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心を溶かす。15組の異種動物たちに芽生えた友情をとらえた素晴らしい写真

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 動物には感情がある。そして彼らも、私たちと同じように「思いやり」や「愛情」を感じる事ができるのだ。ここにあげた15組のカップルは種が違ってもその深い絆を感じることができるものばかりである。

 どの写真も、仲間に入って一緒にムギュっとしたくなるくらい可愛くて心が温まるものだ。

 しか一体、彼らにはどうやってこんな友情が生まれたんだろうと疑問に思うはず。ライオンや犬やゾウなど、群れをつくり集団行動をしている動物は、仲間と交流したり絆を築く習性がある。それを考えれば、他種と交流するのも分かるような気がする。だが、単独行動動物をとる動物であっても時として、親子のような関係を築く場合もあるそうだ。生みの親や、親の代わりに育ててくれる動物は、彼らにとっては例え異種であっても親同然なのだ。

 原因は何であれ、私たちが考えている以上に動物の感情は奥が深そうだ。

1. アフリカゾウのバブルズと黒ラブラドールのベラ

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 体の大きさはとてつもなく違うけど、アフリカゾウのバブルズと黒ラブラドールのベラは大親友。バブルズは、アフリカで象牙密猟者たちに捕えられたところを保護され、アメリカのサファリ保護区へと移送されたきた。一方、ベラはここの建設業者に置き去りにされてしまったのだ。とても仲の良さそうな彼らの姿には思わず笑みがこぼれる。特にバブルズを使ってジャンプしている時のベラはとても楽しそう!

2. キリンのベアとダチョウのウィルマ

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 アメリカにあるブッシュガーデンで知り合ったベアとウィルマ。20万平方メートル(東京ドーム約4つ分)もあるこのガーデン、場所はたっぷりあるのに、彼らはいつもぺったりとはりついて一緒にいる。

3. イヌのティニと野生ギツネのスニッファー

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 ルウェーの森で出会った2匹は大の仲良し。ティニの飼い主であるトルゲイ)さんも、2匹ができるだけ一緒に遊べるよう協力してくれる。そして、トルゲイさんは、こうして彼らが森で遊んでいる仲の良い姿を写真に収めている。

4. イヌのトークとフクロウのシュレック

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 トークはわずか6ヵ月で、当時ヒナだったフクロウのシュレックの面倒を見始めた。シュレックの母鳥が、ストレスでシュレックを食べてしまうのでは、と恐れた飼育係が母鳥から引き離したのがきっかけだ。シュレックは順調に成長し、トークの無二の親友となった。

5. ラブラドールのフレッドとアヒルのデニス

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 アヒルのデニスは自分の母がキツネに襲われ殺されていくのを目の当たりにした。デニスを助けたのは、犬のフレッドとその飼い主のジェレミーさん。デニスとフレッドはそれ以来友達だ。なんと、フレッドがこのような孤児を助けたのは、今回が初めてではない。以前は親を失った鹿の赤ちゃんの面倒をみていたというのだ。なんて心の優しいラブラドールなんだろう。

6. ニワトリのマーブルと子犬たち

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 マーブルは、アシに怪我を負い、殺されそうだったところを助けられた。引き取り先の家で出会ったのは、子犬というとても可愛らしい生き物だった。1歳半になるめんどりのマーブルは、親犬が庭で遊んでいる間、子犬の上に座り彼らを暖めているというからビックリだ。マーブルにとっては子犬たちは自分のヒナのように思っているのだろう。

7. イヌのミロとライオンのボーンディッガー

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 体の小さなダックスフンドのミロは、代謝性骨疾患ゆえに体の自由がきかなくなったライオンの赤ちゃんの世話をし始めた。5年が経ち、ボーンディッガーは226キロの大きなライオンとなった。今でも5キロのミロと、新たに加わった2匹のダックスフンド、ブレットとエンジェルとは大の仲良し。

8. 猫とキツネ

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 トルコにあるヴァン湖で釣りをしていた男性が珍しい光景を目にした。猫とキツネが一緒に戯れているのだ。詳細は不明だが、写真を見る限り、この可愛らしい2匹はとても活発で相性が良さそうだ。

