は白も赤も瞬殺。それでもこのビンテージ位から鋭い感性の持ち主のブルゴーニュファンの心を白で掴んでいたと思います。 でこちらは赤なのですが10年たってそろそろいけるか…?などと思ったらとんだツンデレぶりな態度で呆気に取られてしまいました。笑 粒子は細かいながらしっかりとしたタンニンが支配的で赤系果実主体ながら抜栓したてから初日は解けることなく、どうにもならない状態。というか堅牢という言葉が当てはまるワガママボディーっぷりを炸裂。 開いてきたのは3日目でタンニン…
Savigny-les-Beaune 1er Aux Vergelesses2019 (Simon Bize)
サヴィニー レ ボーヌ オー・ヴェルジュレス(シモンビーズ)2019年ものの赤は収穫量はともかく出来た葡萄自体は大変健全なものができたと推測されます。その証左としてあそこはスペシャルキュヴェを出しているし、あそこやあそこのフラッグシップはエチケットがギンギラギンにさりげなくない。笑 また、健全な葡萄故か世界的潮流の流れの為か不明ですが、全体傾向としてどのドメーヌも亜硫酸を減らして以前よりナチュラル感が増しているかな?という印象を受けます。(あくまで限られた経験の中での個人の感想です) しばらく前に飲んだここの19の村名も"ボトル差はある"という前提のもとかなりナチュラルに振れていて、スタイルド…
Bourgogne Pinot noir2019(Olivier Jouan)
プルゴーニュ ルージュ(オリヴィエ ジュアン)ブルゴーニュ地方ではない自然派ワインを飲むことも時にありまして、これは自然派ワインだという心構えを持って飲むと意外に飲めるのですが、普通に飲もうと思ったブルゴーニュに妙なナチュール香がしたら即、うわっという状態に。 命を削ったしごおわ侍(仕事終わりの意)に最早これは現代の闇討ちに等しい仕打ちです。笑 その時に自分の動作を見て気づいたのですが、完全に逃避反射しているわけです。要は脳の処理を介することなく感情だけで動いてしまう… つまり脊髄反射でノーサンキューと身体の方が言ってしまってるしゃないか。笑 まぁ結局は飲むのですが、やはり身体の反応が正しいこ…
N-S-G 1er Clos des Forets Saint Georges 2004
クロデフォレ サンジョルジュ(ラルロ)日常の些細な記録もやや兼ねている為、日々何かないとあまりブログも書く気が起きないのですが、基本的には何もあまりない人生とは思いつつ、向こうのほうからfantasticに何か起こってくるというのが人生というもの。最近は出張先から帰る車の途中に何かが車にぶつかり気づいたらオイルがダダ漏れになり悲惨な状況に。うーんよく帰ってこれたな。そして修理から治ったその日に赤信号で止まっていたところに後ろから追突されてしまい救急搬送。大事には至っておりません。しばらく前にも流行り風邪になったり、自分の不注意で大怪我もしているし、、、今まで"不肖"を自認してきましたが現在は"…
Chassagne-Montrachet 1er Morgeot rouge2017(Heitz-Lochardet)
シャサーニュ モンラッシェ モルジョ(ハイツ ロシャルデ)こちらは2本目になります。この作り手の赤はビンテージやクリマごとでマセラシオンカルボニックなどやってくることが違いやや困惑します。リリースしたての時に飲んだ時はガスっぽく全く初日は開かずに2日目に大きな変化を見せてくれたのですが果たして今回は? 抜栓したて、ガメイっぽさは感じる事なくストロベリー、少し煮詰めた感じのチェリー、そこに全房発酵由来と思われる梗のニュアンスがしっかりとあります。このニュアンスは好みがはっきり分かれそうですがナチュール的要素は感じるものの酢酸はないので個人的には問題ありません。香りの立ち上がりは悪くないものの、果…
Morey-Saint-Denis 1er les Ruchots2019(Pierre Amiot et Fils)
