2010年09月10日

シャッターアイランドの解説サイト

clubmanです。

以前劇場で観てレビューを書いた「シャッターアイランド」のDVDの発売・レンタルが開始されたようです。

一度目もそれなりに楽しめますが、二度目以降も違った楽しみ方ができるようです。
一度でも観てオチをご存知であれば、頷けるのではないでしょうか。

僕も近日中に二度目の観賞を予定しています。

さて、ここで気になっているのが、予習をしておくかどうか。
あるいは、二度目を観てから復習するか。

オススメの「シャッターアイランド解説サイト」を見つけました。

映画「シャッターアイランド」徹底解説サイト

「シャッターアイランド」をまだ観ていない方は、観終わってからよさそうです。
完全ネタバレ解説サイトなので。




mimashita at 10:48|PermalinkComments(0)TrackBack(2) 洋画 

2010年09月02日

「ソルト」みました。(その2)

clubmanです。

ジェットさんに引き続き、「ソルト」を観ました。(ジェットさんのレビュー

はじめに、作品の内容と直接関係ないことから書きます。
映画のプロモーション、宣伝、キャッチコピーの一つに、「誰もが騙される」とか「衝撃のラスト! 観てない人には決して教えないで」というようなパターンのものがありますよね。
あれって、作品を楽しむ上で、また評価する上では、マイナス要素にしかなり得ないと思うので非常に嫌いなのだけど、後を絶ちませんよね。

興行者側にとってみれば、作品がどのように評価されるかは二の次で、とにかくお客が入って興行成績が上がりさえすればいいということなのでしょうか。
事実、僕自身も、そのキャッチコピーに惹かれて劇場に足を運んだわけなので、こんなことを書きながらも少々複雑ではあります。。。

さて、ここからが本題。

何がいいたかったかというと、「ソルト」がまさにそのタイプの宣伝をしていた映画で、「何か大きなサプライズが起きる。どんでん返しがあるかも」と意識しながら観てしまったのは、大きなマイナス要素になってしまったということ。

そのことがなく、何も知らずに純粋に作品を観ていたら、もう少し高い評価だったかもしれないと思う。

なので、その点は非常に残念だったけど、娯楽映画としては十分に楽しめる。

映画を観れば、「今だからこそ」という設定にはなっているけど、yはり「この、今の時代にソ連のスパイ?」と感じずにはいられないなど、突っ込みどころがなくもないけど、まあ、娯楽映画としては許容範囲でしょう。

以下、非常にネタバレ。

結末も、まあ微妙といえば微妙だけど、それほど不快感というか、物足りなさは感じなかった。
もしかしたら、そこに至るまでの内容自体が、最後に物足りなさを感じるほどの内容ではなかったからかも知れないけど。。。

ただ、ジェットさんも書いているけど、続編を狙ってるのかなとは、多くの人が思うでしょう。
そして、そのほとんどが、「きっと旦那は死んでなくて、実は黒幕」と思うことでしょう。
僕も思いました。

本日の一言
「『騙されるな』に騙されるな!」

5段階評価
★★★☆☆[3.5点]

※clubman評価備考
5点:数年に一度あるかないかの傑作、名作。
4点:Very good! オススメできる作品。
3点:普通。まあ楽しめる。観て損はないのでは。
2点:平均点以下。
1点:駄作。

mimashita at 23:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 洋画 

2010年08月19日

「ソルト」みました。


 ジェットです。 ネタバレ注意のレビューです。

 こないだ「ソルト」を観て来ました。
 原題は「Salt」


 アンジェリーナ・ジョリー扮するイヴリン・ソルトはCIAのエージェントという設定。

 ところが、ロシアから亡命してきたというオルロフという男を尋問している最中、オルロフがイヴリン・ソルトという名のロシアのスパイが、訪米中のロシアの副大統領暗殺を企てていると、とんでもない事を言い出す。

