TCK特別区競馬組合は9日、的場文男騎手(67=大井)が同日から12日まで騎乗変更となることを発表した。

同騎手が今開催前に起こした不適切な行為が8日夜に発覚。同騎手による騎乗が競走の公正を害するおそれがあるとして、特別区競馬組合競馬実施規則第39条第1項第2号の規定に基づき、9日から騎乗の変更を命じた。同組合の広報によると、騎手間のトラブルがあった模様で「詳細は現在調査中ですので、現時点でお答えすることができません」と説明している。

同騎手は膝の靱帯(じんたい)損傷で戦列を離れていたが、前日8日の大井3Rで約5カ月ぶりに復帰。3着に入り、元気な姿を見せたばかりだった。

※参考 特別区競馬組合競馬実施規則第39条第1項(裁決委員は、次の各号のいずれかに該当する事由があると認めるときは、当該騎手の変更を命ずることができる)第2号(当該騎手による騎乗が競走の公正を害するおそれのあるものであるとき)