モレサンドニ ルショ(ピエール アミオ)コロナ禍になって個人的に何が1番しんどい事かと言ったら旅に出掛けられなくなってしまったことがあります。まぁ、日常でも3日と同じ場所にはいないのでほとんど旅しているようなものなのですが、国内旅行も悪くはないと思いつつ、それでは日常自分に積もった(と思われる)塵や煤みたいなものは払われず、マイノリティーになって様々な言語や文化的制約などを受ける中、普段考えなくてもいいことを考え、色んな思いをしながら日常の煤払いをしてきた(つもり)の自分としてはもう今や塵だらけでどうにかして外に出たいとは思いつつ、お上の方針は超スローペース、そして制約も現段階ではありなかなか…
Morey-Saint-Denis 1er les Ruchots2007(Olivier Jouan)
モレサンドニ ルショ(オリヴィエ ジュアン)前回のエントリーで何となく旅のことを書いたら色々と昔のことを思いだしてしまいました。そういえば高校の時に東京から京都までヒッチハイクで行ったことがあったけどよくそんな事したなぁと… いろいろ振り返ってみてもあの旅だけはもうできないかもしれません。旅も日常も3日と同じところには留まらず、糸の切れた凧みたいな生活を今も続けている感じですが、あの頃からその前兆は出ていたことに今気づきます。18の頃、毎日のように海やプールで全力で遊びながら心のどこかでは"もうこんなふざけた生活はできないだろう、これからはきっと大変になって別の人生が始まる"と思っていたのです…
Volnay 1er Clos des Chenes2016(Reyane et Pascal Bouley)
ヴォルネイ クロデシェーヌ(レイエンヌ エ パスカル ブーレ)これはQさんの言葉だったと思うのですが、ワインを選んでいるのではなく、ワインに選ばれているのであるーという印象的な言葉があるのですが旅をしていると同じような心境になるようなことがあります。どういう事かというと、日程的に難しくどんなに難しい場所にあっても行けるところには行けるし、比較的容易に行けるはずなのに何度その土地に行ってもその場所にたどり着けないということがあるからです。個人的にはバルセロナに何度行ってもグエル公園にはいけてないし、ポルトガルのリスボンなどは初めてきたにもかかわらずそこにいたかのように全てがスムーズに行ってしまっ…
Volnay V.V.2019(Bernard et Thierry Glantenay)
ヴォルネイ(グラントネ)あくまで個人の感想ーですが、最近の自分自身を省みても思うのは多くの人が某SNSに疲れてきているのではないかー?と思うところがあります。イーロンマスクが某スタグラムは嫉妬増幅器だと言っているのをどこかで見たのですがなかなか確信をついてきているのではないかと思う人もいるのではないでしょうか?結婚、子育て、年収、キャリア、美食、肉体美、整形美、旅行、人間関係コネクション、パリピ、資産、そして希少な酒など自分の傾向を掴んだありがた迷惑なアルゴリズムがありとあらゆる自分に持ってない物を自分自身にgiftとして降り掛けてきてくれます。笑 かつては全てとつながりどこにいるか一瞬で全て…
Vosne-Romanee2017(Bruno Desaunay Bissey)
ヴォーヌロマネ(ブリュノ デゾネイ ビセイ)テクニカル情報 畑の広さは約1haで国道74号線に隣接する緩やかな斜面の「Le Pré de la Folie(ル プレ ド ラ フォリエ):0.21ha」、丘の上部に位置し、南東向きで石が多い「Les Beaux-Monts Hauts Rougeots(レ ボー モン オー ルージョ):0.64ha」、同じく丘の上部に位置し、東向きの急斜面で小砂利の多い「Les Rouges du Dessus(レ ルージュ デュ ドゥシュ):0.15ha」の3つの区画の葡萄を使用しています。植樹は1966年、1982~1986年で約半分が所有畑、残りはフェルマ…