 ソルトは生粋のCIAエージェントなのか、ロシアのスパイなのか、という微妙な立場に立たされるわけだが、彼女の取った行動は、夫の安否を自分の目で確かめるためにCIAから逃亡する、というものだった。


 この映画のポイントは、

  「一体ソルトはどっちサイドの人間なんだ?」 という点と、

  「じゃあこっちサイドだったとして、この時はどういう理由でこんな行動をしてるんだ?」 という点でしょう。


僕が観ながら思ったのは、ソルトの行動は一貫して「夫の安全の確認と確保の為」であり、夫が射殺された後は一貫して「夫の復讐の為」に見えました。

もちろん後半は、復讐心だけでなく単純に核攻撃を食い止めるという思いもあったでしょうが。

アイツがワルだっていうのは、何となく最初から読めてたんですけど、僕としては殺された夫は影武者で、実は彼が真の黒幕だった、という展開を予想したんですけど、行き過ぎでした。

どうなんですかね、あの微妙な終わり方は。

続編とか出るんでしょうか。

夫も死んでるし、もう積極的な行動動機はないんじゃないのかなー。

2でやっぱ夫は生きていて、裏で糸を引いていたとか。


一言評価
「日本の忍者なら最後まで変心しないゾ!」

5段階評価
★★★☆☆[3点]

※ジェット評価備考
5点:最高にイカス!面白すぎるよ
4点:いいじゃん、いいじゃん!
3点:まあいいんじゃないでしょうか
2点:う~ん、どうなんでしょうか
1点:これ、観る価値ある?


【ソルト】100分(現在の東宝シネマズマイレージ:5,047マイル)
 目標の6,000マイルまで、あと953マイル!


mimashita at 18:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 洋画 

「魔法使いの弟子」みました


ジェットです。 ネタバレ注意のレビューです。

こないだ「魔法使いの弟子」を観て来ました。
原題は「The Sorcerer's Apprentice」


ディズニー初期の映画「ファンタジア」の内、ミッキーマウスが出た「魔法使いの弟子」をベースとしているらしいです。


ホウキとかモップとか踊ってたのは、そのせいですネ。


どうも最近ハリー・ポッターとか、パーシージャクソンとか、似たようなジャンルの見ているせいで、常に「何かどこかで見たような・・・」というような感覚を拭いきれず・・・・・・。


あと、ニコラス・ケイジ。
前に出すぎで、主役を食っちゃってます(笑)


この主人公、科学に強くてMYテスラーコイルとか持ってるツワモノなんですけど、どうにもカッコよくない。というかキモキャラ。


少年時代は活発そうだったのに、おしっこチビリ事件で人生が暗転したらしいw


で、そんなカッコよくない主人公に惹かれていくヒロインの女の子・・・。えーーー、って感じました。


この手のネクラ・オタク主人公って、やっぱ「この面だけはカッコイイわ」って、とこがないとダメでしょ。


でも、科学に強いだけで、カッコよく見えないんですよねー。最後まで。


「いつ脱皮するんだろ!?」


と、見守っていたら、サナギのまま勝っちゃった、みたいな。


一言評価
「主人公が最後までビミョー」

5段階評価
★★★☆☆[3点]

※ジェット評価備考
5点:最高にイカス!面白すぎるよ
4点:いいじゃん、いいじゃん!
3点:まあいいんじゃないでしょうか
2点:う~ん、どうなんでしょうか
1点:これ、観る価値ある?


【魔法使いの弟子】110分(現在の東宝シネマズマイレージ:5,453マイル)
 目標の6,000マイルまで、あと567マイル!