9. トラ・クマ・ライオン、シア・カーンとバルーとレオ

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 トラのシア・カーン、クマのバルー、ライオンのレオ。この3頭の猛獣の物語はとても感動的だ。彼らは、麻薬カルテル組織の元ペットで、売人たちにより虐待を受けているところを保護されたのだ。バロなど子供の時につけられたハーネスが体に食い込み体が変形し、それを外すための手術を受けなければいけない状態だった。当時の飼い主は、ハーネスを調整することさえしなかったのだ。このような辛い環境を一緒に乗り越えてきたため、3頭の絆は誰も壊せないほど強い。彼らは現在、アメリカのノアズアーク(ノアの方舟)動物保護施設で保護されている。

10. 野生イノシシのマニと犬のキャンディー

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 イノシシの子供マニは、ドイツ南西の原っぱで飢餓状態のところをダイハウス家に助けられた。ダイハウス家には、ジャックラッセルのキャンディー(Candy)がいたが、2匹はあっというまに仲良くなった。最後に聞いた話だと、マニは順調に回復しこのまま家族の元に留まるか、野生に返されるかだという。

11. チータのカシーとラブラドールのムタニ

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 カシーとムタニはアメリカのブッシュガーデンで育てられ、小さい頃から一緒にいる。チータと犬という不思議な組み合わせだが、一緒にいる光景は誰もが癒される瞬間だった。しかし、成長するにつれカシーはムタニよりメスのチーターたちに興味を抱くようになってきた。カシーは他のチーターたちとつるむことが多くなったが、それでもこの2匹は未だ仲良しで、ペアとして学校や各施設などからお呼ばれされている。

12. ウサギと鹿

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 動物写真家のタンジャ・アスカニ氏の作品。ウサギとシカという珍しい組み合わせは、まるでディズニー映画のバンビを見ているようだ。

13. オラウータンのスリヤとブルーティック・ハウンドのロスコー

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 スリヤとロスコーはアメリカの動物保護地域にいる。オラウータンは絶滅の危機に陥っているが、犬はそうではない。では、なぜロスコーがここにいるのか?実は、野良犬だったロスコーはこの動物保護地域で働くスタッフの後を付いてきたのだ。そして、保護地域でスリヤに会った瞬間、2人は友達となった。

14. グレートデンのケイトと鹿のピピン

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 子鹿のピピンは心優しいグレートデンのケイトによって育てられた。子供の頃はよく一緒に遊んでいたが、ピピンは成長すると自分の家族を持つため森へと返っていった。それでも、ピピンは時折ケイトとケイトの飼い主を訪れにやってくる。

15. チンパンジーのアンハナとトラの子供

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via:.earthporm・原文翻訳:melondeau

 この2頭のホワイトタイガーの子供は、生まれてすぐ母親を亡くした。ハリケーンに襲われ、檻が水浸しになってしまったからだ。幸運にも、彼らはアメリカの動物保護スタッフのチャイナ・ヨークさんに引き取られた。そこではチンパンジーのアンハナがチャイナさんの片腕として他の孤児となった動物の世話を助けている。きっとこのホワイトタイガーの子供にとっても、よき親となることだろう。

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この記事へのコメント、63件

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  1. 何故? って言う組み合わせもいれば、なるほどと思う組み合わせもいる
    なんとなく、どっちかが幼い場合だと、こう言うのって上手く行くんだろうかねぇ
    そう言えば昔、自然環境なのに幼いガゼルを育てるようになったライオンの話を見た覚えがあるし、歴史上の逸話で森に捨てられた赤ちゃんに通りすがりの虎が乳を与えて暫く育ててたって話も聞いたことが

  2. 顔を溶かしてみていたけど途中バロのくだり読んだら一気にぶわっと涙出た。

  3. 4番のダチョウとキリンは首長仲間同士通じ合うものがあったのだろうか・・・
    画面全体から癒しがあふれてて、ほっこりしました。

  4. ラブラドールのムタニさん
    チーターの遊びに付き合ったせいでキレッキレな身体になっとる

    1. ※11
      同じこと思ったw
      ラブの体じゃねぇよ!もうチーター名乗れるよ!
      人間もそうだけど食欲諸々満たされてると種族関係なく仲良くできる固体は少なくないんだろう。人間とは違う動物を軽く見てきた今までがずいぶんとおかしいと思う。人間より深い洞察力を持った子だっていっぱいいる。