マルサネ ルージュ(トラぺ)2019年のブルゴーニュ赤は今飲んでのバランスの良さ味わいの乗り方、将来性も有望と感じる部分が多いです。広域、村名は今飲んでも美味しく、1級もポテンシャル飲みになってしまいますがそれでも隠しきれない要素が出ていて結構美味しく飲めてしまいます。ただしここに来て個人的な懸念点が1つ。正直、書くのも心苦しいのですが、我らが同胞のドメーヌ又はメゾンのワインは疑問符をつけざるえないワインが頻発してしまっていることです。(村名レベル位までの検証ですが)このグレートビンテージにして何故かグレートナチュールビンテージになってしまっている。(ルーデュモンは飲めていないの除外)この自然…
Savigny-Les-Beaune Les Planchots2017(Decelle &fils)
サヴィニー レ ボーヌ レ プランショ(ドゥセル)普通に飲んでいけばわかるのですが、ブルゴーニュは博打要素が多すぎます。VT、作り手の力量、畑の個性、それらの相性からボトル差まで。 かつて寺山修司が競馬について"俺たちが欲しいのは予想ではなく理想だ"というようなことを言っていたのですがこの言葉などワインの熟成に当てはまりそうです。 これは将来良くなりそうだー、などと思ってワイン会で威勢よくあけてみたら絶賛スカスカで絶句からの気絶。笑 自分の思っていた理想郷は廃墟だったという幻想の呆気ない裏切りに合った事があるのは当方だけではないはず。 このなんとか滑り込んで手に入れた作り手。飲み込んでいる方々…
フィサン(ベルトージェルべ)オフビンテージにうまく作る作り手というのがいて、自分が飲んでいる作り手としてはここなどそうだと勝手に思っているのですが、彼女自身多分狙ってるのではなく、オフビンテージが普通のビンテージの時に感じる余計な力強さがうまく出せずに?もしくはいい具合に中和されて結果いい方向にいっちゃってるなぁなどと穿った見方をしています。よって20年VTは怪しさ満載でどんなにワイン屋がうまいセールストークをしてもオールスルーと決め込んでいます。笑 その代わりかなり悲惨な21年は逆にちょっと楽しみで、実際強くない17年はジャヴレ、フィサン方面のワインは悪くないと思っています。19年も1年おい…
Pernand-Vergelesses les Boutieres Rouge2017(Marius Delarche)
ペルナン ヴェルジュレス レ ブティエール(マリウス ドラルシェ)テクニカル情報ペルナン最南端の「レ・ブティエール」に2.03ha。粘土石灰質土壌。平均樹齢50年のVV。新樽率20%で15ヶ月間樽熟成。香りは赤系果実のチェリーにベリー、すもも的なニュアンス、白っぽく見えるミネラルが細やかで複雑、土のニュアンスが穏やかに入ってきます。スワリングをかましていると赤い薔薇も咲き、朱色のニュアンスも感じます。最初は高域が目立つのですが時間経過でゆっくりと落ち着きを見せてくる香り。 味わいも赤系のエキス系で多少はフィルターも掛かっているのかな?果実味で押してくる感じはなく、17年らしい酸味と強すぎない果…
Morey-Saint-Denis 1er 2016(G.Lignier)
モレサンドニ プルミエクリュ(ジョルジュ リニエ)しばらく前に性格の悪い自然派ラバーとの会話なのですが、ワインが自然派に向かう事はいいとして、俺たちの実生活はどうだろう?体調悪ければガッツリ薬も飲むでしょ。俺はこの20年全く薬を飲んでいない、これが自然派ってもんだ!などと偉そうに言っていたらガッツリ流行り風邪に罹患。爆 そして流行り風邪とは別に訳あって抗生物質も飲まざる得ない状況だったのですが、解熱剤にしろ抗生物質にしろ20年ぶりの薬はまぁ〜よく効く効く。笑 でお前は何か言いたいのか?と言いますと、ヤバいと思ったら亜硫酸は適切に使ったらどうですかって事です。大笑(あくまで個人の意見であり亜硫酸…
N-S-G Le Petit Arlot2014(L’arlot)