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2010年08月17日

「トイ・ストーリー3」みました。


 ジェットです。

 ちょっと前ですが、子供と「トイ・ストーリー3」を観て来ました。
 原題は「Toy Story 3」


 この作品、劇場の予告編で既に泣きそうになってしまっていました。

 予告で泣きそうな部分だったいうのは、子供の頃のアンディが無邪気にハイテンションにおもちゃ達と遊んでいるシーン、そして大学生になったアンディ。

 そこに被せるアナウンスで「僕たちは、なぜ大人になるんだろう」「僕たちは、なぜ大人になれないんだろう」って、子供には分からんやろうなぁ、ここで泣きが入る心理は。


 そういや、カールじいさんの空飛ぶ家の予告の時も泣きそうだったなぁ。

 カール少年と妻になる少女の出会いから、恋愛時期、結婚、流産、そして妻が寝込み、カール爺さんは一人きりになる。

 予告もそうだったけど、本編も開始5分で泣きが入っちゃいましたもん。

 僕って単純。 もっとも、その後はまったく泣きが入るシーンはありませんでしたが。


 おっと、トイ・ストーリー3の話をしてるんでした。

 まあ、1・2を観てる人ならウッディたちの行き先を知っておいても良いと思うので、観て損はないと思います。

 今回が初見の人でも、小さい頃オモチャを捨てることが出来なかった人にはオススメです。

 こういうのって童心に返って観れる人と、なんじゃこりゃ、って人に分かれると思うので。

 オモチャたちのアンディへのひた向きな愛は心を打ちますよ。(オモチャに心があるわけねーべ、と言う人は見ないこと)

 最後に1回でもアンディと遊べるんだったら、何だってする。 と思っているオモチャたち。

 果たしてもう1度アンディが彼らを手に取ってハイテンションに遊んでくれることはあるのでしょうか。

 観たら泣きますよ。


一言評価
「これ観たらオモチャ捨てろって子供に言いづらいや!」

5段階評価
★★★☆☆[3点]

※ジェット評価備考
5点:最高にイカス!面白すぎるよ
4点:いいじゃん、いいじゃん!
3点:まあいいんじゃないでしょうか
2点:う~ん、どうなんでしょうか
1点:これ、観る価値ある?


【トイ・ストーリー3】108分(現在の東宝シネマズマイレージ:4,947マイル)
 6本観たら1本無料のポイントで観たため、マイルはたまらず。
 目標の6,000マイルまで、あと1,053マイル!


mimashita at 15:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 洋画 | アニメ

2010年08月15日

「インセプション」の徹底解説!

clubmanです。

既にレビューをUPしたように、僕もジェットさんも「インセプション」を絶賛しているわけですが、世間でもなかなかの話題ぶりのようですね。

今年であれば「アバター」、しばらく前であれば「マトリックス」くらいまでの流行現象にまでなるでしょうか?
少なくとも、作品としてのクオリティは、大流行してもおかしくないくらいのものだと思う。
だけど、大衆受けしないかもなーという思いもなくはないのですが。

個人的には、もう一度観てもいいと思っているほどである。
実際、近い内に観に行こうとも思っている。

だけど、その前に、少々おさらいというか、予習をしていきたい気持ちもある。

と思っていろいろ調べてみたら、こんなHPを見つけました。

映画「インセプション[INCEPTION]」徹底解説サイト

僕が見た中では、一番詳しい感じでした。
正に「徹底」といった感じ。

このサイトで予習をして、見終わったら復習をしようかなと思います。

mimashita at 00:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 洋画 

2010年07月31日

「プレデターズ」みました。


 ジェットです。ネタバレ注意レビューです。

 「プレデターズ」を観て来ました。
 原題は「Predators」

 プレデター、プレデター2に続く、3作目。

 プレデター達の趣味だか修行だかのために、とある惑星の密林、彼らの猟場に拉致される地球の人間たち。
 ただの人間ではなく、軍人や傭兵、暗殺者、用心棒、スナイパー、さらにはジャパニーズヤクザまで、「殺しのプロ」ばかり。
 腕の立つ地球人を獲物にして狩を行うことにより、さらに戦闘スキルをつけるプレデターたち。

