中1息子、塾帰りの車の中で、めずらしく塾の話を自分からしてきました。
(塾のことも、学校、部活のことも、自分から話すということは、滅多にありません!)
「塾の国語で読んだ文章、とてもよかったよ!」と。
「どんな文?」
「うーん、子どもについての文。子どものことをよくわかってるな〜と思った。
よくわからないけど、いいこと書いてあるなって」 とのことで、
誰のどんな文章だろう?と興味津々だったのですが、帰宅して、そのプリントをみせてもらうと、
故・河合隼雄先生の「子どもの本を読む」からの抜粋!
ワタシが大好きで尊敬する先生、そして大好きな本でした!
うれしくなって、「尊敬する、すごく有名なカウンセラーの文章だよ!」と伝えました。
本は読まず、マンガとYou Tubeばかりの子がこういう文章に感じ入るとは驚き!
(中身をきちんと理解しているかどうかは別として。笑)
ちなみに、わたしがこの文章読み直して、いいな〜と思ったのは、後半
「大人たちの現実認識があまりにも単層的で、きまりきったものとなるとき、子どもたちの目は、大人の見るのとは異なった真実を見ているのである。我々大人の目は、常識というものによって曇らされている。子どもたちの透徹した目は異なった真実をみる。…ここに、児童文学の存在意義が生じてくる。子どもの目をもって、ものを見つつ、言語表現によってそれを表現することが、その課題なのだ。…」
このへんのくだりです。
こんな文章が全部わからずとも、よい〜と感じる年齢になったんだな〜と
成長を感じて、うれしくなりました☆
(親と同じような感性を持っているということもうれしいしね^^)
こういうことが子育てで味わう宝物、醍醐味かもしれませんね!
子どもの本を読む (講談社プラスアルファ文庫) 河合 隼雄 講談社 1996-01 by G-Tools |
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