プティタルロ(ラルロ)例えばゴルフなんかをやっていると、明らかに今日は俺の日じゃなかったなというのがあります。わかりやすくいうと自分が65を出しても63を叩き出された時などはもうどうしようもないわけで勝者を誉めるしかありません。 先日久しぶりに我が尊師Mr.ボルドーと飲んだのですがまぁ、自分のワインの日ではなかったです。笑 先方は名の知れたスーパータスカンの熟成物で誰が飲んでも美味しいと言える状態でした。最近のブルゴーニュは濃いめなので薄ウマ系でしかもしばらく前に飲んで状態もわかっているしと思ったら全くどうにもならない状態。 ビンテージ的に閉じているのかただのボトル差なのかそれはわかりませんが…
Marsannay Clos du Roy2020(H.Charlopin)
マルサネ クロデュロワ(エルヴェ シャルロパン)しばらく前にスポーツ医学誌を読んでいて、痛みというものがとても長引いてしまうと、その痛みが実際に治癒していたとしても、脳にその痛みの残滓が残っていて治っているのに痛みを感じてしまうと言うのを読んでなるほど、と思ってしまったところがあります。実際当方も帯状疱疹からくる頭痛に苦しめられて明らかに治っているのにかなり長い間チクチクシクシク痛むなと言う経験があります。ちなみに人間の鼻は脳の一部だったという説もあり、これが本当なら思い出の香りは脳髄直結系となり、懐かしい香りを嗅いでノスタルジックになるというのも、頷けます。 例えばワインにちょっとでもナチュ…
Savigny Les Beaune 2019(Simon Bize)
サヴィニー レボーヌ(シモン ビーズ)「私はひたすらやり直すことで人生を過ごしている。しかしどこからやり直すのか」 フェルナンド ペソア 全く同じことが繰り返されたところからか、はたまた道を誤ったと自覚したところからか。19年物のリリースもそろそろ最終段階。こちらの19年がちょうどよく購入できたので早速試飲。 色はそこまで濃くなく、綺麗なパーガンディーレッド。期待を胸にグラスに花を近づけてみると、 はうわぁ!!?? 攻めた姿勢は見せていないものの明らかにそれと分かる自然派香に震えと動揺の稲妻が頭から全身を貫く。悟った… 口から出たのはその一言だけだった。私に喜びの感情も怒りの感情も悲しみの感情…
夏に立ち寄った千曲川ワインバレーのリュードヴァン、週末、ピノ・ノワールの収穫ボランティアに再訪した。標高800m、蓼科山を望む畑には平年を超える降水量に負けず、しっかりと色付いたね。収穫用コンテナボックスをひっくり返して腰掛けると、ちょうど目線に美しく実ったピノ・ノワールの房と対面。園芸用のハサミで房を切り取ったら、悪くなった部分を削いで、コンテナに収めていく。迷子になる房が無いよう葉を掻き分けながら、勝手が分からない慣れない作業に、最初は慎重になり過ぎる。漸くペースが掴めてきて、10kgを収めるコンテナを4つ作った頃、スタッフからランチの声が掛かる。スタッフが大きな圧力鍋から“地鶏のトマト煮”を盛り付けるのを横目に、シードルをいただいて人心地だ。振る舞われたワインは2021年の“ドゥー・ローブ・ヴィオレ...信州点描PinotNoir
オスピス・ド・ボーヌが2024年ミレジムから有機栽培BIOの認証取得
フランス、ブルゴーニュのドメーヌ・オスピス・ド・ボーヌが、2024年ミレジムから有機栽培BIOの認証取得を行うことを宣言した。エチケット上に表示が可能となる
Dom. des Maréchaudes Bourgogne Pinot 2019
評価:3/5Dom. des Maréchaudes Bourgogne Pinot Vinica 無料のワインアプリ
Moko Black Pinot Noir モコ ブラック ピノノワール ニュージーランド
評価:3/5Moko Black Pinot Noir(モコ・ブラック Vinica 無料のワインアプリ モコブラック ピノ・ノワール [2020] ブティノ ニュージーランド <赤> <ワイン/ニュージーランド> ※ヴィンテージ・ラベルデザインが異なる場合があります。
フランス、ブルゴーニュ地方のネゴシアン、メゾン・ルイ・ラトゥール Louis Latourの社長、ルイ ファブリス ラトゥール Louis-Fabrice Latourが亡くなった。享年58歳。
