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「東京ハイダウェイ」の感想・レビューをお伝えします。著者は古内一絵さんです。「マランマランシリーズ」や「百年の子」「鐘を鳴らす子供たち」「星影さやかに」などを書かれている作家さんです。「ハイダウェイ」の意味は「隠れ場所」です。大都会東京で隠れ場所を見つけて、再生する会社員たちの小説です。
今日も暑くなりそうです あ~、いつになったら過ごしやすくなるんでしょう *** 読みたいと思う本が次々でてくるもので以前読んだ本を読み返す間もなくいたのですが…
Photo Credit︰Edi Libedinsky via Unsplash「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠よ」だから、今はなにも見えなくても、絶望する必要はない。古内一絵『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』第三話 世界で一番女王なサラダ...
Photo Credit︰OSPAN ALI via Unsplash「サラダはメインになれないなんて言うけど、あたしはそうは思わないわ。最初からなにもかもそろってる人生なんて、面白くないじゃない。あたしはどう足搔いたって、本当の女性にはなれないけど、だからって、自分の人生を降りたいとは思わないわ」古内一絵『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』第三話 世界で一番女王なサラダ...
Photo Credit︰Annie Spratt via Unsplashたとえどんなに短い間でも、たったひと言の言葉でも。それが胸の深いところにある琴線に触れれば、少年同士は永遠の親友になれる。古内一絵『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』第二話 金のお米パン...
Photo Credit︰Alvin Mahmudov via Unsplash「でも、あなた、さっき、自分の見てきたものは錯覚だったんじゃないかって言ってたけどね、世の中なんて、元々全部、その人の錯覚なんじゃないの?」「え?」「錯覚っていう言い方は変ね。ただ、あたしたちはどの道、自分の眼を通してしか、物事を見ることができないじゃない。だって考えてもごらんなさいよ」シャールは塔子の肩を叩く。「あたしのいつもの格好を、他人なんかの眼を通...