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緊張との闘い  

緊張という敵は、闘って勝てるもんじゃない、味方につけるのが良い、 
かつてクラギを始めて間もない頃、小さな発表会で簡単な曲でさえ、ガチガチになって指が自分の指じゃないみたいに動かなかった、人の目がいくつもあるというのは恐ろしい、誰もが初めはそうだと思う。
その後も発表の場では弾けないというのは当り前だった;「ノーミスでミス少なく弾けるだろうか」などと考えると余計にダメ^^;雑念が増大して集中を妨げる;
大事なのは人目の事よりも、十分に練習し、曲に愛情を込めて音楽的に弾く、上手く行く行かないは別と考えて・・
何時頃か憶えがないが、リュートに移ったあと、それまでと比べ、思いのほか、まずまず弾けたときがあった(完璧ではないが)、練習は長く十分にやった曲、聴いている人との間に糸が繋がったような空気をちょっぴり感じた、1つ壁を越えたような初の感覚。
13c b
『自分が弾く曲を大好きになり、気持ちを込めて弾いて、いいなあと思える』
発表の場でも、出だしからこの様になれれば「打ち上げ成功、軌道に乗った」とひとまず言える^^しかし適度な緊張というのも必要で、それが集中力に変わるv
kincho 01kincho 02
奏者と聴衆の関係がコロっと変わる^^
性分にもよるが、「まったく緊張しない」というのは、気楽な弾き散らかし程度にやっているせいかも?; 止らずに弾く、終わりを決めればいい、など安直で;全体がお粗末では意味がなく 、聴き手との"共有感"など生じない; こういう弾き手より、緊張しても真摯な姿勢で弾く人の方がずっと良く、進歩も望める。
*「ノーミスで」という言葉をよく目にするが、一番に意識すべきは「良い音楽を」である。

余談:クラギでは楽譜を見ないで弾く人が多いが、目的は難しい左手の技に集中するためと思われる(目はずーっとネックと手を追っている)、
c guit
アマチュアのそれは大抵、暗譜とは言えず、指が動く手先感覚だけで憶えている、途中で止ると続きがどうにも思い出せず弾けない、
本当の暗譜に近づくには、頭の中に楽器を持った感覚(弦とポジション)があり、楽譜を見て曲が流れ、同時に指をどう使うかもイメージする、こういう憶え方にする、ピアノなら頭に鍵盤を浮かべて・・同様かと思う。
因みに一線のプロなら、初めての曲も楽譜を見て、楽器なしで頭で練習できる、暗譜できたら曲の途中どこからでも弾けて、五線紙にあらためて書き出す事もできるそうだが、
まあ我々はここまで出来ずとも^^;良い演奏はできる。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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