薪ストーブの煙突を突き出して、小さなカフェレストラン・リュードヴァンはありました。信州からの帰り道はいつも、代わり映えのしない高速道路を避けて、峠越えで風景と風を愉しんでいます。今回は東御市から嬬恋村(群馬県)へ、百体観音が道案内をする地蔵峠(県道94号線)ルートを抜けます。千曲川へと落ちていくなだらかな傾斜地は、かつては豊かなリンゴ農園だったそうです。このワイナリーは、農業の担い手を失い荒廃していく農地に、葡萄の木を植え育て、ワインを造り始めました。地味のことは解りませんが、上田を中心としたこの地方は、信州の中でも降水量が少なく日照時間が長いこと、標高と盆地の地形が相まって寒暖差が大きい気候は、欧州系品種の栽培にも適していることは理解できます。近年では個性豊かな個人ワイナリーが増えていて、千曲川ワインバ...信州点描RuedeVin
2022年6月末、フランス、ブルゴーニュ地方、モレ・サン・ドニ村のドメーヌ・デ・ランブレイ Domaine des Lambrays は、YOU TUBEを利用して、新しい醸造所の映像を公開。話題となっている。
アルザスワインの法規変更 ピノ・ノワール使用のアルザス・グランクリュが可能に
アルザスワインの最高格付け、グラン・クリュにおいて、ピノノワール種が使用可能に。2022年ミレジムより認可予定。但し、ヴィンツェンハイム Wintzenheim村のヘングスト Hengstと、バール市 Barrのキルシュベルグ Kirchberg の2つのグランクリュのみ。
Clos-Vougeot2011(Laurent Roumier)
クロヴージョ(ローラン ルーミエ)愛好家にルーミエを持っていくと言って、これを持っていったらとことんまでに失望されてしまうのではないか?笑 というちと可哀想なローランルーミエ。 しかしながらこのビンテージの値段を考えると十分美味しかったですしグランクリュの仕事は最低限しているかなと感じます。ちなみにこのビンテージのプライスは諭吉からちょいはみ出るくらいです。あまりいいビンテージとされていなく、畑も大きいので玉石混淆ながらワインはしっかりとした骨格と風味を持っていた事を考えると畑はいくつか区画を持ってると仮定しても良いところにあるのではないかと思います。葉巻の様なスモーキーな香り〜ショコラを纏っ…
Bourgogne Rouge 2019(Bachelet Monnot)
ブルゴーニュ ルージュ(バシュレ モノ)エージェント情報 1/4をサントネ村、1/4をAOCマランジュ村、半分はピュリニー・モンラッシェ村の葡萄をアッサンブラージュ。いい意味で力の抜けた広域ブルゴーニュに久しぶりに出会ったように感じます。最近のブルゴーニュは広域だろうがしっかり濃くてもう少し脱力して飲めるものを探していたのですがこれはそんな気分に当てはまります。 ボーヌらしく粗も感じるし野な部分もあるのですが、高域にはチェリー、梅紫蘇がほんのり、ブラックスパイス、白い石、小さな赤い薔薇、鉄分や鉱物的ニュアンスに黒土などが香ってきます。相反するような物言いになってしまいますが重厚さを見せながら鈍…
Meulsault Rouge2014(Jean-Marie Bouzereau)
ムルソールージュ(ジャンマリー ブーズロー)自分自身を省みてもサントネイの赤を飲むならヴォーヌロマネが飲みたいと思うし、マランジュの赤ならジュヴレを飲みたいとも思います。まぁコートドニュイの村名は価格的に高くなって手がつけれないというのもありますが、いろんな村の赤ワインを飲んでいるのは自身にまだ知的好奇心というものが残っているからだと思っています。この地のワインは白の銘醸畑ですが、こちらはそちらには眼中になく 笑 趣味が悪いと言われようがあくまで赤です。個人的に個々のACブルルージュは気に入っているので、なおさら飲みたくなってしまいました。 香りは落ち着いたロートーンからミドルトーンの赤系果実…
Meulsault Rouge2013(Jean-Marie Bouzereau)