 と、ストーリーはこんなもん。
 あとは、やるかやられるかの展開なので。

 プレデターはサイヤ人的な戦闘民族で、戦いこそすべてといった連中です。
 漫画「寄生獣」の後藤でも連れてきたらいい勝負をするのではないでしょうか。
 前作まででもそうだったように、プレデターは肉体的に地球人よりも頑強な上に、文明も地球より高度なので、武装でも歯が立ちません。

 が、本作では意外といい勝負になる場面がチラホラ。
 ヤクザなんか一人で、しかも得物は日本刀で、相打ちまで持って行きましたからね。
 脚本家か監督がサムライに何か思い入れがあるとしか思えないですが、微妙にチープな一騎打ちのシーンでした。
 まあ、洋画でありがちな、日本刀を手に中国拳法のような流麗な動きで刀を振り回すのでなく、「おりゃぁぁ!」と気合を放って面を打ちにいったり、突きにいったりする点は評価できます。
 ちなみにヤクザの名前は「ハンゾー」(笑)
 サムライじゃなくて忍者じゃん。
 このハンゾー、なんかヤクザっぽくない。というか俳優はアメリカ人だから、ヤクザを知らないんでしょうけど。
 ハンゾーが絡むと、なぜか古臭いシチュエーションが展開されます。
 敵に追われているとき、一人立ち止まり、主人公に目で「行け」と伝えるハンゾー。なぜヤクザの君がそこで軍人たちに献身する?
 一騎打ちの定番、刀を手にすれ違う二人!
 静寂。
 崩れ落ちる敵。
 それから数拍後、顔をしかめて倒れるサムライ。
 クサー!!

 主役のロイスは「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ。
 ヤサ男的なイメージがありましたが、本作ではアクション系肉体派で、なかなかイケてました。
 このロイス。冒頭から「お前、何か裏を知ってるのかよ」と思わせるくらい状況をピタリと読み当て過ぎに感じます。
 「ここは猟場で、俺たちは獲物だ」とか。
 実際ならその状況に気づくまでに相当かかると思うけど・・・。まあそこが選ばれし戦士たる所以なんですかね。

 さて、ボクが思うに、この手の「圧倒的な力を持つ敵と戦う」映画は、後半で主人公たちが生き延びる為の工夫が重要だと思います。
 段違いの敵の力、装備を向こうに回し、知略・機転・アイデアと、そして剋目に値する勇気で、対等以上の戦いを展開する。
 そういう戦いならグイグイ映画に引き込まれるんでしょう。

 しかし残念ながら大抵の映画では、話の展開上、主人公たちが敵を撃退するにあたって、突然敵が凡ミスを連発しだしたり、ナゼかいきなり弱っちくなったりするものですが、プレデターズでもやはり後半はスタミナ不足からか(笑)プレデターのキレが悪くなって、殴られるわ、撃たれるわ。

 ノーランドの言では、プレデター達は猟場で逆に獲物にやられたら、そのデータを元に更に新しいスキルを磨き、新しい戦略を用いて、次のハンターが送られてくる、とのことでしたが、その割には、第1作でシュワちゃんにやられた「泥んこ作戦」にも、まだ対応できてなかったしね。

 ノーランドといえば、この地獄のような猟場を何シーズンにも渡って生き延び、これまでにも数体のプレデターを殺しているツワモノという設定ですが、そういう風には見えませんでしたね。
 主人公たちに武器か戦略をもたらすかと思いきや、単なる話を展開させる為だけの存在でした。
 せっかくローレンス・フィッシュバーンを起用しているんだから、もうちょっと活躍させてもよかったのに。

 まあ、激烈オススメではないですが、前作まで見ていて、バイオレンス的な映画でも大丈夫な人なら、何も考えずに観る分には楽しめるのではないでしょうか。

一言評価
「GANT'Zか!」

5段階評価
★★★☆☆[3点](嫌いな人は2点でしょうね。実はボクは嫌いじゃありませんw)

※ジェット評価備考
5点:最高にイカス!面白すぎるよ
4点:いいじゃん、いいじゃん!
3点:まあいいんじゃないでしょうか
2点:う~ん、どうなんでしょうか
1点:これ、観る価値ある?