  5. 猫と狐の3枚の写真
    中がいいのは良いんだけど、よく見ると背景が怖い。

  6. アフリカのライオンパークで子供のハイエナとライオンが抱き合って寝てる画像があったんだけど、本当異種間で仲良くしてる様子は不思議な魅力があるね。カラパイアでライオンパークの様子ももっとたくさん見たい。

  7. ウサギと鹿の写真、ハイジの冬のモミの木の下を即連想した
    いやどの写真も最高ス

  8. チンパンは赤ちゃんの頃からしつけた個体でも大人になると凶暴さが超強力に出てくる。
    なのでメディアに出るチンパンは必ず子供だし引退も早い。
    多種と仲良く出来るのは子供の頃限定だね。

  9. イノシシと犬の写真、一緒にガオーってしとるwww
    かわいいww

  10. キリンさんとダチョウのお二方は、やっぱりフォルム的に
    お互いシンパシーを感ずるものがあったんだろうね。
    寄り添う後ろ姿がすごいほのぼのする。
    ワンコと象さんの写真はよく見かけるよね。
    何度見ても、楽しー!!幸せ!!!って表情がすごい素敵。
    この2頭の友情が末永く続くことを祈らずにはいられない。

  11. 色いろとスゴい!
    ライオンとチーター?と犬とか
    カワイイけど、小さい時から一緒にいるから穏やかなんだよね?
    オランウータンと犬は私得

  12. 熊、虎、ライオンの話が切ない
    お互いしか味方がいなかったんだろうな

  13. 7.ライオン『ママ~おクチ汚れちゃった~』
    ママ犬『この子ったらもぅ、いつまでも世話の焼ける子ねぇ…ペロペロ』

  14. 狩りは遊びの延長線上にある
    各ペアがいつまでも仲良く暮らせますように

  15. 画像10のダイハウス家が、本気でダイワハウスと見えて「なんでダイワハウスなんだ…?」と思って冷静になった。

  16. どれが好きって言えないくらい良い写真ばっかだね
    ここしばらくの記事で一番ヒットだわ
    >成長するにつれカシーはムタニよりメスのチーターたちに興味を抱くようになってきた。
    でブルータスお前もかってなったけど

  17. イノシンの笑顔が超可愛い!
    熊と虎と並んでるおじさんが一番すごいw

  18. 餌さえちゃんとあれば、みんな喧嘩しないんだよね
    みんなやさしい(^O^)

  19. 一枚だけスリコミが混ざってるぞw
    あとオラウータンが最初人間のおっさんに見えた。

  20. 人の感情は左顔にでる 左顔は常に動いてる それぐらい繊細に小さな感情まで左顔に反映される
    脳の構造上右脳と左脳が顔面神経を通して交差する形で左の顔に反映させてるわけだがチンパンジーにもいえるとおもう。
    虎を可愛がる姿のチンパンジーの素敵な左顔は感動した

  21. 一番最初のゾウとラブラドールの写真を見た時、アフリカゾウの寿命は約50年、ラブラドールは10年少々の差を考えてラブラドールが亡くなった後のことを考えたらやたら切なくなってしまった。
    これらに限らず、ここまで仲良くしながら寿命差で残された方のことを想うと胸が痛くなってしまう。

  22. 6は、ロットワイラーかな?
    大きく成長したロットが、鶏慕う姿が見たい。

  23. 同種の友に去られたとしても、異種の友がいてくれれば全然ハッピーだって、この記事見て思えた。

  24. エサを撮影と引き換えにタップリと与えているからだろう
    人間に守られているからこその楽園

  25. これが好きな人には、洋書の「Unlikely Friendships」という本をお勧めする。
    異種生物交流だらけの萌えすぎ注意の本です。
    日本の子たちも登場してるよ!!

  26. 3は猟犬と狐の話を思い出す。
    理解のある飼い主でよかった。君たちは幸せに暮らしてね。

  27. エサがあるから、という意見は多いが野生同士の交流もたまにある。母性愛とか仲間意識とか、野生だって独りでいたくないこともあるんだよ。個性も感情もあるんだからね。

  28. チーターとラブラドールの写真好きだわ
    大きくなっても友情が続いてて、ほんと、親友って感じがする

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