ムルソールージュ(ジャンマリー ブーズロー)今年は大型連休となり年に一度会うメンバーとこの時期に会うことができました。この当ブログでの1番の人気コンテンツの発動。 コロナは依然として終息を見せないが我らの薄毛の闘争にも終息なし!俺たちの頭皮のニューワールドオーダーここにあり。笑 というわけで時代の語呂合わせでお酒が回ってくると言っていることが各々の日頃のネタ炸裂で五感で感じろ頭皮の絶対温度状態。 「世界がグレートリセットしても俺の毛根はグレートリセットされる事はない」や「まずは己の抜け毛パンデミックの拡大徹底防止」「親父もじぃさんも薄い、これはもはや家族感染じゃねーのか」など円安も株安も物価高…
Bourgogne Pinot noir 2015(Bachelet)
ブルゴーニュピノノワール(バシュレ)どんな世界にでも教えを受けた人はいるもので当然本職ではなく趣味の世界にもそういう人から知識を授かったりする者です。当方もこのワインでは酒屋の人でそういう人にあたる方がいます。その人が数年前にこれからの流れは大きく分けるとニコラ落下と病道流になって行くのではないかと考察していてちょっと驚愕。(だからといって信頼が揺らぐわけではないのですが) ニコラ落下の作品は少ない経験しかないのですが雨利のワインは結構飲んでいてマセラシオンカルボニック系の流れとわかるのですが、病道流はどうなの?という感じ。2人ともイニシャルD関連?うーむ。。。 自分が近づく事のない世界観では…
今月の始まりは、モンテスの白 歳を取ったのでしょうか? 今年に入って、白ワインに興味が… ソーヴィニヨン・ブラン。 春らしい、すがすがしいワインですね。 どこか、緑の香りが気持ちいい。 MONTES LIMITED SELECTION SAUVIGNON BLANC 2021 モ...
Nuits-Saint-Georges2016(Bertrand AMBROISE)
ニュイサンジョルジュ(ベルトラン アンブロワーズ) 今や情報化社会なのでいい生産者は基本一瞬で発掘。そうなるとしっかり存在しているものの愛好家からあまり見向きもされない生産者をコツコツ試していくのが価格的にも入手度的にいいのかもしれません。言葉は悪いですが今を生きる埋没系とでもいったらいいのでしょうか。 この作り手も19のNSG V.V.は一部愛好家から絶賛されていて市場にもう見当たりません。某RWG誌もかなり評価が高かった様な… というわけで無いものは買えないのでバックビンのVVの付かない村名を試してみました。結論から言うと現在閉じ気味かなと言う印象。 5日かけて飲みましたか終始印象は変わら…
Fixin 1er Les Aeverts2008(Denis Berthaut)
フィサン ザルヴレ(ベルトージェルベ) なかなか難しいVTと個人的には思っていまして、エレガンスに流れているのか酸が強調されすぎてミネラルの殻から果実味が出てこれずにいるのか判別に苦しむこともあります。ま、このVTは結構痛い目にあっているのですが価格は為替の影響なのか?だいぶ安かったので重宝したVTでもあります。 香りは線が細いストロベリー、トマト的な酸味、乾いた砂、奥底からゆっくりと黒土、冷涼感があり線は細いながら古典的ブルゴーニュの香りがしっかりします。 味わいもこのVTと産地を反映してか?しっかりとした酸味が口内に押し寄せその後にミネラル、やっと果実。笑 濃さで言ったら今のACブルの方が…
Fixian Les Crais 2012(Denis Berthaut)
フィサン レ クラ(ドニベルトー )正式な代替わりは2013年VTからでワイナート78号にもそう書かれています。彼女がしみじみとかどうかはともかく語っていたのは”父のワインは最低でも5年寝かせないと柔らかくならないタイプでしたからね”というもの。ま、それは前回エントリーの08を飲めばわかるっちゃわかります。ただ12年もどうやらcuvée に寄っては変革されているものがあるらしく、こちらを飲む機会があったのでいい機会とばかりに試してみました。香りはチェリー、小梅、赤スグリ、土のニュアンス、白いミネラル、透明度がありとても綺麗です。 味わいも硬質なミネラルを纏いながら超高域まではいきませんが低域と…