【プレデターズ】107分(現在の東宝シネマズマイレージ:4,947マイル)
 目標の6,000マイルまで、あと1,053マイル!

mimashita at 10:01|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 洋画 

2010年07月29日

「インセプション」みました。(その2)

久しぶりのclubmanです。

ジェットさんに引き続き、「インセプション」を観ました。(ジェットさんのレビュー

結論から書きます。
絶賛です。
面白いです。
観なきゃ損です。

以下、ネタバレするかも。
注意です。

まだ観ていないのなら、こんなレビュー読んでいないですぐに観に行くべきです。

とはいっても、人間には好みがあります。
価値観も人それぞれ。
個人的には、「インセプション」は最上級レベルの作品だけど、大衆受けしないかもという思いもあります。

目安としては、「マトリックス」を観たとき、当時斬新だった映像表現(だけ)にではなく、「マトリックス」の世界観に「きたーっ!」と思った方、岡嶋二人の名作「クラインの壺」が好きな方などは間違いないでしょう。
個人的には、これも大好きな作品の一つである「ディアボロス」も頭をよぎりました。

子供のときに、「僕が寝ている間、もしかしたら世界は止まっているかも。僕が知っている以外の場所、世界は、実は存在しないかも」などということを考えたことがある方、そのような論理ゲーム、思考ゲームが好きな方は間違いないでしょう。

「インセプション」を観てしまうと、(エポックなという意味の)斬新な映像表現こそないけど、「マトリックス」が子供向けに思えてきました。
それほど完成度が高い。

最も完成度の高い部分は、核となる「世界観・ルール・設定」。
この完成度が高いので、作品に深みが出るし、いろいろと想像ができる。
続編も期待してしまう。
更には、勝手に続編のストーリーを考えてしまったり。笑

もちろん、アクション映画としても十分に楽しめます。

テーマは「夢」
上述した他の作品名からも想像が付くかもしれませんが、映画や小説では今や禁じ手の一つとさえいえる「夢オチ」。

「インセプション」はその「夢オチ」に、真っ向から勝負した作品だといえる。
物語のラストに「あ~夢オチか~」という普通の夢オチとしてではなく、夢オチという前提・設定・ルールを作った上で物語が展開されていく。

秀逸なのは、やはり夢の多層構造化だろう。
これが物語や設定・世界観に、深みを与えているといえる。

ああ、本当に面白かったので、次から次に書きたいことが出てきてしまう。。。
しかも、まとまりそうにない。。。

なので、まとめるのは放棄。
面白さは請け合いなので、物語の詳細にも触れません。
ぜひぜひ観て欲しいと思います。

本日の一言
「(数年に一度あるか否かの)こんな傑作に出会うため、僕は映画を観てるんだなー」

5段階評価
★★★★★[5点]

※clubman評価備考
5点:数年に一度あるかないかの傑作、名作。
4点:Very good! オススメできる作品。
3点:普通。まあ楽しめる。観て損はないのでは。
2点:平均点以下。
1点:駄作。


mimashita at 14:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 洋画 

2010年07月24日

「インセプション」みました。

 ジェットです。ネタバレ注意レビューです。

 「インセプション」を観て来ました。
 原題は「Inception」


 一言でいうと「面白い!!」
 おすすめかどうか聞かれるなら「絶対オススメ!」

 最近のディカプリオの話題作といえば「シャッター・アイランド」ですが、個人的には「インセプション」の方が好きです。
 でも、妻に対するトラウマとか、似ている要素もあるので、両作が脳内でリンクしちゃってます。

 物語自体はSFとしてよくある「夢」をテーマにしたもの。

 個人的に夢物としては、子供の頃見た、アニメうる星やつらの映画「ビューティフル・ドリーマー」が好きで、以降ときどきある「夢物」もそれを超えることはなかったんですが、「インセプション」は大きく飛び越えていきましたねー。

