2024年02月03日

今回はレトロゲームの話題を当時のゲーム雑誌の広告などから軽く読み解いてみる。
(先日久々に帰省した時、また懐かしいゲーム雑誌が出てきたので面白そうなページから適当に語ってみる)

 (関連)1998年のゲーム雑誌から見るレトロゲーム情勢

※2000年頃の麻雀ゲーム。Mリーグでおなじみの土田浩翔プロなど今もご活躍中の方のお名前がちらほら。(アカギ・カイジでおなじみの福本伸行先生も)
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●表紙裏:PS最新作紹介
表紙裏は見開きでバンダイの新作ソフト紹介広告。
(セガバンダイなどで話題だった時期前後らしくノリにのってる?)

「Gの全てが集い、F(ファイナルバトル)を奏でる」というキャッチコピーとともに歴代のSDガンダムが並ぶ「SDガンダムGジェネレーションF」。
ガンダム好きにはたまらないデザイン。

また、左端では「宇宙戦艦ヤマト」「封神演義」「ルパン3世」「ジオンの系譜」などバンダイらしいタイトルが並ぶ中に「サラリーマン金太郎 the GAME」が混じっていたのが違和感。
(サウンドノベル風のゲームでいつも選択肢に「キレる」が入っていたのが面白かった記憶)
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●全方位戦略のカプコン「スト3」
次のページもまた見開きで、ドリームキャスト版の「ストリートファイター3サードストライク」。
格闘ゲームをあまりやらない自分にとっては「ああ、見ないうちにキャラクターがまた増えたなあ」程度。
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●「FF9・500名に大プレゼント」
そして発売間近のFF9にちなみ、ソフトを500名にプレゼントという「太っ腹企画」がきていた。
(ファミ通2冊を買うのが応募条件。FF9はコカコーラとのコラボCMが印象的だったが、近未来SFから再びファンタジーっぽい雰囲気に戻ったのが個人的にあまり魅力に感じなかった(もうRPG熱が冷めていた?)記憶)

●業界ニュース
任天堂の「ドルフィン」延期、コントローラーでおなじみのHORIがゲームソフト制作、つんくプロデュースで話題となったCDレコーディングゲーム「レコスタ」、など色々賑やかだった。

●販売ランキング
大作の時期ではなかったということで、トップ3は「スーパーロボット対戦α(PS1)」「FIFAサッカー(PS2)」「サクラ大戦(DC)」と新作ソフトが並んだ。
そして「ムジュラの仮面」「カービィ64」などじわじわ売れる任天堂タイトルがちらほら。

●アーケード人気ランキング
トップ3は「ダービーオーナーズクラブ」「バーチャストライカー2」「パワースマッシュ」と格闘ゲーム以外が並んでいたが、そこに続く位置に「VF3」「マーベルvsカプコン2」「鉄拳TAG」などが熾烈な争い。

その下には今でもレトロゲーセンでよく見かける「ゴルゴ13」、異色音ゲー「サンバデアミーゴ」、人気麻雀ゲーム「ホットギミックフォーエバー」など個性的タイトルが続いた。
(松戸のゲーセンなどでプレイしたのが懐かしい)

 懐かしゲーセン巡り・松戸「ソニックビーム」「東京ガリバー」


●プロ麻雀極Next
PS1とゲームボーイカラーで発売の麻雀ゲーム。
「136牌対象期待値演算」「PS2によって初めて現実化された麻雀思考アルゴリズムの終着点」がウリだったらしいが、今でも麻雀AIは進化を続けているのを思うと、かなり奥深さ(発展途上なの)を感じる。

またCPU対戦相手として、伝説の麻雀プロといわれた小島武夫プロや安藤満プロをはじめ、今でもトップリーグで活躍中の荒プロや伊藤プロ、Mリーグでおなじみの土田浩翔プロなどが名を連ねているのもすごい。
(20年以上前からずっと第一線という点も)
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●ネオジオポケット広告
2000年頃といえばネオジオポケットも現役だったということで、「伝説のオウガバトル外伝 ゼノビアの皇子」「ガンバレねおぽけくん」など。
(「ねおぽけくん」はぱっと見「どこでもいっしょ」?と思いきや、キャラと遊ぶとミニゲームを創作するというなにやら気になるコンセプト)
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●麻雀落ちゲー「落雀」
パソコン用の麻雀ゲーム。
2枚組で落ちてくる麻雀牌を積み上げて3枚組の麻雀のメンツを作り、4メンツ作ったら最後にアタマを抽選(スロット式でタイミング勝負)して大物手を狙うという内容。
当時まだパソコンを持ってなくて友人の家で遊ばせてもらったが、牌の落ち方が絶妙でギリギリ大物手を狙うのが楽しかった記憶。
(普通のネット麻雀をやるようになるまではこの手の変則麻雀ゲームが結構好きだった。麻雀牌でブロック崩しをやって手役を作る「ジャンボウ」ってのも面白かった)
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●コナミ・新作CD
この頃は音ゲーのサントラとギャルゲーのボーカルCDなどで音楽CDも品揃え豊富だったコナミ。
音ゲーでは「pop'n music4」や「beatmaniaIII」(両方とも今も新作が出てるのが驚き)、さらに「ときメモ2 ボーカルトラックス2」、他にRPGのサントラなども。
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●ファミ通の携帯サイト、Webサイト、TV番組紹介
企業の公式Webサイトや携帯サイトが広がり始めた2000年頃。
というわけでファミ通の携帯サイトやWebサイトのURLが。
(QRコードなんてものはない頃)

「ゲームメロディーサービス配信」とあるが「メロディーをiモードに入力しちゃおう」とあり、着メロを手打ちしてた頃がほんと懐かしい。

そして右側では伊集院光がやっていた深夜番組の「GameWave」、スカパーで可相我聞がやっていた「i-chop!」の広告も。
(放送がテレビ東京系だけってことで、これだけで子供心に東京に憧れを抱いた記憶。「GameWave」はその後見る機会があったが、「カルドセプト」で対戦して負けた人が罰ゲームで携帯電話を天ぷらにされる回が衝撃だった)
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●フェラーリシミュレーター「F355 Challenge」
アーケードで話題だったフェラーリの運転シミュレーター(3画面方式)、「F355 Challenge」のドリキャス版の予告記事があった。
一時期、秋葉原のセガ新館で稼動してたのでプレイしたのが懐かしい。
(今はレトロジー)

 レトロゲーセン巡り「GiGO秋葉原3号館・RETRO:G(レトロジー)」(2023/08)


●裏表紙広告:「アドバンスド大戦略」
この頃の裏表紙はセガの広告が多め。
ということで今回(2000/06。左)は「アドバンスド大戦略 ドイツ電撃作戦」。

「シミュレーション史上最大規模の1000種を越える兵器数!」
「気候から地形にまで、綿密な戦場データ」
など、好きな人にはたまらないリアルさだった模様。
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といったところで以上。

またバックナンバーを漁りに国会図書館に行きたくなる。





(11:10)

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