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もう一度、あの頃のように走れるのか?

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こんにちは。吉田です。

53歳の夏休みが終わりますね~。



昨日は仕事だったので、今日は朝から区切りの良いところまで終わらせちゃいました。



まず、ペンキを剥がします。
何を意味するものだったんだろう?
使えないヘッドって事で印を付けたのでは無ければいいんだけど。



この位で妥協してみた。

次はシリンダースタッドボルトのナット座面の補修です。



これはCBのエンジンはアルミ材質が良く無いので、こういうものだと思って間違いないと思います。

あなたのCBのヘッドもバラすとこうなっているはずです。

一度バラすと、ここからオイルが滲んでくるのです。

銅ワッシャーが入るのですが、ナットを外すと座面がこうなってしまいます。
私の周りのCBエンジンは100%こうなってます。



他のエンジンではあり得ない症状です。

でも、「安心してください。直ります」by安村



吉田兄はこれ専用の工具を作りましたから。



ボール盤で少し削ります。



工具があれば怖くない!





どうだ!



この座面はワッシャーとナットが入るだけだから多少削っても全く問題ありません。



何しろCBのエンジンは精度が良く無い。



そもそも真ん中に穴が開いていませんから。
あの時代はこの程度なのです。


あと、INテークも無理やり口径合わせした段付きになっていましたから、多少は滑らかにしておきました。



気分良くポートを削っていると、この部分もガッポリ削ってしまいたくなりますけど、今回のエンジンは圧縮比も上げずにパワーアップも考えてませんから、一切の冒険はしません。



アクセルをフルオープンにしてレッドゾーン付近をキープする方はチャレンジしてみてください。

それにはTMRも40Φにしてインシュレーターも38Φ位まで拡大し、INテークポートもストレートにした方がいいですね。

ただ、低回転で乗りにくくなるのは仕方ないと覚悟しないといけません(笑)


ヘッドのお掃除に使う工具ですけど、いつもはマイナスドライバーを削ったものを使っているのですが、こっちの方が良いかも。



歯医者さんが歯石を削るのに使う奴だと思います。

硬いので調子いいんですよね。

私は片方を削っています。





この微妙な削り方がノウハウだったりするんですよね。

最後にバルブの当たり面をチェックした。



燃焼室に入れているのはデイトナのカーボン落とし材。

これだせでも漏れてこないですね。

でも実際は当たり面はボロボロです。



特にEXバルブはクレーター状になっている。
直キャブの砂を吸った状態とは違うなぁ。

たぶん、溜まったカーボンが原因だと思います。
つまり、あなたのCBもこんな感じです。

私は少しシートカットをして妥協出来るレベルにしたらそのまま組んでしまいます。

CBとかZのエンジンはシム式なので削り過ぎるとシムを揃えるのが大変だから。
この辺りはショップに勝てない部分なんですよね。

でもね、よく考えて。

チューニングではなく、単にバラしてガスケットとバルブステムシールを交換して燃焼室を掃除するだけでも調子良くなるんじゃないかな?って思うでしょ!

空冷バイクのエンジンなんて、そんなもんなのかも知れませんよ(^^)
だから面白い!
2024/08/18(日) 17:45 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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