 ディカプリオの演技も素晴らしいし、夢の世界を表現する映像も素晴らしいです。

 いやー、しかしディカプリオ演じるコブの、夢に出てくる奥さんは怖かった。
 というか、コブの夢自体が怖いのか。

 この物語を面白くしているのは、夢に対する概念の「設定」ではないでしょうか。
 ぶっちゃけ、ストーリーそのものより、その「設定」に従ったルールで行われるゲームをドキドキ・ハラハラと楽しむ作品なのかもしれません。

 夢の世界は、現実世界よりも時間が長く感じる。これは実際にもよく言われますよね。長い夢も実は目覚める前の数秒で見ているって。

 これを踏まえて作中では、夢の中で更に夢を見た場合、夢の中の世界(第1層)より、夢の中の夢(第2層)の方が時間が長く感じられ、更に第3層まで下りると同様に第2層より時間が長く感じる。
 したがって、実際の世界では数時間の眠りでも、深い層の夢の世界では数十年レベルの滞在が可能、という設定。

 また、夢から覚める(ひとつ上の層に行く)方法は、「夢の中で死ぬ」か、単純に、「一つ上の層で、起こされる(目覚める)」こと。
 一つ上の層とは、普通の夢で言えば現実世界のことですね。
 薬などを使った深い眠りの場合は、「キック」と呼ばれる起こし方で起こす。キックとは例えばイスに座った状態で眠っている人を蹴飛ばして後ろに倒れさせ、その落下感覚で覚醒させるという荒業。

 あとは、他人の夢(潜在意識)に干渉するための方法とか、その辺の設定を映画を観ている人に理解させる為に、序盤の結構長い時間が使われます。本作は148分と非常に長い映画ですが、その原因はこの序盤のせいでしょう。
 この序盤が長すぎると感じる人もいるかもしれません。僕は全然気になりませんでしたが。

 主人公コブたちは、ある人物の深層心理に、「ある考え」を植えつける(インセプションする)ために、その人物の夢に入り込み、数階層の夢をまたにかけて作戦を遂行するのですが、その各層ごとの時間差やピンチ度などが物語をかなりスリリングにしていきます。

 そこに主人公コブの死んだ奥さんが、コブの深層心理から投影されて出てきて作戦遂行の邪魔になるなど、ハラハラ、ドキドキの連続で、気が付けば、あっという間の148分でした。

 リアルすぎる夢の中で、夢か現実かを見分けるには、現実世界で使い慣れた品物、それも特徴を熟知していて、いつも持ち歩ける品物(これを「トーテム」と呼ぶ)を夢にも持ち込んでおき、夢の中では特徴を微妙に違うように設定しておくのです。

 例えばコブの場合は奥さんの形見の「コマ」
 夢の中の「コマ」は回すと永久に回り続けるようにしておきます。
 夢なのか現実なのか自信がなくなったときは、そのコマを回してみるのです。

 映画のラストでコブが回したコマは、微妙にバランスを崩し始めるので、そこは現実・・・、であって欲しいですね。
 実際にはコマが止まるかどうかまで映されてないので確かではないですが。

 映画を観終わった後、劇場を後にするこの世界は果たして現実なのか・・・
 自分のこれまでの人生も、深い層の夢だったりして、なーんて考えちゃうのでした。


一言評価
「とにかく観た方がいいよ!」

5段階評価
★★★★★[5点]

※ジェット評価備考
5点:最高にイカス!面白すぎるよ
4点:いいじゃん、いいじゃん!
3点:まあいいんじゃないでしょうか
2点:う~ん、どうなんでしょうか
1点:これ、観る価値ある?


【インセプション】148分(現在の東宝シネマズマイレージ:4,840マイル)
 目標の6,000マイルまで、あと1,160マイル!

clubmanさんのレビュー


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2010年07月23日

「エアベンダー」みました。


 ジェットです。ネタバレ注意のレビューです。

 「エアベンダー」を観て来ました。
 原題は「The Last Airbender」


 さて、映画が始まると同時に「第1章 水の国」という文字。
 ん?オムニバス形式?いやいや、予告とか宣伝を見た限りでは、そんな事は言ってなかったよなぁ。

 結果から言うと、本作全体が「第1章 水の国」でした。えーーー、続き物かよーー!
 1コ前のエントリでも映画の予告とか宣伝についての文句を書いたけど、余計なことは言うくせに、言うべきことは言わんのね。。。

 たぶんまだ続編製作の決定とかできてなくて「全○部作」とか言えないんでしょうけど。
 なら第1章とかも書かなきゃいいのに・・・

 物語自体はマンガとかのファンタジーにありがちなコテコテの展開。
 まあ、原作も「アバター 伝説の少年アン」っていうアニメだそうですけど。

 ただ、映像は見る価値があると思いますよ。
 ベンダーと呼ばれる能力者が火やら水やらを操る戦いは、見ていて楽しめます。

 漫画の「鋼の錬金術師」的なバトルを、中国拳法を絡めて実写でやってる感じかな。

 この映画の監督は「シックスセンス」のM・ナイト・シャマランさんですけど、今までのドンデン返し的な映画でなく、ただただ真っ直ぐにファンタジーでした。監督自身も子供向け(自分の娘向け)の作品だ、と言ってるそうですし。

 ウォーターベンダーが水の力、ファイヤベンダーが火の力、アースベンダーが土の力(大地の力っていう方がよさげですけど、漢字一文字に統一したかったんでしょうね)、を操るわけですけど、エアベンダーって気の力って訳されてますけど、風の力、の方が映像を見てもピッタリのような・・・、大気の「気」なんでしょうけど、ボク的には「気」っていうと、オーラとかフォースじゃないのって感じですね。

 あと、火の国の王様の気持ちが良く分からん。
 息子の甘さを鍛え上げる為に、信頼できる自分の兄をつけて、アバターを捕らえるまであえて国外追放、という厳しい処置をするのは、まあスパルタな親、として理解できるのですが、自分の腹心にバリバリ野望家で、あからさまに王子を排斥しようとしているジャオ司令官を置き、かなり重用しているあたり、本当のところ王子をどうしたいのか、よく分かりません。

 「息子が英雄として帰ってきたらお前の上官だ」と言ったり「息子を傷つけるな」という指示を出したりするあたり、やはり息子が手柄を立てて帰ってくることを望んでいるようですけど・・・

 大体なんでお兄さんの方が王様になってないんでしたっけ?
 決闘でもして決めたのかな。親子対決もしそうだったそうだし。てか、それを拒んだから王子は甘ちゃんとして追放されたんですけど。

 あともうひとつ思ったのが、北の水の国のお姫様には、もうちょっとキレイ系の女の子を使った方が白い髪も映えてよかったのでは?
 例えばイメージで言うと、アリス・イン・ワンダーランドの白の女王を若くしたような子・・・みたいな。
 お兄ちゃんと速攻で仲良くなるあたりもお姫様らしくない。

 今後、続編が出るとしたら「土の国」編と「火の国」編って続く3部作になるんですかね。
 ガンダムでいうと、主人公アンの物語が、アムロの物語。火の国のズーコ王子の物語が、シャアの物語。というような2重構造になりそうな感じですね。


一言評価
「第1章かよ!」

5段階評価
★★★☆☆[3点]

※ジェット評価備考
5点:最高にイカス!面白すぎるよ
4点:いいじゃん、いいじゃん!
3点:まあいいんじゃないでしょうか
2点:う~ん、どうなんでしょうか
1点:これ、観る価値ある?


【エアベンダー】103分(現在の東宝シネマズマイレージ:4,692マイル)
 目標の6,000マイルまで、あと1,308マイル!


mimashita at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 洋画 
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